粋でいなせなもてなしに感動!月島名物もんじゃ屋形船で巡る東京湾絶景スポット

2016.12.17 更新

船上からの景観と風情、お料理を楽しめると人気の東京名物・屋形船。なかでも、本場月島もんじゃと東京湾の絶景を一度に、しかもリーズナブルに楽しめる屋形船「千羽丸」は観光客はもちろん地元リピーターにも大人気。その人気の秘密を探るべく、屋形船での女子旅にチャレンジしてきました。

勝どき駅から徒歩5分、銀座からもタクシーで20分ほど。中央区晴海の黎明橋(れいめいばし)のたもとにある朝潮小型船乗り場が船旅のスタート地点です。タワーマンションに囲まれた都会の運河に、ちょうちんをぶら下げた屋形船が行き交う様は、現在と過去が交錯しているようでとても不思議。しばしその幻想的な風景を眺めていると、屋形船「千羽丸」が入港してきました。
▲「千羽丸」が桟橋に近づいてきます

今回参加したコースは、19時に黎明橋を出発し、レインボーブリッジをくぐってお台場に停泊、景色を楽しみながらお料理をいただく全行程で約2時間のクルージングです。もんじゃ・お好み焼きのコースの食べ・飲み放題がついて、大人一人6,000円(税込)。

お台場に着くまでの運航ルート中も、東京湾の素晴らしい景色を堪能できます。
▲あの船に乗りま~す!
▲清潔感のあるお座敷は60名まで乗船可能。大人数の宴会では54人乗りの千羽丸2号も出動します
▲まずはかけつけ1杯!最初の1杯は乗船時に渡されるので待たされることなくスタート!
▲ほかに参加される方たちも続々乗船。それでは、行ってきまーす!

乗客全員が乗りこんだら、船はゆっくりと滑りだし、東京湾クルーズに向けて出航です。

船内はエアコンが設置されているので快適に過ごせます。さらに冬はストーブ、夏は扇風機もあるので、より適温に保たれます。この日は気候が良かったので、各々窓を開放し潮風を感じながらのナイトクルーズを楽しみます。
▲船はほとんど揺れません。それでも船酔いする人は「水面を見ない」のが酔わない秘訣だそう

東京湾の絶景を満喫!船上から巡る名所の数々

今宵の船旅の案内をしてくれるのは、千羽丸の女船長兼、名物女将の中川久恵さん。月島生まれ月島育ちのちゃきちゃきの江戸っ子です。運行ルートをガイドしつつ、旅気分と宴会気分、どちらも盛り上げてくれます。
運河から湾に出ると、右手に東京タワー、左手には晴海ふ頭、前方にレインボーブリッジが見えてきます。
▲ライトアップされた東京タワーに感嘆の声があがります。やっぱり人気が高い!
▲「左手に見えるのが2020年に選手村ができる晴海ふ頭です」今度は皆いっせいに左を見ます
▲前方にはレインボーブリッジと三日月のコラボレーション。橋をくぐればお台場です
途中、巷を騒がせている豊洲新市場を通過し、出航から約10分ほどで船はお台場へと到着。湾のど真ん中で停泊します。

お台場のショッピングモール、観覧車、フジテレビ本社ビル、自由の女神像、レインボーブリッジ、遠くには東京タワーやスカイツリーと、360度どちらを向いても東京の観光スポットの大パノラマ!
船が停まったら、デッキに出られるので、ぐるりとパノラマ撮影も良さそうです。
▲フジテレビ本社ビルと自由の女神像の真ん前に陣を構えて、さあ宴会スタート!

月島っ子のスタッフが焼き上げる
絶品もんじゃ&お好み焼き!

船が停まったらお食事タイム開始。千羽丸のスタッフはもんじゃの本場でもある月島出身者ばかり。「お客さんの中にもんじゃ名人がいない限りは、すべてスタッフが焼きますよ」と久恵さん。これは嬉しいサービスです!

見事なヘラさばきに見とれていると、あっという間に焼きあがります。メニューはたっぷり全4品+あんこ巻き、さらにもんじゃ・お好み焼きはお替わりし放題です。
1品目はみんな大好き「めんたいもちチーズもんじゃ」!明太子の程よい辛味ともちもちの食感がたまりません!キャベツをヘラでトントンと軽めに刻むことでシャキシャキ感が残り美味しく焼き上がるのだそう。
▲うま~い!とろける~これぞプロの味
2品目は名物「千羽丸もんじゃ」。千羽丸の名前がついたもんじゃは、正真正銘、千羽丸だけのオリジナル。練りごまが入っていてほんのり甘いのが特徴です。この味を完成させるまで相当な研究を重ねたのだとか。
▲「千羽丸もんじゃ」は心をこめて、ハート型に焼いてくれます。練りごまとネギがマッチして新鮮な味!
3品目は「ぶた天(お好み焼き)」。こちらはじっくりと焼き上げます。ビールや窓外の景色を眺めつつ、おしゃべりにも花が咲きます。
▲マヨネーズをかけて出来上がり!外はカリッ、中はフワッと、焼き加減も絶妙です
4品目は「焼きそば」、そして嬉しい「お替わりタイム」。お替わりタイムでは、先ほどいただいた中からお気に入りのメニューを好きなだけお替わりできるのです。

ここまででかなりな満腹感ですが、なんと千羽丸は持ち込みも自由!野菜やお肉をつまみたいという人は、鉄板を使って焼くのもありだそう。大人数ならBBQ感覚で楽しめそうですね(船上では調理ができないので、すぐに焼けるもの限定です)。

飲み物の持ち込みもOK。「ワインやウイスキーなどメニューにない飲み物はご自由にどうぞ、ただし飲みすぎには注意!」だそう。船上だから酔いが回りやすいのかもしれませんね。
▲5品目はデザートのあんこ巻き。これもちゃんと鉄板で焼いてくれるから失敗なし!

サプライズも盛りだくさん!
船上の一体感も旅の楽しみ

お好み焼きが焼けるのを待つ時間のお楽しみもちゃんと用意されています。
「みなさん、お友達のレイコちゃんがご挨拶にきてくれました~」と久恵さん。窓の外を見ると、たくさんのカモメ。ボールに入った天かすが各テーブルに配られ、それを窓の外に投げると、カモメたちが飛び上がってゲット。これが意外にも楽しくて、大人も子供も大いに盛り上がります。いつしか、他に参加されていた方たちとの垣根もなくなっていきました。
▲どの子がレイコちゃん?質問も飛び交います
▲誰がうまく飛ばせるかを競い合うのも楽しい
カモメの群れをかき分けて、次にやってきたのは佃煮売りのおじさん。江戸前あさりの佃煮をなんと船上からふるまいます。「こんなところから人が!」そんなサプライズな訪問にさらに場は盛り上がります。
▲塩味と醤油味のあさりの佃煮はデパートにも卸しているそう。試食用に各テーブルに配られました
▲ここはほんとに日本?まるでタイの水上マーケットのよう。気に入ればその場で買えちゃいます
船上が盛り上がっている中で「宴もたけなわではございますが」と灯りが消え、久恵さんがマイクを持って登場。突然なんだろうと思ったら「今日がお誕生日のお客様がいらっしゃいます。皆さま盛大な拍手をどうぞ!」と、手にはろうそくを立てたハート型のお好み焼きが。マヨネーズのメッセージ入りです。
▲お誕生日を迎えたのは、大阪から来たレイくん。祝福されて少し恥ずかしそう
「そして、本日結婚記念日を迎えるご夫婦がお二組いらっしゃいます」。ご夫婦にもお好み焼きと、乗客全員から温かい拍手が送られました。
いつのまに焼いたのだろうと思うくらい忙しいなかでの温かいサプライズ。これも女船長ならではのおもてなしなのでしょう。
▲26年目の結婚記念日を迎えたご夫婦は香川県から。まるで新郎のようなご挨拶に大喝采!

威勢のよさときめ細やかさ
それが「千羽丸」流おもてなし

船内では、随所にスタッフの気遣いやおもてなしがあることに気づきます。例えば座布団は一人につき2枚。お座敷でお尻が痛くならないようにとの配慮です。おしぼりは最初だけでなく途中絶妙なタイミングで配られ、取り皿も気づかぬうちにまめに取り換えてくれています。

ちょっと暑いなと感じれば扇風機を、逆に寒ければストーブをと常にお客さんの動きに目を配り、臨機応変にさりげなく対応。そこに江戸前の粋を感じました。
▲お客さんの間を動き回り、時に盛り上げるスタッフさん
海外からのお客さんも多いという千羽丸。鉄板を囲みながら、日本ならではのおもてなしを楽しんでもらいたいと、久恵さんは言います。盛り上げ上手な女将のおかげで、もんじゃを囲んだ船上での女子旅は、想像以上に楽しいものになりました。
▲船は再びレインボーブリッジをくぐり、船着き場をめざします
▲約2時間のクルージングは終了。ありがとうございました!
▲地元月島を愛してやまない千羽丸のスタッフの皆さん。久恵さん(左)、弟のコナンさん(右)、久恵さんの幼馴染で船頭の岩淵さん(中央)
今回はナイトクルーズに訪れましたが、昼間や夕暮れ時のお台場の景観もまた格別。

東京湾コースのほかに、浅草コースも運行しているので、観光を兼ねた会席にもおすすめです。船は貸し切りもOKなので、大人数でわいわいと江戸の名所をめぐるのも楽しそうですね。

春には船上からの特等席で隅田川の桜を拝めるので、早目の手配をおすすめします。大満足のもんじゃ屋形船の旅、ご家族やお仲間とぜひ、体験してみてください。
平間美樹

平間美樹

某広告代理店で情報誌・Webサイト等の広告企画・制作を経て独立。現在、企画制作会社CLINK(クリンク)を運営し、結婚・進学・就職・旅行など幅広い分野で企画・ライティング活動中。テニス・フラ・猫にハマる日々。 テニス観戦でグランドスラムを達成するのが目下の目標。

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