ワクワクがとまらない!「川崎市 藤子・F・不二雄ミュージアム」に行ってきた!!

2016.12.22 更新

笑いあり、SF(すこし・ふしぎ)あり、時に涙ありのまんが『ドラえもん』をはじめ名作ぞろいの藤子・F・不二雄作品。そんな作品の世界観を楽しめるのが2016年9月に5周年を迎えた「川崎市 藤子・F・不二雄ミュージアム」。貴重な資料を見るだけでなく、緑あふれるはらっぱでキャラクターと写真を撮ったり、カフェでは作品に縁のあるメニューを味わえたりします。自由にまんがを楽しめるコーナーもあったりと見どころが満載!

いざミュージアムへ!藤子・F・不二雄作品のキャラクターがお出迎え!

神奈川県にある「川崎市 藤子・F・不二雄ミュージアム」へは、小田急線およびJR南武線の登戸駅から市営の直行バスが出ていると聞きつけ、駅に集合しました!バス停では、藤子・F・不二雄作品のキャラクターが描かれたバスがお出迎え。早速、バスに乗り込んで出発!
▲ミュージアムへの直行バス。ナンバープレートの番号には、ドラえもんの誕生年にちなんで「2112」が!ミュージアムには約9分ほどで到着します

ミュージアムの外観は一見シンプルな建物ですが実は隠れた遊び心が……。
建物上部にある正面のガラス窓枠は、なんとドラえもんとセワシくん(のび太くんの子孫)が未来からやってくる記念すべき第1話「未来の国からはるばると」のコマ割り(一つ一つの枠をコマと呼び、コマ割りとはそのレイアウトの事)と同じ配置になっているのだそう。中に入るのが楽しみになってきました。いざ入館です!
▲天井は快晴の青空。雲の形をよく見るとあれ?ドラえもんの形に見えてきませんか?

広々とした天井の高いエントランスの正面には、白いスッキリとした壁があり、目をこらすと、のび太くんが手をふってます。ドラえもんやオバケのQ太郎もいますよ。

受付で、入館チケットと引き換えに、展示にまつわるエピソードを解説してくれる音声ガイド「おはなしデンワ」とオリジナル短編映像が観られる「Fシアター」のチケットを受け取り、順路に従い館内の奥に向かいます! 

まんがが生まれるまでがわかる!貴重な作品めぐりをスタート!

3階建てのミュージアムには、藤子・F・不二雄作品の世界を体感できるコーナーがたくさん!藤子・F・不二雄先生が描いた原画が中心に展示された静かな「展示室I(常設展示)」「展示室II(企画展示)」や、実際にまんがが読めるコーナー、キャラクター達に出会える「はらっぱ」のほか、作品にちなんだオリジナルメニューいっぱいのカフェやショップなど、いずれも楽しみです!
▲こちらは常設展示の「展示室I」。正面の壁画にはパイプをくわえた先生の横顔が(写真右奥)

2つある展示室のうち「展示室I」では、先生が描いた原画約5万枚の中からセレクトされた『ドラえもん』『パーマン』『キテレツ大百科』など様々な作品のカラー原画が展示されています(原画は劣化を防ぐために季節によって展示替えが行われています)。さらに、原画ができるまでの工程がわかる面白い展示もあります。
▲原画作成の流れを道具類とともに展示。展示品に、ドラえもんとのび太くんの3Dアニメーションがそれぞれ登場して原画を作成するまでの一連の工程を説明してくれます

「コマ割り」「下絵書き」「セリフ書き」「ペン入れ」「消しゴムかけ」「ベタ入れ」「ホワイト」――。

まんがが生まれるまで当時の工程は、こんなに手間がかかっていたのかと実感。まんがを見る目が変わりました。
▲パーマンの原画(写真真ん中)。飛び出している引き出しには、パーマンのマスクとマントが入っています

原画が展示されているケースも注目です。ところどころ飛び出している引き出しには、関連のあるアイテムが入っていて面白いですよ!

先生の年表や愛用品の展示がある「ヒストリーロード」

「展示室I」を出ると、先生の年表や作品の歴史を知ることができる「ヒストリーロード」という廊下に出ます。

「のび太は僕の分身みたいなものです」と語っていた先生は、運動は苦手だけど、絵やまんがを描くのが大好きな少年だったそうです!

幼少期から少年期のエピソードや、自費出版、トキワ荘での話、毎年くりだされるヒット作品…と、年表を実際にたどっていくことで、今や世界中に愛される藤子・F・不二雄作品のスゴさを改めて感じます。
▲鉛筆で書き込まれた先生のアイデアノートとパイプ。作品構想のメモがぎっしり!

廊下の先には、先生の仕事部屋を再現した「先生の部屋」があります。ここでは、先生愛用の机や道具が展示されており、展示の細部に先生の趣向が見てとれます。恐竜のフィギュアなどお気に入りのアイテムに囲まれ、落語やオペラ、クラシック音楽を聞きながら、先生は制作活動をされていたそう。

実際に使われた家具や道具がほぼそのまま展示されているだけあって、ゴミ箱には先生が大好きだったという甘栗の空き袋が。
▲写真上部にある書棚には、ぎっしりとつまった書籍や資料があり圧倒的なボリューム

企画展示のある「展示室II」へ!

2階に移動し「どこでもドア」で始まる「展示室II」へ。ここでは、テーマに沿った企画展示がされており、「5周年特別企画 ドラえもん名作原画展 ミュージアムセレクション」が開催されています(2016年7月9日~2017年6月末日予定)。3期にわたって原画が入れ替わります(入れ替え時期はホームページをご確認ください)。
▲「おはなしデンワ」をつかって原画にまつわる説明を楽しみます

原画や展示品の横には数字が掲載されていて、その数字を音声ガイド「おはなしデンワ」に入力すると、展示にまつわる説明や原画のストーリーが流れます。

例えば「きこりの泉」の話。ドラえもんのひみつ道具「きこりの泉」にジャイアンが誤って落ちてしまい、きれいなジャイアンと一緒に現れた女神様が「あなたが落としたのはこのジャイアンですか?」と質問します。のび太くんがうっかり正直に答えてしまうこの話は面白くて「きれいなジャイアン」もとても人気です。この女神様の髪はなぜ緑色になったのか?おもしろ秘話が聞けますよ。
▲これはコピーロボットマークがないため正真正銘の原画です

原画には、筆跡や修正の跡があり、作者の息づかいが感じられます。また、作品保護のために一部、複製原画を用いた展示品もあるのですが、その場合は隅にパーマンの「コピーロボット」のマークを入れて区別しています。
▲「展示室II」の奥には、きれいなジャイアンが!大人気の撮影スポットです
▲スマホやカメラで個人観賞として楽しむための原画撮影もOK。※この特別企画は予告なく終了する可能性もあります(2016年11月現時点の情報)

そのほかにも、家庭人としての先生のエピソードがギュッと詰まったコーナー「先生のにちようび」や過去の作品などの展示コーナーを楽しむことができます。
▲先生が少年時代に友人たちと共同制作した手作りの雑誌「少太陽」。横にあるタブレットで作品の内容を見ることができます
▲家庭人としての先生の一面が展示された「先生のにちようび」

雨の日だって楽しめる!お楽しみ空間へ

展示室のあとは、「まんがコーナー」「Fシアター」「みんなのひろば」など、子どもはもちろん、大人も楽しめる遊びのゾーンへ。
▲「まんがコーナー」では、まんがが読み放題。どら焼きを食べながらまんがを読んでいるドラえもんが目印。ドラえもんが読んでいるページの細部にも注目!
「みんなの広場」の一角にある「Fシアター」では、200インチの大スクリーンで迫力の映像を楽しめます。先生の異なる作品のキャラクター同士がコラボしたオリジナル作品を観ることができます。

この日は、ネコともタヌキともつかない不思議な生き物ポコニャンとドラえもんがコラボしたオリジナル作品が上映されました(約15分程度)。

上映作品は一年ごとに入れ替わってしまうため(毎年9月頃を予定)、今ここでしか観られない作品は必見です!
▲「Fシアター」のチケットのデザインは全部で51種類、コレクターもいるそう

「みんなのひろば」では、「のび太の部屋」などの撮影が楽しめるコーナーや、タッチパネルで作品のデータを知るコーナーなどで、遊びながら作品の世界を体感することができます。
▲撮影スポットとして人気の「もしもボックス」も!
▲大人も集めたくなる藤子・F・不二雄作品のキャラクターフィギュアが入った巨大なガチャガチャ
▲テーブル型のスクリーンの四隅をタッチすると、ドラえもんのひみつ道具の説明が現れます
▲3階へと向かう階段手前には、2017年3月4日公開予定の『映画ドラえもん のび太の南極カチコチ大冒険』に登場するキャラクターもいる期間限定のクリスマスツリー(2016年11月2日~12月25日まで)
館内の廊下にある行き先表示板や、トイレの男女を表すアイコンは、まんがの1コマが描かれていたりドラえもんの手が出てきたりして、ほっこりとします。ミュージアム館内は、このような遊び心のある仕掛けがあちらこちらにあるので要チェック!

入館時にいただく館内の利用案内にも「“ネズミ”の入館はご遠慮いただいています」という禁止事項が書いてあります。読むだけでクスリとしちゃいそうですが、実は館内に1匹だけ、ネズミさんが迷いこんでいるそうです。どこにいるか探しながら、めぐるのも楽しいですね!

待ちに待った大人気の「ミュージアムカフェ」へ潜入!

みんなの広場にある階段をのぼり3階のミュージアムカフェにやってきました。ここでは屋上の緑を眺めながら、作品にちなんだオリジナルメニューがいただけます。また、季節やイベントにあわせた楽しいメニューがたくさん登場します(詳細はホームページをご確認ください)。

カフェのメニューで使用されている白米は、すべて先生の生まれ故郷でもある富山県高岡産コシヒカリ。お米までこだわっているのだそうです!
▲「新ドリアもん(+プラス)」(1,600円・税込) チーズとあんことミートソースの組合せは意外だけど絶品
▲人気メニューの「ジャイアンとソースかつ丼」(1,030円・税込)
▲クリスマスフェア限定(2016年12月25日まで)の「ドラえもんシチュー・ド・ライス」(1,650円・税込)
▲キャラクターのラテアート。絵柄は何がでてくるかのお楽しみ!カフェラテ(570円)、ココア(620円)、イチゴミルク(510円)3種類の味を楽しめます ※すべて税込

ちなみに、カフェでは整理券が配られています。限られた時間で効率的にまわりたい場合は、まず整理券をもらってから、ミュージアム見学をすることをおススメします。

「はらっぱ」には絶好のフォトスポットが点在!キャラクターとの撮影が楽しめる屋上スペース

ミュージアムカフェの外には自然を満喫できる屋上スペース「はらっぱ」があります。芝生の広場には、いたるところにキャラクターがおり、絶好のフォトスポットとなっています!映画で活躍したキャラクターたちも木々の中に潜んでいるので探してみてください!
▲土管には、のび太くんの昼寝ポーズで撮影してるドラえもん女子たち!
▲どこでもドア~!
▲1982(昭和57)年に公開した『映画ドラえもん のび太の大魔境』に出ていた巨神像を発見!
▲木の陰から覗き込んでるキー坊を発見!こちらは2008(平成20)年『映画ドラえもん のび太と緑の巨人伝』に登場
▲ドラえもんのひみつ道具、人を転ばせることを請け負う小型ロボット「ころばし屋」が。探してみて!

おやつタイムには、 緑にかこまれた「ギフトコーナー藤子屋」へ!

「はらっぱ」の一角にある「ギフトコーナー藤子屋」では、「どら焼き」「暗記パンラスク」などのおやつを買うことができます。買ったおやつはそのまま「はらっぱ」でいただいてもOK。迷わず「どら焼き」をゲット!
▲「ギフトコーナー藤子屋」ではミュージアム限定のお菓子をラインナップ
▲カゴの中身は写真左から時計回りに「暗記パンラスク<12枚>」(1,650円)、「ドラえもんミニたい焼き<6個>」(1,000円)、「どら焼き」(210円)、「ドラミちゃんアイシングクッキー」(430円)、「ひみつ道具クッキー<8個>」(700円)、丸い形をした「ドラえもんマシュマロ缶」(880円)※すべて税込
▲ドラえもんの大好物「どら焼き」の焼印は3種類のデザイン
▲コロ助のベンチでいただきます!かなり美味しい!
「どら焼き」は、広島のもみじ饅頭でおなじみの和菓子の老舗「にしき堂」とコラボしたという本格的なお味。ふっくらもちもちとした皮はほんのり香ばしく、餡もしっとり上品な甘さです。ここでしか買えない限定品、ぜひご賞味あれ!

最後のお楽しみ。心躍る「ミュージアムショップ」

おやつの後は1階にあるミュージアムショップで、ミュージアム限定のオリジナルグッズを物色。タケコプターのヘアバンドや、アートな文房具、デニムのドラえもんぬいぐるみなど、ここでしか買えないオリジナルアイテムが揃っています。
▲ミュージアム限定商品には、水色の“F”マークがついています。写真の商品は「耳付きドラえもん フィギュア(小)」(1,620円・税込)
ありふれた子どもたちの日常や、温かみのある笑い、「SF-すこしふしぎ-」にこだわり続けた藤子・F・不二雄先生。そのまんがの世界を存分に体感することで童心にかえり、すっかりあたたかな気持ちになりました!

季節ごとに、展示品や「Fシアター」での上映作品、カフェメニューなどが変わるため、何度訪れても必ず新しい発見がありそうです!
(C)Fujiko-Pro
石橋 麻衣子

石橋 麻衣子

東京在住。広告・情報誌制作会社などを経てフリーに。教育・園芸・グルメ・旅・ハワイの文化・ライフスタイルなどをテーマに記事をてがけています。心躍るものや美しい言葉を通じて、人のつながりと行動の輪が広がることを目指します。(制作会社CLINK:クリンク)

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