山梨でワイン作り体験/クリエイター女子が行く!Vol.5

2015.09.30

こんにちは。フリーでイラストレーターをしています五島です。「ものづくりに興味はあるけどどこで体験できるのか分からない、なかなか行動に移せない……」この企画は、そんな悩めるあなたのために、クリエイター女子を代表してわたくしが全国各地で「ものづくり」を体験しまくります。そして、ものづくり体験の思い出を描き下ろしのイラスト付きでお送りします!前回は長野県小谷村でかわいい布ぞうりを作ってきましたが、さてさて今回は……?

▲今回は罪悪感と戦います
晴天に恵まれた本日、山梨県笛吹市にやってまいりましたー!

早速ですが今回のものづくり体験、なんと“飲み物”です。
さあみなさん、なにを作るか予想してください。飲み物……飲み物……。
▲飲み物……飲み物……
はい。一目瞭然ですね。むしろ考えるスキを与えませんでしたね、ごめんなさい。
こちら、本日お世話になる「笛吹ワイン」さんです!

そうです、今回はワイン作り体験に挑戦します!

山梨は果物の生産量が多いことで有名で、ぶどうの収穫量は日本で一番。

山梨県のほぼ中心に位置する「笛吹ワイン」では、7月下旬~11月上旬頃までワイン作り体験を開催しています。
施設の周りは緑が多く、思わず写真におさめたくなる美しい果物畑が一面に広がっていました。

グレープパラダイス!

まずは受付にてワイン作りの説明を受けましょう。
▲ワインの見本。写真やイラストをラベルにできるんだって
受付のお姉さん「こんにちは。まず最初は、畑に移動してぶどうの収穫をしていただきます。時期によって異なるのですが、今はデラウェアという種類のぶどうが採れるんですよ。じっくりと選んでくださいね。では、いってらっしゃい!」

ぶどうの品種によって赤・白、どちらのワインに向いているかも変わってくるんだとか。
ちなみに今回は、デラウェアで白ワインを作ります。
ワイン作りは11月上旬まで開催されているので、自分好みの品種の収穫時期を狙って体験するのも楽しそう!
▲畑にやってきました。とんでもなく実ってる
うわー!うわわわー!
実は私、ワイン作りはおろかぶどう畑に踏み込むのも生まれて初めてです。
こんなに大量に実るぶどう、見たことない。

木々の隙間から太陽が降りそそぎ、ぶどうが宝石のようにキラキラ輝いています。
▲畑につれてきてくださったお兄さん
お兄さん「どうですか?よく実っているでしょう。ワイン用のぶどうは、少し青い部分が残っているものを選ぶといいですよ。熟しすぎていないほうが、良い味が出るんです。収穫の後は、ぜひぶどう狩りも楽しんで行って下さいね!」

なんと!ぶどう狩りも楽しめるとは、ビッグサプライズ。
すぐに食べる場合は、赤く熟したぶどうを選ぶと良いそうです。

お兄さん「ぶどう狩りは時間制限など特にないので、もう食べたくない……ってなったら帰って来て下さい」

なんかめちゃくちゃアバウト。いいんですかお兄さん。
▲しゃきーん!収穫スタート
まずはワイン用のぶどうを選んで収穫します。
ぽかぽか暖かくて、甘い香りにつつまれて……ぶどう畑は時間がゆっくりと流れていく。
ぶどうの根元をパチンッと切る感覚が気持ちよく、粒は絹のようにスベスベです。

五島の五感が喜んでいる!ぶどうよありがとう。

▲せーの、パチンッ
▲どうです?このシズル感
もう無我夢中で採りまくります。
本来はひとり5房なのですが、今回は三人分の計15房を収穫させていただきました。
▲とったどー!!

ほっぺた、落としてきました

さて、次はぶどう狩りです。
といっても、ハサミで切るところまでは今までと同じ要領で、唯一の違いは食べられるところ。
しかしその違いが大きいですよね。早く食べたい。

赤く熟したまんまるのぶどう様、いただきまーす!
▲ぱくっ
▲ふぉ……!
わー!あまい!おいしいーーー!!!!

一粒一粒にしっかりとした食感があって、噛むたびに果汁があふれます。
小粒なのでいくつでも食べられちゃう。
いやあ~よくぞここまでお育ちになられました。参りました!ハハーっ!

とまあ、この調子で2房ほどペロッと平らげたので、この日トイレが近くて大変でした。
ゆっくり味わいながら食べるのがオススメです。

「もう食べられない状態」に突入したところで、ワイン用に収穫したぶどうを持って移動します。
▲絵になる景色にルンルン
▲帰り道にあったミニプールで真剣に休憩

ぶどうさん、ごめんなさい

次はワイン作りの醍醐味、ぶどうの足踏み体験です。
フランスでは女性の仕事、なんて言われている、アレです。

何かを思い切り踏みつける状況ってなかなか無いので、ここで日頃の鬱憤を思い切り晴らそうと思います。
▲大きなたらいに、三人分のぶどうをセッティング
しかしなんだか緊張してきました。
いざ目の前にすると、食べ物を踏みつけることへの罪悪感がすごいんですよね。
ましてや、さっきまで輝いてるだの美味しいだの褒めちぎっていた、ぶどう様を。
でも踏みつけたい好奇心も大きい。せめぎ合いです。ぐぬぬ。

お兄さん「準備ができたら、消毒済みの長靴を履いていただきます。優しく踏むと飛び散ってしまうことがあるので、思いきりグーッと踏んでみてください。ヒザを上げて足踏みをするような感じですね」

なるほど……ええい!ここまできたら原型をとどめないほど踏みつけてやる!

おらおらおらおらー!!
▲ぶちぶちぶちぶちっ
……なんだろう、すんごい申し訳ない気持ちになる。

でも、すんごい気持ちいい。
言うなれば、霜柱を長靴で踏んでいるようなあの感じです。
または、プチプチシートを手のひらで押しつぶすようなあの感じです。
はたまた、イクラをほおばって口の中で味わうようなあの感じでもあります。

▲なんかごめんなさい
一度踏んでしまうと後は楽しくて仕方ありません。
これ、小さい子どもは絶対に喜ぶはず。だって、どんなに踏んでも怒られないんだもの。
実際に親子で参加されるお客様も多いようです。

しっかりと実の感触がなくなるまで踏み続けましょう。
▲おらッおらおらッ
我を忘れて踏みつぶしきったところで、なんと!踏みたてほやほやのぶどう果汁を試飲させていただくことに。
専用の器具に流し入れ濾(こ)すのですが、なんとも甘~い良い香りが漂います。

お兄さん「先ほどぶどう狩りをしていただきましたが、同じぶどうでも粒を食べるのとつぶして飲むのとでは、味が変わるんですよ。香りの違いも感じてみてください」
▲お兄さんの手によって大胆に流し込まれるぶどう汁
▲色味ににじみ出る無添加感
さあ、果汁100%・無添加のぶどうジュース、お味はいかに。

いただきます!ぐびぐびっ。
▲おお、ものすごく濃いぞ
これまた美味しい!見た目に反して(失礼)美味しい!
粒で食べるのとはまた違った風味が口の中に広がります。意外とサラサラしていて、最後に酸味がふわっと残る。これはきっと、ワインになっても美味しいんだろうなあ。

ちなみに「笛吹ワイン」では、お子様やお酒が飲めない人向けに、ワインではなくジュース作りに変更することも可能。
私はお酒がそんなに得意でないので、今回作ったワインは父への誕生日プレゼントにしようと思います。

ということで、次はラベル作成。
ついにイラストレーターの本領発揮だー!

絵描きの意地を見せたるぞ!

▲じゃん。専用のラベルです
色鉛筆やマジックなど揃っていますが、画材の持ち込みもOKです。私もお気に入りの色鉛筆を持参しました。
携帯電話やスマホで撮った写真をラベルにプリントすることもできるので、ぶどう狩りや足踏み体験中に、とっておきの一枚を撮っておきましょう。(とっておきだけに)
▲描くのは得意なのだ
▲横には醸造室が見えます
▲受付横のスペースでは、ワインの飲み比べもできちゃう
30分程でラベルを描き終えました。これ、プレゼントなんかにすごく良いですよね!
美味しいワインにメッセージ付きの手描きラベル。ああ、おしゃれすぎる。
▲渾身のハッピーバースデー
父の誕生日ということで、似顔絵を描いてみました。これ、自分で言うのもアレなんですがかなり似てるんですよ。
あとお気づきかもしれませんが、「BIRTHDAY」のスペルを間違えてAが可哀想なことになっちゃいました。

しかしながらできあがったラベルをボトルに貼ると、なかなかサマになっているぞ。

本来、8月中旬にワイン作り体験をした場合、完成したワインは12月頃に届くのだそうです。今回は持ち帰れるように、去年製造されたワインにラベルを貼っていただきました。

だいすきなお父さん

▲我ながらカワイイ!喜んでもらえるかな
美味しいぶどうと綺麗な景色に癒され、貴重な足踏み体験では初めての感覚を味わうことができました。お酒好きの方はもちろんのこと、大切なあの人へのプレゼントにも……。

笛吹ワインの皆様、ありがとうございました!
▲足踏みを教えて下さったお兄さんとツーショット
陽気にも恵まれて、都会の喧噪を忘れさせてくれる一日でした。それにしても似顔絵、上手く描けたなあ。
▲本当に似てるんだよなあ
……

…………

……………………
▲父です

きょうのいちまい


五島夕夏

五島夕夏

桑沢デザイン研究所卒業。学生時代ロシアの絵本に大きく影響を受け、絵本画家を志す。現在はサロンのレセプションをしながら、イラストレーターとして活動中。

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