東京の秘境5選!都会のイメージを覆す、大自然に囲まれたとっておきのエリア

2017.01.06 更新

日本の首都、東京。高層ビルが所狭しと立ち並ぶ、世界で最も発展している都市の一つです。そんな東京にも、自然あふれるスポットがあるのをご存知でしょうか? 都心からアクセスしやすい場所からフェリーやヘリコプターを乗り継いで行く場所まで、都会的なイメージとは程遠い、とっておきの「秘境」を5つご紹介します!

1.東京最奥で見つけた、風光明媚な渓谷美。「鳩ノ巣渓谷」

東京都の最西端に位置する奥多摩町。町のほとんどが山岳地帯で、豊かな緑に囲まれています。その中心を流れる多摩川によって形成された鳩ノ巣渓谷は、都内はもちろん国内でも屈指の景勝地。約500mに渡る渓谷には、いたるところに巨岩や奇岩が散見でき、訪れた人を楽しませてくれます。
▲鮮やかに色づく鳩ノ巣渓谷の秋。全国から多くの観光客が訪れます

渓谷周辺は徒歩で散策するのがオススメです。JR鳩ノ巣駅で降りるとすぐに遊歩道へ。2.5kmのハイキングコースには、雄大な景色が一望できる「鳩ノ巣小橋」や、迫力満点の「双竜の滝」などの名所が点在しており、自然が作り出した芸術を満喫できます。
▲趣ある駅舎が鳩ノ巣渓谷の玄関口

豊かな緑と、澄んだ清流が楽しめる鳩ノ巣渓谷。美しい景色に身も心もリフレッシュできますよ。

【鳩ノ巣渓谷へのアクセス例】
JR新宿駅から中央線、青梅線でJR鳩ノ巣駅までおよそ120分

2.東京都最高峰を目指して、いざトレッキング!「雲取山」

日本の最高峰といえば誰もがご存知の富士山。その一方で、奥多摩にある「雲取山(くもとりやま)」が東京都の最高峰であるということはあまり一般的に知られていません。ですが、そのアクセスと眺望のよさから、ハイカーの間では人気の山として親しまれています。

雲取山は東京、埼玉、山梨の県境に位置する、標高2,017mの山で、東京都では唯一の2,000m級の山。日本百名山の一つで、緑豊かな樹林帯と視界の開けた稜線の両方が楽しめます。
▲山頂付近の「石尾根縦走路」は展望もよく、吹き抜ける風が気持ちいい

登山口、ルートはいくつもありますが、メジャーな鴨沢からのルートでも登頂まで約5時間とコースタイムが長めなので日帰りでのトレッキングは健脚者向きです。初心者は無理せず、頂上近くの雲取山荘で一泊するのがオススメ。天気が良ければ、翌朝には朝日に照らされた富士山を望めます。

バスの本数が多く登山口にアクセスしやすいことに加え、周辺にはホテルや旅館もあり、登山経験の少ない人にはゆとりを持った計画を立てやすくなっています。一年を通して、四季折々の自然が楽しめる雲取山に、ぜひ出かけてみては?

【雲取山へのアクセス例】
JR新宿駅から青梅線でJR奥多摩駅へ約120分。その後、西東京バスに乗り約30分、鴨沢バス停で下車

3.RPGみたい!? 太平洋に浮かぶ伝説の島。「青ヶ島」

火山の噴火によって作られる鉢状のカルデラ地形が、世界的にも珍しい二重で形成されている青ヶ島。島へのアクセス方法はフェリーとヘリコプターの2つのみで、どちらも八丈島で乗り継ぎが必要です。

フェリーに関しては、港区の竹芝桟橋から13時間半もかかるうえ、島付近の海は荒れやすく、欠航も多い様子。その見た目も相まって、まるで人や船を寄せ付けない要塞のよう。

しかし、ひとたび上陸すれば、人口およそ160人の、ゆったりとした時間の流れる穏やかな島であることに気がつきます。雄大な自然など、ここにしかない感動が味わえますよ。
▲切り立った断崖から太平洋を望む。青と緑のコントラストが美しい。

火山島とあって、島のいたるところに「ひんぎゃ」と呼ばれる水蒸気の噴出口が点在。島民はこの噴出口の熱を暮らしに役立てています。人々の憩いの場になっている「ふれあいサウナ」や色んな食材を蒸かせる「地熱釜」は観光客にも人気のスポット。訪れた際にはぜひ立ち寄ってみてください。

ほかにも神社やパワースポットなど見所も満載。島で語り継がれている伝説や歴史を感じながら観光するのもオススメですよ。

4.世界遺産にも登録された、太平洋の秘境。「小笠原」

2011年6月にユネスコ世界自然遺産に登録された小笠原諸島は、東京23区の南約1,000kmの沖合に浮かぶ離島群。これほど離れていますが、住所は東京都なんです(車はなんと品川ナンバー!)。聟島(むこじま)列島、父島列島、母島列島、硫黄列島、沖ノ鳥島、南鳥島、西之島から構成されており、このうち、人が住んでいるのは父島と母島のみ。そのおかげでほとんど手付かずの自然が残っており、学術的にも地球の歴史を紐解く重要な鍵となっています。
美しい海や豊かな森など、島全体が大自然を感じられる特別な場所。この素晴らしい自然を満喫するにはガイドツアーに参加するのがオススメです。シュノーケリングやドルフィン&ホエールウォッチングなどの海のアクティビティ、島固有の動植物や地形を観察する陸のアクティビティというように、特別な体験が目白押しですよ。
▲ガイドツアーにはイルカと一緒に泳げるものも

東京にいることを忘れてしまう非日常のひとときを味わいに、ぜひ小笠原諸島を訪れてみてください。

【小笠原村へのアクセス例】
竹芝桟橋から定期船「おがさわら丸」で24時間かけて父島二見港へ

5.歴史と先人の魂が眠る離島。「硫黄島」

小笠原諸島の一つである硫黄島。活火山のある火山島で、あちらこちらで火山性ガスが噴出しているのが名前の由来です。そのおかげで各地に温泉もあり、かつては島民にとって憩いの場だったとか。しかし、その後太平洋戦争の影響を受け住民はみな島外へ避難。この島は日本軍と米軍の激戦の舞台となり、命を落とした多くの兵士たちが今も眠っています。
▲島内には戦争の遺物が残されている。

現在、自衛隊の基地となっているため、民間人の立ち入りは禁止されていますが、近くをフェリーで通るツアークルーズがあり、船上から眺めることは可能。東京都には先人たちが必死で守ろうとした場所があるということも知っておきたいですね。(特別な場合を除き、硫黄島に上陸することはできません。)
今回紹介した自然溢れるスポットはどれも東京都。普段たくさんの人が暮らしている東京からは、想像もつかないような秘境ばかりです。都会の喧騒とは遠く離れた場所だからこそ、そこには非日常的な体験があなたを待っています。
ぐるたび編集部

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