善光寺参りで立ち寄りたい!お土産&グルメスポット5選

2017.02.13

本堂が国宝に指定されている「善光寺」は、信州を代表する観光名所。“一生に一度お参りするだけで、極楽往生が叶う”といわれているありがたいお寺です。今回は、善光寺参りの際に立ち寄りたい周辺のお土産&グルメスポットをご紹介!ご利益と合わせて、おいしいグルメもたっぷりいただいちゃいましょう。

▲約1400年前に創建されたといわれる善光寺。本堂は国宝に指定されている

中世から続く、善光寺仲見世の歴史

JR長野駅から約2km(徒歩約30分)の場所にある善光寺は、どこの宗派にも属さない無宗派のお寺。すべての人を受け入れる門戸の開かれたお寺として、古くから厚い信仰を集めてきました。
善光寺同様、境内にある仲見世の歴史も非常に古く、中世の時代から大道商人や立ち売りなどが商売を始めていたといわれています。
▲さまざまな土産物屋や飲食店が建ち並ぶ仲見世通り。写真中央に見える山門の奥に本堂がある

現在の仲見世通りがあるのは、仁王門から山門にかけての参道沿い。本堂から170mほど手前の場所周辺にあたります。もともとはこちらに本堂があったのですが、火災に度々見舞われたことから、宝永4(1707)年に今の場所に本堂が移されました。その空いた場所に商人たちが集まり、現在の仲見世通りができたといわれています。
▲仲見世通り沿いにある本堂跡。現在は延命地蔵が立つ

1.善光寺土産のド定番「八幡屋礒五郎」の七味唐からし

善光寺名物の代表格といえば、江戸時代から続く「八幡屋礒五郎(やわたやいそごろう)」の七味唐からし!唐辛子に陳皮(ちんぴ)、胡麻、麻種(おたね)、紫蘇、山椒、生姜を薬味として加えたもので、辛さはもちろん香りも際立つ一品です。
▲昔ながらの製法で作られている「七味唐からし」(14g税込370円)

同店の歴史は古く、元文元(1736)年に初代が境内に露店を出したのが始まりといわれています。その人気たるや「礒五郎の七味は善光寺参りの手形」と称されたほどで、境内で一番よい場所とされる「御高札(ごこうさつ)」の前に店を張る特権が許されました。
▲1952年に店舗を移転。現在は境内から徒歩すぐの場所にある

「礒五郎」の七味唐からしは県内の土産処で購入可能ですが、「調合サービス」が受けられるのは、この本店と長野駅ビル内にあるMIDORI長野店だけ。5種類の七味の中から1つをセレクトし、お好みのスパイスやハーブなどを追加してカスタマイズすることができるんです。
▲調合サービスには、自社農場で採れた唐辛子や紫蘇、長野県産の山椒や胡麻など、特に厳選された素材が使われる。(税込800円~)

定番の七味唐からしをはじめ、マカロンやジェラート、チョコレートといった“七味スイーツ”も大人気!甘さの中にもピリリとスパイスが効いた、不思議な味わいが楽しめます。
▲七味唐からしの7つの素材を使った、口どけのよい「七味マカロン」(1個税込154円)

本店併設の「横町カフェ」でも各種七味スイーツやカレーなどを提供しているので、休憩がてら立ち寄ってみるのもおすすめですよ。
▲スパイスが香る「スパイス・ジェラート」。七味や粉山椒をふりかけて食べても美味(シングル税込350円、ダブル税込450円)。※写真は「横町カフェ」での提供スタイル(税込400円)

2.ぎっしり具が詰まった「丸八たきや」のもちもちおやき

信州に来たらぜひとも食べていただきたいのが、野菜やあんこなどの具を小麦粉で作った皮で包んだ郷土食「おやき」。蒸したり、焼いたり、その調理方法はさまざまですが、仲見世通りでも、あちこちでこのおやきを販売しています。
▲仲見世通りにある「丸八たきや」。1階では土産物、2階の飲食スペースでは手打ちそばも提供している

中でも一押しのお店は、「丸八たきや」。こちらのおやきは、もちもちとした皮の中にぎっしり具が詰まっていてボリューム満点!しっかり味付けされた中の具もお店で手作り&手包みしているので、できたてほやほやのおいしさが楽しめますよ。
▲蒸した後にこんがり焼き目を付けた「丸八たきや」の手作りおやき。1個単位で購入できるので食べ歩きにもぴったり!
▲定番人気の野沢菜。味噌や醤油、砂糖などで甘辛く味付けがしてある(1個税込180円)

このほかにも切り干し大根、なす、きのこ、かぼちゃ、あんこと全6種類の味がそろっているので、食べ比べてみてはいかがでしょうか。

3.老舗蔵「すや亀」の味噌ソフトクリーム

信州の名産といえば“味噌”もそのひとつ。仲見世通りにも味噌を使ったおすすめの食べ歩きグルメがありますよ!
▲1902年創業の味噌蔵「すや亀」の善光寺店

仁王門をくぐってすぐの場所にある「すや亀 善光寺店」の名物は、味噌を使った「みそソフト」。「え?味噌味のソフトクリーム?」と驚くことなかれ。濃厚なバニラに深みのある味噌が相まって、まるでキャラメルのような味わいなんです。
▲どっしり濃厚な味わいの「みそソフト」は冬でも大人気の一品(税込300円)
▲お土産の一番人気は、甘口の信州味噌「こがね」(500g税込566円)

砂糖とみりんを練りこんだ甘口の味噌「こがね」を塗った「焼きおにぎり」(1個税込250円)や、やさしい味わいの「甘酒」(税込200円)も人気なので、そちらもぜひ。食べ歩きはもちろんのこと、お土産探しに立ち寄ってみるのもおすすめです!
▲物販コーナーでは、定番の味噌をはじめ、漬物や味噌を使ったお菓子なども扱っている

4.種類豊富な焼きたてパンを食べられる「粉門屋仔猫」のランチ

食べ歩きと、お土産探しを楽しんだ後は、仲見世通り周辺の食事処にも足を運んでみましょう。

境内から徒歩1分ほどの場所にある「粉門屋仔猫(こなもんやこねこ)」は、長屋をリノベーションしたシェアオフィス「KANEMATSU」内にあるカフェ。渋いイメージを抱かれがちな善光寺の門前エリアにも、こんなにセンスがいいお店もあるんです!
▲味のある「KANEMATSU」の外観。中にはオフィスや古書店が入居している
▲実家にいるような感覚でくつろげる店内。写真はスタッフの小林千鶴さん(右)と野村愛さん

看板メニューは、日替わりの焼きたてパンとたっぷりの野菜がとれるランチ。パンはハード系を中心としたラインナップの中から好きなものが選べ、さらに、こんもりと盛られたサラダとスープ、ドリンクが付く食べ応えのある内容です。
▲「ランチ」(税込880円)。税込310円分のパン代が含まれていて、パンはショーケースの中から好きなものを選ぶことができる(税込310円分を超過した場合のパン代は別途)

自家製の天然酵母パンが日替わり&時間差で毎日計15~20種類ほどお目見えしますが、もっとも種類がそろうのは12~14時のお昼時。ランチにプラス税込400円で、姉妹店のイタリアンレストラン「ラガッタ」から届く本格デザートを付けられるので、ゆっくりおしゃべりを楽しみたい方にもぴったり!

5.創業100年を数える老舗蕎麦店「北野家本店」の十割蕎麦

門前で蕎麦を楽しむなら老舗「北野家本店」へ。香りがよく甘みのある信州・八ヶ岳産をベースにしたそば粉は、石臼を使ってゆっくり丁寧に碾(ひ)いているので、蕎麦本来の繊細な風味が生きています。
▲善光寺境内の東側。山門から徒歩2分ほどの場所にある「北野家本店」
▲趣のある店内。俳優の高倉健さんも生前ひいきにしていて、度々訪れたそう

特におすすめなのが、限定10食の「十割そば」。こちらのそば粉には、味に名高い信州・戸隠(とがくし)産の在来種が使われています。そばの実の粒が小さい分、旨みや甘みが凝縮されているのが特徴なのだとか。その味わいを堪能すべく、まずはぜひとも岩塩で蕎麦を食べてみてください。華やかなそばの風味が楽しめますよ!
▲つゆは削りたての本枯節の出汁が効いていて、上品な味わい。「十割そば」(税込1,150円)

洗練された極細の蕎麦が楽しめる同店。夜は、蕎麦居酒屋になるので、一杯楽しむのもおすすめですよ。
食べ歩きから本格的な食事まで、さまざまなグルメであふれている善光寺参道界隈。お土産も充実しているので、お参りの際には、ぜひ立ち寄ってみてくださいね。

(写真・和田 博)
松井さおり

松井さおり

出版社勤務を経て、フリーランスのライター&編集者に。雑誌や書籍を中心に、主に、食・旅・くらしなどにまつわる記事を執筆している。現在は、東京から長野県長野市に拠点を移し、県内外を奔走する日々。(編集/株式会社くらしさ)

※本記事の情報は取材時点のものであり、情報の正確性を保証するものではございません。最新の情報は直接取材先へお問い合わせください。
また、本記事に記載されている写真や本文の無断転載・無断使用を禁止いたします。
PAGE TOP