2019 長崎ランタンフェスティバルは人気映画とのコラボや夜空のランタンなど見所たくさん!

2019.01.21 更新

中国の旧正月(春節)の頃には、毎年約100万人もの観光客が訪れる長崎市。その目的は、まさに冬の風物詩ともいえる「長崎ランタンフェスティバル」です。約1万5,000個もの中国提灯(ランタン)が中華街を中心に街を埋め尽くし、夜の街は赤や黄色の煌びやかな光に包まれます。2019年は中国を舞台にした人気作品『キングダム』とのコラボや新イベントなど、見所盛りだくさん!最新情報とともに「長崎ランタンフェスティバル」の魅力を紹介します。

そもそも「長崎ランタンフェスティバル」って何?

「長崎ランタンフェスティバル」は、長崎市の新地中華街に住む華僑の人々が旧正月を祝うお祭り。横浜や神戸の中華街では春節や春節祭として開催されていますね。もともとは、華僑の方々だけで開催していましたが、その華やかな美しさから観光客にも評判になり、1994(平成6)年からは規模を拡大して行われるようになりました。

今や九州を代表する冬の風物詩となった「長崎ランタンフェスティバル」には、九州内はもちろん、各種ツアーなどで国内各地や海外からも観光客が訪れています。
▲「福」を逆さまにした「倒福」のランタンも。「来る・到着」の「到」と「倒れる」の「倒」の発音が同じことから「到福(福が到る)」の意味を表しています

開催日程は、旧暦の1月1~15日。毎年開催期間は変わりますが、2019年は2月5日(火)~19日(火)まで。約2週間もの間、絢爛豪華なランタンで街が埋め尽くされるほか、土日を中心にイベントも盛りだくさん。それもそのはず、会場は7つもあるのですから!

開催場所は、新地中華街会場、中央公園会場、唐人屋敷会場、興福寺、鍛冶市会場、浜んまち会場、孔子廟会場の7カ所。それぞれの会場すべてがランタンで装飾されています。
▲2月5日(火)には点灯式も行われる、イベントも多彩な「中央公園会場」。18:00に市内中心部のランタン約1万5000個が一斉に点灯し、長崎の街が極彩色に染まる
▲「孔子廟会場」は幽玄的な美しさ
▲「唐人屋敷会場」では大きなランタンがお出迎え

2019年は3つの新イベントを開催!

2019年は新たな試みとして、中国の春秋戦国時代を舞台にした人気作品で2019年秋に実写映画が公開される『キングダム』とのコラボが実現。スタンプラリーや限定グッズの販売、手作りランタン体験などが楽しめます。

また2月15日(金)19:30には、出島表門橋公園(史跡出島付近)で夜空にランタンを浮かべる新イベント「スカイランタン」(先着順、限定300個予定)を実施。
▲出島の夜空にランタンの美しい灯りが浮かぶ

「長崎孔子廟・中国歴代博物館」(以下、孔子廟)では、1個1,000円(税込)の「恋ランタン」を販売し、「長崎ランタンフェスティバル」の期間中、恋ランタンに付いている許願牌(チウェンパイ)で恋愛祈願ができるイベントを開催予定です(奉納した許願牌はイベント終了後に孔子廟でお焚き上げします)。
そのほか、会場が7カ所あることもあり、見どころ・魅力は多岐にわたる「長崎ランタンフェスティバル」。ここからは厳選して、5つの魅力をお伝えします。

魅力その1
極彩色豊かな中国ランタン装飾

何といっても、やっぱりメインはコレ!もう目に入るすべての景色がランタンの灯りという圧倒的な迫力の美しさ。期間中の長崎市内は、とにかく極彩色の光でいっぱいです。中でも目を奪われるのが大きな中国ランタン装飾。中国の子供や、ゾウやパンダなどの動物、「三国志」の人気者・関羽など、色んなモチーフのランタンがそこかしこに並びます。もう目がチカチカするほど賑やか!

ランタンは大小さまざまなものがあり、干支のオブジェは大きいもので高さが約10mもあるというから驚きです。
▲寅年の際に飾られた干支オブジェ。結構リアルですね!
▲左から布袋尊、弁財天、毘沙門天など七福神のランタンも
▲色んなランタンを見るだけでも楽しい。どこもかしこも撮影スポット!

魅力その2
迫力の「皇帝パレード」や「媽祖行列」

▲爆竹や銅鑼(どら)を鳴らしながら繁華街を練り歩く「媽祖(まそ)行列」。最前にいるのは守護神の順風耳(じゅんぷうじ・右)と千里眼(左)

明かりが灯るランタンのお祭りということで、夜のみの開催と思われがちですが「長崎ランタンフェスティバル」は昼から楽しめます。中国色豊かなパレードやショーなどの催しも魅力の一つ。

その中でも人気の演目は「皇帝パレード」と「媽祖行列」。「皇帝パレード」とは、清朝時代、皇帝・皇后が神輿に乗り街中で民衆と正月を祝ったことに由来します。皇帝・皇后そして旗隊(きたい)などに扮した約150名が中国衣装を身にまとい街を練り歩きます。
▲皇帝パレードは2月9日(土)・16日(土)の14:00~16:30に開催

「媽祖行列」は、鎖国時代に日本で唯一貿易が許されていた長崎ならではの演目で、当時長崎を訪れた唐の船員たちが実際に行っていたもの。媽祖とは航海安全の神様のことで、その媽祖を、唐人屋敷の天后堂や興福寺の媽祖堂へ安置するための行列だったそうです。
▲媽祖行列は2月10日(日)の13:00~16:15、2月17日(日)の13:00~16:00に開催予定

せっかく長崎を訪れるなら、この2演目の開催日に合わせて行くことをお勧めします。どちらも中国古来より行われているパレードで、異国情緒に加えタイムスリップしたような気分が味わえますよ。

魅力その3
7つの会場で行われる多種多様な催し

「皇帝パレード」と「媽祖行列」以外にも、期間中は毎日どこかの会場でイベントが開催されているという状態!「中国雑技」「龍踊り」「二胡(にこ)演奏」は期間中毎日公演されるという贅沢な内容です。「孔子廟会場」と「興福寺」以外(※)、どの公演も無料で観覧できるのだから嬉しい限りです。各公演の開催場所や時間は、ホームページで紹介しているので詳しくはそちらをご確認くださいね。

※「孔子廟会場」で17:00より前の公演を観覧の場合は、大人600円、高校生400円、小中学生300円が必要(すべて税込)
※「興福寺」で行われる公演を観覧の場合は、大人300円、中高生200円、小学生100円が必要(すべて税込)
▲中国の打楽器のリズムに合わせて極彩色の獅子が踊る「中国獅子舞」。2月5・9~11・15~17・19日に開催
▲目の前でアクロバティックな妙技を繰り広げる「中国雑技」は毎日開催
▲全長約20mの龍が上下しながら舞う「龍踊り」は毎日開催。もともとは五穀豊穣を祈る踊りなのだとか
▲「ロウソク祈願四堂巡り」は2月5日(火)~18日(月)開催。「土神堂」「天后堂」「観音堂」「福建会館天后堂」の4堂を巡り、ロウソクを灯して祈れば願いが叶うのだとか。参加料:500円(ロウソク4本付・税込)

魅力その4
幻想的な灯りでロマンチックに

街を彩るのは赤や黄色など極彩色のランタンばかりではありません。ロマンチックな景色もあります。眼鏡橋のたもとにある「中島川公園会場」は、ココにしかない黄色いランタンで装飾。黄色の光が水面を照らす幻想的な景色が広がります。
▲眼鏡橋の上から眺める景色も素敵。「中島川公園会場」

その他、「浜市アーケード・浜屋前」には、縁結びの神様「月下老人」がいらっしゃいます。「月下老人」は運命の2人の足首を赤い糸で結ぶそうで、その言い伝えに因んだ「赤い糸のお守り(100円・税込)」も販売していますよ。

魅力その5
中華街ですもの、グルメも楽しめます!

そして、最後の魅力はやっぱりグルメ!期間中は各会場に多くの屋台が出店し、テイクアウトグルメを味わいながらイベントを楽しめるのも嬉しいですね。人気の「角煮まん」や「100円ちゃんぽん」などもありますよ。長崎中華街のグルメを手軽に味わってみてはいかがですか?
▲トロットロの角煮が堪らない!「角煮まん」※写真はイメージ

さぁ「長崎ランタンフェスティバル」の魅力、いかがでしたか?期間中は、本当に中国に足を踏み入れたかのような賑やかさと華やかさ。

煌びやかなランタン観賞だけでなく、盛りだくさんの公演もあり、一日では回り切れないほどの充実さです。夜まで開催されるイベントなので、周辺のホテルなどに宿泊して楽しむのがお勧め。

メイン会場である新地中華街・湊公園周辺には駐車場もたくさんあるので、車で来る方も安心です。

ランタンを見るだけでも、公演をはしごするのも、いずれの楽しみ方も良いと思います。どんな過ごし方でも、きっと満足できるはずですよ。

※本記事は2017年取材記事を一部更新したものです。
写真提供/一般社団法人長崎県観光連盟、長崎孔子廟 中国歴代博物館、長崎市観光推進課
桑野智恵

桑野智恵

フリーの雑誌ディレクター/ライター。福岡生まれ、福岡育ちの博多女。3つの出版社を渡り歩き、雑誌編集歴20年弱。食育アドバイザー、フルーツ&ベジタブルアドバイザー。

※本記事の情報は取材時点のものであり、情報の正確性を保証するものではございません。最新の情報は直接取材先へお問い合わせください。
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