相撲ブーム再来!“スー女”見習いが国技館を遊び尽くしてみた!

2017.03.12 更新

日本の伝統文化であり、国技でもある相撲。今、相撲好きの女性のことを指す“スー女”という言葉が生まれるほど、角界は盛り上がりを見せています。今回は“スー女”見習いの私、井上こんが相撲のメッカ「国技館」へ初潜入!一日過ごしてみると、そこには名物グルメに限定グッズ、圧巻の土俵入りなど、観戦だけにとどまらないたくさんの魅力が詰まっていました!

相撲はもちろん、音楽イベントも催される歴史的文化施設

大相撲の本場所は年に6回開催されており、そのうち1月(初場所)、5月(夏場所)、9月(秋場所)の東京場所が開かれるのが、JR両国駅から徒歩2分のところにある国技館です。1985(昭和60)年に回向院(えこういん)の境内から現在の場所に移転して以来、大相撲のみならず格闘技、音楽イベント、記念式典などの会場に利用される施設としてたくさんの人に愛されています。
大相撲のチケットは、興行の約1ヶ月前に一般発売されます。国技館の切符売り場はもちろん、各プレイガイドのホームページや電話、窓口などで購入することができます。事前予約の際は、余裕をもって早めにチェックするのがおすすめ。なんといっても今は横綱に昇進した稀勢の里フィーバーとあり、2017年3月に開催される春場所(大阪場所)のチケットはあっという間に完売してしまったそうです!
▲JR両国駅を降りてすぐ現れる、風格ある国技館

まずは人気力士による夢のお姫様抱っこ!?

TVで中継される幕内の取組は15時半ごろにスタートしますが、取組自体は朝8時45分から行われています。先輩のスー女曰く、午前中から行けばより満喫できるそうなので、今回も正午前には国技館へ。
場所中は、敷地を囲う外壁に沿って力士の名前を記した長くカラフルな幟(のぼり)が立ち並び、その光景に早くも胸が高鳴ります。入場すると、正面広場の両脇にズラリと並ぶ顔ハメパネルを発見!実力も人気も申し分なしの人気力士「遠藤関」にお姫様抱っこされる写真が撮れるとあって、スー女に人気の撮影スポットなんです。
▲遠藤関とのツーショットで観戦に向けて気分を高めましょう!

でも、やっぱり本物の力士に会いたい――そんな人は「入り待ち」をしてみるべし!「入り待ち」とは、南門から歩いて入場する力士を至近距離で見られる、相撲ファンにはたまらないサービスのこと。ピークの午後2時前後に南門付近に足を運ぶと、ここにもやはり熱心にカメラを構えるスー女の姿がちらほら見られました。ちなみに、入り待ちで拝見できるのは関脇まで。
▲さっそく力士と付き人が入場してきました。南門側の大階段からだと全体がよく見えておすすめです

焼き鳥にちゃんこ、国技館ならではの名物グルメに舌鼓!

いよいよ館内に入ります。まず訪れたのは、館内東側にある茶屋通りです。こちらには、入場券の手配から弁当やお土産セットの用意まで要望に応じて代行してくれる「相撲茶屋(案内所)」20軒が並んでいます。
今回は、事前にプレイガイドでお土産セットを予約しておきました。お土産セットの料金は1,000円台から1万円以上までとさまざまですが、たとえば私が頼んだ「三河屋」の「お土産引換券」Bセット(税込5,400円)の場合、幕の内弁当に焼き鳥、お茶、缶ビール、チョコレート、おつまみ、湯呑み、そして初心者にも分かりやすいパンフレットもセットになっており、心強いかぎり(お土産セットの内容は変更する場合があります)。
▲幕内力士を見ながら幕の内弁当を食べる贅沢

なかでも、国技館イチの名物グルメといわれる焼き鳥は外せません!聞けばこの焼き鳥、国技館地下の専用工場で作られているそう。香ばしく甘辛い味つけに、ついつい観戦中のビールも進んでしまいます!
▲これが噂の、「国技館焼き鳥」!正肉3本とつくね2本がセットになっていて、館内の売店でも購入できます(税込650円)

グルメといえばもう一つ、地下1階の大広間でいただける「ちゃんこ」も欠かせません。国技館では、場所ごとの入れ替わり制でさまざまな相撲部屋のちゃんこ長が監修した自慢のちゃんこが振舞われます。力士のみなさんと同じ味を食べられるとあって、毎日2,000杯(!)以上売れるほど人気なんです。
▲提供時間は正午から16時まで。味は日によって変わります。この日はしお味でした
▲今回の初場所では、角界随一の名門「出羽海部屋(でわのうみべや)」のちゃんこが登場
▲コスパの良い具だくさんなちゃんこ!(税込300円)

長い行列を並び、ようやくゲット。ごろっと大ぶりの肉団子、くったりするまで煮込まれた野菜の優しい出汁が何とも言えず、あゝ幸せ。えーっと、こういうとき何て言うんだっけ……そうだ、ごっつあんです!
2階のフードコーナーも充実していて、寿司屋や定食屋の他、さまざまな売店が立ち並びます。おすすめは「やきたて屋」で販売されている、日本相撲協会の公式キャラクター「ひよの山」を模した「ひよちゃん焼き」。国技館でしか買えない限定スイーツなんですよ!
▲クリーム味とあんこ味から選べる「ひよちゃん焼き」(税込260円)

闘志のぶつかり合い……生の取組に大興奮!

さあ、いよいよ取組を観に行きましょう。指定席は、土俵のすぐ近くで観戦できる通称“砂被り”と呼ばれる「溜席」(税込14,800円/1人)、1階の1.3平方メートルほどの囲いの中に4~6人分の座布団が敷かれた「マス席」(税込9,500円~/1人あたり)、丸テーブルと4~5人分のイスが用意された「ボックス席」(税込10,000円~/1人あたり)、2階以上の「イス席」(税込3,800円~/1人)の4種類があります。さらにマス席とイス席は土俵に近い順からA、B、Cと分かれています。
▲2階の最後列14列には当日発売のみの自由席(大人2,200円、4~15歳200円・税込)も。今回は憧れのマス席から観戦しました!

初めての生取組を前にして、無言の力士たちが放つ激しい闘志に思わず息を吞んでしまいました。なんという緊張感、なんという迫力!決まり手もさまざまで、突き落としに押し出し、寄り倒し……早いと立ち合いから数秒で決着がつくこともあり、これは一瞬たりとも目が離せません。15時半過ぎに行われる、立派なまわしを纏った幕内力士や横綱たちによる土俵入りも必見のイベントです。
▲力士の動きに合わせて場内がどよめく
▲幕内力士がそろい踏みする土俵入りは圧巻!

印象的だったのは、力士や行司への声援や若い女性の歓声。世代や性別に関係なく、土俵上で繰り広げられる数秒のドラマにみんなで一喜一憂する瞬間は、他のスポーツでは味わえない不思議な感覚でした。
▲オペラグラスを持っていくと力士の表情までしっかりチェックできますよ

ここでしか買えない限定グッズを求めて

取組の合間にちょっと抜け出して、館内を散策するのも国技館の楽しみ方のひとつ。館内のあちこちにある売店にはさまざまな相撲グッズが置いてあります。
おすすめは幕内全力士や行事、呼び出しが錦絵風に描かれた「絵番付」。毎場所ごと番付表に合わせて発行され、四股名のほか身長や体重、出身地などの情報も満載で人気の高いお土産なんです。
▲海外からの観光客にも人気の「絵番付」(税込650円)。西1階売店でしか買えない限定グッズです
▲ほかにもマスク(税込2,600円)やフィギュア(税込10,000円)といった変わり種お土産や……
▲人気力士の四股名が入ったうちわも(税込440円)。まるでアイドルのコンサート会場のよう

さらに、こ~んな限定グッズも。通路の一角で行列を作っていたのは、日本相撲協会公式キャラクターの「ハッキヨイ!せきトリくん」とコラボレーションしたガチャ、その名も「スモードーム」(1回・税込300円)。
人気力士8人のいずれかの写真が入ったドームに水を入れると、白いパウダーが塩のように舞う、なんともかわいいアイテム。誰が出るかは、お楽しみ!
それにしても、国技館がこんなに楽しいところだったとは。名物グルメに限定グッズ、そしてなんといっても生で観る場内の熱気と取組の凄まじい迫力といったら!お昼前から全取組が終了する18時頃まで、時間を忘れて楽しんでしまいました。これで私も“スー女”に少しでも近づけたかな……?
老若男女、1日まるっと楽しめる国技館。東京見物の際にはぜひ行きたいスポットです!
▲のこったのこった!
取材・撮影協力:日本相撲協会
井上こん

井上こん

1986年生まれのフリーライター。「Yahoo!スポーツナビDo」「SPA!」「nomooo」「ウートピ」などのWEBメディアや雑誌「散歩の達人」などで執筆。

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