初心者から上級者まで。陶芸体験を楽しむための7つのコツ

2017.02.10

毎日使うマグカップやお皿。自分で作ったものならば、愛着が湧いてコーヒーや食事も一段とおいしく感じられそうですよね。全国には陶芸を体験できるスポットがたくさんあります。子どもや初心者でもチャレンジできるところから、数日かけて仕上げる上級者向けのところまでさまざま。今回は、そんな陶芸体験の奥深い魅力をご紹介します。

目次

1.陶芸体験の種類
2.子どもや初心者でも楽しめる「絵付け」
3.美しい仕上がりを目指すなら「電動ろくろ」
4.オリジナリティをとことん発揮できる「手びねり」
5.さらなる陶芸体験の楽しみ方
6.陶芸体験の事前準備と注意点
7.陶芸体験を満喫できるおすすめエリア

1.陶芸体験の種類

陶芸の産地にある工房や、各地の陶芸教室などで楽しめる陶芸体験。その主な種類には、器やオブジェに絵柄を描いていく「絵付け」と、粘土をこねて自由に形を整えていく「成形」の2つがあります。さらに「成形」の技法は、「電動ろくろ」と「手びねり」の2つに分かれています。目的や難易度、所要時間などが違うので、それぞれの特徴やコツを事前に押さえて自分に合った体験プランを選びましょう。

2. 子どもや初心者でも楽しめる「絵付け」

素焼きした器やオブジェに絵柄を描く、絵付け体験。すでに形が出来上がった器に絵柄や文字を自由に描くので、失敗が少なく、子どもや初心者でも安心して体験することができます。所要時間は30~90分程度と比較的短めなので、成形体験に比べて、予約なしでも体験できるところが多いのも嬉しいポイント。これなら時間のない人や、旅先で急に陶芸を体験したいと思った人でも気軽に楽しめそうですね。
▲オリジナリティ溢れるデザインを考えるのも絵付け体験の醍醐味

絵の具のバリエーションは、ほんの数種類の場合から、たくさんの色を使い分けられる場合まで、施設によってさまざま。本焼きをすると絵の具の発色が変わるので、出来上がりの色をイメージしながら彩色するのも楽しいですね。柄やイラストはもちろん、特別なメッセージを入れれば大切な人への贈り物にも◎。想像力をフルに働かせて、まっさらな陶器を自由にデザインしてみてください!
▲焼き上がりの色(内側)と比較しながら絵付けできるところも多い

3.美しい仕上がりを目指すなら「電動ろくろ」

とはいえ、陶芸の醍醐味はやはり成形にあるといえるもの。なかでも、電動ろくろを連想する人は多いのではないでしょうか。電動ろくろの魅力は、ろくろの回転力を生かして滑らかな円や曲線を成形できること。慣れた人なら、まるで売り物のように美しい壷や花瓶などを成形することも夢ではありません。
▲「一度は電動ろくろで器をつくってみたい!」と思う人も多いはず

少しでも油断するとたちまち形が崩れてしまいますが、コツさえつかめば、初心者でも30分程度の時間で茶碗や湯呑みを簡単につくれるようになります。体験コースなら、職人さんや先生方が丁寧に指導してくれるだけでなく、最後の仕上げも担当してくれるので安心。つめたい土の感触とともに、粘土の固まりがみるみる形になっていく楽しさをじっくりと味わってみては。
▲順調に成形していると思ったら…
▲パカッと半分に切れて、ゴロン!
▲こんなときでも、すぐにサポートしてもらえます

4.オリジナリティをとことん発揮できる「手びねり」

テーブルや台座の上で粘土をこねて成形する、手びねり。回転形しかつくれない電動ろくろに対して、どんな形でも自由に成形できるのが最大の魅力です。水分を多く含んだ土を使う電動ろくろの場合は、成形と装飾の間に乾燥の工程が入りますが、手びねりの場合は、成形後すぐに模様や装飾を施せるのも大きな魅力。所要時間は2時間前後と比較的長めですが、とことんオリジナリティを発揮したい人には手びねりが断然おすすめです!
▲まるで粘土工作のように成形を楽しめる手びねり
▲やや固めの粘土を使う手びねりなら、成形後に立体的な模様を入れることもできる

手びねり体験では、お皿や湯呑み、茶碗などの食器類をつくるコースが一般的。電動ろくろと違ってマイペースに成形できるので、先生方や他の参加者と会話しながらリラックスして器をつくりましょう。「この器にはどんな料理を入れようかな」と想像を膨らませながら、いろいろと形を工夫してみるのも楽しいですね。

5.さらなる陶芸体験の楽しみ方

陶芸体験の魅力は、絵付けや成形だけではありません。有名な産地で実施されている陶芸体験の中には、職人さんが働く工房の様子や、ギャラリーに展示された美しい陶芸品などを見学できるプランが数多くあります。体験後には、併設のショップでお買い物も満喫しましょう。
▲工房の様子を見学すれば、陶器への知識と愛着がより深まるはず
▲伝統的な登り窯を見学できる工房もある

本格的に陶芸を学びたい人には、時間を気にせず陶芸に没頭できる宿泊プランのある施設もおすすめです。のどかな環境で、じっくり陶芸を楽しんでいると、まるで陶芸の町に暮らしているような気分に浸れるはず。夜になれば、他の参加者や施設のスタッフと、陶芸の話に花を咲かせることができるのもまた嬉しいですね。
▲泊まり込みで陶芸を学べる施設には、海外からのお客さんも多いとか

6.陶芸体験の事前準備と注意点

必要な道具や材料はすべて用意されている陶芸体験。手ぶらで参加OKですが、絵の具や粘土で手や服が汚れる可能性があるので、汚れてもいい服装で臨みましょう(エプロンなどは施設側で用意してくれる場合が多いです)。

体験中のコツは、常に完成形をイメージしながら作業を進めること。粘土は熱を加えることで水分が蒸発するため、成形したときよりサイズが小さくなってしまいます。また、厚みを均一に成形しないと乾燥にムラが出てひび割れの原因になってしまうので注意が必要です。
▲後日、届けられる完成品。到着したときの喜びはひとしお!

ちなみに、作品は体験当日に持ち帰ることはできません。成形や絵付け後の「乾燥」「窯焼き」の工程に1カ月~1カ月半ほどかかることが多いので、贈り物として制作する場合は、到着日をよく確認しておきましょう。

7.陶芸体験を満喫できるおすすめエリア

全国各地に有名な産地がある陶芸。陶芸体験を楽しめるエリアも各地に点在しています。その中でも、陶芸体験を満喫できる2カ所をご紹介!

【栃木県・益子町】
益子焼で有名な栃木県・益子町。町内には約350もの工房や陶器店が立ち並び、町のいたる所で陶芸体験を楽しむことができます。都心からも程近く、アクセスしやすい点も魅力のひとつ。陶芸作家さんだけでなく、ものづくりをする人が多く移り住む「土と芸術の町」で、自分だけの作品づくりに没頭してみませんか。
【沖縄県】
「やちむん陶器」や「石垣焼」など、伝統的な器が多く作られている沖縄県。県内には、老舗の工房から沖縄の伝統文化を体験できる複合施設まで、陶芸を体験できるスポットが数多くあります。沖縄の陶芸の魅力といえば、南国ならではの色鮮やかな作品が多く作られている点。中には、沖縄の守り神・シーサー作りを体験できる工房もありますよ。
▲シーサー像がつくれるのは沖縄ならでは!
また、東京都や神奈川県など都市部にも陶芸を体験できる工房や教室が数多くあります。有名な産地に行くもよし、近所の教室で気軽に楽しむもよし。あなたなりのスタイルで陶芸体験を楽しんでみてくださいね。
ぐるたび編集部

ぐるたび編集部

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