京都で身近に舞妓さんに会えるシアターが誕生!

2017.02.20 更新

京都で「舞妓さん」といえば憧れの存在。それだけに会うともなれば敷居、そして料金もお高いはず。と思いきや、身近に会えてしまう施設が京都東山に2016年12月1日にオープンしました。その名も「舞妓シアター」。どんな時間が過ごせるのか、さっそく体験して参りました。

舞妓さんの踊りを目の前で観られるシアターがオープン

祇園の花街のひとつ、宮川町から徒歩5分の立地に2016年12月1日にオープンした「舞妓シアター」。ここは舞妓さんと身近に出会うことができる、舞台と観客席を備えた施設です。
入店システムは、4つあるコースから選んで事前予約するというもので、空席があれば当日の予約も可能だそう。中でも「おふくコース」は舞妓さんによるお手前、舞踊、記念写真が付いて大人6,800円(税込)でかなりリーズナブルと評判です。
舞台のある館内に案内されると、まず舞妓さんと芸妓さんの違いは?といった基本的な説明を受けつつ、スクリーンの映像を鑑賞。京都の伝統芸能に憧れる少女が舞妓さんとなり修行を重ねながら、芸妓さんを志す様子が映し出されます。お稽古やお化粧の様子などを観ていると、ますます本物の舞妓さんの登場が待たれます!

いよいよ舞妓さんが登場

映像が終わると舞台袖から舞妓さんが登場しました! 場内からは声にならないため息…やっぱり間近で見る舞妓さんは美のオーラが。すぐさま記念写真の撮影会が始まりました。
この日の舞妓さんのお名前は、ふく英(はな)さん。現在18歳で中学校卒業を機にこの道に入ったのだそうです。
そして待ちに待った舞踊がスタートです。演目は「梅にも春」、そして定番の「祇園小唄」の2曲を披露。約10分間のなめらかで艶やかな舞踏に終始うっとり。
▲振袖が長いのが舞妓さん、これが芸妓さんだと短くなります

舞妓さんの知られざる世界

舞妓さんといえば、写真にあるように、だらりの帯。その帯には所属する置屋の家紋があしらわれています。そういった舞妓さんの知られざる世界について、スタッフさんが丁寧に説明してくださいます。
かんざしには松竹梅と羽子板があしらわれていました。他の季節になると4月は桜、11月はもみじ、とかんざしも替わります。
襟足はお座敷を始め、通常この日のような二本足。紋付を着る際は三本足となる。二本足であれば合わせ鏡で自ら描くそう。お化粧にかかる時間は「40分くらい」。
この写真のように、赤い鹿の子が2つ結われた髪型が「割れしのぶ」。ふく英さんいわく、なんと髪結いは1週間に1回で、毎日箱枕で型を崩さないように寝るのだそうです。
余裕があれば舞踊のあとに舞妓さんと談笑することもできます。ふく英さんいわく「踊りのときはお師匠はんに言われた通り、一点を見つめてます。今日はおおきに」。
舞妓さんから自然と出る、京言葉の愛らしさに思わずドキッとしました。

お手前で優雅なひとときを

「おふくコース」では舞妓さんによるお手前があります。お抹茶、和菓子とともに非日常なひとときを味わうことができます。
▲舞妓さんのじっくり落ち着いた作法に思わず緊張します
抹茶をいただいていると、ここだけ時間がゆっくりと流れているようで、なんとも優雅な気分になれますね。
▲和菓子は京都の老舗和菓子店「五建外良屋(ごけんういろや)」のういろ。日替わりで小豆か黒豆のういろがいただけます
▲館内でひときわ目をひく、京都の壁画家KI-YANこと木村英輝氏による四季をモチーフにした作品
▲全36席。貸切も可能
ちなみにお昼12時からの「割しのぶコース」(大人 税込8,800円)には穴子天ぷら弁当も付きます(日・祝以外)。別料金で京都の地ビール(税込800円)などもいただくことができるのでお酒も一緒に楽しみたい方にはおすすめです。
▲入場者(大人料金での入場者のみ)にもらえる「舞妓シアター」特製の手ぬぐい
▲1組に1枚、特製台紙の付いた記念写真もいただけます
京都の伝統を引き継ぐ舞妓さんの世界の一端を垣間見られる、しかも身近に。という斬新な場所でした。
「舞妓シアター」で知られざる京都祇園の魅力をカジュアルに体験してみるのはいかが?
三木桃子

三木桃子

京都在住のライター。近年は、その土地ならではの生活、文化、歴史に興味津々です。

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