送迎付きで楽チン。北海道のワイナリー巡り&イタリアンランチ!

2015.10.16 更新

北海道内では、近年各所にワイナリーがオープンしています。美しいブドウ畑とワイナリーを訪ね歩き、飲み比べしてワインを買いたい!でも、試飲するなら車での訪問はNGだし、公共交通機関で訪れようとしても、どのワイナリーも駅やバス停から遠く離れているので困難…。そう思っていると、札幌からタクシーでワイナリーを巡るツアーがあるとの朗報が!早速、ワイン好き3人で行ってきました。

▲滝沢ワイナリーのブドウ畑を散策
このタクシーでワイナリーを巡るツアーは、朝9時前後に札幌市内を出発して、空知地方にある3箇所のワイナリー巡りとイタリアンのお店での食事を楽しみ、夕方札幌市内へ戻ってくる、という内容。出発と解散の場所は、札幌市内の駅やホテルなど、市内中心部であれば概ねどこでもOK!移動はすべてタクシーなので、とても楽チンです。
▲生育途中のブドウの実、宝水ワイナリーにて

映画のロケにも使われた「宝水ワイナリー」

最初に訪れたのは、札幌市内から約1時間、岩見沢市にある「宝水ワイナリー」。2002年に地元の農家さんたちが共同で立ち上げたワイナリーです。
▲赤い三角屋根の直売所兼醸造所。写真右の小さな建物はソフトクリームの売店
直売所と醸造所は同じ建物にあります。小樽市内で長年倉庫として使われていた建物を移築したそうで、外観にも内観にも風格を感じます。木造建築の赤い屋根と、目の前に広がる緑のブドウ畑とのコントラストが綺麗です。

このワイナリーは、2014年に公開された映画のロケでも使用されました。建物の内外に、当時のロケセットや備品類が展示されています。
▲屋外には映画に登場した木の風車や小屋、クラシックカーなどが展示されています
建物の1階ではワインをはじめ、ワイン関連の小物や、ピクルスなどが販売されています。
2階はギャラリーになっていて、ワインに関するアート作品と映画で使われたセットや備品類が展示されているほか、秋から冬の醸造時期にはガラス越しに醸造風景を眺めることもできます。
▲1階の様子。元々倉庫だったという建物の面影を感じます
1階では試飲も楽しめます。訪れた日は、「RICCA雪の系譜ケルナー2014」を味見しました。自社農園のブドウを100%使用した白ワインです。
▲テイスティング。好みの味だったので、即購入!
白ワインは、フルーティーな香りがありつつ、軽い苦味とともに、ほんのりと塩味を感じました。お店の方に伺うと、この付近の土地はミネラル分が多い地質なので、ここで育つブドウには土壌のミネラル分が含まれ、ほんのりソルティーなのだそうです。

最後に、映画のセットとブドウ畑を眺めつつ、ソフトクリーム♪
ここで収穫したブドウで作ったシロップがソフトクリームにたっぷりかかっていて、ミルキーな風味とブドウの甘酸っぱさを同時に楽しめます。
▲朝からスイーツ…!?でも、こういう時くらい、ダイエットのことは忘れましょう

地元の素材を使ったイタリアンと地元ワインのマリアージュ

スイーツで小腹を満たしたばかりですが、次はランチ。約1時間の移動で、滝川市にある地産地消のイタリアンレストラン、「トラットリア・ラ・ペコラ」へ向かいます。自家農園の野菜や滝川産の豚肉、ラム肉などを使ったメニューを楽しめます。
▲店内はイタリアの街角のような雰囲気
今回のメニューは、ツアー参加者限定のコース料理。通常ランチでは食べられない、ディナーコースのメニューが登場します。

【今回のメニュー】
・アンティパストミスト~前菜盛り合わせ
イタリア産生ハム、自家菜園野菜のピクルス、滝川産ローストポークなど
・モッツアレラチーズとトマトソースの生パスタ
自家菜園のナスとズッキーニを使用
生パスタは、滝川産小麦「はるゆたか」で作ったモッチリ太麺
・滝川産小麦「はるゆたか」100%のパン
・滝川産SPRポークステーキ ピッツア風
トマトソースにオレガノを入れ、モッツアレラチーズを合わせ、焼いたステーキの付け合せに、自家菜園野菜で作ったカポナータや焼きとうもろこしなど
・自家菜園のサラダ
・デザート、コーヒー
 ※旬の素材を使うため季節により内容は変わります
▲今回のランチコースメニュー。ボリュームたっぷり!
実はこのお店、嬉しい特典があって、空知地方のワイナリーで購入したワインならお店への持ち込みが無料なのです!
一般的に、レストランにお酒類を持参するのはNG、または持ち込み料金がかかる場合が多いはず。ところが、滝川市内にある11のレストラン・飲食店では、「滝川BYO(bring your own bottle)」という取り組みをしているので、空知地方にある9つのワイナリー・ヴィンヤードのワインを無料で持ち込みできるんです。
▲「地元の食材と地元のワインのマリアージュを楽しもう!」が「滝川BYO」の企画主旨
このお店も取り組みに参加している11店のうちの一つ。先ほど訪れた「宝水ワイナリー」でワインを買い、ここであけることも可能です。
もちろん、お店にもワインはたくさんストックされているので、来店してからワインリストを見て選んでもOKです。
▲ゆったり1時間30分位かけ、ちょっぴり優雅で、大人なランチを楽しみました

どこまでも続くブドウ畑、スケールの大きさに圧倒される「鶴沼ワイナリー」

食事の後は、浦臼町の「鶴沼ワイナリー」へ。移動時間は約30分です。
▲ずーっと奥の森林付近までブドウ畑が続き、右手は端が見えないほど畑が続いています
ワイン専用のブドウ畑としては日本一広い敷地というだけあり、まるで海外のワイン産地を思わせる大陸的な風景が広がります。
ここでのブドウ栽培は、垣根のように数メートルごとにブドウの木を植える、垣根式仕立という育て方をしています。垣根の総延長は約400キロメートルもあり、約50品種、合計約25万本ものブドウの木を栽培しています。
▲間近で見ると、スケールの大きさに圧倒されます
この広々としたブドウ畑の一角に、直売所があります。
▲畑の広さに反して意外と小ぶりな直売所。とはいえ、壁一面にワインがすらり
代表銘柄は、「鶴沼シリーズ」。この農園で収穫されたブドウのみで醸造したワインシリーズで、ゲヴュルツトラミネール、ヴァイスブルグンダー、ミュラー・トゥルガウなど、ブドウの品種ごとに赤・白ワインが数種類あります。
ここでも試飲することができました。味わったのは、本樽熟成「2012鶴沼ツヴァイゲルト」。辛口でスッキリした風味を感じる赤ワインでした。
▲試飲できる銘柄はその時により異なるので、何があるかは行ってみてのお楽しみ
「鶴沼ワイナリー」は、小樽市にある北海道ワイン(株)の直轄農場。数多くのワインを醸造し、北海道内を中心に各地で販売をしていますが、ここ「鶴沼ワイナリー」の直売所と本社でしか買えない銘柄もあります。
日本離れした風景を眺めつつ、限定品や希少な銘柄を狙ってみては?

夕暮れのブドウ畑を眺めながらワインで乾杯

最後に、三笠市にある「滝沢ワイナリー」を訪れました。「鶴沼ワイナリー」からは40~50分です。
▲白樺林に囲まれた、赤茶色と白が基調の可愛らしい建物が、直売所兼醸造所
訪れた時、ちょうどオーナーの滝沢氏がいらして、ブドウ畑の中のほうまで案内してくれました。畑の状態やスタッフの都合にもよりますが、タイミングが合う時は見学時の案内もして下さるそうです。
▲ブドウ畑の中に立つ、オーナーの滝沢氏
無農薬のブドウ栽培をやりたかったという滝沢氏。12年前から自ら土地を開墾して畑を作り、年々少しずつ面積を広げてきて、2年前に念願のワイナリーをオープンさせたそうです。お話を聞いていると、その熱意に頭が下がる思いです。
▲直売所に並ぶ自社ワイン。一つひとつ解説が付いていてわかりやすいディスプレイ
ここでは、有料で試飲を楽しめます(通常は税込540円、ツアー参加の場合は旅行代金に含まれます)。日により試飲できる銘柄が異なるそうですが、今回味見をしたものは、「Delaware2014」。果実のようなフルーティーさがありつつ、甘みはなく酸味が強い、飲みごたえのある味わいでした。
▲白を基調とした明るい店内、ワインのギャラリーのような雰囲気です
ここ、滝沢ワイナリーでのツウの過ごし方は、白樺林に囲まれた屋外の席で、夕陽に照らされたブドウ畑を見下ろしながら、ワインで乾杯!
常連さんの中には、チーズなどを持参し、ワインを直売所で買い、ここで飲んでいくという人もいるのだとか。
今回のタクシーツアーでは、日が短くなる秋口なら、滞在時間はちょうど夕方前位。綺麗な風景を楽しめるかもしれませんよ。
▲屋外の席で、ゆったり。贅沢なひと時を過ごせます
こうしてワイナリー3箇所とイタリアンレストランを巡り、17時30分頃に札幌市内へと戻ってきました。

濃密で充実した一日、ワイン好きにはたまらないツアー内容です。ワインについて詳しくなくても、気兼ねしなくて大丈夫。タクシーに乗る自分と仲間だけの完全プライベートツアーなので、とても気楽です。
何よりも、運転せずに試飲も楽しみながらワイナリーを巡ることができるということが、嬉しい限りです。気の合う仲間と一緒に行ってみませんか?


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※ワイナリーでの試飲は時期や在庫状況によって異なる場合があります。

今回の体験プラン

北海道体験.com

素晴らしい自然や景観、美味しい食に恵まれた「宝の島」北海道。
全道のアウトドアやクラフト、自然体験などの体験型観光プログラムを検索・予約申込みできるポータルサイト。

川島信広

川島信広

トラベルライター・温泉ソムリエ・イベントオーガナイザー/横浜市出身、札幌市在住。北海道内の全市町村を趣味で訪ね歩くうちに北海道の魔力に惹かれ、都内での雑誌の企画営業と執筆業務を経て北海道へ移住し独立。紙媒体やweb媒体などで主に観光や旅行、地域活性をテーマにした取材執筆と企画・編集を手がける。スイーツ好きの乗り鉄、日光湿疹と闘う露天風呂好き。

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