南房総君津で子どもと一緒にイチゴ狩り!完熟巨大イチゴを味わう

2017.03.03

暦の上ではもう春なのに、まだまだ寒い日もあって、そろそろ寒さにも飽きてきたこの頃。都心から車で1時間もかからずに到着する千葉県君津市で、一足先に春気分を味わおうと「イチゴ狩り体験」へ、4歳の娘を連れて行ってきました。

▲たくさんの真っ赤なイチゴ!大好物を目の前に大興奮

千葉県君津市にある「渡邉いちご園」へ。アクセスの良さが魅力

東京方面からは車で東京湾アクアラインを通って君津ICで降り、鴨川方面へ県道92号線を進んでいくと、トンネルを抜けるごとに田園風景が広がり景色がのんびりとしていきます。旅気分とともにイチゴ狩りへの期待感も盛り上がってきます。

君津ICから5分足らずにある3つ目のトンネルを抜けた先に、真っ赤なイチゴをかたどった給水タンクと看板が目に飛び込んできました。
▲真っ赤なイチゴの給水タンクが「渡邉いちご園」の目印

「渡邉いちご園」には2種類のビニールハウスがあります。ひとつは立ち姿勢でイチゴ狩りを楽しめる高設栽培ハウス。そしてもうひとつは地面に苗が植えられている土耕栽培ハウスです。

その日のイチゴの生育状況でイチゴ狩り体験ができるハウスが決まるので、常に食べ頃のハウスで完熟イチゴがいつでも楽しめます。その日にハウスを決める理由をスタッフの方に伺ってみると「リーズナブルに、美味しいイチゴを味わってほしいから」とのこと。
▲愛情たっぷりに手入れされたイチゴがずらっと並ぶ高設栽培ハウス

ここ渡邉いちご園では美味しいイチゴを作るために、土にもこだわっているそうです。まず、苗を植える前に土を検査し、イチゴの生育や味の改良のために最適な配合で、肥料を与えてから耕すのだそう。苗を植えた後も病気を予防したり生育を助けるために、丁寧に手作業で一枚ずつ葉を観察しながら葉摘みを行ないます。ハウス内の温度も昼、夜、そして天候によっても変えているのだそうです。

そしてなんと、イチゴ狩りが始まる12月頃から来シーズンに向けて、次の苗を育て始めているそうです。ということは、今から行くハウスでは、1年をかけて手をかけ愛情をかけて育てた完熟イチゴが待っているということですね!
▲完熟イチゴ。見ているだけでもワクワクしてしまいます

いざ、ハウスへ。イチゴ狩り体験スタート!

売店の横にある受付で入場料を支払いハウスに向かいます。この日は高設栽培のハウスでイチゴ狩り体験をすることになりました。30分間食べ放題のイチゴ狩りは受付でヘタ入れをいただきます。こちらには練乳も付いています。

渡邉いちご園にはハウスが26棟あります。
各ハウスの入り口には動物の絵が描かれた看板が立ててあり、小さな子どもでも見つけられるように、ハウスの名前は動物の名前で区別されています。
▲園内の地図。お馴染みの動物の名前が並んでいます

今回はペンギンハウス1番(写真・中央上)に決まりました。入るとまず、緑の葉っぱと真っ赤なイチゴの鮮やかなコントラストが目に飛び込んできます。そして、あの甘酸っぱいイチゴの香りが。
▲立ったまま収穫できるのが魅力の高設栽培ハウス。湿度もありメガネが少し曇りました
▲4歳の子どもの目線の高さにイチゴが鈴なり!目でもイチゴが楽しめそう!

今回は取材ということで特別に、もう1つのタイプの土耕栽培ハウスも見せていただきましました。こちらはハウスに入った瞬間、春雨の時に嗅ぐような濃厚な春の匂いがしました。
▲土耕栽培と言っても土は覆ってあり足元が汚れる心配はありません
▲かがんでのイチゴ狩りとなるため、本来のイチゴの生育を間近でよく見ることができます

渡邉いちご園では自然受粉を促すため、ハウス内にミツバチがいます。気になる方や苦手な方は、黒や黄色の服は避ける、巣箱に触らない、ミツバチにいたずらしないなど注意すれば、楽しく過ごせますよ。
▲ミツバチの巣箱。体験している間は1匹も姿を見ることなく過ごしました

完熟イチゴはヘタの反り返りで見分ける!

イチゴ狩りで1番気になるのは「どのイチゴが美味しいの?」ですよね。
スタッフの方にお話を伺うと「大きさではなく、ヘタの方まで真っ赤になっていること。そしてヘタの葉が反り上がっていること」だそうで、「完熟サイン」と言われる、ヘタのすぐ下がはち切れるように割れてきているものを見つけられたらパーフェクト。
▲スタッフの方に目利きしていただいた真っ赤な完熟イチゴ。つぶつぶが今にも弾けそう。ヘタの下に「完熟サイン」があります

まずはスタッフの方に見本を選んでもらいました。食べてみると濃厚な甘みが口いっぱいに広がり食感もとろけるようで、これまで自宅で食べていたイチゴの味と全く違う美味しさでした。

そしてもぎ方ですが、イチゴの真上の茎を親指と人差し指でつまんでパチンと取る方法と、実をクルッと上へ持ち上げて茎を直角に曲げてイチゴを引いて取る方法の2つがあります。
▲手の平にイチゴを乗せると安定してもぎやすい

続いて、食べ方です。イチゴの糖分は先端の尖ったほうが高いため、ヘタ側から食べると後味まで美味しいイチゴの余韻が楽しめるそうです。
▲練乳をつける時も同じようにヘタ側につけてからお口へどうぞ

親子でワクワク、イチゴ狩り体験のススメ

子どもの大好物、イチゴ。時間制限があるとは言え、食べ放題なんて天国です。大きなイチゴもたくさんあり、しかもジューシー。次から次へとお気に入りのイチゴを見つけては夢中で食べ続けるので、気づくと手や口の周りはイチゴの果汁と練乳が。

こんな時、携帯用のウェットティッシュがあると便利だと思いました。小さな子どもにはスタイもあるといいですね。両手が空くようにショルダーバックで行ったのも臨機応変に動くことができて良かったです。
▲自分の拳よりも大きなイチゴを見つけては頬張っていました

イチゴ狩り体験では、生育の過程を実際に目で見て学ぶことができます。つぼみから白くて可愛らしい花が咲き、イチゴの実の始まりから大きくなっていく様を順に探してみたりしました。「どのイチゴが美味しいか競争」と称してお互いにもいだイチゴを一口ずつ交換して食べ比べ、味の違いを確認したり感想を言い合ったり。

美味しいイチゴが食べたい、というシンプルな理由でいつも以上に真剣に、そして自然な流れで楽しく目利きも学んでくれました。
▲大きなイチゴに目が輝きます

イチゴ狩り体験にオススメの時期は、春一番が吹いたら早めにGO!

「渡邉いちご園」ではイチゴの生育状況によりますが、おおよそ12月末から5月下旬までイチゴ狩り体験を行なっています。

希少価値の高い、巨大イチゴを味わってみたいならば、寒さが残る早めの時期に行かれる事をオススメします。一方で、春も盛んになった4月頃にはイチゴの実るスピードが速くなるそうです。イチゴの実は少し小ぶりになりますが、収穫が追いつかないほどに完熟するスピードも速くなるそうです。
▲寒さが残る時期ならこんな大きさのイチゴも!

美味しそうなイチゴを自分なりに目利きし、味を確認しながら食べ続けるうちに、あっという間の30分が経ち、制限時間が終了。大きなイチゴを見つけて食べる、という目標をいつの間にか設定していた娘も「いつものイチゴの6個分の大きさを見つけて食べたの」と、とても満足げでした。

イチゴ狩りの後は、手作りジャムやイチゴの箱詰め、などお土産に!

体験が終わり受付に戻ると、横にある直売所には、その日にちょうど完熟になったイチゴが丁寧に箱詰めされて並んでいました。
▲ご進物用に人気のある18粒入り大箱(左奥)。お土産に人気の15粒入り(左手前)。この日は売店に並んでいた巨大イチゴのポコポコ箱(右奥)。園の手作りジャム(手前右)。※品種や時期等によって値段や品揃えは変わります

ちなみに、まだ寒さの残る時期に出る大粒のイチゴは希少価値が高いそうです。4月頃には生育も進むためにお買い得パックが出ることもあるそうです。

完熟にこだわり「イチゴの生育次第の品揃えになる」ということなので良いものがあれば、体験前に買っておくのもおすすめです。
▲いちご園のスタッフさんに「この日のおすすめ」をそれぞれに持っていただきました。どれも美味しそう!

イチゴを育てている方だからこそ知っている食べ方があれば、とスタッフの方にお聞きすると「何もつけないでそのままいただく」というシンプルなお答え。愛情をかけて育てたイチゴだからこそ、その味への自信を感じました。

「ケーキ作り用に買って行かれる方もいますし、園の手作りジャムをヨーグルトに混ぜて凍らせてアイスにされる方や、イチゴの色をサラダの彩りとしてドレッシングにされる方もいますよ」との情報もいただきました。

お土産には、この日に出ていた人気の15粒入り(1,300円・税込)を一箱とジャム(400円・税込)二瓶などを購入して、スタッフの方とお別れして帰路につきました。帰りの車中で、完熟イチゴの食べ方について家族会議。結果、イチゴヨーグルトアイスとイチゴを飾ったムースを作ることに。自宅に到着するや、旅気分のまま早速お菓子作りをスタートしました。
▲アイスはさっぱりとした味にイチゴジャムの優しい甘さが加わり、可愛いピンク色に。ムースはイチゴの甘酸っぱさが引き立ち、見た目にも可愛い春色スイーツに変身

今回のイチゴ狩り体験では「完熟イチゴの味」に大きな驚きがありました。子供と一緒に童心に返ってイチゴを頬張り、イチゴを通して食育という勉強も家族ですることができました。

「渡邉いちご園」へは車でのアクセスがとても良く、ビニールハウス内でのイチゴ狩り体験なので、天候に関わりなく気軽に行けることも家族でのお出かけにぴったり。イチゴ狩り体験でこれからの季節へのワクワク感を五感を使って体感してはいかがでしょうか?
鹿島カナ

鹿島カナ

2年ほどバックパックでオセアニア地域を周った経験から、旅をするように生活することに強い憧れが。車の運転やキャンプも好きで、四国、九州・沖縄、東北など各地の特産物や工芸、美味しいものを探求。タイ古式マッサージセラピストでもあり、カラダの事や食養生などにも興味津々。 今の楽しみは着物を着ること。手仕事、自然、音楽が好き。(制作会社CLINK:クリンク)

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