山形県のおすすめ温泉ランキングTOP10。あったまるならこの温泉で!

2017.10.15 更新

山形県と言えばさくらんぼとお米。そして冬はスキーなどのスノーレジャーが定番です。そんな山形県への旅を一層豊かなものにするのが温泉!山形県内にある約90の温泉地の中から、趣の違う個性豊かなおすすめ温泉地を、ぐるたび編集部によるランキング形式でご紹介します。

1位.大正レトロな町並みが人気「銀山温泉」(尾花沢市)

山形県の北東部に位置する尾花沢市。その中心部から、東へ15kmほど車を走らせた山間に佇む「銀山(ぎんざん)温泉」。

1600年頃に発見されたとされており、江戸時代初期に大銀山として栄えた「延沢銀山(のべさわぎんざん)」があったことが名前の由来とされています。
この温泉地の最大の特徴は、大正ロマンあふれるその景観。川沿いに並ぶ建物は、ジブリ映画「千と千尋の神隠し」の湯屋を彷彿とさせます。

さらに、通りのガス灯や石畳など、温泉街全体がノスタルジックな空気を醸し出しており、年配層のみならず若者や外国人からも人気を集めています。
▲雪深い地域のため、12月頃~4月頃まで雪見露天を楽しめる

もちろん温泉の泉質もピカイチ。源泉は、無色透明でわずかに硫黄の香りがするナトリウム‐塩化物・硫酸塩温泉(低張性中性高温泉)。体を芯から温めてくれるしっとりとしたお湯は、大正・昭和に活躍した歌人・齋藤茂吉も愛し、湯治に訪れたといいます。
▲温泉街を流れる渓流沿いには足湯が点在する

銀山温泉を訪れたなら、宿泊は必須!渓流沿いに立ち並ぶ10数軒の旅館では、地元の尾花沢牛と季節の山菜・キノコ、川魚などを使った料理の数々が味わえる他、温泉に入った後は、ガス灯の優しい明かりに照らされた夜の温泉街をそぞろ歩きするのもおすすめです。

【銀山温泉へのアクセス例】
○東京から山形新幹線で大石田駅下車(約200分)、大石田駅からバスで尾花沢経由で銀山温泉へ(約55分)
○山形空港から車で約65分

2位.強酸性のお湯が古い角質をはがしてスベスベ肌に!「蔵王温泉」(山形市)

▲蔵王の冬の風物詩「樹氷」。大型リフトが何本も通っている蔵王温泉付近はウインタースポーツのメッカ(写真提供:蔵王ロープウェイ)

国内屈指のスノーリゾートとして多くのスキーヤー・スノーボーダーが訪れる山形蔵王は、東北屈指の強酸性の温泉が湧く温泉地としても有名です。主な泉質は強酸性の硫黄泉で、日本で2番目に酸が強く「東北の草津」とも呼ばれています。
▲日帰り客にも人気の「蔵王温泉大露天風呂」。厳冬期は休業となるため春~秋がシーズンとなる

その歴史は古く、開湯は1900年前までさかのぼります。太古より多くの民衆に愛された蔵王温泉ですが、江戸時代におこった蔵王権現信仰の登山口であったことから、このころより観光地としても大いに華やいでいきました。

なお、温泉街には「上湯」「下湯」「川原湯」の3つの共同浴場(入浴料全て税込大人200円、小人100円)と5つの日帰り温泉施設があるので、宿泊客でなくても白濁したお湯を楽しむことができます。
▲ヒノキ作りの上湯共同浴場。地域の人々の交流の場となっている

また、いくつもの温泉を楽しみたいという方には「湯めぐりこけし(税込1,300円)」の購入をおすすめします。このこけしには「湯めぐりシール」が3枚ついており、1人1枚(一部2枚)で対象の旅館の温泉に入ることができます。
万が一シールが残った場合でも、温泉街の土産店で1枚税抜420円分の商品券として使用が可能です。(税抜1,000円以上購入の場合)

【蔵王温泉へのアクセス例】
○東京から山形新幹線で山形駅下車(約150分)、山形駅から蔵王温泉までバス(約40分)
○山形空港から車で約60分

3位.日本海側を代表する温泉地「あつみ温泉」(鶴岡市)

▲毎年恒例、ライトアップされたあつみ温泉の桜

山形県の日本海側を代表する温泉地「あつみ温泉」。開湯から1000年以上の歴史を誇り、江戸時代には庄内藩の湯役所が置かれるなど、由緒正しい温泉地です。古くから保養地としての性格を見せ、与謝野晶子や横光利一などの歌人・文豪が訪れ、多くの人々に愛されてきました。
▲3つある共同浴場のうちの一つ「下の湯」

主な泉質は、海に近い温泉ならではの塩分を含んだナトリウム・カルシウム‐塩化物・硫酸塩泉。肌に薄い塩の膜が張るため湯上り後も長い間体がポカポカします。

最大の特徴はその湯量。毎分1,300リットル(1日あたりの湧出量をドラム缶に換算すると約9,360本分)におよび、豊富な湧出量を誇ります。温泉街には観光客も利用できる「正面湯」「下の湯」「湯之里公衆浴場」の3つの外湯(公衆浴場)があり、日帰りでも気軽に温泉を楽しむことができます。
▲温泉街の一番奥にある「正面湯」。地域の方々の交流の場にもなっている

豊富な源泉を贅沢に使える背景から、街には外湯の他にも3つの足湯と2つの飲泉所が設けられており、いつでも気兼ねなく温泉の恩恵にあやかることができます。
▲葉月橋通りの真ん中にある足湯「あんべ湯」

【あつみ温泉へのアクセス例】
○東京から上越新幹線で新潟駅下車(約120分)、新潟駅からJR特急いなほであつみ温泉駅下車(約90分)
○庄内空港から車で約40分

4位.傷が癒える湯!?「肘折温泉」(大蔵村)

▲「肘折(ひじおり)温泉」の玄関口にあるループ橋。奥に見えるのが温泉街

その昔、肘を折った老僧がこの地のお湯に浸かったところ、たちまち傷が癒えたという伝説から、その名の由来となった「肘折温泉」(諸説あり)。

807(大同2)年開湯という、実に1200年以上の歴史を持つ温泉地です。20軒ほどある温泉旅館では、全て源泉かけ流しの湯を提供するほどの豊富な湯量を誇っています。
▲肘折温泉の名の由来、老僧が浸かったとされる上の湯。冷え湯とされており湯上りさっぱりで爽快になるとか

主な泉質はナトリウム‐塩化物・炭酸水素塩泉ですが、利用している源泉によって効能が異なるという不思議な温泉です。湯巡りのパターンによって色々な入浴効果が得られるので自分にあった入浴方法を試してみてください。
…と言われても分からないよ!という方は、温泉街にある温泉療養相談所を訪ねてみてください。全国的にも珍しい公認資格を持った「スパリエ」の方たちが、入浴方法の相談にのってくれますよ。
▲早朝5時からはじまる肘折温泉名物の朝市

肘折温泉のもう一つの魅力と言えば、冬季を除く毎日開催される朝市。新鮮な野菜や山菜、果物、手作りの郷土料理から漢方薬まであらゆる品物が並んでいます。
地元の人だけでなく、浴衣姿の観光客も多くみうけられ、コミュニケーションの場として賑わっています。

【肘折温泉へのアクセス例】
○東京から山形新幹線で新庄駅下車(約210分)、新庄駅から肘折温泉までバス(約60分)
○山形空港から観光ライナーで80分

5位.秘湯感が半端じゃない!「姥湯温泉」(米沢市)

吾妻連峰の北側、標高1,250mという人里離れた山中に湧く「姥湯(うばゆ)温泉」。ここは、ただ一軒の温泉旅館「桝形屋」が営む秘湯感満載の温泉です。
車や電車がない時代には、米沢藩の中心地から4~5日かけて険しい山中を歩き、ようやくたどり着くことができたのだとか。
しかし、ひとたびその温泉を目の当たりにすれば、そこまでの苦労をしてでも入りたいと思うことにも納得するはず。
野趣溢れる露天の岩風呂は、混浴と女性専用のふたつ(時間によって入れ替えがあります)。100%源泉かけ流しの乳白色の湯(単純酸性硫黄泉)が張られており、見渡す限りの山々が織り成す景観を眺めながらの入浴は、まるで天国にいるような気持ちになります。
日帰り入浴も可能ですが、厳冬期の12月~4月までは営業していないので、営業期間か否かは足を運ぶ前に必ずチェックしておきましょう。
▲姥湯温泉の付近を代表する景勝地「吾妻山」。春~秋にかけて多くの人々がトレッキングに訪れる

【姥湯温泉へのアクセス例】
○東京から東北新幹線で福島駅下車(約90分)。福島駅から奥羽本線にて峠駅下車(約30分)、峠駅より宿の送迎車あり(約25分)

6位.情緒あふれる温泉城下町「かみのやま温泉」(上山市)

かみのやま温泉は上山城を中心として広がる温泉街です。江戸時代の面影を伝える蔵や家並みが各所に残っていて、古の情緒をいたるところで感じられます。

泉質はナトリウム・カルシウム‐塩化物・硫酸塩泉。市内には足湯が5カ所あるほか、共同浴場が7つもあります。地元の方も多く利用しているので、湯めぐりとふれあいを楽しんではいかがでしょう。

【かみのやま温泉へのアクセス例】
○東京から山形新幹線でかみのやま温泉駅下車(約150分)
○山形空港から車で約50分
○東北中央自動車道 山形上山ICから約20分

7位.将棋の駒が待つ温泉街「天童温泉」(天童市)

山形盆地の中央部に位置する天童市は、将棋駒で有名ですが、温泉地としても知られています。泉質はナトリウム・カルシウム‐塩化物・硫酸塩泉です。大小さまざまなホテルや旅館があり、多くのところで日帰り入浴が楽しめます。

温泉街のあちこちに将棋の駒をかたどったものがあり、目を楽しませてくれます。将棋ファンならずとも、湯めぐりの間にいろいろ探してみたくなりますね。

【天童温泉へのアクセス例】
○東京から山形新幹線で天童駅下車(約180分)
○山形空港から車で約20分
○東北中央自動車道 天童ICから約20分

8位.缶ジュースより安い!?「赤湯温泉」(南陽市)

山形県南東部の南陽市にある赤湯温泉。散策しやすい温泉街には共同浴場が4つあり、うち3つ(とわの湯、烏帽子の湯、あずま湯)は税込100円で入れます。財布にやさしい湯めぐりができそうですね。

【赤湯温泉へのアクセス例】
○東京から山形新幹線で赤湯駅下車(約150分)
○山形空港から車で約70分
○東北自動車道 福島飯坂ICから約60分

9位.清流・小国川に臨む名湯「瀬見温泉」(最上町)

瀬見温泉は、最上町中心部を流れる小国川に面した、景観が見事な温泉地です。
ここの共同浴場「せみの湯」はふかし湯が名物。床板の穴から出る湯気に浴衣を着たまま身体を当てる体験を楽しんでみてください。

【瀬見温泉へのアクセス例】
○東京から山形新幹線で新庄駅下車(約210分)。新庄駅から陸羽東線で瀬見温泉駅下車(約30分)
○山形空港から車で約60分
○東北自動車道 古川ICから約80分

10位.山あいの緑に囲まれた秘湯「滑川温泉」(米沢市)

第5位で紹介した姥湯温泉に向かう道の途中に、滑川温泉はあります。
周囲に人家のない山中で一軒宿「福島屋」が営む秘湯は情緒たっぷり。露天の岩風呂と檜風呂があり、檜風呂は宿泊すれば貸切が可能。家族、夫婦やカップルで温泉を楽しめます。

【滑川温泉へのアクセス例】
○東京から東北新幹線で福島駅下車(約90分)。福島駅から奥羽本線にて峠駅下車(約30分)。峠駅より徒歩(約60分)、宿泊の場合は峠駅より宿の送迎車あり(約20分)
○東北自動車道 福島飯坂ICから約60分
いかがでしたか?今回ご紹介した温泉以外にも、山形県には個性的な温泉地が目白押しです。
特産の薔薇を湯船一杯に浮かべる薔薇風呂で有名な寒河江(さがえ)温泉や、湯船の中に自噴する間欠泉がある広河原温泉、炭酸成分が強すぎて、石を抱いて入らないと体が浮いてしまうことから名づけられた石抱温泉(※実際は石を抱かなくても入れます)など多数!
幾度も山形県に足を運んで、完全制覇してみてはいかがでしょうか。
【写真提供・取材協力】
米沢市観光課
肘折温泉観光案内所
山形県鶴岡市観光連盟 ほか
ぐるたび編集部

ぐるたび編集部

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