大自然を満喫!登山・トレッキング・ハイキングの楽しみ方ガイド

2018.05.12

誰もが楽しめる身近なアウトドアアクティビティといえば、登山やトレッキングなどの山歩き。道中の景色も楽しみながらいろんな山を制覇してみたいものですよね。でも、「必要な装備が分からない」「どのルートを歩けばいいか分からない」「体力に自信がない」などの不安を抱えた人も多いのでは。そこで今回は、山歩きの経験が少ない人でも楽しめる山歩きの魅力やおすすめスポット、事前に知っておきたいあれこれをご紹介します!

▲雄大な自然の中に身を置くだけで清々しい気持ちに

目次

1.山歩きの種類と魅力
2.山歩きを気軽に楽しむ方法
3.山歩きにおすすめのエリア(ベストシーズン)
4.山歩きに必要な持ち物と事前準備
5.山歩きのマナー

1.山歩きの種類と魅力

大人から子どもまで人気の高い山歩き。近年のアウトドアブームの影響もあり、若い男女の間でも楽しむ人が増えてきました。最近では“トレッキング”という言葉もよく耳にするようになりましたが、実は“登山”“トレッキング”“ハイキング”はそれぞれ目的が異なるものなんです。山頂を目指して山に登るのが“登山”、山の麓を歩くのが“トレッキング”、自然を楽しむために平坦な山野を歩くのが“ハイキング”なのだそう。

とはいえ、それらの魅力をひと言でいうならば、「自然の中でしか感じられない爽快感を味わえること」でしょう。緑の中を歩いて進んでいく気持ち良さ、心地よい風、美しい景色…。どれも日常とは一味違う清々しさがあり、心も体もリフレッシュさせてくれます。
▲山の澄んだ空気を思いっきり吸えば、心も体もリラックスできるはず

また、山にはそれぞれ異なる特色や魅力があり、いろんな楽しみ方ができることも大きな魅力といえるでしょう。山頂からの景色を見たい、山にしか咲いていない花を見たい、絶景写真を撮影したい、運動不足を解消したい…。なかには、下山後に温泉で疲れを癒すのが楽しみという人もいるかもしれません。自分なりの楽しみを見つけることが、より深く山歩きを楽しむためのポイントなのです。
▲鹿児島・屋久島にある「縄文杉」は、トレッキングでしか見られない景色として人気

2.山歩きを気軽に楽しむ方法

山歩きの中でも、登山・トレッキングは初心者がいきなり個人で挑戦するのはなかなかハードルが高いもの。そんなときは、ガイド付きのツアーに参加してみましょう。おすすめルートを案内してくれるだけでなく、歩き方や休憩の取り方など、山歩きのコツを教えてくれます。山を熟知した経験豊富なガイドさんのサポートがあれば、安心感も倍増しますよね。
▲参加者のペースに合わせながら、その土地ならではの魅力を教えてくれる

ガイドツアーに参加すれば、周囲の景観や動植物に関する知識を学ぶこともできます。なかには、普段は立ち入ることのできない自然保護エリアに特別に足を踏み入れられる場合も。より奥深い情報や特別な体験に触れることができるのも、ガイドツアーの大きな魅力ですね。
▲専門知識を習得したガイドさんが、山についていろんなことを教えてくれる

ツアーは、2時間程度の気軽なコースから、丸一日コースまでさまざまあります。なかには、ライトを片手に夜の山を歩く「ナイトツアー」や、雪が降り積もった山を登る「雪山ツアー」などのツアーも。また、木の上に組まれたステージ間を渡り歩く「ツリートレッキング」や、近くの川や湖上での「カヌー」など、各種アクティビティとセットになったプランも。これなら、普通の山歩きでは飽き足らないという人でも思う存分楽しむことができそうですね。
▲ナイトツアーでは、日中より行動が活発になる動物たちの姿を観察できるかも

3.山歩きにおすすめのエリア(ベストシーズン)

山歩きシーズンは一般的に春~秋といわれており、春は新緑、夏は高山植物、秋は紅葉など季節ごとにさまざまな表情を楽しむことができます。さらに冬は雪山歩きを楽しめるところもあります。ただし、閉鎖される山もあるので、事前にしっかり確認してから山歩きに出かけましょう。ここでは、全国に数あるエリアの中から、初心者でも気軽に山歩きを楽しめるエリアをいくつか厳選してご紹介します。

【知床(北海道)】
ベストシーズン:5月~10月末
▲全国から多くのトレッキング愛好家が集う「知床五湖」

北海道の東に位置する「知床半島」。2005年に世界自然遺産に登録されたこのエリアは、まさに自然の宝庫です。多様な生物が棲みついており、山歩きの途中でキタキツネやエゾジカなどの野生動物に遭遇することも珍しくありません。
▲北海道に広く生息しているキタキツネに遭遇できるかも

「知床五湖」や「カムイワッカ湯の滝」など、山以外のダイナミックな自然の景観に出合えることも大きな魅力。自然のことを知り尽くしているネイチャーガイドが帯同するトレッキングツアーや、動物ウォッチングツアー、厳冬期に開催される流氷ウォークなどプランのバリエーションも豊富です。自分に合ったプランを選んでくださいね。
▲温泉が流れる「カムイワッカ湯の滝」。温水プールぐらいの水温で沢登りができる
【八ケ岳(長野・山梨)】
ベストシーズン:5月~11月上旬(冬山の場合12月~4月初旬まで)
本州のほぼ真ん中に存在する山岳地帯といえば、日本アルプス。なかでも長野県と山梨県にまたがる山塊「八ケ岳」は、南北30km余りにいくつもの山々が連なる人気の山岳スポットです。
▲南峰からの眺め。晴れた日は360度の大パノラマが広がる

南は南八ケ岳、北は北八ケ岳と呼ばれ、急峻な登山コースから穏やかな山並みを楽しむトレッキングコースまで、コンパクトなエリアに魅力が凝縮しています。春~秋の山歩きシーズンはもちろん、冬は雪山登山などのプランもあります。
▲標高差が少なく整備された登山コースは初心者でも登りやすいでしょう
【上高地(長野)】
ベストシーズン:7月~10月

ちなみに長野県には、年間約120万人もの観光客が訪れる山岳リゾート「上高地」もあります。雄大な穂高連峰を間近に望めるダイナミックな景観が魅力で、「河童橋」や「大正池」など絶好の撮影スポットも点在。周辺には宿泊施設や温泉も豊富にあるので、初心者でも気軽に山歩きを楽しむことができますよ。
▲上高地のシンボル的存在ともいえる河童橋からは、美しい清流とアルプスの山々を一望できる
【屋久島(鹿児島)】
ベストシーズン:5月~10月末

1993(平成5)年に世界自然遺産に登録された「屋久島」。樹齢4000年ともいわれる大きな縄文杉があることでも有名ですよね。そんな縄文杉を見るためには、往復約22kmという長い距離を歩く必要があります。
▲パワースポットとしても知られている縄文杉。圧倒的な自然のパワーを感じる

道中は想像以上に険しいので、ガイドツアーに参加するのがおすすめ。早朝から丸1日かけて巡ったり、1泊しながらゆっくり進んだり、その種類もさまざまです。
▲古来からの自然が残る屋久島の森。緑に包まれた神秘的な世界が広がる

また屋久島には縄文杉以外にも、「ウィルソン株」や「弥生杉」「太鼓岩」「もののけ姫の森」などが見られる「白谷雲水峡(しらたにうんすいきょう)」があり、こちらの散策も人気ですよ。
▲屋久島屈指の大展望ポイント「太鼓岩」(写真提供:株式会社屋久島ガイド協会)
【沖縄】
ベストシーズン:通年

沖縄といえば海のイメージが強いですが、実は山歩きに適したエリアでもあります。本島北部に位置する「やんばるの森」、西表島や石垣島などの離島に残るマングローブの原生林など、自然を満喫できるスポットはさまざま。本土には生息しない亜熱帯の植物や生き物などを見ることもできます。
▲手つかずの自然が残る「やんばるの森」は固有種の数も多く、まるでジャングル
▲マングローブが生い茂る西表島や石垣島では、カヌーとトレッキングが両方楽しめるプランも

1年を通して温暖なので、季節を問わず山歩きを楽しめるのも大きな魅力。マングローブの川を渡るカヌーやSUP、近く海で楽しむシュノーケルなど、沖縄ならではのアクティビティとセットで楽しめる山歩きツアーも沢山ありますよ。
▲石垣島のトレッキングに参加すれば、川平湾の透き通った青い海を一望できる(写真提供:うたくなー石垣島)

4.山歩きに必要な持ち物と事前準備

山歩きをする際には、必ず用意しなければならない持ち物があります。また、あると便利なグッズもいくつかあるので紹介します。なお、目的地によって必要な持ち物が異なる場合もあるので、事前の情報収集は必須。ガイドツアーに参加する際は、ツアーの内容や情報をしっかり確認しておきましょう。
<基本的な装備>
・服装
動きやすく、速乾性のある長袖・長ズボンがおすすめ。

・トレッキングシューズ
軽量で柔らかいものや、剛性が高いものなど種類はさまざま。目的地によって選びましょう。試し履きの際は平地だけでなく、段差でのフィット感も忘れずに。

・帽子
紫外線や落下物による怪我から頭を守ってくれます。ツバがある帽子は雨が降った際、視界の確保にも役立ちます。
▲山道は危険がいっぱいなので登山用の装備は必須

<必須アイテム>
・バックパック、リュック
体にフィットし、歩いた時に快適に動けるものがベスト。日程に合わせて必要な装備が入るサイズを選びましょう(日帰り登山は20-30L程度が目安)。

・レインウェア
山の天気は変化しやすく読みにくいもの。そのためレインウェアは必ず持ちましょう。雨よけだけでなく、寒いときの防寒具としても◎。ジャケットとパンツに分かれているものが適しています。

・腕時計と地図(紙製)
携帯電話やスマートフォンが壊れるなどのトラブルに備えて必ず携行しましょう。地図は広範囲にわたって細かく描かれているものが理想。

・飲食物
険しい山道を歩いていると、自然と喉が渇くもの。水やスポーツ飲料などの水分は必ず持って行きましょう。チョコレートやキャンディなど、歩きながらエネルギーを補給できる食べ物を携行するのもおすすめです。
▲体にフィットした装備を身に着けて快適な山歩きを楽しみましょう(写真提供:株式会社エイ・エヌ・ディー)

<あると便利なグッズ>
・ヘッドランプ
山歩きは日の明るいうちに行動したいものの、予定より遅くなることも。手元が自由になるヘッドランプならば、楽に足元を照らすことができます。

・虫除けスプレー
自然豊かな山には虫が多く出現します。コンパクトな虫除けスプレーを携帯しておくとよいでしょう。

・カメラ
せっかく山に登るならば、目にした草花や美しい景色を写真に残しておきたいものですよね。カメラがあれば登山中は撮影、帰ってからは思い出に浸れるなど楽しみも広がります。
▲山は撮影したくなる場所が豊富。ぜひカメラにおさめましょう(写真提供:株式会社屋久島メッセンジャー)

5.山歩きのマナー

山道は細くて狭いところも少なくなく、人がすれ違うのもやっとという場合も。お互い道を譲りあうなど思いやりを持ちましょう。すれ違う際には積極的に「ありがとう」「こんにちは」と、声を掛けるのも忘れずに。また、国立・国定公園など自然保護のため植物の採取が禁じられている場所もあります。入山する前に必ず確認しましょう。
▲山では誰とでも気持ちよく、笑顔でコミュニケーションしよう

豊かな自然、心地よい風、美しい景色を楽しめる、山歩き。普段の生活では触れられない大自然の中に身を置けば、心も体も癒やされるでしょう。ガイド付きツアーを利用すれば、山歩きのコツはもちろん、山にまつわる話も聞けるので面白さは倍増します。ガイドさんとともに歩くツアーも上手に活用しながら楽しい山歩きの時間を過ごしてみませんか。
ぐるたび編集部

ぐるたび編集部

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