近すぎて大興奮!イルカやクジラのウォッチングツアーに行こう

2017.01.25

大海原に船を走らせ、手を伸ばせば届きそうな距離で野生のイルカやクジラを見る。その体験は、地球に暮らす生命の神秘を感じさせてくれます。相手は野生動物ですが、ウォッチングツアーに参加すればイルカやクジラに間近で会うことができますよ。今回はイルカやクジラのウォッチングツアーを楽しむためのポイントをご紹介します。

▲ブリーチング(ジャンプ)の練習をするザトウクジラ

目次

1.日本の海でもイルカやクジラに出会える
2.ウォッチングツアーの流れと楽しみ方
3.ツアーに必要な持ち物と注意点
4.ウォッチングツアーにおすすめのエリア

1.日本の海でもイルカやクジラに出会える

イルカやクジラは海外でしか出会えないと誤解されがちですが、じつは日本の海にも多く生息しています。日本は海に囲まれた島国。北海道にはじまり、本州、四国、九州、沖縄など、イルカやクジラに気軽に会いに行けるツアーは各地にあります。イルカやクジラは特定の海域を回遊する習性があるため、海を知り尽くした地元のガイドであれば群れを探すのは比較的簡単。
▲「一緒に遊ぼう」と言わんばかりに、船のそばを泳ぐイルカたち

とりわけイルカは好奇心が強く人懐っこい性格なので、むこうから船に近寄ってくることもあります。なかには「群れに会えなかったら全額返金」をうたうツアー会社もあるほど。それほど遭遇できる可能性は高いのです。ちなみに、地球上に数多く存在する哺乳類のなかで、一生を海のなかで過ごす哺乳類はイルカやクジラの仲間と海牛類(ジュゴンやマナティ)しかいません。イルカやクジラは、ちょっと変わり者の動物なんです。

2.ウォッチングツアーの流れと楽しみ方

▲ツアーに申し込んだら、ライフジャケットを着用して出発!

では、イルカやクジラのウォッチングツアーとはどのようなものでしょうか。ウォッチングツアーは、大きなフェリーではなく定員10~20人ほどの小回りの効く小型船で行くのが一般的です。30分から1時間ほど船を走らせて群れが生息するポイントを目指します。ポイントに着くまでの時間は、ガイドが生態についての説明などをしてくれます。勉強になるのはもちろん、イルカやクジラをより身近に感じられるようになるはずです。
▲ガイドによるイルカの生態の説明。どこにイルカが多く生息しているか知り尽くしている

ポイントが近づいてきたら、目を凝らして群れの姿を探します。クジラは海面から上がる潮や尻尾が目印、イルカは背びれが目印です。もしかしたら、自分が第一発見者になれるかもしれません。集中して群れの姿を探しましょう。
▲船長やガイドさんの案内に従って、遠くで泳ぐイルカの三角ヒレを見つけよう

群れを発見したら、驚かせないようにエンジンを低速にして静かに接近。クジラの潮吹きの音やイルカの鳴き声に耳を傾けて野生動物の息遣いを感じましょう。運がよければイルカの群れとしばらく併走したり、クジラの「ブリーチング(ジャンプ)」や「フルーク(深く潜る際に尾びれを水面に上げること)」を間近で見られるかもしれません。
▲ザトウクジラの尾びれの大きさは、縦2m×横3mを優に超えるそう。ホエールウォッチングで「フルーク」が見られると、ひときわ大きな歓声が上がる!
▲船のすぐ横にクジラが姿を現すことも。潮吹き孔がしっかりと確認できる

3.ツアーに必要な持ち物と注意点

潮風を感じながら海をクルーズするのは気持ちの良いもの。船に乗れる年齢に達していれば、子供から年配の方まで誰でも特別な道具なしで参加することができます。しかし、ツアーは短いもので2時間ほど、長いものだと4時間以上の長丁場になります。出発時は晴天でも急に悪天候になることも十分に有り得るので、ウィンドブレーカーなどの防寒具は持参するようにしましょう。
▲カメラやスマートフォンなどで動画や静止画を押えることもお忘れなく

また小型の船は揺れやすいので、船酔いが心配な方は酔い止め薬を飲んでおくことをオススメします。船には屋根が付いている場合が多いですが、イルカが見えやすい甲板などには屋根がない場合も。日焼け止めを塗るなど、対策をしておきましょう。なお、日傘や帽子は風に飛ばされる危険があるので、オススメできません。

4.ウォッチングツアーにおすすめのエリア

【熊本県・天草】通年
イルカは瀬戸内海や高知県沖などの太平洋でも見られますが、熊本県の天草がとくにおすすめ。栄養豊富なこの海域には約200頭のミナミバンドウイルカが定住しており、年間を通じて90%以上の確率でイルカに出会うことができるそうです。
【沖縄県・小笠原諸島】12月下旬~4月上旬
ブリーチング(ジャンプ)が有名なザトウクジラは北極や南極付近の海で夏を過ごし、冬になると出産や子育てをするために暖かい日本の海にやってきます。日本国内でザトウクジラを見るなら、冬(12月下旬~4月上旬)の沖縄や小笠原諸島が観測ポイントといえるでしょう。

【春~秋にベストシーズンを迎えるその他のエリア】
他にも、ウォッチングツアーの種類やベストシーズンは地域によってさまざま。マッコウクジラが見られる北海道の知床(5~10月頃)、海の貴婦人・ニタリクジラを観察できる高知県の土佐湾(4~10月頃)など、全国津々浦々でバラエティに富んだツアーが実施されています。
▲体長3~4mの小型クジラの一種ハナゴンドウは、4~9月頃に和歌山県の那智勝浦エリアにやってくる

シーンや目的に合ったウォッチングツアーを探して、旅の計画を立ててみてくださいね。
海で暮らすイルカやクジラと時間を共有すれば、きっと大きな感動を得ることができるはず。子供連れはもちろん、大人だけでも興奮すること請け合いのウォッチングツアーに是非とも出かけてみませんか?
ぐるたび編集部

ぐるたび編集部

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