おすすめガラス工芸体験はコレ!体験の種類や魅力を目的別に紹介

2017.05.02

キラキラと輝くグラスや風鈴、ビー玉に見とれてしまうことはありませんか?美しくて繊細なガラス作品を自分の手で作れたら、なお愛着が湧きそうですよね。ここでは、初めての方でも楽しめるガラス細工・ガラス工芸体験の魅力をジャンル別にご紹介。日常使いしたいグラスはもちろん、飾って眺めたいインテリア雑貨やアクセサリーまで、方法次第でいろんな作品が作れるガラス工芸の世界に足を踏み入れてみませんか。

目次

1.ガラス製作の主な技法
2.職人気分を味わえる「吹きガラス」
3.お絵かき感覚で楽しめる「サンドブラスト」
4.伝統工芸「切子細工」の技にチャレンジ!
5.アクセサリーにおすすめ「トンボ玉」
6.オリジナリティを手軽に発揮するなら「フュージング」

1.ガラス製作の主な技法

ガラス製作を体験できる施設は、都心から地方まで全国各地にあります。その人気の秘訣は、作れる作品のバリエーションが豊富なこと。ガラスの特性を生かしたさまざまな技法を駆使することで、多彩な作品を作ることができます。では、実際にどんな技法で、どんな作品を作ることができるのでしょうか。

A.ホットワーク
炉で熔かしたガラスを成形・加工する技法。主に「吹きガラス」を指し、グラスや小鉢、風鈴や花器などの製作に用いられます。

B.コールドワーク
ガラスを研磨したりカットしたりすることで成形・加工する技法。主に「サンドブラスト」や「切子」のこと指します。グラスやお皿などに彫刻を施すことができます。

C.バーナーワーク
専用のガスバーナーでガラスを熔かしながら成形・加工する技法。主に「とんぼ玉」の製作に用いられます。

D.キルンワーク
玉状や板状のガラスを焼成窯で加熱し、変形・融合させる技法。「フュージング」とも呼ばれ、ペンダントなどのアクセサリー類やフォトフレームなどの製作に用いられます。
▲風鈴は「ホットワーク」の技法を用いて作られる

このように技法次第で作れる作品は実にさまざま。体験内容によって所要時間や価格、難易度なども違うので、まずはそれぞれの特徴をしっかり学んで目的や好みに合ったプランを選びましょう。

2.職人気分を味わえる「吹きガラス」

炉で熔かしたガラスを金属管に巻き取り、息を吹き込んで膨らませる「吹きガラス」。ガラス工芸というとこちらをイメージする人も多いのではないでしょうか。
「吹きガラス」の魅力といえば、職人になった気分でガラス製作に没頭できること。炉の中で真っ赤に熱せられたドロドロのガラスを巻き取り、吹いて膨らませ、叩いてカットして作品を完成させれば、ガラスという素材のおもしろさを実感できることでしょう。
▲職人さんがしっかりサポートしてくれるので女性や子どもでも安心

ガラスの色を自由に選べる施設も多く、マーブル模様にしたり、あえて気泡を含ませたデザインにしたり…とアイデア次第でいろんな作品ができるのも「吹きガラス」の醍醐味。簡単なグラスであれば30分ほどで完成させることができますよ。
▲色とりどりのサンプルを見るだけでも心が躍る

ただし「吹きガラス」は成形した後に一晩かけて冷ます必要があるため、体験当日に持ち帰ることはできません。翌日以降の受け渡しか、数日後の配送となることがほとんどなので、気になる人は事前に受け取り方法について確認しておきましょう。
▲完成したグラスに何を入れて飲もうか、考えながら作品の到着を待つのも楽しい

3. お絵かき感覚で楽しめる「サンドブラスト」

専用の機械を使用して、ガラスの表面に砂状の粒子を吹き付けながら彫刻していく「サンドブラスト」。砂でガラスが削れるなんて、とっても不思議だと思いませんか?
その製作方法は意外とシンプル。まず初めにデザインを施したいグラスやお皿を選び、模様が描かれた専用の保護シールを貼ったら、模様の輪郭に沿ってシールをカッターでカットしていきます。
▲保護シールの種類は、ハートや星形、植物や動物のモチーフなど何百種類にものぼる。アルファベット形のシールで文字を入れることも

さらに模様をカットした部分に、専用の機械で砂状の粒子を吹き付けて削っていきます。すると、粒子をあてた部分だけがスリガラス状になって立体的な模様ができるというシカケ。あっという間に模様が浮かび上がっていくさまは手品みたい!
▲専用の機械で砂の粒子を吹き付けている様子

保護シールの組み合わせ次第で、無限にデザインのバリエーションが広がることも「サンドブラスト」の魅力。オリジナルの絵柄をシールに描いてカットすることもできるので、お絵かき感覚で自分だけのデザインを考えてみましょう。ただし、あまりに細かい模様はカットするのに苦労するので、初めての方は大きめの模様を施した方が無難ですよ。
▲上級者になると、こんなに繊細な模様を施すことも

所要時間は1~2時間ほど(模様の細かさによって時間は変動します)。作った作品は体験当日に持ち帰ることができます。大切な人に手作りのプレゼントを今すぐ用意したい人にもおすすめかも!?

4.伝統工芸「切子細工」の技にチャレンジ!

ガラス工芸の中でも、ひときわ高級感を漂わせる「切子細工」。精緻な幾何学模様が施されたカットグラスは、まさに芸術品といえます。
その高度な技術に触れてみたい人は「江戸切子」や「薩摩切子」などの工房に足を運んでみては。グラインダーという、円盤を高速回転させることでガラスの表面に溝を入れていく専用の道具を使って、実際に「切子細工」の技に挑戦することができます。
▲職人と同じ道具で仕上げ。江戸時代から続く伝統に触れられる貴重な体験

わずかな力加減で溝の太さが変わってしまうので、体験の難易度は比較的高め。でも、だからこそ上手に模様を入れられたときの喜びは格別なものがあります。熟練の職人さんに丁寧に教えてもらうことで、その技術力の高さを間近で感じられるのも嬉しい限り。
▲お皿づくりにチャレンジできる工房もあります

何より、実際に触れて作ってみることで、「切子細工」の魅力だけでなく、日本の歴史や文化まで再発見することができます。体験価格は3,000円程度~と意外にお手頃。自分で作った酒器で一杯やるのもオツな楽しみ方ですよ。

5.アクセサリーにおすすめ「トンボ玉」

コロンとした丸いフォルムがかわいい「トンボ玉」。かんざしやピアスなどのアクセサリーとして、普段から身に付けている女性も多いのではないでしょうか。
最近は製作キットも販売されており、自宅で作って楽しむ人も増えているようですが、興味のある方はまず施設で体験してみることをおすすめします。トンボ玉1個だけなら15~30分、1,000円弱で気軽に製作することができます。
▲専用のバーナーで棒状のガラスを熔かし、丸い形に成形していく

多くの施設では、完成した「トンボ玉」を使ってアクセサリー作りを楽しむこともできます。製作できるのは、かんざし・ストラップ・ブレスレットなど実にさまざま。なかにはイヤホンジャックやサンキャッチャーなど、ちょっと変わったアイテムを作れるところもありますよ。
▲太陽の光を受けてキラキラ輝くサンキャッチャーに、お手製のトンボ玉をつけて

バーナーの扱いにさえ注意すれば、小さなお子さんでも比較的安心して製作できるのも嬉しいところ。親子で出かけて、お揃いのアクセサリーを作ってみるのもステキな楽しみ方ですね。

6.オリジナリティを手軽に発揮するなら「フュージング」

「ものづくりに自信はないけど、自分だけのオリジナルな作品を作りたい」。そんな人には、色も形も自由にアレンジできる「フュージング」がおすすめです。
「フュージング」とは小さなガラスのパーツを金属やガラスの土台に並べ、熱で熔かして融合させる技法のこと。パーツは星や花柄、アルファベット入りなど多彩な種類が揃っているので、それらを自由に並べることで世界にふたつとない作品を簡単に作ることができます。
▲色とりどりのパーツ。その種類の多さにどれを使うか迷ってしまう!

パーツを並べたら、あとは専用の窯で焼成するだけ。火も刃物も扱わないので、幼稚園の小さなお子さんでも安心・安全に体験できます。焼き上げる温度や時間によって、パーツの元の形を残したデコボコのデザインにしたり、滑らかになるまで融け合わせたりと自由にフォルムを選べるのも「フュージング」の魅力。どんな模様になるのかな?と完成図を想像しながらパーツを並べるのも楽しいですね。
▲専用の金具とゴムを付ければ、おしゃれなヘアゴムに早変わり!

もちろん、完成した作品を使ってオリジナルのアクセサリーや雑貨を作ることもできます。製作できるものは箸置き・マグネット・ブローチ・キーホルダーなどの小物類から、フォトフレームやお皿などの雑貨類までさまざま。焼成した作品が冷めるのを待ってから加工する必要があるのでトータルの製作時間は2時間以上かかりますが、自分のセンスを生かしたアイテムを簡単に作れるとなれば体験する価値はアリですね。
いかがでしたか?技法次第でいろいろな作品が作れるガラス細工・ガラス工芸体験は、自分へのご褒美作りにも大切な人へのプレゼント作りにもおすすめです。普段なかなか気づくことないガラス素材の魅力や構造のおもしろさを再発見できるのも大きな魅力。旅の途中に、もしくは週末にふらりと出かけて、あなただけのガラス作品を作ってみてくださいね。
ぐるたび編集部

ぐるたび編集部

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