本場の沖縄料理を旅の途中でマスターできる料理教室を体験!

2017.04.08 更新

現地の美味しいものをいただくことは、旅行の醍醐味のひとつ。ゴーヤーチャンプルーやラフテー、ソーキそばなど、シンプルなのに深い味わいが魅力の沖縄料理。お店で味わうのもいいけれど、プロの先生からコツを教わりながら、自分で作ってみるという楽しみ方もできるんです!今度の沖縄旅行には、沖縄料理体験をプラスしてみるのはいかがですか?

沖縄県那覇市内に教室を構える「よんなーフード・嘉陽(かよう)かずみ料理教室303」では、沖縄料理を“文化”として気軽に楽しむ提案をしています。

おすすめは、沖縄食材がそろう「第一牧志公設市場」の散策から始まる、沖縄料理教室。一度のレッスンで沖縄の家庭料理を学べるだけでなく、沖縄料理に欠かせない素材が揃う市場を先生に案内してもらえる、観光客にもおすすめのコースです。そのほか、沖縄家庭料理・宮廷料理を基礎から体系的に学べる料理教室も開催しています。
沖縄料理教室は、次の3つのコースから選ぶことができます。

●クイックコース:午前中の約3時間で手打ちそばと沖縄スイーツ作りに挑戦!
●スタンダードコース:市場を散策後、沖縄料理5品作りに挑戦(約3時間)
●プレミアムコース:市場散策後、お好みの沖縄料理5品作りに挑戦するわがままコース(約3時間)

「市場散策で現地の生活を満喫したいし、プロから沖縄料理のコツも学びたい!」
欲張りな私は、スタンダードコースに挑戦しました。
当日午前10時、那覇市のメインストリート・国際通りに面する「那覇市ぶんかテンブス館」の建物前で、嘉陽かずみ先生(右)と待ち合わせ。いよいよ体験コースがスタートです!

沖縄食材の宝庫「第一牧志公設市場」散策へ!

沖縄文化を感じられると人気の「第一牧志公設市場」。沖縄都市モノレール牧志駅から徒歩7分、那覇市のメインストリートである国際通りの奥に位置しています。「第一牧志公設市場」の歴史は、なんと60年以上!第二次世界大戦後の混乱期から、県民の生活を支えて来た市場なのです。
▲那覇市ぶんかテンブス館から「平和通り」のアーケードを通って「第一牧志公設市場」を目指します
▲寄り道した乾物屋で積み上げられていた鰹節。グラム単位の量り売りですが、1本1,200円前後から購入できます
▲鰹節1本を購入し、目の前で削ってもらいます

沖縄料理の伝統的な味付けは、塩や味噌のほか、鰹や豚の出汁を多用するのが特徴です。
嘉陽先生に勧められて削りたての鰹節をひとくち食べてみると、口の中にフワッと広がる鰹の香ばしさ。この味が出汁の美味しさを決めるんですね。
▲「第一牧志公設市場」に入ります

1階には鮮魚店、精肉店、加工食品店などの店舗がずらりと並んでいます。2階は飲食店街になっていて、1階で購入した鮮魚を持ち込み、その場で調理してもらうことも可能です。
▲1階の鮮魚店。水槽の中には沖縄ならではの海の幸もたくさん
▲1階の精肉コーナー。沖縄料理に欠かせない豚肉を扱うお店が多いそう
▲私たちもここで、今日の調理に使う豚肉を購入しました
▲こちらは豚のモツで、祝いの席でいただく「中身汁(なかみじる)」というお吸い物に登場します。沖縄では、豚は鳴き声以外すべて食べるといわれています
▲お土産として嘉陽先生におすすめされたのがチラガー(豚顔皮)

「唐辛子やスモーク味もあるけど、味のついていないチラガーがおすすめ。カレーのルーに細かく刻んで入れると美味しいんです。チラガーは煮込むと溶けてトロトロになるし、コラーゲンたっぷりなので女性に喜ばれますよ」(嘉陽先生)

カレーにチラガーの組み合わせは、なかなか思いつきませんが、食べてみたい!真空パックになっているので、帰りの飛行機も安心ですね。
いきなりチラガーを買うのは抵抗がある……。そんな方には、豚たんやベーコンなどもおすすめです。
▲八百屋さんでは、葉野菜や島らっきょうなど旬の野菜が並びます。私たちは調理で使うゴーヤーを購入しました
▲厚い衣が特徴的な沖縄てんぷらは食べ歩きにもオススメ。イカ、魚、もずく、芋など様々な具があります
▲市場散策の最後に寄った老舗の沖縄てんぷら店で、てんぷらをいただきます!

実は、嘉陽先生のご実家はこの辺りなのだそう。小さい頃から市場によく通い、お店に立つみなさんとは顔見知りなんですね。この日、てんぷら屋さんでもおばさんたちと楽しそうにおしゃべり。そんな嘉陽先生だからこそできる、ディープな市場案内を満喫しました!

沖縄料理体験前半戦、材料の下ごしらえ

たっぷり市場散策を楽しんだあとは、市場から車で約5分の那覇市寄宮(よせみや)にある教室へと移動します。
▲明るい日差しの差し込む教室で、メニューや調理方法の説明を受けます

今回挑戦するのは、旅行から帰った後に自宅でも挑戦できそうな沖縄料理5品。

●ラフテー:豚三枚肉の煮込み
●ゴーヤーチャンプルー:豆腐とゴーヤーの炒め物
●クファジューシー:豚三枚肉と野菜を使った固めの炊き込み御飯
●アーサ汁:冬から春にかけてとれるアーサ(ヒトエグサ)という海藻のおすまし
●ゴーヤージュース

調理方法の説明を聞いたら、さっそく調理スタートです!
▲まずは、ラフテーとクファジューシーに使う豚三枚肉をカット

「肉を切るときは、まず肉の筋を見つけて、垂直に包丁を入れるんだよ」と嘉陽先生からアドバイス
豚三枚肉は、ラフテー用に大きめにカットしたあと、残りをクファジューシー用に細かくカットしていきます。同時に、クファジューシー用の椎茸、ニンジンを5cm角に切って、お米、調味料と一緒にお鍋の中へ入れて火にかけます。
▲出汁を入れた鍋に豚三枚肉(ラフテー用)をイン!

ラフテーの味付け用の醤油は、後から3回に分けて入れます。こうすることで味が濃くなりすぎるのを防ぐんだそう。強火でぐつぐつ煮ていきます。
▲お次はゴーヤーチャンプルー。ゴーヤーは、半分をチャンプルー用に薄切りに。もう半分はジュースにするため、おろし器で表面をおろします
▲チャンプルー用のゴーヤーは苦みを取るため、塩を適量ふって軽くまぜます
▲島豆腐はしっかりと水気を切り、手でちぎって一口大のサイズに

沖縄料理の炒めものには「チャンプルー」と「イリチー」の2種類があります。普段、野菜たっぷりの炒め物を見かけるとなんでも「チャンプルー」と呼んでしまいがち。しかし本来は、島豆腐を使った炒め物だけが「チャンプルー」なんですって!(一部例外あり)みなさんご存知でしたか?
下ごしらえのラストは、アーサ汁の準備。ゴーヤーチャンプルー用の豆腐とは別に、アーサ汁に入れる豆腐を1cm角にカット。先に水洗いしておいたアーサと一緒に出汁たっぷりの鍋に入れて、煮立てます。

調理実習、ゴーヤーづくしの後半戦!

さて、ここからは沖縄料理の代表選手、ゴーヤーチャンプルー作りに取りかかります!
▲まず、先に島豆腐だけを炒めて鍋からあげます。このように焦げ目がしっかりつくように、鍋に入れてからはしばらく手を出さないこと
▲次に豚肉と野菜を鍋に投入し、しっかり炒めます
▲豆腐を鍋に戻して味付けをし、仕上げに溶き卵を流し込みます

卵を入れてすぐに手を出したくなるけど、ここも我慢。しばらく待って卵が固まった頃に、優しく返すとゴーヤーチャンプルーのできあがり。
「家で挑戦したときより、色も香りも美味しそう!」
▲おろしたゴーヤーをこし器でつぶし、ゴーヤーエキスを抽出

最後はゴーヤージュース作り。抽出したゴーヤーエキスをグラスに注ぎ、好みでハチミツを入れ、水で割ってよくかきまぜると…
▲ゴーヤージュースのできあがり!
▲ゴーヤーチャンプルーとゴーヤージュースができあがる頃、先に煮込んでいたラフテー、クファジューシー、アーサ汁も完成しました

「うん、上手にできましたね。」
美味しそうな香りが部屋中に広がるなか、嘉陽先生にも褒めていただき上機嫌な私たち。できあがった料理を器に盛りつけながら、ついつい笑顔がこぼれます。

沖縄料理5品が完成!いただきます

▲プロに教わりながら、自分たちで作った「沖縄料理定食」。冷めてしまう前に「いただきます」

「お店で出せそう!おいしそう!」

ゴーヤーチャンプルー、ラフテー、クファジューシー、アーサ汁、ゴーヤージュース。テーブルの上に並んだ料理は、食べるのをちょっとためらってしまうほどの出来映えです。

まずはゴーヤージュースをひとくち。あれだけ濃い緑色のエキスだったので、どれだけ苦いかとドキドキしていましたが、たっぷりハチミツのおかげで程よい苦みになりました。
水の加減次第でべちゃっとしがちなクファージューシーも、お店でいただくようなサラサラに炊きあがりました。嘉陽先生から教わったコツのおかげなのですが、その内容はぜひ教室で!直接聞いてみてくださいね。
特製の出汁がしっかりきいて、優しい味がいい感じ。

ゴーヤーチャンプルーもゴーヤーの苦みを感じすぎず、ちょうど良い塩梅に。卵でとじるのもポイントのひとつのようですよ。
「ラフテーってもっと難しいと思っていたけど、家でもできそう!」
「うん、帰ってまた挑戦してみたいよね」
そんな会話を交わしながら、ペロリと完食してしまいました。
実際やってみるまでは「短時間で沖縄料理のコツを教えてもらうなんてできるのかな?」とか「難しかったらどうしよう」とか、いろいろ考えていたんです。しかし、普段の調理に一手間かけるだけで美味しくなることが判明!

そして、エプロンも調理道具も一切持ち込まず、手軽に体験できたことも良かったです。帰りには今回作った料理のレシピをいただいたので、また家でも作ってみようと思いました!

「第一牧志公設市場」の散策から始まる沖縄料理教室。沖縄旅行のプランに、ぜひ組み込んでみてください。
久高葵

久高葵

沖縄で生まれ育った、沖縄在住ライターです。沖縄の「美味しい・おもしろい・気になる」を発信したいと奮闘中。 また、ひょんなことがきっかけで泡盛に興味を持ちはじめ、2016年春に泡盛マイスターの資格を取得。『泡盛じょーぐー(沖縄方言で「大好き」の意味)』としてお酒にまつわる情報も発信しています。

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