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沖縄でここだけ!幸せを運ぶ「サンゴ染」でオリジナルものづくり体験

2017.05.04 更新

沖縄旅行の思い出に、自分だけのお土産づくりに挑戦するのはいかがですか?今回ご紹介するのは、海中を美しく彩るサンゴの化石を使った「サンゴ染」。ここ沖縄の「首里 琉染(りゅうせん)」でしか体験できない、とっておきのものづくりをレポートします。

沖縄で唯一!サンゴ染を体験できる場所「首里 琉染」

今回、サンゴ染を体験するために訪れたのは、琉球王国の中心・首里城から徒歩約5分の所にある「首里 琉染」。沖縄の染色文化発展のため昭和48(1973)年に創立された染工房で、現在はどなたでも染め物体験をすることができます。
黒格子のエントランスに迎えられて、ワクワクしながら入店!
▲2階の体験コーナーに上がると、色鮮やかなサンゴ染の作品たちが迎えてくれます
サンゴ染は、「首里 琉染」の創設者・山岡古都(やまおかこと)先生が考案した染め物です。40年程前に浜に打ち上げられたサンゴの化石を平らに切断。その上に布を載せ、染料をつけたタンポ(球状にした綿を布で包んだもの)で布の表面を擦ることで、サンゴの自然な模様を写し出します。
ご存知の方も多いかもしれませんが、現在サンゴは、養殖されたもの以外を拾ったり購入したりすることが禁止されています。「首里 琉染」で使われているサンゴの化石は40年前(法律ができる前)のもので、特別に許可をもらっています。だからこそ、サンゴに囲まれた沖縄でも“ここでしかできない体験”と呼ぶことができるのです。

サンゴは昔から「幸せを呼ぶ」と言われています。また、満月の夜に一度に大量に産卵をすることから「子孫繁栄」、そして、成長するには長い年月が必要なので「長寿」のシンボルとも考えられているんです!
そんな意味が込められていることから、結婚や出産のお祝い、おじいちゃん・おばあちゃんへの手作りプレゼントとしてもおすすめなんですよ。
▲サンゴ染体験で染めるものは、Tシャツ、トートバッグ、手ぬぐい、風呂敷から選ぶことができます(材料費込み、一律大人3,240円・税込)
▲作品に囲まれたテーブル席に着いて、体験スタートです!

作ったその日に持ち帰れるサンゴ染体験

▲はじめにスタッフさんからやり方のレクチャーを受けます。初めての方でも安心ですね!
▲机の上にはタンポの載ったマット(左上)と4色の染料(右のチューブ)、大小さまざまなサンゴの化石(中央)がセットされています
▲沖縄らしい模様も表現できるように、魚やシーサー型の石も!
まず、好きな化石を選び、どこに配置するか決め、その上に布を置いてゴムで固定します。布の表面に染料を差すので、固定するときには、生地の裏表を確認しましょう。

使う染料は、洗濯や色落ちに強い樹脂顔料。黄色と赤・青・紫の4色なのですが、色の足し算で別の色を作ることができます。たとえば、黄色と紫で茶色。黄色と青だと緑になりますね。マットの上で色を混ぜるのではなく、生地の上で直接、色を変化させていきます。
▲色を足す場合は、明るい色から先に染めます。最初に一番薄い黄色
▲そこに赤色を足すことで、オレンジ色に
▲真ん中部分から色を差し、外側に向かって色の輪を大きくしていき…
▲きれいなグラデーションができました!

ここまで見ていただいて分かる通り、サンゴ染は想像以上に自由度が高いです!様々な大きさの化石を使って、いろいろな色の模様をいれることができ、生地全体を染めることも、少しだけに留めて絵のように表現することもできます。色を重ねていくのが楽しくて、ついつい時間を忘れて没頭してしまいました。
▲今度は特大サイズのサンゴの化石を使い、大きな模様に挑戦
▲そして、できあがりがこちら。1階のショップに並ぶ商品と一緒にパシャリ!

今回、約1時間かけて、虹をイメージした様々な色のグラデーションにチャレンジ。自分だけのオリジナル風呂敷が完成しました! 

最後に、自宅に帰ってからの工程(アイロン掛け)のレクチャーを受けます。体験したその日の内に作品を持ち帰れるのもうれしいポイントですよね。

サンゴ染体験のあとは「首里 琉染」の中を見学しよう!

体験を終えたあと、店内を見学させてもらうことにしました。
最上階・3階は職人が色差し(染め)を行う作業場になっていて、自由に見学することができます。三角屋根の高い空間を生かし、「タイコ」と呼ばれる巨大なはた織り機のような台で作業します。
▲こんな感じで椅子に座り作業をするそうです。試しに座らせてもらいました
ここではサンゴ染のほかに、沖縄伝統の染物、紅型(びんがた)の商品作りも行います。紅型の色差しは、専用の筆を使い細かく作業をするんですね。スタッフさんに声をかけると、作業中にもかかわらず説明をしてくださいました!
1階では、紅型やサンゴ染の生活雑貨やインテリアを展示販売しています。「体験する時間はないけれど…」という方は、1階のショップでお気に入りの一品を探してみてくださいね。
今回の体験では一番オーソドックスな「風呂敷」を選びましたが、生活で使えるものを作りたい方にはトートバッグやTシャツがおすすめです。
那覇観光の合間のちょっとした時間や、お天気がパッとしない時のアクティビティとしてもぴったりの「サンゴ染体験」。ぜひ楽しんでみてください。
久高葵

久高葵

沖縄で生まれ育った、沖縄在住ライターです。沖縄の「美味しい・おもしろい・気になる」を発信したいと奮闘中。 また、ひょんなことがきっかけで泡盛に興味を持ちはじめ、2016年春に泡盛マイスターの資格を取得。『泡盛じょーぐー(沖縄方言で「大好き」の意味)』としてお酒にまつわる情報も発信しています。

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