【2019年】宮城・仙台の桜名所10選。春色に染まる杜の都を訪ねよう

2019.03.21 更新

例年4月上旬~中旬に見頃を迎える宮城県仙台市内の桜。仙台城跡など観光スポットでもたくさんの桜が咲き、美しい景色を楽しむことができます。今回は定番のお花見スポット全10カ所の見どころを、より満喫できる方法やイベント情報とともにご紹介します。

1.仙台駅から一番近いお花見会場!【榴岡公園】

まず仙台のお花見の定番として外せないのは、「榴岡(つつじがおか)公園」。桜のシーズン中は約10万人が訪れる大人気スポットです。
▲たくさんの花を咲かせる大きな桜の木が中心(写真提供:仙台市)

「榴岡公園」へのアクセスはJR仙台駅から東に徒歩約15分。街の中心部にありながら、広々とした敷地に芝生広場や噴水、野外音楽堂、歴史民俗資料館などを有し、普段は街の喧騒を感じさせない空間が広がっています。桜のシーズンは桜まつりが開催されるので、花見客で賑わいます。

2019年の桜まつりは4月1日(月)~29日(月・祝)の開催(南エントランス広場は~5月6日)。週末にはジャズやロック、民謡など多彩なジャンルのお花見ライブや、大道芸人によるステージイベントを楽しめます。4月中旬にはにぎやかな「仙台すずめ踊り」を見られる日もあります。
▲シダレザクラやエドヒガンなどが咲き誇る(写真提供:仙台市)

2.桟敷席から夜桜鑑賞 【西公園】

仙台駅を中心とした東の定番が榴岡公園なのに対し、西の定番お花見スポットは「西公園」。毎年およそ5万人もの人が訪れています。
▲勾配の少ない広場に約200本の桜がある

園内には多くの出店が並んでいるため、手ぶらで行っても食事や飲み物の心配は無用。すぐ近くには地下鉄東西線・大町西公園駅があり、アクセスの良さも抜群。ライトアップされた美しい夜桜も楽しめたりと至れり尽くせりの花見スポットです。
▲ライトアップされた幻想的な桜に多くの人が酔いしれる

そして何より西公園の目玉といえば桟敷席。暖房とテントを完備しているので冷え込む夜も暖かく、雨の日でも濡れずに花見を楽しめます。予約制のため早い時間から場所取りをする必要がないのもうれしいところ。桟敷席は毎年人気のため、気になる方は西公園花見協賛会のホームページから早めの予約をおすすめします。

3.国指定重要文化財と共に見る桜【東照宮】

伊達家2代藩主忠宗が、承応3(1654)年に建立した「東照宮」。当時の最高峰の技術を集めて造られており、本殿、唐門、透塀、随身門、鳥居は国の重要文化財に指定されています。
▲鳥居をくぐると朱塗りの小さな橋がある参道

本殿へまっすぐ続く参道や拝殿のすぐ近くに美しい桜が咲き、文化財と花のコラボレーションを楽しめます。
毎年4月第3土・日曜には「東照宮例祭・春祭」を開催。年に一度この祭りだけで見ることができる神楽奉納のほか、子ども神輿や演芸ステージなどが行われます。

お詣りをしながら桜を静かに眺める、少し大人なお花見ができそうなスポットです。

4.庭園散策も、温泉も楽しめる【天守閣自然公園】

仙台市中心部から車で約40分、秋保温泉の中心部から徒歩約15分の場所にある「天守閣自然公園」は秋保観光の定番人気スポットです。
▲里山のような趣のある園内

天守閣自然公園は日本庭園、日帰り天然温泉、オートキャンプ場、レストランを併設しており様々な楽しみ方ができる場所です。その中にある小屋館跡庭園の池泉回遊式日本庭園は自然の地形を生かした造り。四季折々の山野草や花木があり、合わせて約110本の梅と桜が花を咲かせて園内を彩ります。
▲24万平方メートルの池泉回遊式日本庭園には池や小川もある

庭園をゆったり散策しながらのお花見のほか、食事をしながら桜を眺めたり、温泉で体を癒したりすることもできます。桜の期間中は例年4,000人を超える人が訪れています。

隣接している「木の家ロッジ村」では、桜を眺めながらのバーベキューもできます。2019年4月13日(土)・14日(日)には手芸・工芸品と食を楽しめる一大イベント「手ん店(てんてん)」を開催。 温泉、食事、イベントなど桜と一緒にいろいろなことを楽しめる欲張りなお花見ができそうです。

5.可憐な春の花めぐりもできる【野草園】

JR仙台駅から車で15分ほど南にある「野草園」は、自然な里山風景の中で東北地方の野生植物を観察できる植物園です。広大な敷地に1,000種類を超える植物があり、例年、桜の見頃には約3,000人が訪れています。
▲富士山にも自生しているマメザクラは小さな花がかわいらしい印象

園内にはエドヒガンやチョウジザクラなど約10種類の野生の桜があります。仙台市中心部より少し標高が高いため、見頃はほかの場所より少し遅く、例年4月中旬~下旬まで様々な桜を楽しむことができます。

野草園にはオキナグサやカタクリなど、桜のほかにも春の花が多く植栽されているので、花めぐりを楽しみたい人におすすめです。また、野草園に隣接する、大年寺公園や伊達家墓所周辺にも桜が多いため、一緒に巡るとさらに楽しめますよ。
▲野生の桜の中では比較的大きな花をつけるオオヤマザクラ

6.桜が舞う遊園地【八木山ベニーランド】

スリル系からメリーゴーランド、さらに小さな子どもも楽しめるものまで、約30種類のアトラクションがそろう「八木山ベニーランド」。遊園地でありながら、なんと約700本の桜の木があり、園内のいたるところに桜があるという印象です。
▲定期的にヒーローショーを開催するなどファミリーに人気の遊園地

ソメイヨシノを中心に、シダレザクラ、八重桜、山桜など桜の種類も豊富。早咲きの寒緋桜など珍しい種も植栽されています。(寒緋桜はジェットコースター近くに植えられています。)
観覧車やジェットコースターに乗って上から桜を眺めたり、お目当てのアトラクションまで桜の下を歩いたり、遊びながら一日中桜を楽しめます。
▲桜のシーズンは多くの人で賑わうので、時間に余裕をもって楽しみましょう

7.歴史好きにはたまらない、史跡と桜を巡る【仙台城跡】

伊達政宗をはじめとする伊達家の居城跡で、石垣や復元された大手門脇櫓を見ることができる史跡「仙台城跡」。標高約130mの本丸跡は仙台を一望できる場所として、一年を通して多くの観光客が訪れています。
▲本丸跡にある伊達政宗公騎馬像(写真提供:仙台観光国際協会)

注目は撮影スポットとして有名な本丸跡に立つ伊達政宗公騎馬像。桜を背景にした騎馬像はこの季節ならではの構図です。仙台観光らしさ溢れる1枚としてぜひ写真に収めておきたいおすすめの場所です。
またこの辺り一帯は青葉山公園になっており、大手門跡周辺や五色沼など桜の名所も多く、たくさんの人が足を運んでいます。桜を眺めながらの史跡巡りというのもいいですね。

8.多彩な桜が咲き競う【三神峯公園】

仙台市の公園の中で、最も多い約750本の桜の木がある「三神峯(みかみね)公園」。早咲きから遅咲きまで約50種類の桜があるため、1カ月近くお花見を楽しめる貴重な場所です。
▲空を覆うように咲き、お花見気分も盛り上がる(写真提供:仙台観光国際協会)

仙台でも有名な桜の名所ですが、どこかのんびりとした雰囲気が漂っています。広々とした芝生の広場では、レジャーシートを敷いた家族連れがバドミントンなどをしながら過ごしています。
桜の開花期間中は、管理事務所棟で「花見売店」をオープン。軽食を片手に、多彩な桜から自分好みの桜を見つけてみるのもいいかもしれません。

9.頂上を目指して登っていこう【高森山公園】

岩切(いわきり)城跡を整備した「高森山(たかもりやま)公園」。岩切城とは奥州藤原氏滅亡後の陸奥国で要職に就いていた将監、伊沢家景(いざわいえかげ)の居城だった城です。この辺りは戦が繰り返し起こった場所のため、往時の土塁や堀などの遺構が残っています。
園内は広く、山の下から散策路が整備されているため、坂道を登りながら随所に咲く桜を眺めてゆっくり歩いていくのがおすすめです。
▲園内には400本を超える桜が植えられている

公園の入口から標高106mの公園の頂上にある本丸跡まで歩いて約30分。頂上にはソメイヨシノを中心とした桜が咲いている広場があります。ゆっくり座ってお花見をするならばここがおすすめ。仙台市中心部や太平洋までを一望でき、眺めの良さも抜群です。
頂上までの道は坂道が続くため、歩きやすい靴で行くのがおすすめ。ちょっとしたトレッキング気分でお花見が楽しめます。

10.桜の名所なのに穴場的な存在【長命館公園】

「長命館(ちょうめいたて)公園」は約12ヘクタールの広さがあり、中世以降、この地の領主だった長命氏の城跡を整備した歴史公園でもあります。

桜を見るなら南入口から入ってすぐにある、お花見広場へ。その名の通り、花見にぴったりな空間になっています。広場を大きく囲うように桜が咲いており、広場の中に座ればまるで桜の森にいるような気分に。
▲桜の本数は多くはないが、配置が工夫されているため見応えがある

実はここ、花見の名所の中でも穴場スポット。訪れる人のほとんどが地元の方で、アットホームな空気感。比較的ゆったりと桜を楽しめます。丘陵には展望台があり、周辺の街並みをはじめ、遠くは仙台港や七ツ森(北側にある7つの山の総称)も一望できます。
仙台市営地下鉄南北線・泉中央駅から車で約10分の場所にあるので、仙台駅から一足延ばして立ち寄ってみてはいかがでしょうか。
杜の都と呼ばれる仙台は、市内各所で豊かな自然を感じられる街。定番の観光スポットと組み合わせながら、桜の花めぐりをテーマに春ならではの仙台を満喫してみてはいかがでしょうか。

※写真は2017年以前のものです。
※桜の開花状況により、催事期間・内容が変更となる場合があります。詳しくは公式ホームページをご確認ください。
菊地裕子

菊地裕子

広告営業、編集プロダクション勤務を経て、仙台を拠点に活動するフリーのライター。グルメ、観光を中心に幅広い記事を執筆中。

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