魚のアメ横!新潟「寺泊魚の市場通り」は、まさに魚天国だった!

2017.04.29 更新

地場産の新鮮な魚介類をはじめ、全国の海産物が大集結している新潟県長岡市の「寺泊(てらどまり)魚の市場通り」、通称「魚のアメ横」。日本海の潮風が気持ちいいこの通りは、いつも行き交う人と売り子の活気溢れる声で賑わっています。今回は、海の幸が存分に楽しめるお魚天国で、食べ歩きしてきました!

寺泊は北陸自動車道・中之島見附ICより車で約30分、新潟県長岡市の日本海に面した場所にあります。夏は海水浴の人たちで賑わい、日本海に沈む鮮やかな夕日が一年中楽しめる、景色の美しいスポットとしても知られています。
▲海岸線沿いには漁船が停泊中、ここから新鮮な海産物が運ばれてくる

そんな寺泊には、新潟県の地魚を始め全国の新鮮な海産物店が集まる「魚のアメ横」と呼ばれる市場通りがあります。その歴史は1974(昭和49)年から始まり、現在では週末になるとまるで縁日のような賑わいよう。関東からも観光バスツアーが組まれ、たくさんの買い物客で行列ができます。

観光スポットとしてだけではなく、地元の人たちの日常の買い物の場としても親しまれています。ゆっくりと買い物を楽しみたい人には平日の日中に行くのがオススメ。
また「魚のアメ横」初体験、寺泊地域初体験の方は情報収集のため、まずは「長岡市寺泊観光案内所」に立ち寄ってみてはいかがでしょうか?寺泊魚の市場通りから柏崎方面に車で約2分走らせた場所に立地しています。
こちらではスタッフの方がオススメのお店情報から楽しい巡り方まで、親切丁寧に教えてくれます。更に周辺施設で使えるお得なクーポン付きの無料ガイドマップも入手できます。

色鮮やかな看板がお出迎え!早速「魚のアメ横」へ

無料の大駐車場に車を停めて横断歩道を渡ると、そこはもう活気溢れる魚の市場通りの中です。たくさんの色鮮やかなお店が立ち並び、売り子さんの元気の良い声が響き渡ります。
▲「いらっしゃい!美味しいよ~!」の声に自然と人が集まる

お店が立ち並ぶ通りを歩くと、軒先には豊富な種類の魚をはじめ、カニ、イカ、タコ、貝、海藻類など、ありとあらゆる海産物が並んで待っていました。鮮度が良いからかどれも美味しそうで、しかも安いというのが魚市場の嬉しいところ。まさに魚天国!
▲寺泊・新潟の地元を中心にさまざまな魚が集まります
▲色とりどりの魚を見ているだけでも楽しい
▲新潟県産・佐渡沖で穫れた紅ズワイ蟹もズラリ!
▲魚だけではなく、貝類の品揃えも充実!
▲いまテレビで健康に良いと話題の「ギンバ草」もあります

地場のものはもちろん、全国から新鮮な海産物が勢揃いしています。

市場ならでは!?新鮮な海の幸を“生”でいただきます!

▲鮮魚、カニ、貝類と豊富な品揃えの「山六水産」

最初に訪れたのは「山六水産」。たくさんの魚が並ぶ中、特に目を引いたのが「生の牡蠣とホタテを店内で食べられる」というものでした。
▲生の牡蠣とホタテの売り場に「店内で食べれます。」の文字が
▲「山六水産」の名物おじさん、猪爪(いのつめ)さん。気さくなトークで楽しく話をしてくれます

お話を伺うと「魚のことなら何でも聞いて。うちの奥さんについての質問は答えられないけどね!」と、冗談を交えながらいろんなお話をしてくれました。寺泊魚の市場通りにはこういった名物おじさんが数多く存在するようで、買い物や美味しい料理をいただくだけでなく、気さくなトークを楽しめるのも魅力の1つです。

早速、お店の方にお願いをすると…。
▲「あいよっ!」と手際良く貝を開き、すぐに提供してくれました
▲ホタテ1個400円(税込)、生牡蠣1個200円(税込)

では、まずは生牡蠣から。市場に並んでいたそのままを食べられるなんて、最高の贅沢!
猪爪さんに「生牡蠣はそのまま何も付けずに食べるのが美味しいよ」と教えていただいて、これが大正解!一口食べた瞬間に、磯の涼やかな香りが口の中いっぱいに広がっていきます。そして、つややかな見た目の通りトロッとした舌触りが何とも言えず美味しいのです。噛めば噛むほど牡蠣本来の甘みが感じられ、いままでに食べたことのない体験を味わうことが出来ました。
▲ホタテは醤油をかけていただきます

ホタテは貝ヒモのコリコリとした食感がたまらなく心地良いのですが、何より貝柱の甘みがすごい!

通常のスーパーやお店で扱っているものにはどうしても保存料が必要なのだそうですが、こちらでは保存料を使用していないので素材本来の旨味が出ているのだとか。まさに新鮮な海産物を取り扱っている魚市場ならではですね。この牡蠣とホタテを食べられただけでも来た甲斐があったと思いました。

猪爪さんは、他にも魚の種類や旬の海産物の解説をはじめ、オススメの調理方法にいたるまで丁寧にお話をしてくれました。頼りになる「名物おじさん」のおかげで、知らない魚や貝類でも安心して購入することが出来ますよ。

魚のアメ横と言えば、やっぱり「浜焼き」!

▲大きなカニの看板が特徴の「金八」。浜焼きはここがオススメ!

魚の市場通りを歩くと、いくつもの店舗から、潮風に乗って浜焼きの香りがただよってきます。その香りに誘われ次に向かったのは「金八」です。ここでは旬の海産物をその場で焼いて特製ダレで味付けをし、アツアツの温かい状態で浜焼きを提供してくれます。
▲浜焼きコーナー。魚だけでなく、イカや貝類、トウモロコシなども勢揃い!

こちらも元気の良いおじさんが笑顔で出迎えてくれました。「はい!美味しいよ~!好きなもの言ってね!」
▲焼きイカは350~450円(税込)。大きさで選ぶことが出来る

頼んだのは浜焼きの定番「イカ」と、高級魚と知られる「のどぐろ」。のどぐろは、アカムツという魚の日本海での呼び名。もともと獲れる量が少ないため、浜焼きとして売られるかは、その日の漁獲量によって左右されるそう。この日は、運良く出逢うことが出来ました!
▲高級魚「のどぐろ」800円(税込)。 肝心の味は…

魚なんてどれも一緒でしょ?なんて思ったら大間違い。さすが高級魚と呼ばれるだけあって、想像を遥かに上回るほど美味しいです!
口の中でふわっと広がる上品な白身魚の味わい。脂がのって柔らかく、焼き加減と塩の味付けが絶妙で、浜焼きと言いえどもベストの状態に調理されていることがうかがえます。さすが「白身のトロ」と言われる魚。美味しくて、あっという間にペロリといただいてしまいました。
▲こちらもオススメ。かに汁一杯100円!(税込)

そして「金八」でもう1つオススメなのが、「活ガニのみそ汁」です。活ガニとは「生きたままのカニ」のこと。鮮度が良いため、冷凍のカニに比べて甘みが強くて食感が良いのが特徴です。
こちらのお店では活ガニを毎朝釜ゆでしているので、新鮮で風味豊かな濃厚みそ汁が堪能出来ます。しかも100円という大サービス価格。魚の市場通りの数あるお店の中でもこのお店でしか味わえない逸品なので、ぜひご賞味あれ。

海のお土産も充実!珍しい加工品が見つかるかも?

▲加工品なら何でもおまかせの「清起(せいき)商店」

魚の市場通りには、生の魚だけでなく加工品もあります。次に向かったのが「清起商店」という魚の加工品を取り扱っているお店です。
お酒のつまみに合いそうな「あぶり焼きいわし」小袋1,000円(税込)や、お土産にも便利な「サバの焼き漬け」600円(税込)など、たくさんの加工品が並んでいます。
▲人気の「あぶり焼きいわし」。気軽に試食も出来るのが嬉しいところ
▲人気NO.1の「鮭の焼き漬け」1,000円(税込)

「焼き漬け」は新潟の郷土料理。魚を焼いてから醤油ダレに漬けこむ事で身に味がしみ込み、味が良くなるだけでなく保存性もよくなるという昔ながらの料理方法です。
中でも脂ののった鮭の焼き漬けは、しっとり柔らかく旨味が凝縮され、人気の商品になっています。
こちらはレンジや湯煎で温めるだけで気軽に食べられるという事で、たくさんの人がお土産に購入されていくそうです。
▲「ほたるいか素干し」はそのままでも軽くあぶっても美味しい逸品!

ゆっくり楽しめる市場の食堂

生の貝類、浜焼き等の食べ歩きを楽しんだ後は、ゆっくりと座りながら海鮮丼を。ここ寺泊魚の市場通りではそういった期待に応えるようにして、たくさんのお座敷食堂が用意されています。
▲魚の市場通りの中には、お座敷食堂を併設しているところも

今回は、その中の1つ寺泊中央水産の2階にある「お座敷食堂 まるなか」にお伺いしました。

旬の魚のお寿司やカニめし、天ぷら定食といった豊富なメニューが並ぶ中で、「海鮮ちらし丼」を注文。
▲海鮮ちらし丼1,200円(税込)これまた贅沢な一品です!

マグロ、いくら、タイ、ハマチ、甘エビ、ホッキ貝、タコ、カニ…といった、たくさんの種類の海産物が一同に集結!新鮮な食材というのは言うまでもなく、ホッキ貝のコリッとした食感、甘エビの濃厚な甘さ、マグロのとろけるような美味しさ…など、なんとも言えないハーモニーを作り出しています。極上の食材が1つの器に贅沢に押し込められた海鮮ちらし丼、もはやおそるべしです。

ちなみにここ「まるなか」では、1階の店舗「寺泊中央水産」にて魚を選んで購入すれば、すぐに捌いてその場で丼にしてくれる「のっけ丼」というサービスもしているとのこと。平日限定なので、実際に見て気になる魚があれば是非試してみて下さい。
新鮮なたくさんの海の幸と出会い、お腹もいっぱいになって大満足の旅となりました。

今回巡った寺泊魚の市場通りの周辺には日帰り温泉や宿泊施設があり、魚釣りや海水浴といったレジャーを楽しむことも出来るということで、季節を変えて訪れるのも楽しそうです。

賑やかな雰囲気を楽しみながら新鮮な海産物を堪能出来る「魚のアメ横」寺泊魚の市場通りを、ぜひ一度味わいに訪ねてみて下さい!
▲通りに設置された干物!こんな光景も海の町ならでは!?
スミヤ隆行

スミヤ隆行

新潟をもっと楽しくするWEBマガジン「にいがたレポ」参加ライター。時計修理業を営むかたわら、まちづくりや空き家再生プロジェクトなど様々な市民活動に取り組んでいる。ソーシャルライフディレクターとして、これからの地域の楽しみ方やライフスタイルの提案なども行っている。 編集:唐澤頼充

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