埼玉県で桜を楽しむならここ!おすすめ花見スポット10選

2018.03.12 更新

花見の季節がやってきました。今回は、都心からのアクセスも便利で、のんびりと花見を楽しめる埼玉県のおすすめ花見スポットを紹介します。定番のソメイヨシノのほか、しだれ桜や芝桜など、ふだんなかなか出合えない桜もいっぱいです。

1.桜色に染まる長瀞の町

自然豊かな秩父郡長瀞町内には、秩父鉄道の長瀞駅を中心として桜スポットが点在。町全体で、約3,000本の桜が植えられています。ほとんどが長瀞エリアの各駅から徒歩圏内にあり、アクセスも便利です。

桜の種類によって開花時期が異なるため、3月下旬から4月下旬頃までの間に見頃のピークが3回やってくるのはうれしいポイント。約1カ月あるので、見たい桜の時期に合わせて予定を立ててみてはいかがでしょうか。
▲3月末頃から4月上旬におすすめなのが「北桜通り」。長瀞駅から野上駅近くまでの約2.5kmの間に、約400本の桜が咲き「桜のトンネル」ともいわれている
▲夜はライトアップも(北桜通りのライトアップは2018年4月1日~4月15日。日没~21:00)
▲長瀞駅から上長瀞駅までの「南桜通り」では、桜を背景に力強く走るSLパレオエクスプレスの姿を見ることもできる(運行日はホームページでご確認ください)

ほかにも、長瀞駅から荒川を越えた県道沿いには、長瀞で一番早く咲くという「大手桜」や、長瀞町の天然記念物にも指定されている「法善寺のしだれ桜」などがあります。
4月中旬から下旬には、「不動寺」周辺に約800mつづく遊歩道に咲く「通り抜けの桜(八重桜)」が見頃を迎えます。30種類、約500本の八重桜による桜のトンネルは圧巻です。
▲長瀞駅の北に位置する「野土山の桜」。別名「桜の里」と呼ばれていて、2ヘクタールの広大な敷地に数百本の桜が咲く。4月上旬から中旬が見頃

2.県内最大規模の花見スポット「大宮公園」

東武アーバンパークラインの大宮公園駅から徒歩約10分。大宮公園は、昔から地元の人たちの憩いの場として親しまれてきた公園です。東京ドーム約8個分の広大な敷地の中には、約1,000本の桜が咲き、3月下旬から4月上旬にかけて多くの花見客で賑わいます。
▲園内の舟遊池を囲むように桜が咲く

ソメイヨシノが中心ですが、4月中旬にはウコン色とピンク色のヤエザクラ・カンザンなども見ることができます。
▲公園の中央あたりにはしだれ桜もある
▲夜はライトアップがあり、屋台も出て賑わいをみせる

3.桜のトンネルの中を歩く「熊谷桜堤」

熊谷市にある熊谷桜堤(さくらつつみ)は、JR熊谷駅から徒歩5分の場所にある荒川大橋付近にのびる堤防で、熊谷の観光名所のひとつ。約500本のソメイヨシノが植えられており、毎年3月下旬から4月上旬には約2kmにわたる桜のトンネルが現れます。
2018年3月26日(月)から4月8日(日)まで開かれる「さくら祭」期間中には荒川公園周辺に約50の露店が並び、花見を盛り上げます。
▲菜の花と桜が織りなす春ならではの鮮やかな風景。日本さくらの会から「さくら名所100選」に選定された
▲さくら祭開催中の夜にはライトアップもある(18:00~21:00)

4.菜の花と桜のコントラストが見事!幸手「権現堂桜堤」

幸手(さって)市の北部にある権現堂桜堤では、3月下旬から4月上旬にかけて、約1,000本のソメイヨシノが咲き誇ります。
権現堂桜堤までは、東武日光線・幸手駅からバスがよいでしょう。五霞町役場行きに乗り、権現堂で下車します。幸手駅から徒歩だと30分ほどかかります。

権現堂桜堤の見所は、なんといってもピンク色の桜と黄色い菜の花のコントラスト。昭和63(1988)年に堤のそばに作付けされた菜の花が、桜の開花とともに咲き、美しい風景が広がります。2015年には、約60本の河津桜が植栽され、2月下旬~3月上旬にかけて、ひと足早い春を感じさせてくれます。
▲桜と菜の花のコントラストに青空が加わって一層鮮やか
▲桜のトンネルの中をのんびり歩こう

権現堂桜堤では、毎年桜まつりも開催。なんとこの桜まつりは、大正時代から続いているそうです。2018年は3月26日(月)から4月10日(火)に開催され、堤には約100店舗の露店が出店し、花見客で賑わいます。
▲ライトアップもあり幻想的な空間が広がる(桜まつり開催期間中の日没~22:00)

5.貴重な里桜を楽しめる「美の山公園」

秩父市と皆野町にまたがる美の山公園は、標高581.5mの「蓑山(みのやま)」山頂を整備した広大な公園です。4月中旬から5月中旬にかけて、ソメイヨシノ、山桜、里桜などが花開きます。園内にある「花の森」には、60種近い里桜が約250本植えられていて、しだれ桜や緑色の桜「御衣黄(ぎょいこう)」など、珍しい桜を見ることができます。
▲公園の東斜面には山桜の林が広がる
▲「糸括(いとくくり)」や「普賢象(ふげんぞう)」、「妹背(いもせ)」など、淡紅色の八重桜。ソメイヨシノに比べるとボリュームのある花が特徴
▲緑色の桜「御衣黄」

ハイキングに訪れる人も多い自然豊かな公園で、鳥のさえずりを聞きながら、散策を楽しんではいかがでしょうか。

6.気軽に登れる「天覧山」から、満開の桜を眺めよう

西武池袋線・飯能駅から徒歩20分、または飯能駅からバスで「天覧山下」下車後、徒歩5分で、標高195mの天覧山の登山口に到着します。天覧山は、登山口から山頂まで20分ほどでたどり着くことができ、子どもや登山初心者でも気軽に楽しめる山。低山と言っても、頂上からの眺めは素晴らしく、飯能市街を一望できる人気スポットです。

そんな天覧山からは、山のふもとにある中央公園の桜を一望できます。公園では、毎年4月上旬頃に「飯能さくらまつり」が開催され、桜とともに天覧山の景色も楽しめると人気です。
▲天覧山と中央公園。夜はボンボリが点灯されライトアップされる
▲天覧山から市街地を望む

飯能さくらまつりの期間中は、飯能囃子大会や民踊大会、屋台で飯能のグルメを楽しめるほか、物産品の購入などもできます。

7.水面を彩る元荒川の桜並木

穏やかな川の流れとのんびりとした空間が心地よい元荒川。JR高崎線吹上(ふきあげ)駅から歩くこと約5分で、元荒川沿いに咲く500本のソメイヨシノが見えてきます。3月下旬から4月上旬には、2.5kmも続く桜並木が人気です。
両岸から川に覆いかぶさるように咲く桜は、川の水面を彩ります。桜のほかに、スイセンや菜の花など、春の草花も楽しみましょう。
▲住宅街の中にあり、静かで落ち着いて桜を楽しめると人気

2018年は4月7日・8日に「さくらまつり」が開催され、出店やステージイベントなどで賑わいます。
▲夜はライトアップも予定されている

8.樹齢70年以上の桜が集まる伊奈町「無線山桜並木」

「無線山・KDDIの森」の桜並木は、埼玉県が「優れた自然や貴重な歴史的環境」として指定している「緑のトラスト保全」第13号地の中にある隠れた花見スポット。JR大宮駅からニューシャトルに乗り約20分、志久駅から徒歩5分ほどの場所にあります。

ちょっと変わった名前の森……。昔、KDDIの前身である国際電信電話 小室受信所の通信アンテナがあったことからその名前がつけられたそうです。
▲桜の時期は、大勢の花見客で賑わう

樹齢70年以上の桜が集まる桜並木を見ようと、毎年多くの花見客が訪れます。
2018年の「さくらまつり」は、3月24日(土)から4月8日(日)まで。郷土芸能のステージや地元野菜の販売、土産物の販売など、さまざまな催し物が開催されます。
18:00からは夜間点灯もあり、夜桜も楽しむことができます。
▲郷土芸能のイベントは3月31日(土)・4月1日(日)に開催

9.まるでお花のパッチワーク。「羊山公園の芝桜」

まるで花の絨毯のように地面に咲く「芝桜」。秩父市の羊山公園内にある「芝桜の丘」には、ピンクや白、紫色の芝桜が咲き、まるでパッチワークのような風景が生まれます。

羊山公園は、秩父鉄道・御花畑駅、または西武鉄道・西武秩父駅からそれぞれ徒歩20分。坂道もあるので、歩きやすい格好で行くことをおすすめします。

辿り着いた先に広がる芝桜、なんとその数40万株以上!開花時期は4月中旬から5月上旬で、開花期間中は特産市なども開かれています。
▲芝桜で彩られる模様は、秩父夜祭(よまつり)の屋台や笠鉾(かさぼこ)の囃し手の襦袢(じゅばん)模様と躍動感をイメージしてデザインされる
▲芝桜
▲「芝桜の丘」に行く途中に、羊たちにも出合える

いつものお花見とは目線がちょっと違うお花見はいかがでしょうか。
「芝桜の丘」は、芝桜の見頃の時期のみ入場料が必要です(一般300円・税込、中学生以下は無料)

10.樹齢250年を超える天然記念物のしだれ桜

坂戸市にある慈眼寺は、空海によって開かれた仏教・真言宗のお寺です。近年安置された音符と休符を持つ千手観音像(通称・Jazz観音)は珍しいので、ぜひ拝観を。
慈眼寺までは、東武東上線・若葉駅から川越駅行きのバスに乗り川越堺下車、徒歩2分ほどで到着します。
▲本堂の屋根にかかるように咲くしだれ桜

この慈眼寺には、市の天然記念物にも指定されている歴史深いしだれ桜があります。高さ約15m、樹齢250年以上ともいわれているしだれ桜は、慈眼寺の春の風物詩。
3月下旬から4月上旬にかけて「しだれ桜まつり」が開催され、コンサートや茶会などさまざまなイベントが開催されます。
▲桜を見ながらコンサートを楽しめる
同じ県内でも、ちょっと行先を変えるだけで、さまざまな桜の表情に出合うことができる埼玉県の花見スポット。3月下旬から5月上旬までのあいだに、見頃のピークが各所であるので、気軽に訪れてみてはいかがでしょうか。

※写真はすべて2016年以前のものです。
齋藤春菜

齋藤春菜

編集者、ライター。出版・編集プロダクションデコ所属。女性の美容・健康・ライフスタイルに関する書籍、雑誌を多数編集・執筆。文芸、料理、アート本の編集も行う。全国各地へと取材に訪れたさいには地元のおいしいお店を必ずチェックする。編集を担当した本に『お灸のすすめ』『瞑想のすすめ』(ともに池田書店)、『足もとのおしゃれとケア』『わたしらしさのメイク』(ともに技術評論社)、『はじめてのレコード』(DUBOOKS)、『顔望診をはじめよう』、『月の名前』、『健康半分』などがある。

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