日露首脳会談の舞台「大谷山荘」。大国の要人をも唸らせた温泉宿を堪能!

2017.03.04 更新

日露首脳会談の舞台として2016年12月に使用された、山口県長門市の湯本温泉。両国首脳が宿泊したことで一躍有名になった「大谷山荘」は、数々の温泉宿ランキングで山口県や中四国地方の上位に輝く超人気旅館です。大国の首脳や要人たちも堪能したであろう、山あいの老舗温泉宿で過ごす大満足な一泊へご案内します。

開湯600年の歴史を誇る湯本温泉。その老舗宿「大谷山荘」

山口県長門市の湯本温泉は開湯から約600年の歴史を誇ります。山あいを流れる清流・音信(おとづれ)川の両岸に沿って旅館が建ち並びます。
▲川を挟んで旅館が並ぶ湯本温泉の温泉街。左端は公衆浴場「恩湯」

温泉街で川の最上流部にある「大谷山荘」は、数々の温泉宿ランキングにおいて、山口県や中四国地方で、常に上位に登場する存在です。かつて天皇皇后両陛下もご宿泊されるなど、人気の湯本温泉においても特別な存在です。

結婚祝いや退職祝いなど、“記念日旅行”での利用も多く、「特別な日に思いっきり贅沢をしてくつろぎたい!」という人には絶対おすすめ。中四国地方を代表する人気温泉宿「大谷山荘」での一泊を堪能し尽くします!

記念日の宿泊がおすすめ。露天風呂付&絶景のお部屋「プレミアムスイート」

「大谷山荘」は同温泉地の高級旅館として、その規模も筆頭格。111室を備え、施設としても最大の規模を誇ります。

チェックイン前にロビーでひと休み。テーブルなど、館内のあちこちに季節の山野草が生けられており、長旅の疲れを「ほっ」と癒してくれます。お部屋、風呂、料理、これからどんなおもてなしが待っているのか、心が踊ります。
▲窓越しに眺められる自然や、生けられた山草を楽しみながらちょっと一服。ロビーでは梅昆布茶の無料サービスもある

「大谷山荘」には、和、洋、和洋室など様々なお部屋があります。今回は、“ちょっと贅沢プラン”として同旅館がおすすめしている露天風呂付のお部屋「芙蓉プレミアムスイートA」に宿泊します。
▲「和」を基調とする落ち着いた雰囲気。至れり尽くせりの豪華な設備にいきなり感動

部屋の大きな窓からは音信川と山々を眺める絶景が。露天風呂にはテラスまであり、お湯はもちろん源泉掛け流し。今から訪れる至福の時間に期待はふくらむばかりです。
▲露天風呂は源泉掛け流し。好きな時間に温泉を満喫できる(写真提供:大谷山荘)
▲部屋は7階。窓から見える絶景をしばし堪能

今回は取材として特別に、日露首脳会談時にプーチン大統領が宿泊した「貴賓室」と呼ばれる部屋を見せていただきました。過去に天皇皇后両陛下がお泊まりになった際もこの「貴賓室」が使われました。

はたしてプーチン大統領が部屋でどのように過ごしたのか――。それはロシアのごく一部の関係者しか分からないそうで、どのベッドで眠ったのか、室内の風呂に入ったのか、詳細はスタッフさんたちも一切知ることができなかったそうです。
▲こちらが貴賓室。ベッドルームの他、和室や応接室も備えた贅沢なお部屋
▲貴賓室からは見事な日本庭園が!階下の屋上に整備された部屋専用の庭で、もちろんこの部屋からしか眺めることができない

トロリとなめらか“美肌の湯“。浴衣に着替えて大浴場&露天風呂へ

湯本温泉の泉質はアルカリ性単純温泉で、トロリとしたなめらかなお湯はいかにもお肌に優しそうです。せっかくなら、お部屋の露天風呂だけでなく大浴場も堪能しましょう。
▲大浴場は「せせらぎの湯」(写真)と「こもれびの湯」があり夜と朝で男女が入れ替わる(写真提供:大谷山荘)

露天風呂やジャグジー、寝湯など二つの大浴場には合計11種類の浴槽があります。お湯に浸かると何ともいえない肌にまとわりつくようなお湯の感覚、気持ちいいばかりか自然と体がほぐされていくような…。続いて外の露天風呂へ。明るい時間の開放感も最高ですが、夜になって星空を眺めながらもオススメです!
▲「せせらぎの湯」内の岩露天風呂と檜露天風呂(写真提供:大谷山荘)

地元の山海の幸が並び、旬ならではの美味しさが引き出された絶品料理に舌鼓!

「大谷山荘」では、山口県内や地元・長門市の山海の幸がふんだんに使われた和食会席、冬季限定のふくフルコース、さらに鉄板焼コースなどから夕食を選ぶことができます。
▲季節ごとにメニューが変わる「和食会席」(写真は3月末までの冬会席「白露」。写真提供:大谷山荘)

さらに「プレミアムスイート」に宿泊する場合には、他のお部屋とは異なる「特別会席」を味わうこともできます。通常の会席が四季ごとにメニューが変わるのに比べ、こちらは旬に徹底してこだわり、月替わりでメニューが変わるのだそうです。
▲月ごとに変わる「特別会席」のメニュー。長門市近海は海産物の宝庫としても知られる (写真はイメージ。写真提供:大谷山荘)

次から次へと目の前に運ばれてくる長門の山海の幸、あまりの美味しさにただひたすらに感動するばかり。旬の美味しさを最大限に引き出すように、食材ごとに調理法が考えられているのだとか。ひとつひとつが絶品過ぎて、もう幸せの絶頂です…。

夕食後は、腹ごなしにちょっと旅館内を散策。なんと最上階8階には天体ドームがあるそう!天体ドームには、専属のスタッフがいて望遠鏡でしばしの宇宙旅行へと案内してくれます。
▲山深い場所にあるので、天体観測にはぴったり。肉眼でも満天の星空に出合える。利用は19:30~22:10(写真提供:大谷山荘)
▲同じく8階には、郷土ゆかりの人物や萩焼を紹介するギャラリーもある。利用は19:30~22:00
▲地元の銘菓や萩焼などが充実するお土産コーナーは夜のうちにチェックがおすすめ。朝にはとても混み合うそう。営業時間は7:00~11:00・15:00~21:30 ※土曜14:00~、日曜・祝日は昼も通し営業(写真提供:大谷山荘)

なお、朝食は館内レストランでのバイキング形式となっていて、和洋様々な約50種類もの料理がずらりと並びます。日本海側屈指の漁港・仙崎のお膝元のため海産物も逸品揃い、「仙崎蒲鉾」といったご当地名物もぜひ味わっておきましょう!

本館とは別世界のくつろぎを堪能するなら「別邸 音信」へ

「大谷山荘」には、本館とは全く趣が異なるくつろぎを堪能できるプレミアムな空間が存在します。それが、本館に隣接したもう一つの宿泊施設「別邸 音信」です。高級感だけではなく、日本文化を取り込み、開放感をもスケールアップさせた“温泉リゾート”として位置づけられています。
▲「別邸 音信」は本館西側に隣接。13歳未満は利用できない“大人の隠れ家”

広々とした3階建ての施設の中に、わずか18室。夫婦、二人旅、グループ向けなど、7タイプの部屋それぞれが豪華でゆったりとした「和モダン」な設計になっており、しかもすべてが露天風呂付きという贅沢さです。
▲本館の女性的な雰囲気とは逆に、男性的な「重厚感」のあるデザインで統一されている
▲5階に相当する高さの空間を、3階建てとしてゆったりと使用した造り。写真のようにメゾネットタイプの部屋もある

本館とは全く趣が異なる非日常感と贅沢さ。自然と部屋に“籠もる”ほどの居心地の良さに、館内では宿泊客同士がすれ違うことすらまれなのだそう。
本館が「記念日」としてオススメなら、こちらは心身の「オーバーホール」にぴったり。別荘気分に浸れる、大人の隠れ宿といえます。

ちょっと足を延ばせば、あの絶景スポットがすぐそこに!

ところで、長門市の絶景スポットといえば、断崖上の社殿に向かって123基の鳥居が連なる「元乃隅神社(もとのすみじんじゃ)」(旧・元乃隅稲成神社)があります。「大谷山荘」からは車で30分ほど、せっかくなら宿泊の前後にぜひ足を運んでおきたいところです。
「元乃隅神社」眼前の岩場は「龍宮の潮吹き」と呼ばれ、運が良ければ、押し寄せる荒波が岩の隙間から霧状になって吹き上げる自然現象にも出合えます。なお、敷地内にある約6mの大鳥居には、頭上約5mの位置に賽銭箱が設置されています。

しかも、同じく絶景スポットとして国内でも抜群の人気を誇る「角島大橋」へも60分程度。二つの絶景をハシゴするなら、湯本温泉はおすすめの宿泊地です。
▲「角島」へも好アクセス。二つの絶景スポットめぐりは、公共交通機関よりも圧倒的にレンタカーが便利

心ゆくまでの贅沢を味わえる「大谷山荘」。その“おもてなし”は評判以上と泊まって実感しました。バリエーション豊かなお部屋と季節ごとに楽しめる絶品料理に、一度泊まればきっと誰もが「また訪れたい」と思うはずです。
兼行太一朗

兼行太一朗

フリーライター・カメラマンとして、山口県を拠点に活動中。 主に旅行、グルメ、歴史、地方創生などについての書籍やウェブサイトを中心に取材・執筆を行っている。拠点とする山口市では、歴史資源を生かした地域活性化に取り組むNPO法人「大路小路まち・ひとづくりネットワーク」にも所属し、守護大名大内氏や幕末に関する史跡、ゆかりの場所や人物についての取材を担う。(編集/株式会社くらしさ)

※本記事の情報は取材時点のものであり、情報の正確性を保証するものではございません。最新の情報は直接取材先へお問い合わせください。
また、本記事に記載されている写真や本文の無断転載・無断使用を禁止いたします。

こちらもおすすめ

もっと見る
PAGE TOP