富士山も見える!日本一長い大吊り橋「三島スカイウォーク」から絶景を眺めてきた!

2017.03.19

静岡県三島市に、歩行者専用としては日本一長い全長400mの大吊り橋があるのをご存知ですか?天気のいい日には、富士山はもちろん、駿河湾や伊豆の山並み、そして静岡市まで見えると聞いて、その眺めをチェックしに行ってきました!

かつて東海道五十三次の宿場町のひとつであった、静岡県三島市。三嶋大社の門前町でもある三島の市街地から、車でおよそ20分。国道一号線沿いの高台に、目指す「三島スカイウォーク」はあります。新東名高速道路長泉沼津ICまたは東名高速道路沼津ICから伊豆縦貫道経由で、15分ほどでアクセス可能なのも魅力です。
▲ゲートの先に白く高い主塔が見えて、期待が高まる

無料の駐車場に車を停めて、南ゲートへ。入場チケットを購入していざ出発です!
こちらには、ベビーカーやペットカートのレンタル(1台500円・税込)の用意も。ペットも犬のみですが入場でき、カートに乗せれば一緒に渡れるそうです。
広い通路を歩いて行くと、どんどん主塔が近づいてきます。お日さまの光を浴びて白く輝く主塔の向こうには、どこまでも青い空が続いています。この場所の標高は415m。一体どんな景色が待ち受けているのか……ワクワクしながら歩きます。
南ゲートから歩いて2~3分で、橋のたもとに到着!この日、お天気はとてもよかったのですが、正面に見えるはずの富士山は雲隠れ……。残念すぎる!あの雲がなかったら一体どんな景色が見えるのでしょうか?
ジャーン!雲のない日なら、こんな風に富士山が見えるそう!これはまさしく絶景です。この景色を眺めたいなら、晴れた日の午前中が狙い目。特に冬の寒い時期がオススメです。
さて。高さ44mある主塔をよく見ると、途中に、小さな扉がついています。これは、主塔を整備する人が出入りするための扉なのだそう。「三島スカイウォーク」を支える主塔は、突起物がない筒状の形をしています。丸く美しいフォルムにするため、点検用のはしごはこの筒の中に設置されているのです。
▲記念撮影はこちらでぜひ

「三島スカイウォーク」が開業したのは、2015年12月14日のこと。絶景を一望できるこの場所ですが、以前は山林が広がっていて整備されておらず、この美しい景色をゆったりと眺められる場所がなかったのだそう。「この景色をもっと多くの人に知ってほしい」そんな願いから、吊り橋の建設に取り組むことになりました。着想から7年の時を経て、ようやく着工。工事に要したのはおよそ3年8か月。10年もの時間を経て2015年にようやく完成した吊り橋です。

さあ、いよいよ全長400mの吊り橋を渡って行きましょう。歩行者専用としては、2017年3月16日の時点で日本一長い吊り橋(※「三島スカイウォーク」調べ)からは、どんな景色が待ち受けているのでしょうか。
▲横幅は1.6m。ゆったり歩ける

橋を渡り始めてすぐ、横幅が広いことに気づきます。車椅子同士でもすれ違うことができるよう、横幅1.6mを確保。向こう岸から帰ってくる人とのすれ違いも容易にできるので、安心して歩けます。

もちろん、景色を楽しむための工夫もあります。高欄には、透過性の高いメッシュ構造のデザイン高欄を採用。吊り橋を吊るための垂直方向に張られたケーブルの間隔を広くとるように設計されているんです。
左手に目を向けると、こんなに美しい景色が広がっていました。

左の奥に見えるのが、伊豆半島。その手前に連なるのは、沼津アルプスの山々。
木々の向こうに見えるのは、三島市や沼津市などの街並み。そして、右手のほうに見える煙突が並ぶ街が静岡県富士市です。

伊豆半島~三島~沼津~富士、そして富士山まで!駿河湾と静岡県東部の街並みを一望できる大パノラマに心を奪われます。
足元を見れば、下が見える!このメッシュ部分のことを“オープングレーチング”と呼びます。このメッシュ部分と、歩廊の端に作られた隙間から風が通り抜けるので、風による揺れを抑えられるのです。これらがあるおかげで、風速65mという強風にも耐えられるそうですよ。

また、マグニチュード9.0クラスの地震でも壊れないように設計。安全性をしっかり確保して作られているのがよくわかります。
メインケーブルに大きな部品がついている場所が、吊り橋のちょうど真ん中地点。素晴らしい景色を眺めながら歩いていると、ここまであっという間です。
▲北エリアには散策路や展望台があり、自然を楽しむことができる

北ゲートへ到着!広場には、屋台や休憩所が並んでいます。ふと見上げると、吊り橋を支えるメインケーブルが山のほうへと伸びています。辿って行くと……。
そこにあったのはアンカレイジと呼ばれる“重し”。メインケーブルの張力を受け止め吊り橋を支える巨大なコンクリートの塊に、圧倒されます。このアンカレイジの上は展望台になっているので、早速上ってみることにしました。
▲アンカレイジの上にある展望台からの眺め

主塔とケーブルのデザインの美しさに圧倒されます!左右に7本ずつ、アンカレイジに取り付けられたケーブルが主塔の頂上で1つにひねられ、400mもの吊り橋を支えているのがひと目でわかります。その高い技術を目の当たりにして、思わず感動してしまいました。

「kicoroの森」をお散歩

アンカレイジのある場所から山へ向かって広がる「kicoro(キコロ)の森」の中には散策路が伸びていて、森の中を歩くことができます。木漏れ日が気持ちいいんです。
▲小さくてかわいいkicoroがあちこちに

kicoroとは、間伐材で作られた森のキャラクター。森の中のあちこちに置かれていて、1つ1つ形や表情が違うので、自分好みのkicoroを探しながら歩くのが楽しいんです。
▲ときどき、木に小さな扉がついている
▲扉を開けると、かわいいkicoroが!
間伐材のチップが敷き詰められていてふかふかと歩きやすい散策路の先には、小さな三角屋根が見えます。
この小さなおうちのなかにあるのが「flower drop」(1枚200円・税込)。間伐材を利用して作られた小さな板が並んでいます。
小さなおうちにお金を入れ、1枚選んで自分の手で取り出します。書かれたメッセージが1枚1枚異なるので、まるでおみくじを引いているみたいな気持ちになります。

貼られた小さなシールの内側には、花の種。その時期蒔くのがぴったりの花の種が1枚に1粒貼られているんです。橋の上から願いを込めて種を撒けば、希望の花が咲くかもしれません。
購入した「flower drop」をポケットに入れて、すぐ隣にある展望台へ行ってみることに。
橋と一緒に、駿河湾を一望できるこの場所。本当に眺めがいいんです!
案内板を見ながら眺めれば、どこに何が見えるのかがよくわかります。青く美しい景色は、ずっと眺めていても飽きることがありません。
▲真ん中あたりまで戻ってくると川が見える

北ゲートへ戻り、吊り橋を渡って引き返しましょう!
「flower drop」を蒔くのなら、真ん中よりも少し北側にあるこのあたりがオススメ。この川を目印にするといいでしょう。「flower drop」は板ごと投げます。間伐材で作った板はやがて土へと還り、植物の養分になるからです。
願いを込めながら投げたら。ひらひらと宙を舞いながら橋の下へと落ちて行きました。
「きれいな花を咲かせてくれているといいな~」
橋の左側を見ると、山肌が露わになっている場所が見えました。よく見ると、まだ小さく若い木がたくさん生えているのがわかります。植えられているのは、桜や紅葉など、4,000本もの広葉樹。四季折々の美しい景色を楽しんで欲しくて植樹したそうです。美しい花や葉を眺められるときが来るのが、楽しみですね!

散歩のあとには、三島ならではの美味しいごはんを!

「三島スカイウォーク」には、吊り橋のほかにも楽しみがあるんですよ~!こちらのレストラン「森のキッチン」では、地元三島の食材にこだわった料理を味わうことができます。

このレストランがオープンしたのは、2016年9月のことでした。こちらを訪れると、スタッフがフレンドリーに話しかけてくれます。実は、訪れる人々とスタッフとの会話を通じて、少しでも居心地のいい場所にするためさまざまな改善をしているとのこと。

オープン当初は法規制があり建てられる建物に制限があったため実現できなかったレストラン。でも「食事ができる場所があるといい」という意見が多く寄せられたため、オープンに向けて尽力したのだそう。
▲みしまコロッケ、箱根山麓豚、箱根西麓三島野菜を一度に味わえる

オススメは「三島ブランドカレー」(1,200円・税込)。サクサクの衣のなかには、三島産のしっとりほくほくのじゃがいもが詰まったみしまコロッケ、たった2人の生産者が育てるジューシーでトロトロな箱根山麓豚、そして、甘みたっぷりの箱根西麓三島野菜を一度に味わうことができます。ルーには甘口と辛口があり、好みの味を選べるのが嬉しいですね。また、みしまコロッケは単品(200円・税込)で購入することもできますよ~。「三島スカイウォーク」オリジナルのみしまコロッケを食べられるのはこのレストランだけ。ぜひとも味わいたいですね。

お土産や軽食が並ぶ「スカイガーデン」へ行ってみよう

レストラン横のエスカレーターを上った先にある「スカイガーデン」には、地場産にこだわったお土産を買えるショップや、軽食を味わえるお店が並びます。
▲季節の花がまるでシャンデリアのように咲き誇る「スカイガーデン」
▲一番人気は、「富士と花のミルフィーユ」(1袋5個入り750円・税込)
「富士と花のミルフィーユ」は、キャラメル、抹茶、オレンジ、ブルーベリー、ラズベリーの5つの味を一度に味わうことができる「三島スカイウォーク」オリジナルのお菓子です。
▲朝穫れの箱根西麓三島野菜なども並んでいるので、要チェック

三島の新しい観光名所「三島スカイウォーク」。ここから見える景色は本当に素晴らしくて、一見の価値ありです。景色はもちろん、お散歩も楽しいので、行くのなら絶対に晴れの日がオススメですよ~!
永井理恵子

永井理恵子

日大芸術学部写真学科卒のフリーライター。食いしん坊(飲んべえでもある)。東京の荒波に15年揉まれて気づいたのは、生まれ育った静岡県と御殿場市が思いのほか素敵な場所だったってこと!地元のいいところを発信すべく鋭意活動中。

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