肉汁あふれる巨大な「津ぎょうざ」。地元で人気の美味しい店3選

2017.04.13

日本5大餃子のひとつといわれる「津ぎょうざ」。その特徴は、インパクトのある超巨大なサイズ。中の餡はそれぞれの店によってさまざまですが、「直径15cmの皮を使用していること」「揚げ餃子であること」が、津ぎょうざの定義です。今回は津ぎょうざを提供するお店の中から、地元・三重県津市で人気の3軒をご紹介します。

学校給食から生まれた「津ぎょうざ」

餃子といえば、栃木の宇都宮餃子や静岡の浜松餃子、福岡の八幡(やはた)餃子などが有名どころですが、続いて日本の5大餃子にランクインするのが福島の円盤餃子、そして「津ぎょうざ」だといわれています。

津ぎょうざは、1985(昭和60)年ごろに、三重県津市の学校給食のメニューとして登場したのがはじまり。
▲こちらが学校給食の津ぎょうざ

栄養面や使用できる調理機材から、大きな大きな揚げ餃子が、栄養士・調理師によって考案されました。

学校給食でしか食べることができなかった津ぎょうざですが、2008年に開催された“津まつり”で津市のご当地グルメとして販売したところ、想像以上の大盛況に。
2010年には「津ぎょうざ協会」が発足し、津ぎょうざのブランド管理などを担ってきたのだそう。
▲津ぎょうざの精霊“つつみん”と一緒に写るのは、津ぎょうざ協会会長で「ラーメンいたろう」の店主、森正章さん

津ぎょうざは現在、津ぎょうざ協会加盟店である津市内の26店舗で食べることができます。(2017年3月時点)

それではいよいよ津ぎょうざ協会会長にご協力をいただきながら「津ぎょうざ」の真髄に迫っていきましょう。
▲普通のサイズのぎょうざ(右側)と比べてみると、大きさの違いは歴然
▲直径15cmの皮を手のひらに広げて作る様子が、これまた豪快
▲大きいだけでなく、もちもちとした肉厚な皮
▲香ばしく油で揚げる津ぎょうざ

「ラーメンいたろう」のガッツリ系津ぎょうざ

津ぎょうざは皮の直径が15cmで、油で揚げてあれば、中の餡に決まりはありません。それぞれのお店の特徴を活かしたものが使われているようです。

まずはじめに、「ラーメンいたろう」の津ぎょうざをご紹介します。
▲「津ぎょうざ」1個300円(税込)

見るからにおいしそう!
揚げたての巨大な津ぎょうざにガブリとかぶりつけば、カラッと揚がった皮がカリッカリ!
中からニラのパンチが程よく効いた肉汁あふれるジューシーな餡が口の中でほどけます。
「いたろう」の津ぎょうざの美味しさの秘密は、なんといっても餡に練り込まれた干しえびと特製のラーメンスープ。皮の香ばしさと合わさりジュワ~と旨みが口の中いっぱいに広がる、雄々しいガッツリ系の津ぎょうざです。
上の写真は、津ぎょうざを使った「津ぎょうざ丼」。
どんぶりのご飯の上に千切りキャベツ、そしてその上にはドカーン!と津ぎょうざが。
ご飯と津ぎょうざにかけられているのは、自家製チャーシューを煮込んだ甘めの醤油ダレ。ピリッとスパイシーな刻み唐辛子と香ばしいゴマが絶妙なアクセントになっています。
小さめの醤油ラーメンとセットになった「津ぎょうざ丼定食」は、1,000円(税込)。※津ぎょうざ丼の単品はありません。
▲「いたろうラーメン」単品760円(税込)

津ぎょうざといっしょに楽しみたいのが「いたろうラーメン」。
醤油ラーメンに、しっかりと味のしみ込んだ煮卵がトッピングされています。色の濃いスープは一見辛そうに見えますが、見た目に反したマイルドさ。
コシのある自家製麺をズルズルとすするたび、おいし過ぎて笑えてきます。
▲明るく落ち着いた雰囲気のテーブル席
▲1人でも気兼ねなく食事ができるカウンター席

たくさん並ぶコミック本を読みながら、ワシワシと津ぎょうざに食らいつきたい男子にもおすすめです。

力士料理「金鍋 本店」の絶品・津ぎょうざ茶漬け

次にご紹介するのは、力士料理「金鍋 本店」の津ぎょうざ。
「金鍋 本店」は、長年相撲部屋のちゃんこ長を務めた元力士が腕を振るう鍋が絶品と、地元でも有名なお店です。
▲大島部屋直伝の「ちゃんこ鍋」が堪能できる「金鍋 本店」の店内
▲大相撲が大好きな女将さん(右)と、料理に腕を振るう元力士(左)
▲女将さんがあまりに大相撲を好き過ぎて、店内は力士だらけです
▲「津ぎょうざ」1個250円(税込)

ドーン!と巨大な「津ぎょうざ」が皿の上に。
その姿は、強くて美しい力士を思わせます。
こちらの津ぎょうざの餡には秘伝のちゃんこスープが練り込まれていて、口に含んだとたん「う~ん!」と思わず低いうなり声が漏れるほど、スープの旨みが効いた深い味わい。
大きいけれどさっぱりしているので、いくつでも食べられそうな絶品「津ぎょうざ」です。

そして「津ぎょうざ茶漬け」なる珍しいメニューを発見!
いったいどんなものなのでしょう?
▲「津ぎょうざ茶漬け」300円(税込)

見たところ、汁の中に津ぎょうざが浸っていますが、ご飯は見当たりません。
さっそくお汁の中の津ぎょうざを箸でほぐすと…。
「エ~ッ!」
中からご飯がサラサラっと流れ出してお茶漬けに。
津ぎょうざの中身は、なんとご飯だったんです。
こんなサプライズが仕掛けられているなんて…これは楽しい!
そしてこのお汁は、具材の旨みがとけ込んだちゃんこスープ。これがまた言葉にできないほどの美味しさなんです。
サラサラっとかき込む「津ぎょうざ茶漬け」。一度食べればファンになること間違いなしです。

「道の駅 津かわげ」の津ぎょうざドッグ

最後に、「道の駅 津かわげ」内にある「津かわげベーカリー」の「津ぎょうざドッグ」をご紹介します。
▲地元の農水産物や名産品などを販売する「道の駅 津かわげ」

店内で販売される約3,000のアイテムは、約9割が三重県産、そしてそのほとんどが地元・津市の産品。
土曜・日曜ともなると、地元の人に加えてツーリングやドライブの途中に立ち寄る遠方からの来客で大賑わいです。
▲店内の一角に設けられた「津かわげベーカリー」は、地元の人にも大人気のパン屋さん
中でも1番人気は、やはり「津ぎょうざドッグ」。多いときには1日600個も売れるというから驚きです。
「津ぎょうざドッグ プレーン」280円、「津ぎょうざドッグ エビ」300円、「津ぎょうざドッグ ジビエ」300円の3種類が販売されています。(すべて税込)
さっそく3種類の「津ぎょうざドッグ」をゲット!
イートインスペースがあるので、購入したパンは店内でも食べることができます。
▲「津ぎょうざドッグ プレーン」

もっちりふわふわのパンに、サクッとしたぎょうざの皮の食感が絶妙です。
しっかりと味付けされた津ぎょうざがパンの甘みを引き出し、最高の相性!
▲「津ぎょうざドッグ エビ」

レタスと千切りキャベツにマヨネーズ、その上にプリップリのエビが入った「津ぎょうざ」が乗っかっているわけですよ。
おいしくないわけがない!

ふわっ!シャキッ!サクッ!プリッ!ジュワ~!
順番に口の中に訪れる感動の音を表現してみました(笑)。
▲「津ぎょうざドッグ ジビエ」

近ごろ人気のジビエが入った「津ぎょうざドッグ ジビエ」。三重県産の鹿肉が使われているそうで、その味は噛むほどに旨みがにじみ出るさっぱりとした味わいです。
イートインスペースのテラス席で「津ぎょうざドッグ」を頬張りながら、旅の疲れを癒してはいかがでしょう?
「津ぎょうざ」は、全国の有名餃子を食べ歩いている餃子ファンのみなさまに、ぜひ味わっていただきたい、津市が誇るご当地グルメです。ぜひお試しあれ。
Yukitake

Yukitake

三重の雑誌「Edge」をはじめ、さまざまな雑誌・情報誌において、グルメ・観光などの記事を執筆。女性目線の取材とソフトな文体を大切にしています。

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