白浜観光の合間に訪れたい海を望む絶景カフェ3選!

2017.06.29 更新

和歌山県の南紀白浜は、日本のハワイなどといわれ、美しい海辺の景色を堪能することができる観光エリア。白い砂浜が特長の「白良浜(しららはま)」をはじめ、たくさんの絶景ポイントがあります。今回は、白浜の豊かな自然の景色を楽しみながら、ちょっとひと休みするのに最適なオススメカフェをご紹介。

▲白い砂浜が印象的な白良浜

南紀白浜は、「白浜温泉」や、パンダで有名なテーマパーク「アドベンチャーワールド」、海辺の美しい景色が堪能できる「白良浜」、夕景の名所「円月島(えんげつとう)」など、見どころいっぱいの観光エリア。「ぐるたび」でも海辺の美しい絶景をご紹介しているので、くわしくは[和歌山・白浜でロマンチックな絶景ポイントをめぐる!]をご覧ください。

カップルや友達同士で白浜を訪れたら、海辺の美しい景色を散策する合間に、「ちょっと一休みしてお茶でも」となる場面も多いはず。今回はそんなときにぜひとも訪れたい絶景が楽しめるカフェをご紹介しましょう。

高台にあるログハウスのおしゃれなカフェ「ペトラの里」

まず一軒目はカフェ「ペトラの里」。JR白浜駅から、車で15分程、海沿いの道を南下し「千畳敷(せんじょうじき)」へと向かう途中にあります。
▲カフェ「ペトラの里」

ちょっとした高台に立っているログハウス。店の前にはヤシの木でつくられたパラソルがあり、雰囲気はバツグン。まるで南国の別荘地に来たようです。
入り口の扉からふと左へ目をやると、そこにはもう白浜の海が。真っ青な海と空が遠くまで広がっています。
▲木の温もりを存分に感じることのできる店内。カウンターで作業しているのがオーナーの西川福美(ふくみ)さん

中に入ると、店内は落ち着いた雰囲気。フローリング・天井・壁とすべてが木製で、木の温もりを感じることのできる空間が広がっていました。

出迎えてくれたのはオーナーの西川福美さん。
「いつからかなぜか地元の方が、私のことを『マダム』って呼ぶようになって、今ではお客さんたちからも、そうやって呼ばれるの。気軽に『マダム』って呼んで」
優しい笑顔が印象的な陽気なマダムに案内されて店内へ。
さきほど、店に入る前に見えた美しい海が、店内の大きな窓からもしっかり見えます。
▲ウッドデッキのテラス席は心地いい海風が

さらにテラス席もあるので、天気の良い日はこちらもオススメ。こちらのテラス席からも海の景色を楽しむことができ、心地よい風を浴びながらのんびりとくつろげます。
さらにさらになんと足湯席も!
「ペトラの里」では、足湯に入りながらのんびりカフェタイムを楽しむこともできちゃうんです。さすが、「日本三古湯」に数えられることもある「白浜温泉」のある白浜です。
▲じゃばらスカッシュ(左:500円・税込)とマダム特製トロピカルフルーツジュース(右:700円・税込)

それではオススメメニューをご紹介しましょう。
「ペトラの里」には、地域の特産品を活かし、マダムが趣向を凝らしたさまざまなメニューが。
たとえば、和歌山県北山村の特産品で、みかんやゆずの仲間である柑橘類「じゃばら」を使った「じゃばらスカッシュ」。程よくさわやかな酸味とほのかな甘みが、乾いた喉に染み渡るさっぱりとした一品です。

そして一番のオススメは「マダム特製トロピカルフルーツジュース」。
季節のフルーツをふんだんに使ったミックスジュースで、口にふくんだ瞬間、なんとも言えない優しい甘みが広がります。南国情緒あふれる一杯で、旅の気分を盛り上げてくれます。

ほかにも有機栽培コーヒー豆を使ったオーガニックコーヒーや、梅ジャムを使ったスイーツなど、バラエティに富んだオリジナリティあふれるメニューがたくさんあるので、きっとお気に入りメニューが見つかるはずですよ。
▲梅しらすランチ(1,000円・税込)

食事メニューも充実しています。
マダムのイチオシは「梅しらすランチ」。
「和歌山には、紀州の梅やしらすなど、おいしいものがいっぱいあるんですよ」
地域の魅力をたくさんの人に伝えたいというマダムの思いから生まれたメニューは、どれも地域の食材がふんだんに使われています。
梅しらすごはんには、さっぱりとした紀州梅干しと大葉とプリプリのしらす、そこにマダムこだわりの梅塩が少々。ほどよい塩気と酸味が絶妙です。
お好みでかける醤油は、マダムの友だちでもある白浜の醤油屋による手づくり醤油なんだとか。まさに和歌山がいっぱい詰まった大満足の一品です。
▲さまざまなお話や、趣味の三線をお客さんたちに披露してくれるマダム。アットホームな雰囲気や陽気なマダムに会いに訪れるリピーターも多いんだとか

おしゃれな雰囲気や美しい絶景、バラエティに富んだおいしい料理。魅力いっぱいの「ペトラの里」ですが、なによりもの魅力は、マダムがつくり出すアットホームな雰囲気。

「この地域の良さを少しでも伝えられたらと思って、お客さんにいろいろお話させてもらうんですよ」

マダムは、カフェの運営以外にも「紀州★ひろげ隊」と名づけられた地域住民団体のメンバーとして、日帰りバスツアーや地元のイベントの企画などで地域観光の活性化に精力的に取り組んでいるそうで、観光で訪れたお客さんたちに、さまざまなお話をしてくれます。手が空いたときには、趣味の三線をお客さんたちに披露することも。
お客さんと気さくにおしゃべりをしながら店内をまわるマダムの周囲では、いつも笑い声が絶えません。

訪れる人を笑顔にしてくれる「ペトラの里」。白浜を訪れたらぜひとも立ち寄りたいスポットです。

プライベートビーチ感覚が味わえる「秘境カフェ権現平」

次に紹介するのは、「秘境カフェ権現平(ごんげんだいら)」。
こちらは白浜の中心地から少し離れた海沿いの小さな入江、「五色ヶ浜(ごしきがはま)」にあります。
秘境カフェと聞くと、「一体どんなところにあるんだ?」と心配してしまうかもしれませんが、安心してください。ちゃんと車で行けます!
白浜空港やJR白浜駅から車でそれぞれ約15分、気軽に立ち寄れる穴場スポットなんです。
▲高台から見た「五色ヶ浜」

五色ヶ浜は、観光スポットとして賑わう白良浜から6kmほど南下したところにある入江。白良浜に比べ、観光客にはあまり知られていませんが、地元の方たちにはキスやヒラメが釣れる釣りスポットとしても知られる穴場。きれいなアーチを描く浜辺と真っ青な海が織りなす美しい景色は、白良浜とはまた違った魅力があります。
▲お店の前に設置されたかわいいイラストの周辺地図

「秘境カフェ権現平」があるのは、そんな五色ヶ浜のまさに目の前。
駐車スペースに車を停めると、目の前はすでに浜辺。
夏の海水浴場にある「海の家」よりも海に近い!
すぐにでも海に飛び込める距離です。
階段を上り、店内へ。
店内は、開放感いっぱいの吹き抜けがあるおしゃれな空間。白を基調にシンプルにまとめられていながら、壁にはところどころにアーティスティックな落書きが描かれていて、隠れ家的な雰囲気。
建物の中でありながら、床には砂利が敷かれているなど、海辺のリゾート気分を盛り上げる空間が演出されています。
▲テラス席に出ると海がもうすぐそこに

そして大きな窓の外、目の前に広がる浜辺。ベランダに出ると、すぐ近くからさざ波の音が聞こえてきます。

「海から来るお客さんもいるんですよ」
オーナーさんにお話をうかがうと、地元の人のなかには水上ジェットスキーに乗って、隣の浜から五色ヶ浜に乗り付け、このお店でひと休みしていく人もいるんだとか。
なんとジェットスキーでカフェに行くなんて。機会があれば、ぜひやってみたい贅沢な体験です。

ともあれ、それほど本当に海の真ん前なので、カフェにいながらにして海を存分に感じることができる「秘境カフェ権現平」。
五色ヶ浜は比較的訪れる人が少ないので、海を独り占めしているかのような贅沢気分が味わえます。
「僕は特にマリンスポーツが趣味だとかそういうわけでもないんですけど、うちの家系が先祖代々、漁師をしていたこともあって、海に思い入れがあったんです。津波や台風の心配やらで大変なことも多いですけど、ここの景色は最高。何時間でもボーッと眺めていられますよ」

生まれも育ちも和歌山県のオーナーさん。フリーペーパーの記者として地域のさまざなお店を取材しているうち、「和歌山の魅力を自分自身でも何か形にして発信したい」との思いから、カフェを開くことを決意。この場所にあった別荘を買い取り、カフェをオープンしたんだとか。

それではオススメメニューを紹介しましょう。
▲熊野牛ミンチと旬の野菜のトマトパスタ(写真手前:1,100円・税込)

「秘境カフェ権現平」のメニューも和歌山の魅力がぎっしり。
たとえば、トマトパスタの具材には、熊野牛のミンチや「白浜きのこ」と呼ばれる近隣で栽培されているなめこ、エリンギがたっぷり。そこに国産有機野菜ブイヨンをベースにした特製のトマトソースがからまり、絶妙なハーモニーを奏でる一品になっています。
まずは食感。シャキシャキのきのこと、もっちりしたパスタの相性は抜群!そこにさっぱりとしたトマトの酸味とブイヨンソースの複雑で奥深い味が、ジュワッとした熊野牛の旨みといっしょに徐々に広がってきます。トマトが使われているためか後口はとてもさっぱり。サラッと食べられ、夏にもオススメのメニューです。
▲白浜ブール(美浜いちご&バニラアイス)(600円・税込)

そして、ここでぜひ試してほしいのが「白浜ブール」。
「白浜ブール」とは、オーナーさんが「白浜の名物になるようなスイーツをつくりたい」と開発したスイーツ。
一見パンケーキのように見えますが、温かい丸いフランスパンのうえに、季節のフルーツやアイスなどが載せられています。

「パンケーキもいいんですけど、アイスを載せると溶けてグチャグチャになっちゃうでしょ。僕はあれがちょっと苦手だったので、フランスパンみたいなしっかりした生地にしたらどうかと思ったんです」

クレープやサンドイッチなど、さまざまな新メニューの開発に挑んでいたオーナーさんは、ある日フランスのパンに「ブール」と呼ばれる丸いパンがあることを知ったそう。そして知り合いのパン屋さんと試行錯誤をした末にできたのがこの「白浜ブール」。
「白浜ブール」には、「荒川ももジャム&バニラアイス」や「有田てまりみかん&バニラアイス」など、地域の旬のフルーツを使ったものはもちろん、「紀州うめどり&明太子チーズ」や「ツナマヨ&おろしポンズ」など、甘くないメニューも。季節によってさまざまな種類が登場するそうですが、今回は「美浜いちご&バニラアイス」をいただくことに。

ナイフでカットして一口。
たしかにパンケーキと比べると少し固めで、噛みごたえのあるしっかりとしたパン。しかし一般に想像するフランスパンとも少し違い、外はモチモチとした弾力があり、中は素朴でシンプル。小麦本来の味を楽しめるパンに仕上げられています。そこにいちごソースとパンの熱で溶かされたバニラアイスが、スーッと吸収されていくんです。
なるほど、これは新しい!
冷たいアイスと温かいパン。素朴なパンの味にバニラアイスの甘みと美浜いちごの甘酸っぱさ。
いろんな味を楽しみながら、それらが合わさったときのコンビネーションも楽しめる一品。ぜひお試しあれ。

さざ波の音をBGMに海辺の景色を眺め、おいしい料理やスイーツをお供にのんびり穏やかなひと時を過ごせば、きっと日常のストレスも吹き飛んでしまうことでしょう。

異国情緒と豪華絢爛な建物を堪能できる「ホテル川久」

最後にご紹介するのは、「白浜温泉 ホテル川久」内、1階ロビーラウンジにあるカフェ「Musee(ミュゼ)」。

JR白浜駅から車を10分ほど走らせると、
「何だ?あの建物は!」
地域の商店など、昔ながらの日本を思わせる海辺の町並みの中から突如現れる異国情緒あふれる建物。
▲まるで西洋のお城のような外観の「白浜温泉 ホテル川久」

圧巻のスケールで立つこの建物が「白浜温泉 ホテル川久」です。
異国の文化遺産、もしくは美術館と言われても信じてしまいそうなこのホテル。
もちろんホテルなので宿泊施設ですが、レストランやカフェは宿泊しなくても利用することが可能です。
というわけで早速中へ。
▲1階エントランスロビー

中も圧巻。「豪華絢爛」「贅の限りを尽くす」といった表現がピッタリな豪華なエントランス。壁・床・天井、どこを見渡しても細部までしっかりと装飾が施されています。

「ホテル川久」は、昭和24(1949)年創業の「旅館 川久」が、平成3(1991)年にセレブご用達の超高級ホテルとして改築されたもの。今では一般の方でも気軽に宿泊できるホテルになっているということですが、建物はヨーロッパの海の上に浮かぶ古城をイメージして、徹底的に本物にこだわって造られた当時のままを維持しています。

「たとえば、この床のモザイクは、イタリアから職人を呼び寄せて造られたもの。そしてこの柱は、特殊な技法を用いて造られ、柱1本につき約1億円かかっているそうです」

スタッフの方から、次から次へと建設当時のびっくりエピソードが。
正確なところはわからないそうですが、ホテル全体の総建築費は400億円ほどかかっているとかいないとか。
400億円!!!
豪華なはずです!
▲カフェラウンジ

ズドーンと奥まで続く、豪華なエントランスロビーを抜けた先にあるのがカフェラウンジ。
落ち着きのある空間に仕上げられていながら、こちらのスペースでも豪華さは健在。壁に描かれている絵や天井など、細かな装飾がたくさん施されています。
そして、スペース奥側の窓からは、「ホテル川久」の庭園と田辺湾。豪華なカフェから望む白浜の海の景色は格別です。
▲月替りランチセット(メイン料理、サラダ、スープ、コーヒー or 紅茶 or オレンジジュース)※内容・料金は季節により変更あり

レストランもある「ホテル川久」。カフェのランチも豪華です。
がっつり洋食ランチを楽しみたい方には、月替りランチ。内容は時期によって随時変わりますが、どれもレストランのシェフが腕によりをかけた本格的なものばかり。
▲ピザセット(4種類のピザからお好きなもの1枚、サラダ、スープ、コーヒー or 紅茶 or オレンジジュース)(1,500円、税・サービス料込)

また、ピザセットもオススメ。「ホテル川久」の厨房にはピザ窯が設置されていて、焼きたてのピザを楽しむことができます。写真は「クワトロフォルマッジ」と呼ばれる4種類のチーズがトッピングされているピザ。チェダーチーズ、カマンベール、ゴーダチーズ、ブルーチーズの組み合わせが生み出す味は、とても濃厚。ピザ生地はサクサクでチーズとベストマッチです。
▲ベーカリーランチセット(パンバスケット 3種類、サラダ、スープ、コーヒー or 紅茶 or オレンジジュース)(1,500円、税・サービス料込)

ほかにも豊富な種類のオリジナル手づくりパンが楽しめる「ベーカリーランチセット」や、本格的なインドカレーが楽しめる「インドカレーセット」など、さまざまなランチメニューが用意されています。
いつもよりちょっとゴージャス気分で、美味しい昼食に舌鼓。気軽に贅沢気分を味わうことができます。
▲ケーキセット(オリジナルケーキよりお好みのケーキひとつ、コーヒー or 紅茶)(1,200円、税・サービス料込)

ここでは、ランチだけでなく、ティータイムの利用もオススメ。
ホテル専属のパティシエによるオリジナルケーキは、種類も豊富。定番のショートケーキをはじめチョコレートのケーキ、旬の果物をふんだんに使ったケーキなど、どれも手の込んだものばかりで選ぶのに困ってしまいそう。
豪華なホテルで優雅なひと時。「ホテル川久」は、あなたの旅をリッチな気分にしてくれること間違いなし。
「400億円の豪華なホテルで食事した(笑)」と、旅の思い出話のネタとしてもバッチリです。
アットホームなカフェで陽気に一息、隠れ家的おしゃれカフェでしっぽりと一息、豪華なホテルで優雅に一息。
どこもカップルや友人同士で気軽に立ち寄れるところばかりなので、あなたなりの一息を見つけてみてください。
James

James

イギリス人と日本人とのクォーター。大学では工学部、情報システムを専攻したかと思えば、ミュージシャンとしてギタリスト、MC、DJとして活動。TVやラジオなどでも活躍。その後(株)アドビジョンにて、デザインやコピーライティングなどマルチに活躍。バックグラウンドを活かした独自の視点が人気のライター。

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