話題の新名所!大阪エキスポシティ「ニフレル」で7つの魅力に触れる

2017.04.08 更新

大阪府吹田市の万博記念公園。大阪万博(1970年)の開催地で、岡本太郎氏作の「太陽の塔」が有名です。その隣に2015年11月に誕生した商業施設「EXPOCITY(エキスポシティ)」にあるのが、生きているミュージアム「NIFREL(ニフレル)」です。大阪市内の水族館「海遊館」がプロデュースしたこちらの施設は、オープン以来、水族館という枠におさまらないスポットとして大人気。今回はニフレルに訪れる際に外せない、7つのポイントをご紹介します。

水族館、動物園、美術館のジャンルを超えた、生きているミュージアム

名神高速道路・近畿自動車道の吹田IC、中国自動車道の中国吹田ICからすぐ。または大阪モノレール・万博記念公園駅から徒歩2分ほどで、エキスポシティにあるニフレルに到着します。
こちらの施設のコンセプトは、「感性に触れる」。施設名の「ニフレル」もこのコンセプトにちなんでいます。そして「水族館、動物園、美術館のジャンルを超えた、生きたミュージアム」というキャッチフレーズまで。そこで、ニフレルの、ここがすごいという7つの見どころを広報担当者にアドバイスをいただきながら巡ってきました!

ポイント1.7つのテーマに分かれた美術館のような展示スペース

水族館は普通、生き物の種類や生息するエリアなどによって展示室が分かれていますが、ニフレルは違います。「いろにふれる」「わざにふれる」「すがたにふれる」「ワンダーモーメンツ」「みずべにふれる」「うごきにふれる」「つながりにふれる」の7つのテーマに、展示スペースが分かれているんです。この展示の仕方がニフレルの最大の特徴と言えるでしょう。

まずは、美術館のように美しい1階の展示スペースをご紹介します。
「いろにふれる」ゾーンでは、色がきれいな魚や海老たちが円筒形の水槽の中を泳ぎます。ヒーリング音楽が流れる中、部屋の色も7パターンにゆっくりと変化します。
「わざにふれる」ゾーンでは、水を飛ばして獲物を撃ち落とすテッポウウオや、海底に作った巣穴からひょっこり顔を出すジョーフィッシュなど、魚の持つ妙技が見られます。長方形の水槽が整然と並べられたラボのような空間です。
▲テッポウウオ。水を飛ばして獲物を撃ち落とす様子が見られるかも
「すがたにふれる」ゾーンでは、ニシキアナゴやヘコアユなど、不思議な姿をした生き物を見られます。淡い光に照らし出される生物の造形美に注目してみましょう。
▲海底の砂の中から、ニューッと姿を現すニシキアナゴ
吹き抜けゾーンの「ワンダーモーメンツ」も子どもたちに大人気。インタラクティブアーティストの松尾高弘氏による、自然をテーマにしたデジタルアートの世界。宙に浮かぶ巨大な球体とフロアに、光が踊る!10分間で17のシーンが展開します。

ポイント2.知ってた?ホワイトタイガーは水にふれるのが平気!

続いて、2階へ。7つのテーマの中でも、特にニフレルらしい展示スペースと言えるのが「みずべにふれる」ゾーンです。このゾーンには、魚など水の中に暮らす生き物だけでなく、水辺に生息する哺乳類や爬虫類なども展示されています。
こちらは木立を連想させる「みずべにふれる」の展示室。太古の昔、海の中で誕生した生き物は、やがて水辺から陸に上がり哺乳類に進化。その過程までも連想することができる展示内容となっています。
▲最初の展示室を抜けて奥へ進むと、天井の高い開放的な空間が。ここでみんなを待っているのが…?

なかでも、特に人気なのはホワイトタイガー!こんなに近くでホワイトタイガーが見られるとは!
▲ホワイトタイガーのアクア君。2017年3月で4歳になりました。人間でいうと高校生くらいのイタズラ盛り

ホワイトタイガーは世界でも250頭ほどしかいない希少種で、湿地帯や川の近くの草原などに生息しているそう。ネコ科動物は水が苦手といわれますが、実はホワイトタイガーは平気。暑い日は体を冷やすため水の中へ潜ることもあるそう!だから「みずべにふれる」ゾーンにいるんですね。
▲水面に浮かぶボールと遊ぶアクア君。水の中だってへっちゃら!(写真提供:ニフレル)
▲頭上のタイガーウォークを歩くアクア君の「肉球」を見るのが密かな人気!ぜひチェックを

ポイント3.ニフレルの水槽は360度全方位から見ることができる

館内を歩いていると気がつくことがあります。それは、一般的な水族館のような壁に埋め込まれた水槽がひとつもないこと。つまり、独立したひとつの水槽を180度ぐるりと回り、生き物を鑑賞することができるのです。そしてもう一つ、水槽に「フタ」がありません。毒を持つ一部の生き物を除き、水槽の上から生き物を観察できるのです(手を入れないでね)。
▲デバスズメダイは横から見ると白、上から見ると緑色に見えます。背の高い人は、上から覗き込んでみて(お子様は大人の方に抱っこしてもらって見てくださいね)
▲ひとつの水槽に1種類、または2種類の生き物を楽しめます

ちなみに水槽の前にある、魚の特徴を書いた「種名板(しゅめいばん)」も密かな見どころなんです。なんと全部が五七五の俳句調!監修はTV番組などで辛口、毒舌評論が人気の俳人・夏井いつき先生。
▲「ニモ」でおなじみのカクレクマノミは、強いオスの個体がメスに変化し、産卵します

ポイント4.猛獣を眺めながらランチできる「ピクニックカフェEAT EAT EAT」と不思議なおやつ「食べる水」

▲「ピクニックカフェEAT EAT EAT」

見学の途中で疲れたら「みずべにふれる」ゾーンにあるカフェでひと休み。実はここ、ホワイトタイガーやイリエワニ、ミニカバなどの猛獣たちの展示と同じエリアにあります。
▲カフェの向かいに見えるイリエワニ。オスのロン君とメスのハイドちゃんの2匹がそれぞれ別の水槽にいます。「ワニさん、大きいねえ!」全長約3mもあります
▲カフェスペースの隣には世界三大珍獣の一匹、ミニカバ(コビトカバ)もいます

猛獣たちを眺めながら、サンドウィッチやハンバーガーなど気軽でおいしい食事を楽しむことができます。
▲「ベジタブルサンド」(税込850円)。メニューは全て税込1,000円以下とリーズナブル。平日限定のランチセット(税込1,000円)は夕方17時まで(写真提供:ニフレル)

なかでもおすすめは、「食べる水」。「液体にふれる」を面白く体験できないかということで、試行錯誤の末に開発したニフレルオリジナル商品です。「ピクニックカフェEAT EAT EAT」の近くでワゴン販売しているので、ぜひ試してみて。
▲こちらが「食べる水」(税込250円・数量限定)。いったいどうやって食べるのでしょうか…
▲爪ようじで思いっきり突き刺します。すると風船が割れるように周囲の薄い膜が破れて…
▲中からブルンッとゼリー状の丸い物体が出現!スプーンですくって「食べる」と、少し甘くてつるんとした食感が気持ちいい

ポイント5.目の前で自由に動物が動き回る!人気の「うごきにふれる」ゾーン

次に、ニフレルのリピーターイチオシの「うごきにふれる」ゾーンへと進みます。このゾーンでは、なんとゲージに入ってない鳥やカピバラ、ワオキツネザルたちが、目の前で自由に動き回るんです!こちらを楽しみに訪れる子供たちも多いとか。
▲動物を囲うもののないゾーン。そう、この部屋そのものが「囲い」です
▲抜群の存在感、モモイロペリカンの広げた羽の長さはおよそ3m。さあ飛ぶぞ!
▲ワオキツネザルも、木の枝から地面へと飛んだり跳ねたり。自在に動き回ります!

頭上を飛ぶモモイロペリカンが羽ばたくたびに起こる風を感じていると、ワオキツネザルがすぐ脇をすり抜けていく…。こんな体験初めて!アリエナイ!ユニークな体験に、テンションも上がりますよ。
▲トイレの看板。ここは鳥たちにとってゾーン全体を見渡せる「特等席」なのだとか
▲頭に美しい冠を乗せたようなオウギバトは、隅っこがお好き?
▲コツメカワウソやアメリカビーバーのキュートな仕草も、ガラスごしに楽しめます
▲常にいるキュレーター(飼育員)さんが、子供たちや親御さんが安心して楽しめるよう声をかけてくれます

ちなみに、いくらゲージに囲まれなくても動物たちに触れるのはNG。だから動物たちは人慣れせず、人間を空気のように無視しながら、のびのびした自然の姿を見せてくれるのですね。もちろん鳥たちに突かれる心配はないので、安心してください。
▲「うごきにふれる」ゾーンの隣にある「つながりにふれる」ゾーンは、立体映像と音で生き物と地球の自然の「つながり」を表現したシアター

ポイント6.「ニフレルカメラ」のシャッターは、人にタッチすること!

全てのゾーンを回った最後にあるのが「フォトゾーン」。団扇の形をした金属の棒を持った人同士が、互いの体に触れると自動的にシャッターが切れる「ニフレルカメラ」があります。これは、体を流れる微弱な電流を利用したフォトサービス。日本で常設しているのはここだけです。
▲動物たちに“触れた“後は、ニフレルカメラで人間に“触れる“

グリーンの壁をバックに撮影しますが、目の前のモニターを見ると、私たちの後ろには動物たちの姿が写っているではないですか!モニターを見ながら、後ろに写るホワイトタイガーやペンギンとポーズをチェックし、タイミングを合わせて互いの体に触れ、動物たちと記念撮影!互いの手を握ったり頬に触れたり、ちょっと照れ笑いしながら楽しんでみて。
▲お気に入りが撮れたら思い出に(1枚・税込1,000円)

ポイント7.スーベニアショップもおすすめです

商品のほとんどがニフレルオリジナルというショップにも立ち寄りました。こちらには水族館のチケットを持っていなくても自由に入ることができます。Tシャツなどの衣類やお菓子などのほか、若い女性が好む日用品や文具類が充実しています。
▲「海遊館」と奈良の「中川政七商店」がコラボレーションした「ニフレルふきん」(1枚・税込550円)

オープン当初から多くの人が訪れているニフレルですが、現在は平日の朝と夕方以降が比較的空いているようです。特に動物たちが活動を始める、夕方以降がおすすめ。17時以降の入館だと安いチケットもあるので、利用しやすいですね。
▲「ニフレル」に隣接する観覧車「OSAKA WHEEL(オオサカホイール)」は、高さ123mと日本一(2017年3月現在)!しかも全ゴンドラ床面がシースルー

水族館でも動物園でも美術館でもない。生き物たちの姿や能力などの特徴を、動くアートのように、美しく魅力的にみせてくれるニフレル。時にはうっとり、時にはドッキリしながら楽しめる感覚は、他の動物園や水族館などでは味わえませんよ。生物の魅力を際立たせ、私たちの感性を柔らかくしてくれる新しいミュージアム、ニフレルをぜひ体感してみてください。
國松珠実

國松珠実

大阪エリアの女性ライターズオフィス「おふぃす・ともとも」所属。人と話すのが好きで店舗や企業取材を得意とする。また旅行好きが高じて世界遺産検定1級を持っている。 編集/株式会社くらしさ

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