瀬戸内のハワイ!周防大島の魅力を満喫するアロハな1日

2018.06.30 更新

「瀬戸内のハワイ」と呼ばれる山口県周防大島(すおうおおしま)。ハワイとの歴史上の結びつきから、現地の文化や風習が島の風土に深く根付いているのです。夏になると皆さっそうとアロハシャツを着こなし、土曜には美しく優雅なフラダンスを楽しむのが定番。絶景ビーチにヤシの木が並ぶ光景は南国そのもの、グルメやレジャーもハワイ的なお楽しみ満載です!

ハワイの文化や風習が根付いた南国リゾート

山口県の南東部に位置する山口県周防大島。瀬戸内海では3番目に大きな島であり、冬でも温暖な気候で柑橘類の栽培が盛んなことから「みかんの島」とも呼ばれています。また、「瀬戸内ジャムズガーデン」「周防大島みかん鍋」「太刀魚の鏡盛り」など、多彩な観光資源を有する魅力満載の島でもあります。
▲周防大島と本土とを結ぶ「大島大橋」(無料)。最寄りの山陽自動車道・玖珂(くが)ICから橋までは車で約40分

「そもそも、なぜハワイ?」という疑問にまずはお答えしておきましょう。明治時代、時のハワイ政府は急増するサトウキビ畑や製糖工場で働く労働者を確保するため、官約移民という制度を明治政府と結びました。その際、周防大島から約4,000人もの出稼ぎ労働者がハワイへ渡ったといわれています。

出稼ぎを終えて日本へと戻る際、ハワイで触れた文化や風習を、周防大島へ持ち帰ったというのが「瀬戸内のハワイ」のいわれなのだとか。
この歴史的な繋がりから、1963(昭和38)年にハワイ州カウアイ島と周防大島は姉妹島提携を結び、以来、官民ともに活発な交流が行われているそうです。
▲幹線道路沿いに並ぶヤシの木。「瀬戸内のハワイ」周防大島にとってはありふれた光景

今回は、そんな周防大島でのハワイ的な楽しみ方をクローズアップ!美しいビーチに行列必至の超人気グルメ、あれこれ満喫する内に「ここは日本なの?」と、いつしか本当にハワイにいるような気分になれるはずですよ!

まずは最もハワイの雰囲気に近い「グリーンステイながうら」へ

大島大橋を渡って国道437号を約10分、まずは周防大島で最もハワイ的な雰囲気を満喫できる「グリーンステイながうら」を訪れます。カウアイ島をイメージして整備された宿泊施設で、受付のある建物「ビジターセンター」は現地の郡庁舎をモデルとしています。
▲カウアイ島の郡庁舎がモデルの「ビジターセンター」

ビジターセンターだけでなく、敷地内の建物はいずれもカウアイ島に実在する施設がモデルになっているそう!建物の周囲にはヤシの木が立ち並び、まるでハワイに居るような感覚に浸れます。 ここから「ハワイなう」なんてSNSに投稿すれば、閲覧した人の誰もが「いいね!」と信じきってしまうはずですよ。
▲ビジターセンターの向かいにあるのは「カウアイ・ミュージアム」にそっくりな潮風呂保養館(10:00~21:00 ※11月~3月は20:00まで/大人510円、子ども300円 ※いずれも税込)

ビジターセンター横の通路を抜けると芝生広場が広がります。ヤシの木に囲まれ、青々と芝生が生えそろった光景はまさにハワイそのもの。これは気持ちいい~!
▲芝生広場の向こうにあるレストランはカウアイ島の人気店がモデル(11:00~17:30、L.O.17:00)。芝生、青空、ヤシの木と組み合わせればSNS映え抜群!

ハワイに訪れたような気分を高めるなら、どこにカメラを向けてもすべてがフォトジェニックな「グリーンステイながうら」がぴったり。島内のハワイ関連情報も充実しており、ぜひとも最初に訪れておきたいスポットといえます。
▲ビジターセンター内にはハワイ関連の雑貨や食品、お菓子、アロハシャツなどが並び、お土産の購入場所としても人気

スナメリたちがハワイアンな海を演出!絶景クルージングを楽しむ!

ハワイでは美しい海をクルーズしながらのイルカウォッチングが人気を集めています。こちら周防大島でも、小型のイルカ・スナメリをウォッチングできて、まるでハワイにいるような気分に浸れるクルージングが体験できます。

周防大島の北6km沖に浮かぶ前島周辺には、100頭を超えるスナメリの大きな群が生息しているそう。周防大島から前島への定期航路は、その生息地の真ん中を通るため「スナメリクルージング」という愛称で人気を呼んでいます。
スナメリは通年で目撃されていますが、エサとなるイワシの回遊が増える5~10月は出合える確率が格段に上がるそう!
▲「グリーンステイながうら」から車で10分ほどの久賀港から乗船。チケット(大人往復税込560円、小学生以下同280円)は港の隣にある「周防大島観光協会」で購入する

久賀港から前島までは片道約20分、5分ほど島に停泊した後に、再び久賀港へと折り返すという時刻表。船長さんによれば、5~10月のスナメリに出合える確率は30%、野球選手の打率と思えば十分高い!?さあ、エンジンを始動して出発です!
▲連絡船は28人乗り。小型船なので海面が間近に~!海風を全身に浴びて、これは超気持ちいい~!

スナメリを見つけるには、100mくらい先の海面に目線を置くのがポイント。運が良ければジャンプしている姿もみられるのだとか。海が穏やかなほど見つけやすいそうで、風のない日はチャンス!
▲あっ!あそこ、あそこ!スナメリがいた~!!(写真提供:周防大島観光協会)
▲こんなに愛らしいスナメリが約100頭以上も生息しているなんて、想像しただけでワクワクしますね(写真提供:周防大島観光協会)
▲前島の待合室には、パンフレットとともに記念スタンプが用意されている。かわいいイラスト!

一帯は瀬戸内海国立公園にも指定されているほどで、船上から見える光景の美しさは折り紙付き!波しぶきを浴びながらの往復約40分間のクルージングはかなりの爽快感で、とってもお手軽な“海の冒険”に大満足でした!

SNS映え抜群!周防大島生まれの「ギャング丼」を味わう

周防大島グルメは逸品揃い。今回は、ハワイで修業を積んだオーナーシェフが自慢の腕をふるう、ハワイアンレストラン「アロハオレンジ」を訪れます。
▲国道沿いで目立つ白い建物が「アロハオレンジ」。先ほどの前島航路の乗り場からは車で約5分

こちらに足を運んだ理由は、全国メディアでも度々紹介され瞬く間に人気に火が付いた「ギャング丼」を味わうため。名前からしてインパクト大、果たしてどんな料理なのか…。しばらくしてテーブルに運ばれてきたその姿に驚愕!
▲国産牛のモモ肉を使った「レアステーキ」のスライスが、千切りキャベツをはさんでごはんの上に並ぶ(写真はノーマルタイプのLサイズ)

牛肉のレアステーキのスライスが1枚1枚美しく並べられており、しかも肉の焼き加減は超レア!こ、これはSNS映えも超抜群~!見た目の美しさから「肉のハイビスカス」という異名も付いています!

シェフは食肉加工肉においても経験豊富であり、肉を知り尽くしているからこそ調理可能な、同店の完全オリジナルメニューなのだそう。
甘めの特製ソースをしっかりからめ、柔らかそうな肉、その下に隠れたキャベツ、ごはんと一緒に思いきり頬張って…、これは美味しい~!
▲「ギャング丼」は3層構造。レアステーキのスライスの下にはキャベツ、さらにその下にごはんがある

「ギャング丼」のサイズは、SS(ノーマルタイプの場合1,000円)、S(同1,500円)、M(同1,800円)、L(同3,000円)の4種類で、Lサイズの肉はなんと約500g分!さらに、肉は「ノーマル」に加え「みぞれ“和”」「ユッケ風“漬”」「炙り」「炙りマヨ」という5種類の味付けが選べ、ハーフ&ハーフ(Mサイズ以上、M1,900円、L3,000円)、お好きな4種のDX(Lのみ3,500円)という頼み方も可能です(すべて税込)。
▲真っ白なミルクソースがたっぷりとかけられた「ハワイアンパンケーキ」。シェアして食べるのもオススメ

スイーツメニューの「ハワイアンパンケーキ」(シングル800円、ダブル1,200円・ともに税込)も、「ギャング丼」と双璧を成す店の人気メニュー。現地ハワイと同じモッチリ食感の生地に、ミルクベースのソースがたっぷりかけられています。
▲しっかり厚みのあるパンケーキはモッチモチ!ソースも生地もさっぱりした甘さで美味!

ソースにコクはありつつも、口に運べば不思議と軽い味わい。がっつり「ギャング丼」を食べた後でも、しっかり食が進みます。ソースにまぶされたマカダミアナッツの香りもたまりません~!
▲スタッフさんもアロハシャツで、ハワイアンな雰囲気の店内

「アロハオレンジ」ではステーキやハンバーガーなども充実。肉好きにはたまらない、ハワイアン料理の品々をぜひご堪能あれ!

夏はアロハな魅力がボリュームアップ!リゾートビーチや「サタフラ」を楽しみ尽くそう!

山口県の中でも周防大島の海の美しさは群を抜いており、海水浴シーズンともなれば、県内外よりさらに大勢の人が押し寄せます。白い砂浜とコバルトブルーに広がる海は、まさにハワイのビーチ。南国リゾートそのものといえます。

その中にあって「片添ヶ浜(かたぞえがはま)」は特に人気で、山口県を代表する美しい砂浜の一つ。隣接する「ホテル&リゾート サンシャインサザンセト」とともに、ハワイアンな雰囲気がたっぷりと堪能できます。
▲「片添ヶ浜」は、隣の岩国市にある米軍岩国基地勤務の人々にも人気。外国人の姿が異国情緒を盛り上げる
▲徹底的にリゾート気分を味わいたいなら、片添ヶ浜を望む「サンシャインサザンセト」が絶対オススメ(1泊2食税込12,420円~、2名1室利用時の1人分)
そして近年、周防大島の夏の定番イベントとなっているのが、「サタフラ」こと「サタデーフラ」です。夏休み期間(2018年は7月14日~9月1日)の毎週土曜に、「グリーンステイながうら」「サンシャインサザンセト」「道の駅サザンセトとうわ」など島内5カ所で、多彩なチームによる「フラ」が披露されます。
▲「グリーンステイながうら」では芝生広場が会場となる。ハワイそのものの空間で繰り広げられるフラは雰囲気抜群!

夜ともなれば、光の中に浮かびあがる美しく優雅な「フラ」はとってもムーディー。民族舞踊として、その仕草や振りの一つ一つに思いや願いが込められており、チームごとのレイやアクセサリーなどの衣装や装飾はもちろん、その美しい振付けにも注目です。時間、会場など詳細は観光協会の公式サイトにてご確認を。
▲「サンシャインサザンセト」での「サタフラ」。ハワイアンメニューや島の名物など、会場ごとに楽しめるグルメも要チェック!

周防大島では「アロハコード」なるものがあるそうで、アロハシャツを着ていると、「グリーンステイながうら」や「アロハオレンジ」「サンシャインサザンセト」など、島内の様々な場所で多彩なサービスを受けられるそう。アロハシャツは、前述の施設などあちこちで簡単に手に入りますよ。
▲「グリーンステイながうら」内のアロハシャツコーナー

ちなみに、島内には「アロハビズ」というドレスコードがあり、夏季は公官庁や企業、お店など大勢の人がアロハシャツを着て過ごしているそうです。

周防大島のハワイ的な楽しみ方、いかがでしたか?紹介したスポット以外にも、ハワイアングッズが手に入るお店や、ハワイアンメニューが味わえるカフェやレストランも数多くあります。まずは、周防大島定番のハワイ的なスポットをひと巡り!気軽に行ける瀬戸内でハワイ体験を満喫しませんか。
兼行太一朗

兼行太一朗

記者兼営業として、地元山口の地域情報紙に14年間勤務。退職後はNPO法人大路小路ひと・まちづくりネットワークに籍を置き、守護大名大内氏や幕末における歴史資源の取材に携わる。同時にフリーライターとして活動しながら、たまに農業も。自称ネコ写真家。(編集/株式会社くらしさ)

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