東京のブルックリン!?今注目の蔵前で朝一番に訪れたいカフェ3選

2017.08.09

進化形カフェの出店で注目を集めた清澄白河につづき、東京下町エリアで今最も熱いと言われている台東区・蔵前。東京のブルックリンとも呼ばれ、訪れる人も多数。人気の理由は、昔ながらの職人文化と隅田川周辺に集まるアートやクリエイティブが融合して、発見と出合いに満ちた新しい町へと進化を遂げているから。今回はそんな蔵前で訪れたい個性的な3つのカフェをご紹介します。

蔵前に到着したら「コンセント×ソルズコーヒー」の朝カフェへ。バリスタの淹れたてコーヒーをいただく

蔵前は、北は浅草、南は両国に挟まれた隅田川沿いに位置する昔ながらの問屋街。おもちゃ屋の倉庫や工場が点在する一方、古民家をリノベーションしたお洒落なショップも多く、ノスタルジックとモダンが共存しています。
都営浅草線・蔵前駅A1出口を出たらまず向かいたいのが徒歩1分の「コンセント×ソルズコーヒー」。デザインプロダクトショップで本格コーヒーがいただける新感覚カフェです。
開店中なら、いつでも淹れたてコーヒーをいただけますが、注目は平日限定で朝8時にオープンする「朝カフェ」。ショップのオープンは11時ですが、これから仕事に向かう人たちに朝一番に美味しいコーヒーを飲んでもらいたいということで、2017年3月にスタート。店の前にスタンドを出しているので、出社前に気軽に寄っていく人も多いのだとか。
▲朝8時~11時まで店の前に出る「朝カフェ」のスタンド
11時以降は、店舗内にバリスタが常駐してコーヒーを淹れてくれます。
こちらのコーヒーは、蔵前の駅前でテイクアウトのコーヒースタンドを営む「ソルズコーヒー」のもの。”毎日飲んでも身体に優しいコーヒー”がコンセプトの本格コーヒーをいただきつつ、ゆっくり店内を見て回れるのが魅力です。
▲左からコーヒー(380円)、自家製レモンスカッシュ(400円)、カフェラテ(400円)

豆選びはもちろん、焙煎方法にもこだわる「ソルズコーヒー」。通常は1回のハンドピック(生豆から欠点豆を取り除く作業)を2回行うことで、質の高い豆だけを選び抜いています。そんなこだわりのコーヒーに惚れ込んだ「コンセント」のオーナーが、ぜひ出店してほしいと持ちかけたことからショップ融合型カフェ「コンセント×ソルズコーヒー」が誕生しました。
▲バリスタに相談すれば、数種類ある豆のなかからカスタマイズした一杯を作ってもらうことも可能

コーヒー以外では自家製シロップで作るキンと冷えたレモンスカッシュが夏の人気商品。新鮮なレモンとはちみつがベストマッチ!濃いめのレモンスカッシュはやみつきになりそうです。

人と人をつなぐ、人と町をつなぐ。
蔵前の情報発信基地でMAPをゲット!

▲1階の店舗フロアをぐるりと囲む中2階へは、らせん階段であがります

店舗の中2階はイートインコーナーになっており、店舗で扱うチェアやスツールを試しがてら、コーヒーがいただける造りです。この中2階は新商品の発表会やデザイナーによる展示会など、ギャラリーとしても使われているというのも、ものづくりの町、蔵前ならでは。
▲1階には全国のメーカーやデザイナーとのコラボから生まれたオリジナル商品も
▲コーヒーを片手にゆったりと店内を散策

お店のコンセプトは”コンセント”の名のとおり「つなぐ」。つくる人同士をつなぐ、つくる人と使う人をつなぐ。人と人、人と町とをつなぐ。

そんなコンセプトが示すとおり、店舗には常時オリジナルで作成した蔵前の散策MAPが置かれていて、自由に持ち帰ることができます。訪れた人がこの町でたくさんの出合いがあるようにと、店舗のスタッフさんたちがお気に入りのお店を見つけては更新しているそうですよ。
▲このMAPがあれば、蔵前中をくまなく歩きまわることができそう

淹れたてのコーヒーとコンセプチュアルな商品、蔵前の今に出合えるコンセント×ソルズコーヒー。初めて訪れる人はもちろんですが、リピーターの人も、蔵前の最新情報を入手するために、まず立ち寄って欲しいショップです。
※価格はすべて税込

売り切れ御免!全850種類以上ある限定マフィンを週替わりで楽しめる「デイリーズマフィン」

蔵前駅A1出口を出てすぐのところにある「デイリーズマフィン」は、インテリア関係の仕事をしていたオーナーが、フランス菓子のパティシエだった奥様と一緒に仙台で始めたアメリカンスタイルのマフィン専門店の東京1号店。2014年にオープンしました。

「マフィンを日常的に、もっと気軽に食べてほしい」という思いを込めて、旬の食材を取り入れたマフィンを週替わりで提供。今ではなんと850種類を超えるレシピが完成しているそう。
▲プレーン(270円)は毎日販売、それ以外のマフィンは週ごとに変わります。マフィンのほかに6種類のベーグル(240円・280円)も

マフィンはスイーツ系の「デザートマフィン」と食事系の「おかずマフィン」に分類され、店頭には常時16~18種類のマフィンが並び、売り切れになった時点で店を閉めます。通常14時位には完売してしまうことも多いそう。
8時ちょうどに店はオープン。オープンと同時にお客さんが次々と訪れ、思い思いにマフィンを購入していきます。

「マフィンというと、どこかパサパサなイメージではないですか?」とオーナーの古家和行さん。確かに喉が渇きそうなイメージがあります。「そんなイメージを変えていきたかったんです。外はカリッと中はしっとり。そんなマフィンなら、もっとマフィンを好きになってもらえるのではないかと思ったんです」。日本人にもっとマフィン好きになってもらいたい。そんな思いから生まれたマフィンを早速イートインでいただいてみることにしました。
▲インテリア関係の仕事をされていた古家さんが内装を手掛けた店舗。センスが光ります
まずはデザートマフィンをいただきます。左からはちみつレモン&ホワイトチョコ(320円)、アプリコット&ミルクティー(320円)、抹茶&クリームチーズ(320円)。コーヒー(300円)は蔵前のコーヒー店「緑の木」の豆を使ったもの。テイクアウトもOK。
一口いただいて納得。確かにカリカリとした歯ごたえともっちりしっとりとした生地が、マフィンの先入観を変えてくれます。優しい甘さと新鮮なフルーツやチーズの味がマッチして、コーヒーとよく合います。おやつはもちろん、朝ごはんとしていただくのもあり。ヨーグルトなどの乳製品とも相性がよさそうです。
つづいておかずマフィンをいただきます。写真左からローストチキン&ごぼうサラダ(360円)、スパイシーキーマカレー(360円)。

一見、マフィンとカレー?ごぼうサラダ?と思ってしまいますが、生地の甘さをおさえているので、ぴたりとマッチ。パンやナンともまた違った触感なので、新しい食事のレパートリーになりそうです。

東京の東側から、マフィンの魅力を全国にむけて発信!

▲オーナーの古家さん。奥様と二人三脚で新しいマフィンを次々開発

もとは仙台からスタートした「デイリーズマフィン」。縁あって蔵前という土地に東京1号店をひらいたのは、「モノマチ」というイベントに参加させてもらったことから。蔵前という土地に息づくものづくりの魂が自身のコンセプトにぴたりとあったからだそう。今は仙台と蔵前、そして月島にも店舗を構え、それぞれメニューも変えているそう。
▲お土産コーナーではクッキーなどを買うことができます。「緑の木」のオーガニックコーヒーもゲットできます!
マフィンは常温で2日間はOKなので、お土産やお持たせにもぴったり。種類が豊富な朝のうちに訪れるのがおすすめです。次来るときにはどんなマフィンに出合えるのだろう。そんな楽しみが生まれそうなお店でした。
※価格はすべて税込

サンフランシスコ発のチョコレート専門店。海外1号店がここ蔵前に!

蔵前に行くなら絶対はずせないお店と言えば、サンフランシスコに本店を構えるクラフトチョコレート専門店「ダンデライオン・チョコレート」。2016年2月に、ここ蔵前に海外1号店となる「ダンデライオン・チョコレート ファクトリー&カフェ蔵前」をオープンしました。休みの日ともなれば感度の高い人が集まる人気のカフェです。
▲大通りから1本入った公園に面した通りの向かい側にお店はあります

数ある国や町のなかで、なぜ蔵前?という疑問が浮かびますが、実は本店があるサンフランシスコと蔵前は共通点があるのだとか。それはクラフトマンシップがあるというところだそう。築60年以上の倉庫をリノベーションしたという開放的な店舗にお邪魔しました。
▲1階はチョコレートファクトリー。ここでドリンクやスイーツを販売
▲2階はワークショップスペースを併設したカフェ

カカオ豆からチョコレートバーになるまでを一貫して行うビーントゥバー

ビーントゥバー(Bean to Bar)とは、カカオ豆からチョコレートバーになるまでの工程を自社の工場内で一貫して行うこと。ダンデライオン・チョコレートは、カカオ豆の買い付けから、ロースティング(焙煎)、摩砕、テンパリング(温度調整)、成形まで、すべて自分たちの手で行う「ビーントゥバー」でチョコレートを作っているのが最大の特徴です。
▲チョコレートができるまでの工程は店内のボードで解説されています。店内には日本語のリーフレットもあり

3種のカカオを食べ比べ。人気のドリンク&スイーツはこれ!

店の一番人気は、3種類のチョコレートを使った「ブラウニーバイトフライト」(630円)。エクアドル、ドミニカ共和国、ベリーズの3種類のカカオ豆の風味の違いをブラウニーでテイスティングできます。※使用するチョコレートは時期によって変更します。
▲エクアドルはナッツ、ドミニカ共和国はベリー、ベリーズはパイナップルのフレーバー。言われてみるとそんな気も。目を瞑つぶってもう一度トライ

3つを食べ比べると、同じ工程で作られたとは思えないほど、苦みや風味が異なります。カカオ豆の収穫場所はもちろん、収穫年によっても風味が変わってくるのだとか。食べてみると明らかな違いがわかりますよ。筆者ははっきりした酸味が感じられるドミニカ共和国が好きでした。

そして、チョコレートを味わうのなら、やはりはずせないのがホットチョコレート。訪れる人のほとんどが注文すると言います。
▲夏場には「フローズンホットチョコレート」(630円)も人気。ほのかな苦みが美味しい~!飲み口は意外とスッキリ
▲「クラマエホットチョコレート」(630円)はほうじ茶のほんのりとした苦みが感じられるやさしい味わい。蔵前にある「NAKAMURA TEA LIFE STORE」とのコラボ商品。蔵前店でのみ楽しめます
▲マシュマロを使ったスイーツ「スモア」(450円)も人気。チョコレート菓子とは思えない軽さ!マシュマロの香ばしさが鼻にぬけます

チョコレートの魅力がまるわかり!ファクトリーツアーも人気です

「ダンデライオン・チョコレート ファクトリー&カフェ蔵前」は、その名のとおり、工場とカフェが併設された旗艦店でもあります。チョコレートを作る工程をのぞいたり、試食ができたりと、チョコレートの魅力を存分に楽しむことができるのも人気の理由です。
▲1種類のカカオ豆のみで作られているシングルオリジンのチョコレートバーは全6種類(1枚1,200円)。そのうちの3つは蔵前店で製造されたもの。それぞれ試食して味を比較できます
▲わからないことは店舗のスタッフさんが丁寧に教えてくれます

こちらのチョコレートはカカオ豆とオーガニックのケインシュガー(きび砂糖)のみで作られています。店舗では、チョコレートの製造工程を見学できるワークショップも開催。すべての製造工程が見られるファクトリーツアーは大人の工場見学として大人気。実際に自分でチョコレートを作って持ち帰れるクラスも開催されているそう。
▲豆の選別の工程を見せてもらいました。袋から出して豆を選別し、ケースに入れます

人気店だけあって、午後は地元の人や仕事を終えた人などで賑わいます。ねらい目はやはり午前中。公園に面した広めの店舗で、ゆったりとした時間を過ごせること間違いなしです。ホットチョコレートはもちろん、エスプレッソやラテなども充実しているので、チョコレートが好きな人もそうでない人も、ぜひ訪ねてみてください。チョコレートは甘いもの、という常識が変わるかもしれませんよ。
※価格はすべて税別
今回はできれば朝のうちに訪れたいカフェ3店舗をご紹介しましたが、ほかにもおすすめのカフェやショップがいっぱい。コーヒーを片手に、蔵前エリアを散策するのもおすすめです。綺麗に整備された隅田川テラスをぶらぶらと散歩するのも気持ちがいいですよ。
平間美樹

平間美樹

某広告代理店で情報誌・Webサイト等の広告企画・制作を経て独立。現在、企画制作会社CLINK(クリンク)を運営し、結婚・進学・就職・旅行など幅広い分野で企画・ライティング活動中。テニス・フラ・猫にハマる日々。 テニス観戦でグランドスラムを達成するのが目下の目標。

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