オトナの金沢旅。加賀の文化にふれるおすすめスポット&体験まとめ

2018.10.23 更新

かつて江戸・大阪(大坂)・京都に次ぐ都市として栄えた加賀藩の城下町・金沢。そこに流れているのは厳かで雅な武家文化、そして江戸芸術の一端を担い今に続く美意識です。そんな伝統と新しさが同居する金沢への旅はいかがでしょう?必見スポットから金沢ならではの体験やグルメ、兼六園(けんろくえん)の夜景もご紹介します!

女性限定!茶道、香道、お琴など伝統文化も一緒に体験できる着物レンタル

金沢駅から徒歩で約3分のところにある「きものレンタル 心結(ここゆい)」では、着物レンタルだけでなく、観光や体験がセットになったプランが人気。女性限定の「茶道・香道・お琴体験付コース」では着物を着て、茶道・香道・お琴のうち、どれか一つを体験することができるんです。もちろん、体験後は着物のまま街歩きも楽しめますよ。
▲江戸時代の情緒が残るひがし茶屋街。金沢は兼六園や長町武家屋敷など着物が映えるスポットがいっぱい

店内には色とりどりの着物がずらり。300着以上もの着物の中からお気に入りの1着を選び、着付けをしてもらいます。常駐する美容師が着物に合わせてヘアスタイルもセットしてくれますし(別料金)、帯や小物、アクセサリーも充実しているので、あっという間に和服美人に変身できちゃいます。
お琴の体験では1時間で1曲マスターするのが目標!お琴には13本の絃に番号が振ってあるので、初めての人でも戸惑うことなく演奏することができます。雅な音色に癒されましょう!
▲教えていただくのは「さくらさくら」など耳馴染みのある曲なので練習しやすい

茶道の体験では、お茶を点てるための所作を一つひとつを教えていただけるので、気持ちが引き締まります。心地よい緊張感を味わうことができそうですね。
▲先生に見本を見せてもらった後、自分でも実際にお茶を点てる体験ができる

香道の体験では、香木の独特な香りの違いを聞き分けるゲーム形式の「組香(くみこう)」を楽しみながら、作法や所作についてしっかり教えていただけます。
▲香道では、心を傾けて香りを聞くことを「聞香(もんこう)」という

着物姿になれるだけでなく、貴重な伝統文化の体験もセットで楽しめるなんて、ちょっとオトナな女子旅にぴったり。体験を楽しんだ後は17:30まで自由時間。せっかくなので着物で街を散策しましょう!翌日返却できるオプションを利用すれば、時間を気にせず着物姿を楽しむこともできますよ。

江戸風情を残す、ひがし茶屋街の名店「志摩」でお茶屋文化を体験

茶屋様式の町屋が立ち並び、古き日本の風情を感じられる「ひがし茶屋街」。戦時にも空襲をまぬがれ、江戸期の建物を数多く残す全国でも希少なエリアで、国の重要伝統的建造物群保存地区にも選定されています。寄り添うように流れる浅野川とともに、美しい風情を感じさせる風景。ちょっとおしゃれして歩きたくなる街並みです。
そんな中にあって、伝統的なお茶屋文化に触れられるのが「志摩(しま)」。創業文政3(1820)年当時の姿をそのままに残す、茶屋街を代表するお茶屋さんです。
芸妓を呼び、最高の料理と芸でお客さんをもてなす広間に通されると、漆の春慶(しゅんけい)塗りや七宝焼があしらわれた加賀の職人の手による一流の調度品、しつらえの数々に圧倒されるはず。
▲つぼつぼのすかし模様(写真の下のほうに見える丸が二つ重なったような模様)の手すり。調度品も優美で細く、きゃしゃな造りのものが多く、そのままのかたちで保存することは大変だという
▲お茶屋文化について説明してくれる。写真の男性は志摩の代表・島さん

見るだけではなく、お茶屋文化についての説明をお店の方から直接伺うことができたり、実際に使われていたお座敷太鼓を叩かせてもらったりと“体験”も盛りだくさん。
古き城下町に受け継がれる、おもてなしのこころを学んだ後は、1階の「寒村庵(かんそんあん)」でお抹茶をいただいてほっとひと息、もできます。

雪景色に傘を広げた幻想的な夜風景。兼六園のライトアップ

金沢で訪れたい場所に常にランクインする「兼六園」。
10万平方メートルを超える園内に池や滝、曲水が配された、江戸時代の様式を代表する回遊池泉式庭園です。百間堀をへだてて相対する金沢城跡の風景と相まったその美しさは、日本三名園のひとつに数えられています。
国内屈指の桜・梅・紅葉の名所でもあり、日本さくら名所100選にも選ばれる兼六園では、一年を通してライトアップされた夜景を楽しむことができます。
▲冬を迎える前に雪の重みから枝を守るために行われる「雪吊り」。その美しい姿は観光PRのロゴマークにもデザインされ、金沢のシンボルのひとつになっている(写真提供:石川県観光連盟)

中でも冬の「雪吊り」風景は必見!庭園に広がる500本を超える木々が傘を広げ、雪化粧をまとった姿は本当に贅沢なこの季節だけの景色です。
例年1月下旬から2月初頭までは「金沢城・兼六園 四季物語 ~冬の段~」として、ライトアップされ、さらに幻想的な美しさを見せるこの風景を愉しむことができます。
▲瓢池の中にある島に立つ海石塔もライトアップされ、厳かな雰囲気を醸し出す(写真提供:石川県観光連盟)
▲床がひし形になっている菱櫓(写真提供:石川県観光連盟)

兼六園と同時期に、金沢城もライトアップ。金沢城三御門(さんごもん)、菱櫓(ひしやぐら)、五十間長屋(ごじっけんながや)などが灯りに彩られ、息を呑むほどの壮観な姿を見せます。色彩が美しい金沢の夜景を堪能しに行ってみませんか?

「石川県立伝統産業工芸館」で伝統工芸品を自分の手で

▲入口は兼六園の敷地内。園内を巡る際に立ち寄ってみては?

武家・大名道具の産地として、また茶道の盛んな地として数々の芸術的な工芸品が生みだされてきた金沢。輪島塗や九谷焼、加賀友禅、山中漆器、牛首紬(うしくびつむぎ)、桐工芸、七尾和ろうそくなど枚挙に暇がありません。「石川県立伝統産業工芸館」ではそれらのプロダクトをまとめて鑑賞することができます。
▲こちらは当時93歳の現役職人が作ったという「金沢和傘」。中心部は和紙を四重に貼り、周辺部は糸で二重、三重に巻いてあるのでとても丈夫

伝統工芸品として長く受け継がれているものは、どれも丈夫で使いやすいものばかり。貴重な工芸作品なので、どうしても部屋に飾っておきたくなりますが、実際に日常で使ってみてこそ、機能性や耐久性など、その素晴らしさを実感できるもの。こちらの副館長も「ぜひ気軽に使って、使いやすさを実感していただきたい」と話します。
また、若い作家が手がけた作品も多数展示。伝統技法を生かしつつ、斬新で魅力的な次世代の工芸品も見どころのひとつです。

ミュージアムショップでは加賀毛針のピアス、加賀繍(かがぬい)が美しい収納箱など、ここでしか買えない工芸品もたくさん。どれをお土産にしようか目移りしてしまうかも?

シックな仕上がりでオトナの女性を演出!フェザーアクセサリー作り体験

伝統工芸「加賀毛針」をアレンジした、フェザー(羽毛)アクセサリー作りを体験できるのは、天正3(1575)年創業という老舗中の老舗「目細八郎兵衛(めぼそはちろべえ)商店」。金沢駅から徒歩10分ほどのところにあります。
武士の間で鮎釣りを奨励していた加賀藩。明治時代になり町人にも鮎釣りが広まると毛針を作る職人が登場し、加賀毛針は工芸品の域にまで高められていきました。
創業当時、目細八郎兵衛商店は縫い針を生業としていましたが、明治23(1890)年に行われた「内国勧業博覧会」で毛針を出展し、受賞したことで「加賀毛針」の元祖として知られるように。
▲色とりどりの羽毛を組み合わせて作る。職人さんが直接指導してくれるので初めてでも完成度の高い作品が作れる

この伝統をたくさんの人に届けたいと近年考案されたのが、フェザーアクセサリーです。
体験では、用意された数十種類の羽毛でオリジナルブローチを作成します。まずは羽毛を組み合わせてどんな仕上がりにするか、しっかりイメージを膨らませましょう。デザインを決めたら接着していきますが、この際ピンセットやつまようじを使って慎重に。

できあがったブローチは着物やドレスにも合うので、結婚式などフォーマルなシチュエーションにもぴったり!ちょっとオトナな雰囲気を演出してくれるアクセサリーです。

世界からも注目を集める近現代アートに触れる
「金沢21世紀美術館」

白くて丸い外観が特徴的な「金沢21世紀美術館」。兼六園、金沢城公園からほど近い街の中心部に位置しています。近現代アートを中心に、1990年代以降の注目の作家の作品など、最新の美術潮流を幅広く反映したラインナップは、世界の美術界からも注目を集めています。
▲撮影:中道淳/ナカサアンドパートナーズ 提供:金沢21世紀美術館

建物を取り囲むように広がる芝生の庭園には、あちらこちらに可愛らしいオブジェが。
ただ見るだけでなく、触ったり、中に入ったりと体験型の作品が多く、公園で遊ぶように楽しめるので、市民の憩いの場にもなっています。
▲雲のようなオブジェ。いくつも重なったように写し出される周りの景色が不思議で印象的な作品
▲レアンドロ・エルリッヒ《スイミング・プール》2004年 金沢21世紀美術館蔵(撮影:渡邉修 写真提供:金沢21世紀美術館)

人気の展示のひとつ「スイミング・プール」は、プールを介して地上と地下で人と人が出会う作品。広場にはこうした体験型の作品も多く展示されていて、公園で遊ぶように気軽に楽しむことができます。カフェレストランや茶室などもあり、のんびり、じっくりとアートに浸れるスポットです。

複雑怪奇な構造、いたるところに隠されたからくり…その名も通称「忍者寺」

江戸時代、百万石の石高を誇り外様大名のトップにあった加賀藩は、徳川幕府と常に緊張状態にありました。通称・忍者寺と呼ばれる「妙立寺(みょうりゅうじ)」は、そんな中、幕府からの攻撃に備え、時の城主・前田利常(としつね)が建てた秘密基地と言われています。もうこの時点でワクワクして来ませんか?
一見した外観は2階建の寺造りですが、内部は4階建て7層構造。29個もの階段を配した非常に複雑な作りで、ガイドなしでは「一度入ったら二度と出られない」と言われるほど。
隠れ要塞としての機能を持つ妙立寺には、隠し階段や隠し部屋、どんでん返しの隠し扉や掛け軸の裏に隠された秘密の入口、落とし穴など様々な仕掛けが数多く施されています。
また、歴代藩主の祈願所でもあった妙立寺は、格式高い客間や茶室なども見どころのひとつ。加賀友禅に豪華な刺繍を施した奥方の着物も飾られており、加賀の伝統的な武家文化を感じることができます。

※拝観には予約が必要です。また、建物内は撮影禁止なのでご注意ください。

華やかな加賀水引の技法で作るかわいいアクセサリー

JR金沢駅からバスで約15分。忍者寺からもほど近い場所にある水引専門店「津田水引折型(つだみずひきおりかた)」は、伝統工芸「加賀水引」を考案した老舗です。水引とは和紙の紙縒り(こより)に水糊をたくさんつけて引っ張り、乾かし固めた細い飾り紐のこと。
こちらでは、色とりどりの水引を使ったかわいらしいアクセサリー作りの体験を行っています。
▲加賀水引は、立体的でボリュームのある華やかなフォルムが特徴

この体験では「あわじ結び」という結び方をマスターし、核となる透明の玉を包むように編んで「あわじ玉」を作ります。用意された水引は約100色。ラメ入りのものを使えば、いっそう華やかに。
▲緩まないよう適度に引き締めながら編む。水引は丈夫なので引っ張ってもちぎれることはないそう
▲初体験でもこの仕上がり。普段使いできそうなアイテムに

できあがったあわじ玉は、イヤリングやピアス、ネックレスにして完成です。熟練の職人さんが直接指導してくれるので初体験でも心配なし。今回ご紹介したあわじ玉以外にも、梅の花のような結び方を選ぶこともできます。

水引は贈る人と贈られた人を結ぶ日本独特のラッピング文化です。心を込めて結んだ作品なら、大切な人へのプレゼントとしても最適ですね。

加賀藩時代の情緒を今に感じる「長町武家屋敷跡」

当時の藩士の邸宅がそのまま残る「長町武家屋敷跡」。ファッションビルが立ち並ぶ香林坊(こうりんぼう)エリアのそばとは思えないほど静かで、落ち着いた雰囲気を残すこの一帯は、今でも土門、土塀、石畳といった藩政時代のたたずまいを色濃く残しています。
城下町特有の入り組んだ路地を散策しながら、当時の風情を味わうのが楽しい街並みです。
屋敷を一般公開している野村家では、当時の暮らしを窺うこともできます。
山桃や椎の古木、大雪見灯篭、さくらみかげ石の大架け橋などが美しいバランスで配された庭園は、2009年に発行された『ミシュラン・グリーンガイド・ジャポン』で二つ星と評価されたほど。
敷地内の茶室では、その風景を眺めながらのんびりお抹茶もいただけます。

ステンドグラスで飾られたデザインが斬新「尾山神社」

三層のアーチからなる西洋的な様式、最上階の窓はステンドグラスで飾られ、屋根には日本最古といわれる避雷針が。国の重要文化財となっているこの珍しいデザインの神門に、入口から驚かされる「尾山神社」。奇抜に見えて実は、前田利家公と正室・お松の方を祀る由緒ある神社なのです。
敷地内には前田家の家紋である梅鉢紋を組み合わせたレンガの壁も。伝統を守りながら新しいものを取り入れていく、金沢らしさを感じさせるスポットです。
夕暮れ時には、神門に灯りがともり、ステンドグラスが美しく輝きます。この灯りはかつて金沢港の灯台の役割を果たしたとも言われており、例年、冬には「光の回廊」というイベントも。参道をライトアップされた金屏風が彩り、さらに幻想的な雰囲気を楽しむことができます。

アクセサリーとしても最適!カラフルでかわいい「加賀ゆびぬき」作り体験

尾山神社からすぐのところにある「加賀てまり 毬屋」。細やかに施された刺繍が美しい伝統工芸「加賀てまり」と「加賀ゆびぬき」の専門店です。こちらでは加賀ゆびぬき作りを体験できるんです。

ゆびぬきとは裁縫には欠かせない道具の一つですが、加賀友禅の街・金沢では古来より着物を縫った時の残り糸で、自分が使うゆびぬきを作る慣習がありました。その独創的な柄や色使いが評価され、伝統工芸として今も継承されています。
加賀ゆびぬきは仕上がりまで5~10時間ほどかかるそう。約2時間の体験で完成までいきませんが、持ち帰って一人で仕上げられるように教えてもらえます。指導してくれるのはプロの加賀ゆびぬき作家。「2色うろこ」「やたら縞」の2種類の柄から好きな色を選んで作成します。
▲作成工程を紹介した標本を使って流れを説明。持ち帰って一人でもできるよう丁寧に指導してくれる
▲ひと針ごとに隙間ができないように縫っていく。集中していると時間が経つのもあっという間

完成品は裁縫に使えることはもちろん、指輪やペンダントトップ、スカーフリングなどのアクセサリーとしてもピッタリ。長時間かけて作ると達成感もあり愛着もひとしお。長く愛用したいアイテムになりそうです。

伝統工芸士から直接教えてもらえる「加賀繍」のアクセサリーを作ろう

続いては、室町時代に京都から伝えられたとされる「加賀繍(かがぬい)」です。加賀繍の特徴は糸を何重にも重ねて繍い、立体的に見せる「肉入れ繍」や、絹糸の色を変えながらグラデーションをつけていく「ぼかし繍」があります。手縫いで繊細な柄を表現する伝統工芸です。
この体験ができる「加賀繍 IMAI」では、約3時間でかわいらしいアクセサリーを作成します。
用意された約100色の刺繍糸から好きな色を選ぶことができます。ただしこの糸は縒り(より)がかかっていない「釜糸(かまいと)」。使う分だけ手作業で糸縒りをするところから体験スタートです。糸縒りは絹糸の艶やかさと強度を増すための重要な工程です。
▲糸を歯でくわえて固定し、手のひらでねじり合わせる糸縒りの作業
▲使用する刺繍針は約2.7cmと短く、細いもの

縫う工程では隙間が空かないよう、そして美しい曲線の輪郭が出るよう、針を刺す位置に神経を集中します。
こうして縫いあがったものをアクセサリーとして加工してもらえば完成。金沢の旅の思い出が詰まったオンリーワンの作品になりますよ。

”金沢ならでは”を食で満喫!ここだけグルメ!!

金沢といえば北陸の台所。新鮮な海の幸を味わいたいなら、市場にあるお店に行くのがいちばんです。金沢の市場といえばなんといっても「近江町市場」でしょう。
ここに来たらぜひ味わっておきたいのが「海鮮丼」。水揚げ後に赤くなる「赤イカ」、普通のタコより弾力のある「岩ダコ」、とろりと甘い「白エビ」などなど、日本海だからこその食材に出合えます。
市場とその周辺には名店がずらり。はっきり言ってどこにいってもハズレなしです。各店の店主が朝イチで目利きした新鮮素材がこれでもかと盛られたド迫力の丼。鮮度が高いからこそ生まれる食感と魚の甘みをめいっぱい堪能できます(女性にうれしいミニサイズもあり)。「毎日行きたい!」と旅行中にリピートする人も少なくないようです。
▲いきいき亭の「いきいき亭丼 味噌汁付き」
そして、冬の “ここだけグルメ”と言えば「香箱ガニ」。香箱ガニとはズワイガニの雌のこと。雄のズワイガニよりも小さく、足の身は少ないものの、甲羅の中には内子(未成熟卵)やカニミソ、外子(卵)がたっぷり詰まり、濃厚で旨みたっぷり。県外に出回る数がほとんどなく、まさに金沢の限定グルメと言えます。

11月初頭から年末ごろまでの旬の季節には、ない店がないほど多くの料理店でメニューにのぼります。
茹で蟹、刺身、寿司、天ぷら、金沢おでんのタネなど、いろんな食べ方でそのおいしさを楽しむことができるんです。シーズンを狙ってぜひ!

金沢の老舗スイーツ巡り

日本三大和菓子処として由緒ある和菓子屋が多く軒を連ねる金沢。その各店では、和菓子の基本である「あんこ」にこだわりを持ちつつ、その美味しさをもっと広く世に知ってもらおうと、様々な楽しみ方を提供しています。老舗の技から生み出された新しいスイーツをぜひ、ご堪能あれ!
▲「タルト コーヒーセット」。コーヒーは抹茶に変更可

きんつばで有名な「中田屋 東山茶屋街店」。ここで人気のあんこスイーツは、石川県産の小豆を使ったタルト。能登大納言、とら豆、ひよこ豆、うぐいす豆とクルミ、それぞれの舌触りと食感が楽しい一品です。
しっとりした抹茶味の生地は甘さ控えめ。他にも小豆を使ったシュークリームやチーズケーキ、ガトーショコラなど色々なメニューがあります。
▲左が、きたのおとめ小豆+豆乳チーズ風味の「きたのおとめ小豆」、右がアカネ大納言小豆+くるみトッピングの「アカネ大納言小豆」

焼き立ての最中がその場で味わえるお店が「かしこと最中屋」。4種の「小豆あん」とそれぞれのあんに合うトッピングを加えた4種の「組み合わせあん」で、あんこの違いを楽しめる8種類の最中が味わえます。
ひがし茶屋街の一角にある金箔メーカーが経営する店舗「箔一(はくいち) 東山店」。ここで味わえるのは、金箔まるごと1枚を贅沢にあしらった「金箔のかがやきソフトクリーム」。濃厚なミルククリームと、金箔のしっとり上品な食感が絶妙にマッチ。インパクト抜群の見た目もさることながら、その美味しさも人気の秘密です。

賞味期限0日!金沢でしか口にすることができない”幻の上生菓子”を味わう

裏千家の本場といわれる金沢は、一般家庭でも普通に抹茶と和菓子が振る舞われるお土地柄。和菓子消費量もなんと全国トップクラス!そんな甘いものにうるさい金沢人が別格と太鼓判を押すのが、茶席菓子の名店「吉はし」の“上生菓子”。
しかしこの商品、長時間の保存ができないため作り置きは一切なし。まさにここでしか味わうことができない幻の和菓子というわけです。
▲雰囲気のある看板が目印

昭和22(1947)年の創業から受注販売スタイルを貫いている「吉はし」。手に入れるためには、前日15:00までに予約をして、商品を取りに行かなければなりません。オーダーは「季節の上生菓子を」これだけでOK。おまかせでその時最高のものを用意してくれます。
お店は、ひがし茶屋街から少し奥へ入った住宅街の中。注意していないと見落としてしまうことも。正に隠れた名店です。
美しい見た目に反して、奇をてらわず、真正面から食べた者を唸らせる圧倒的な“力強さ”を持つ味が「吉はし」の特徴。 甘いものが苦手な人も感嘆するといわれるその味を、ぜひ体験して欲しいですね。苦労して手に入れる価値ありです。
歴史、文化、芸術、グルメ、風景、一風変わったおもしろスポットまで、見どころ&楽しみどころいっぱいの金沢。ココロ動く体験にあふれた加賀のオトナ旅を、ぜひ楽しんでください!
ぐるたび編集部

ぐるたび編集部

学びや刺激・感動のある旅サイト「ぐるたび」の編集部。選りすぐりの旅グルメ&観光情報レポートを発信していきます。

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