3月でもまだまだできる!ランチ付きなど、長野のおすすめスノーシューまとめ

2017.03.01

雪山を自由自在に歩き回れる西洋カンジキ「スノーシュー」。ふかふかの雪を踏みしめながら、森や凍結した湖などを散策でき、ビギナーでも気軽に楽しめるとあって、近年人気が高まっています。キラキラと光る眩い雪原や、月夜に照らされた幻想的な雪山などを楽しめる長野県のスノーシューツアーの中から、今回は冷えた体を温めてくれる飲食付きのツアーをご紹介します。

1.標高2,300m!北八ヶ岳であったかランチ付きスノーシューツアー

長野県の南信地方に広がる八ヶ岳連峰。北部に位置する「北八ヶ岳」は、県内では比較的降雪量が控えめで晴天率が高く、サラサラのパウダースノーが積もることで知られています。

この北八ヶ岳周辺で活動している「アルプスぼうけん組楽部」では、自分たちで作る雪のテーブルでいただくランチ付きのスノーシューツアーを開催しています。
スタート地点へは「ピラタス蓼科スノーリゾート」内の大型ロープウェイで向かいます。山頂駅の標高はなんと2,237m!
▲スタート地点に着くと早速スノーシューのイロハを教えてもらいます。初めてでも不安がないように履き方から教えてくれるので安心です
▲慣れてしまえばスノーシューの装着は簡単!ポールを持つとバランスがとりやすく、スムーズに歩けます

アルプスぼうけん組楽部のツアーでめぐる主なエリアは、北八ヶ岳の一部である、北横岳や縞枯山(しまがれやま)の山麓エリア。

こちらのツアーでは、縞枯山の裾を巻いて「五辻」という展望地に向かうルートか、雪に覆われた「雨池」を目指すルートがあります。どちらもアップダウンが少なく、スノーシュー初心者でものんびり楽しめますが、今回は「雨池」をご紹介します。
▲ふかふかの雪の上をしばらく散策。途中には、シラビソやダケカンバの原生林が。カモシカの足跡など動植物の営みを垣間見ることができます
▲開けた場所まで散策したらランチタイムの準備を開始!ガイド先導のもと、まずはスコップで雪を掘り、テーブルを作ります

テーブル作りの後は「とん汁うどん」作り。あらかじめ下準備した具を鍋で温めるだけなのでとっても簡単。歩き回った体がとん汁の塩分を欲しています。
▲味噌の香りが鼻腔をくすぐって…早く食べたい!
▲まずはとん汁をいただきます。雪上であったか料理が食べられるなんて幸せ!
少し具が減ったところでうどんを追加。とん汁+うどんの組み合わせは、とっても食べ応えがあります。心地よい疲労感に染み渡るあたたかい食事は最高の贅沢です。

食事が済んだら、デザートに焼きマシュマロを作ります。熱々のマシュマロをチョコにのせ、クラッカーに挟んでパクリ。のんびり楽しむランチは至極の時間です。
▲温かデザートまでついてるなんて感激ですね
ちなみ、五辻(ごつじ)を目指すルートを希望した場合、ロープウェイ山頂駅から南にのんびり歩き、樹氷の深い森を抜けた先の開けた雪原まで行きます。こちらは、日本アルプスの絶景を見渡しながらのんびりランチを楽しめますよ。
▲五辻は開放的な展望地。左奥に見える遠くの山並みは南アルプス

今回ご紹介したツアーは、休憩やランチタイム込みで4時間ほど。ロケーション抜群の北横岳のスノーシューツアーは思い出に残る良い体験になることまちがいなしです。

2.白銀の乗鞍高原を1日中大満喫&あつあつランチ

飛騨山脈の南部東側に広がる乗鞍(のりくら)高原。本州の内陸に位置しているため、乾燥したパウダースノーが降り積もります。
▲乗鞍が誇るパウダースノーを掻き分け、大自然に溶け込もう

おすすめのスノーシューツアーは、乗鞍高原周辺で活動している「リトルピークス」の三本滝平へ行くツアー。リフトを2本乗継ぎ、美林に囲まれた標高1,800mの世界を満喫できます。

地元のガイドが知る秘密のフィールドで、スノースライダーやそり遊び、スノーフラッグなど、大人も子供も大興奮すること間違いなしです。
▲大はしゃぎしつつも、ふと後ろを振り返れば純白の乗鞍連峰!息を呑むほどの美しさに心がゆさぶられる
そして、ガイドが作る雪上の熱々山菜うどん(おでんランチの場合もあり)は参加者に大好評!シンと冷たい空気の中でいただく温かいランチに、心も体もほっこりします。
クライマックスは冬の乗鞍の顔、凍結した「善五郎の滝」のブルーアイスです。運が良ければ滝の真横に近づいて、ブルーアイスの採取も可能!静かにじっくりと見とれながらのティータイムは、まさに至福の時間です。
たまには時間を忘れて大自然に身をゆだねてみませんか?

3.静かな夜の白馬村で、あまーいチョコフォンデュとホットワインパーティ!

長野県の北西部、白馬連峰に抱かれた白馬村。豊かな自然に恵まれ、登山やスキーなど一年を通して観光客で賑わいます。1998年に開催された冬季長野オリンピックの会場となったことで、世界的にも知名度が広まりました。

そんな白馬村で人気なのが、「エヴァーグリーン バックカントリー ガイドズ」のナイトスノーシュー。静寂に包まれた夜の森で、チョコフォンデュとホットワインを味わえるツアーです。

昼と夜では山の表情は180度違います。暗い山に最初は不安を抱くかもしれませんが、山を知り尽くしたガイドが先導してくれるので全く心配いりません。さらに2時間ほどのライトな行程なので、初心者でも安心して参加することができます。
▲「エヴァーグリーン バックカントリー ガイドズ」には、世界各国からスタッフが集まっており、経験豊富な外国の方がガイドで付いてくれることも
▲ベテランガイドが親切にサポートしてくれるから安心
▲散策の途中、カモシカや…
▲ウサギの足跡に遭遇することも!
▲キャンドルライトに囲まれた、夜のチョコフォンデュパーティー

そして、お待ちかねのチョコフォンデュタイム!具はバナナやイチゴなどのフルーツ類。そして、特別にブレンドしたホットワインなど体を温めてくれるホットドリンク類も持ってきてくれています。
▲チョコから湯気が立ち上りはじめると、本格的なチョコフォンデュの香りが
▲具にたっぷりのチョコをつけてパクッ!
チョコフォンデュタイムを満喫したらスタート地点まで戻り、車で最初の集合場所へ。そこから宿などに戻る手段がない場合は、宿泊先が村内ならば直接宿まで送迎してくれます。

物音ひとつしない静まりかえった夜の雪山は、まるで時間がとまっているかのよう。見上げる空やとりまく森のすべてを独り占めしている気分を楽しみませんか?

4.特製スープが体の芯に染み渡る。霊験あらたかな戸隠奥社の森を歩くツアー

長野市の西に位置する戸隠エリアは、まるで中国の墨絵のような風景を見ることができる豪雪地域。その独特な山容から、古代より霊峰として崇められて来ました。

この地でスノーシューをはじめ数多くのアウトドア体験ツアーを提供している「サンデープラニング アウトドアスクール」には、戸隠の自然のパワーを全身で感じながら雪上ハイクするスノーシューツアーがあります。
ツアーを開始してすぐ、戸隠神社の大きな鳥居をくぐって自然の中へ分け入ると、散策に適したところがいっぱい!険しい戸隠山を眺めたり、色々な樹木に抱かれながら歩けば、ご利益を授かっている気分になります。
▲2000年の歴史を持つ戸隠神社。参道付近の森は「神秘の森」と呼ばれている

醍醐味の一つは、戸隠神社参道の杉並木の散策。人の身長の何倍もある杉に囲まれた道は、日の光が作る陰影と雪のきらめきによって、神々しい雰囲気に包まれます。積雪の時期にしか見ることができないありがたい光景です。
お昼は、ガイドが即席の雪のテーブルを作り、温かいスープでほっこり。簡単なティーセットもあるので、ゆっくりと雪上でのランチタイムを楽めます。
▲全面氷結する冬季の鏡池にて

もちろん、他の地域のスノーシューと同様フカフカの新雪に背中からダイブ!という体験も可能です。雪深く厳かな戸隠の地で、思い切り雪遊びに興じてみませんか?

5.ほっこりティータイムもお楽しみ!なべくら高原のブナ林で雪上を転げまわる

日本有数の豪雪地帯として知られる、飯山市の鍋倉山。そのふもと、なべくら高原で活動する「なべくら高原・森の家」では、県の自然百選にも選ばれた“ブナ美林”を散策できるスノーシューを行っています。

こちらのツアー、大雪原の中のブナ美林観察はもちろんのこと、冬遊びの定番ソリ遊び(通称ケツゾリ)や雪原でのコーヒータイムなど、大人も夢中になる内容です。
なべくら高原のみゆき野ラインにある「鍋倉大橋」を眺めつつ、まずは、ゆるやかな斜面を登っていきます。
運が良ければ、至るところにウサギやタヌキといった様々な動物の足跡を見ることができるそう。
▲雪上にはウサギの足跡が。今にも木の陰から飛び出してくるんじゃないかと思うとワクワク!
水分補給をしながら歩を進めること約2時間。到着したのは一面銀世界と化した雪原です。ここで体験できるのは、雪のテーブルを囲んでのコーヒータイム。言うなれば“雪原カフェ”体験です。テーブルはもちろん、イスも雪で作ります。
▲キャンプ用のガスバーナーを使ってコーヒーを淹れれば…真っ白な大地に即席の雪原カフェがオープン!
▲カンパーイ!

コーヒーで体が温まった後は、フカフカの新雪に飛び込むケツゾリ体験へ。

やり方は簡単。ガイドが作ってくれた急斜面のコースを、ソリの要領で米袋や肥料袋をお尻に敷いてすべるだけ!初めての人も小さな子供も安心して楽しめます。
▲ぎゃあぁぁぁあ!最初はおっかなビックリ

スピードをつけてコース通りすべるのも爽快ですが、途中で脱線し、フワフワの雪に顔から突っ込むのも実は盛り上がるんです。
▲繰り返すうち、だんだんとコツがつかめてくる

里山の人々と共に生きてきたブナ林を残すなべくら高原の冬は、遊びに事欠きません。約4時間かけてなべくら高原をたっぷり堪能できるこちらのスノーシュー体験、いかがですか?
四季がある日本だからこそ、春夏秋冬で見せる山々の姿を楽しみたいもの。今回ご紹介した飲食付きツアーの他にも、長野県には見どころのあるスノーシューツアーが豊富に揃っています。
長野県の山間部は、例年12~3月が降雪シーズン。週末のご予定がないファミリー、カップルの皆様におすすめのアクティビティです。
ぐるたび編集部

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