「鉄人」からホンモノを学べ!岩手県釜石市2泊3日の旅育モニターツアーに密着!

2017.05.24 更新

岩手県釜石市は、日本の近代製鉄業の発祥の地。2011年の震災では多大な被害を受けましたが、地元の方をはじめ、たくさんの人の手で復興に取り組み、観光やグルメなどさまざまな分野で「開かれた町」として今注目を集めています。今回は、そんな釜石市で活躍する「人」にスポットをあて、豆腐づくりや味噌づくり、わかめ漁などそれぞれの道の「鉄人」から本物を学ぶ、2泊3日の旅育ツアーに密着しました。

<1日目>AM9:30 仙台駅で全ツアー参加者が合流!県北バスに乗っていざ釜石市へ

今回、旅育ツアーに参加してくれたのは、関西から2家族、関東から2家族の計4家族。関西チームの集合場所は関西国際空港第2ターミナル、Peach(ピーチ)カウンター前。
▲関西チームはPeachで1時間強の空旅で仙台空港へ

仙台空港に到着したら、出迎えの岩手県北バスのチャーターバスに乗りこみ、関東チームが待つ仙台駅へと向かいます。
▲仙台駅で全ツアー参加家族が合流!関東チームも県北バスに乗りこみ、釜石市へのバス旅スタート!
仙台駅から釜石駅までは約4時間の旅。バスの中では、今回の旅育ツアーの趣旨や行程の説明、参加者の自己紹介などが行われ、写真や動画の撮影、情報収集など旅の記録用に使えるタブレットが1家族に1台配布されました。
▲NTTドコモから貸与いただいたタブレットを配布。早速、釜石市の情報を調べます
▲旅育ツアーは、子どもたちに旅を通したさまざまな体験をしてもらうことで、旅好きになってもらうことを目的としたプロジェクト。皆真剣に耳を傾けていました

PM1:30 釜石駅到着。「Meetup Kamaishi School」に入学!

午後、釜石駅前に到着。今回参加する体験プログラム「Meetup Kamaishi School」を提供してくれる「三陸ひとつなぎ自然学校」の校長・伊藤聡さんとスタッフの皆さんが出迎えてくれました。

「三陸ひとつなぎ自然学校」は、東日本大震災の復興支援を通して出会った魅力的な人や技をつなぐことで釜石市の未来を創るという思いで誕生。さまざまな体験プログラムやコミュニティ運営、インターンシップコーディネートなど地域活動に貢献しています。
釜石駅前広場で、「Meetup Kamaishi School」への入学式を行い、それぞれ生徒の証であるキーホルダーを授与されました。
▲伊藤校長からキーホルダー授与。みな生徒とみなされてなんだか照れ臭そう
▲東日本大震災の慰霊のために建てられた「復興の鐘」を鳴らしてしばし黙とう
入学式が終わったら再度バスに乗り込み、体験プログラムスタート。伊藤さんと一緒に、釜石市・大槌町内の被災地を視察に訪れます。

【体験プログラム1】釜石市・大槌町内被災地視察・震災学習

地震発生時に、釜石市の旅館「宝来館」で働いていたという伊藤さんは、津波に追われる様に逃げた裏山で九死に一生を得ました。
釜石市は昔から防災意識が非常に高く、地震や津波に備えた避難訓練が定期的に行われていましたが、その予想を遥かに超える大地震の発生により、受けた被害や今も残る爪痕、震災を通して人々が学んだことなどが、被災地を巡るなかで語られていきます。
▲震災ボランティアをきっかけに「三陸ひとつなぎ自然学校」を設立した鉄人・伊藤さん。淡々とした、でも力強い言葉が胸に響きます
▲参加した子どもたちのほとんどは東日本大震災以降の生まれ。初めてみる光景に素直に驚き、ママやパパを質問責めにする姿も
▲震災後子どもたちの遊び場は減少。子どもたちの居場所の一つでもあった「旧橋野へき地保育所」でバスを降りて歩いて視察
<参加者の声>
「ひとくちに被災地と言っても、場所によって被害状況は全く異なり、テレビで見て知っているつもりでも、やはり自分の目で確かめなければわからないことがたくさんありました。復興という言葉にも、力を合わせて新しい町を作るんだという希望と意志を感じました」(大阪から参加の鷲尾さん)
約1時間の震災学習のあとは、「旧橋野へき地保育所」で釜石市の特産品でもある大豆を使った豆腐づくり体験です。

【体験プログラム2】豆のうまみを丸ごと味わう!昔ながらの豆腐づくりを体験!

▲A&Fグリーンツーリズム顧問兼インストラクターの佐々木章夫さん

本日2つ目のプログラムは、大豆を石臼で挽いて作る昔ながらの豆腐づくり体験です。教えてくださる鉄人は、佐々木章夫さん、静子さんご夫妻。農家を営みながら、グリーンツーリズムの活動として農業体験や民泊を行っています。
今回は家庭でも豆腐が作れるように、石臼を使った伝統的な工法のほか、ミキサーを使用した作り方も伝授してもらいます。それぞれ三角巾とエプロンを着けて、身支度を整えたら、豆腐作りのスタートです。
▲まずは大豆を石臼で挽いていきます。ママの手を借りながらぐるぐるぐるぐる…
▲臼で挽いた大豆を煮こぼれないように水を差しながら煮ていきます。鍋肌を混ぜながら、こびりつかないように丁寧に「綿あめになりそう!」
▲煮あがった大豆をすりつぶした「呉」を布でこして絞ります。絞ったときにでるのが豆乳、こしたあとに残るのは、おから。「絞り出すときの道具は、手作りの竹の道具で絶対割れません」と佐々木さん
▲絞りたての豆乳はまるでとろけるよう!大豆独特の臭みもまるでありません
▲最後に豆乳ににがりを加えて型に流し込んで重しをすれば完成!
▲今回は佐々木さんの配慮により、特別に蕎麦打ちも体験させていただきました
▲豆腐づくりのあとは豆腐料理とお蕎麦をいただきます!
<参加者の声>
「普段食べている素材を、一からつくる体験は、食べることへの感謝が生まれるきっかけになりました!」(大阪から参加の佐敷さん)

PM7:30 ホテルにチェックイン。1日目終了

食事のあとは、釜石駅前に戻り、ホテルで明日の集合時間を確認して解散。各自チェックインをすませ、お風呂に入って旅の疲れを癒やします。
▲宿泊先は2015年にオープンした「フォルクローロ三陸釜石」。釜石駅に隣接するアクセスの良さと展望露天風呂が自慢の居心地のよいホテルです
▲今回は特別に子ども用のアメニティグッズも提供してくださいました

<2日目>AM7:30 わかめ班と味噌づくり班に分かれて2日目スタート

2日目は、家族が分かれてそれぞれに体験が楽しめるプログラムを設定。小学生以上の子ども限定プログラム「わかめ漁師・久保宣利(のりとし)に弟子入りプログラム」と、「古民家で仕込む味噌づくり体験&醗酵食ランチを楽しむ会」の二班に分かれて行動開始です。
▲わかめ漁師弟子入りプログラムに参加する子はふたり。お迎えのバスに乗って港へ向けて出発
▲味噌づくり班は、8:30のバスのお迎えまでゆっくり朝食。イカのお刺身やめかぶなど地のものも豊富なビュッフェを堪能

【体験プログラム3】わかめ漁師・久保宣利に弟子入りプログラム

今回こちらのプログラムに参加したのは、8歳の鷲尾環太君と6歳の加藤煌(こう)君。バスで20分ほどの釜石両石港にシャトルバスで向かい、わかめの塩蔵作業を体験します。
▲この体験プログラムの鉄人は、釜石両石港『隆丸』の船長で、わかめ漁師の久保宣利さん

作業用のつなぎに着替えて弟子入り開始!長さ3~5mはあろうかというわかめを茹でて、塩漬けにしていきます。
▲最初にわかめから茎の下にあるめかぶを削ぎ落とします
▲大きな釜でわかめを茹でていきます
▲茹で上がるとわかめはキレイな緑色に!色の変化に環太くんもびっくり
▲茹でたてのわかめをパクリとかじる煌くん。そんな体験もはじめてのこと
▲次に隣の大きな浴槽でわかめを洗い、さらにパレットに乗せて、塩、わかめ、塩、わかめ…とミルフィール状に重ねていきます
わかめを茹でる際の独特のにおいに最初は引き気味だったふたりも、作業をすすめるうちにすっかり慣れて、わかめを切り分けたり茹でたりする作業の手も鮮やかに!無事に弟子と認定されました。
▲海辺での作業で漁師気分をたっぷり味わうことができました!もう久保さんの立派なお弟子さんです
▲作業終了後は、漁師飯をいただきます!めかぶとイクラ、アワビを混ぜてご飯にのせたオリジナルです!

生のわかめは袋に入れて持ち帰ります。これは後ほどのプログラムで登場予定!

<参加者の声>「親と離れて一人でわかめ漁に参加し、自分の力でいろいろな体験ができたこと、そしてそれを鉄人に認めてもらえたことで自信が生まれたようです」(神奈川から参加の加藤煌くんのお母さん)

【体験プログラム4】古民家で仕込む味噌づくり体験&醗酵食ランチを楽しむ会

さて、後発隊の味噌づくり班も、ホテル前からシャトルバスに乗り込み、体験プログラムスタート。バスで30分ほどのところにある、古民家をリノベーションした「三陸駒舎」で、味噌づくりを体験します。
▲「三陸駒舎」は築90年の空き家をリノベーション。入口では2頭の馬がお出迎え。こちらではホースセラピーも行っています
▲今回の体験プログラムの鉄人は、創業明治35年、釜石を代表する「藤勇(ふじゆう)醸造」の専務取締役であり、味噌ソムリエの資格を持つ小山和弘さん

藤勇醸造は釜石市では知らない人はいないという、釜石市ならではの甘口の醤油「富士醤油」を始め、味噌、糀、めんつゆなどを製造販売しています。

まずは、座敷にあがってスライドを見ながら味噌づくりの基礎学習です。味噌の起源は?発酵の仕組みは?大人もなるほど!と耳を傾けていました。
10分ほどお勉強したあとは、身支度を整えて、厨房へと移動。通常は大豆を一日水に浸し、蒸し煮にするところからが味噌づくりのスタートですが、今回のプログラムでは、すでに蒸しあがった大豆を潰すところから始めます。
▲ミートチョッパーで蒸した大豆を潰していきます。家庭の場合は、マッシャーやフードプロセッサー等を使ってもOK
▲潰した大豆に麹を混ぜていきます。さらに大豆の煮汁に種味噌を溶かして、よく混ぜ合わせます
▲樽に材料を仕込みます。ハンバーグを作るように空気を抜きながら丸め、樽に投げつけるようにして隙間なく詰めます
工程そのものは複雑ではありませんが、たとえば麹と大豆を混ぜる際には練りすぎない、空気を徹底的に抜くことで腐敗を防ぐ、樽に仕込む際は樽のフチに多めに塩を振ることでカビを防ぐ、など鉄人ならではの知恵がちりばめられていました。
▲樽に今日の日付を記入。家に持ち帰ったらペットボトルなどの重しをして、熟成させます
▲左は9カ月、右は4カ月間熟成させたもの。時間がたつと色が濃くなるのがわかります
他にも家に持ち帰ってから気をつけることなどの指導をいただいて、味噌づくりのプログラムは終了。続いて地元の郷土料理研究会のお母さんによる醗酵食ランチをいただきます。
▲ランチの時間までは、中庭で遊んで過ごします。ハンモックは初めて!
醗酵食ランチを作ってくれる鉄人は、佐々木かよさん。地元釜石市で、体験民泊や郷土料理教室などを通じ、岩手県の郷土料理の素晴らしさを伝える活動を精力的に行っています。
藤勇醸造の醤油、味噌、糀を使い、すべて手作りでさまざまな料理を用意してくれました。
▲参加者に丁寧に説明してくれる佐々木かよさん
▲本日のランチメニュー。中央大皿から時計回りにチキンの塩麹焼きと塩麹入りポテトサラダ、タカキビのへっちょこ団子のお汁粉、三食ひっつみ汁、藤勇味噌の焼きおにぎり、ツボ汁、ニンニク味噌の手作り豆腐田楽、生塩糀の漬物、クルミの佃煮、クルミ味噌のしそ巻き、リンゴのヤマブドウ煮と手作りヨーグルト

すべて醗酵食品を使ったランチはテーブルに乗りきらないほどの品数の多さ。お手製のドレッシングの作り方を、かよさんに聞くママの姿も。“へっちょこ”“ひっつみ”など聞きなれない名称も郷土料理ならでは。心のこもった温かい料理とかよさんの人柄に触れる貴重な体験になりました。
▲まるで田舎の大家族みたい!大勢で食事をする体験の少ない現代、貴重な体験となりました
<参加者の声>
「家ではなかなかお手伝いもさせてあげられませんが、長女も次女も積極的に参加しているのを見て、もっとやらせてあげてもいいのかなと思いました」(神奈川から参加の原田さん)

PM2:00 わかめ班が合流!自由時間は雪遊び

ランチが終わったところで、わかめ班が味噌づくり班に合流。シャトルバスに乗って、山の中腹にある食堂「峠の茶屋」へ。「峠の茶屋」では、本日最後のプログラム、「究極の味噌汁づくり」に挑戦します。
▲「峠の茶屋」に到着。周辺にはまだ雪が残っています
「峠の茶屋」は、女主人の小笠原静子さんが一人で運営。通常はカレーとひっつみ汁を予約制でふるまう食堂です。カレーに使う野菜はすべて自家製。東京や大阪、海外からもこのカレーを食べに来る人がいるそう。そんな静子さんが究極の味噌汁に合わせた特製夕ご飯を用意してくれます。
▲究極の味噌汁づくりの前に、腹ごしらえの雪遊び
▲普段あまり見ることのない雪に子どももパパもおおはしゃぎ!
▲ママたちは囲炉裏を囲んで、おしゃべりに花を咲かせます

【体験プログラム5】峠の茶屋で「究極の味噌汁づくり」に挑戦!

1日目・2日目のおさらいともなる最後の体験プログラムは、「究極の味噌汁づくり」。指導をしてくれる鉄人は、三陸ひとつなぎ自然学校の理事JOYさん、こと柏崎未来(みき)さんです。震災を機に子どもたちを元気にする活動に奔走しています。

 「さて、究極の味噌汁とはなんでしょう?」JOYさんからの質問でプログラムはスタート。「昨日何を作ったかな?」「わかめはお湯に入れると何色になるかな?」質問形式で答えを導きます。そう、1日目に作った豆腐、2日目に採ったわかめ、そして先ほど伺った藤勇醸造さんの味噌を使った、材料もすべて手作りの究極の味噌汁を作るのです。
▲材料はこちら。味噌だけは作ってすぐに使えないので藤勇醸造さんから提供していただきました
▲みんなで順番に豆腐を切ります。初めて包丁に触る子はJOYさん(右)が補助。ほかの子がするのをまねてそっと丁寧に切っていきます
▲お湯にいれるとわかめは緑になる!そんな発見も、自分の目で見て、手で触って初めてわかるもの
▲味噌を入れて完成。お椀によそって運ぶのもみんなの力で!
ちょうどその頃、静子さんの料理も完成し、全員でテーブルにつき夕食スタート。さあ味噌汁の味はいかに?
▲自分たちで作った味噌汁!どの子も最初に箸をつけました。美味しい!
▲三陸産のホタテ貝は屋外で網焼き。醤油をさっとかけていただきます!
静子さんの手料理は、おでん、わかめ入りコロッケ、干し柿の天ぷら、サラダなど盛りだくさんです。おでんは出汁だけで味をつけ、甘めの辛子味噌をつけていただきます。
▲大変珍しい岩手県の名物「長老喜(ちょろぎ)」入りのコロッケ(奥)も!オイモのようでもあるけれど、コリコリとした食感。手前は干し柿の天ぷら
地元の子どもたちも交えて食卓を囲み、珍しい食材を味わいながら、ゆっくりと一日を振り返りました。18時、食事を終えて静子さんに別れを告げて、峠の茶屋を後にしました。再度シャトルバスに乗ってホテルへと帰ります。
▲「峠の茶屋」の小笠原静子さん。温かい笑顔で送り出してくれました。地元と料理を深く愛する鉄人です
<参加者の声>
「豆腐と味噌と収穫したわかめを使ってお味噌汁を作るというアイデアがスゴイ!ストーリー性があり、子どもたちを引き込む内容だと思いました。JOYさんの巻き込み方も素晴らしかった!」(大阪から参加の佐敷さん)

PM7:00 本日のプログラムは終了。ホテルへ帰還

盛りだくさんだった2日目のプログラムもこれですべて終了。明日の集合時間の確認をしてホテルで解散。各自部屋に戻りました。

<3日目>AM10:00 ふたたび釜石駅前広場に集合。卒業証書授与式

3日目の朝は各自お土産を購入するなど自由に過ごし、10時になったら1日目に入学式を行った駅前広場に集合。三陸ひとつなぎ自然学校長の伊藤校長とスタッフの皆さん、峠の茶屋の静子さん、そして釜石市の山崎副市長が参列のもと、卒業式を行いました。
▲まずは2日間をかけて学んだ内容の振り返りテスト。タブレットを使ってクイズ形式で行います。間違えたら帰れませんよ~の声に小さな子どもたちも必死!
▲クイズに正解した人は、一人ひとり名前を呼ばれて、副市長から卒業証書と記念品を受け取ります
▲今回釜石市で出会った人や体験はきっと一生の宝物になるはず。みんな無事卒業!誇らしげです
記念撮影のあとは旅の最後のプログラムに参加するため、三陸鉄道釜石駅へと歩いて向かいます。

【体験プログラム6】三陸鉄道レトロ列車で車掌体験&恋し浜ホタテの絵馬かけ

旅を締めくくる最後のプログラムは、三陸鉄道南リアス線・釜石駅~盛(さかり)駅間の列車の旅を満喫しながらの車掌体験。途中の恋し浜駅では、ホタテの貝殻を絵馬に見立て、願いを書き込む体験のおまけつき。
このプログラムを案内してくれる鉄人は、三陸鉄道の観光おもてなしマイスター、菊池弘充さんです。今回は貸切レトロ車両の車掌兼案内役を務めてくださいます。
▲レトロ車両は本日貸切。朝の連続ドラマ小説でも有名ですね
震災支援でクウェートから贈られた大変貴重な車両を貸し切れるとあって、子どもだけでなくパパ・ママもわくわく。いざ、出発進行!
▲釜石大観音や吉浜湾を見下ろす景勝地などを通り、それぞれの見どころやポイントを鉄人・菊池さんがアナウンスしてくれます
▲途中パパ・ママもアナウンスに挑戦。拍手喝采が起こります!
▲子どもたちは運転席で車掌体験!
列車はまもなく恋し浜駅に到着します。恋し浜駅には3分間停車するため、一旦外に出て、駅舎に絵馬をかけに行きます。三陸鉄道の恋愛のパワースポットとして、若い人たちも大勢訪れるそうです。
▲ホタテの貝殻の絵馬に思い思いに願い事を書き込みます
▲駅舎のなかにはたくさんの絵馬が吊るされていました
絵馬をかけたら列車に戻りお弁当タイム。三陸鉄道特製のお弁当は「ホタテの炊き込み弁当」。子ども用にも特製弁当が用意されていました。
お弁当をちょうど食べ終わる頃に盛駅に到着し、ここでプログラムは終了。駅の外に、行きと同じ県北バスが迎えに来てくれているので、そこまで菊池さんが送ってくれました。
<参加者の声>
「アナウンス体験など、大人も楽しめるプログラムを用意してもらえてよかった。思い出になります。お弁当も美味しかったです」(大阪から参加の鷲尾さん)

PM13:00 盛駅から再びバスに乗り、一路仙台へ

▲大津波に耐えた「奇跡の一本松」は今では震災のシンボルとしてモニュメントに

最後のプログラムを終えたら、一同は仙台空港へと向かいます。途中もっとも震災の被害の大きかった陸前高田市を経由し「奇跡の一本松」のモニュメントを車窓から見学。今ここでこうして家族でいられることを心から有り難いと思える記憶となりました。
バスは仙台空港に到着。ここで関西チームと関東チームに分かれて帰路につきました。長旅、お疲れさまでした!

旅を終えて~ツアー体験モニターの声~

▲鷲尾さんファミリー。典俊(のりとし)さん、晶子さん、環太くん(8歳)、珠希ちゃん(4歳)

「前回の美唄旅育ツアーにつづき、2回目の参加。前回も思ったことですが、ツアーでなければ一度の旅行でここまでの体験はさせてあげられないと思います。また、おそらく家族だけで完結してしまうことが多いでしょうね。行く先々でどんな体験が待っているんだろう、どんな人に出会えるのだろうと、毎回ワクワクしました。人との出会いも旅の思い出です。大いに食べ大いに遊んだ3日間になりました」(典俊さん)
▲佐敷さんファミリー。俊成さん、綾乃さん、玲奈ちゃん(4歳)

「距離的になかなか候補にあがらない場所に行けたのがよかったと思います。特に印象に残っているのは、震災学習。実際に被災地を訪れなければ知らないことがたくさんあり、それは娘に説明する場合も同じだと思います。自分に何ができるのかと考えてしまう部分もありましたが、来て、見て、話がきけてよかったと思っています。体験はどれも楽しかったですが、雪遊びも楽しかった。大勢で食べる食事は普段なかなかさせてあげられない体験だけに、娘にとってもよかったと思っています」(俊成さん、綾乃さん)
▲加藤さんファミリー。薫子さん、煌くん(6歳)、桂くん(3歳)

「母子だけの2泊旅行は初めてで最初は不安もありましたが、送迎もバスであったり、他のご家族との交流もあったりで、あっという間の3日間でした。行く先々でいろいろな人が関わってくれたことも子どもたちの記憶に深く残っていると思います。知らない場所で知らない人たちと触れ合うことで、大きく成長できたように思います」(薫子さん)
▲原田さんファミリー。直樹さん、教子さん、莉央ちゃん(7歳)、栞衣ちゃん(4歳)

「普段、長女は手伝いをしたがりますが、家ではあまりさせてあげられていません。ツアーに参加してよかったのは、特にその部分です。味噌づくりや豆腐づくり、お味噌汁づくりなど、本人がやってみたかったことを存分にできたのではないかと思います。食べたものがすべて美味しかったのも印象に残っています」(教子さん)
平間美樹

平間美樹

某広告代理店で情報誌・Webサイト等の広告企画・制作を経て独立。現在、企画制作会社CLINK(クリンク)を運営し、結婚・進学・就職・旅行など幅広い分野で企画・ライティング活動中。テニス・フラ・猫にハマる日々。 テニス観戦でグランドスラムを達成するのが目下の目標。

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