北海道・芝桜の名所「ひがしもこと芝桜公園」 2018年の見頃とイベント情報は?

2018.04.20 更新

5月の春の訪れとともに、広大な敷地一面に芝桜が咲き誇る北海道大空町「ひがしもこと芝桜公園」。開花時期に合わせて「芝桜まつり」も開催され、北海道の遅い春を満喫できます。ご当地グルメが楽しめる売店や、ゴーカートに釣堀、日帰り温泉、歴史を感じさせる神社などもあり、1日いても飽きないおすすめのスポットです。

北海道の春を感じ、訪れる人を魅了する芝桜の名所

どこまでも続く青い空と紫色のラベンダーが北海道の夏を代表する風景なら、春を代表する風景といえば芝桜。例年5月中旬ごろに見頃を迎え、赤やピンク、白などのかわいい花を咲かせます。そんな芝桜の名所として知られるのが、毎年5月3日から9月30日まで開園するオホーツク地方の大空町東藻琴、藻琴(もこと)山の麓にある「ひがしもこと芝桜公園」です。
▲広大な公園の敷地内いっぱいに芝桜が咲き乱れる
網走市街から車で約45分、女満別(めまんべつ)空港からも約30分とアクセスも良く、芝桜の開花時期にはマイカーやバスツアーで、北海道内外、最近では海外からも多くの人が訪れる人気の観光スポットです。
▲春の訪れとともに満開となる芝桜

園内に植えられた芝桜の面積は約10万平方メートル。小高い丘に囲まれ、その丘の上までいっぱいに芝桜が植えられています。満開時には、まるでビロードの絨毯を敷きつめたように美しく彩られた風景が広がり、一面に漂う花の香りとともに来場した人たちを魅了してくれるでしょう。
▲視界いっぱいに広がる芝桜の大パノラマ!
▲公園がある大空町東藻琴は酪農が盛んな町。西側の斜面には牛のご当地キャラクター「ノンキーくん」が芝桜で描かれています

ご当地グルメも楽しめる「ひがしもこと芝桜まつり」

開花時期に合わせて毎年開催されているのが「ひがしもこと芝桜まつり」。2018年は5月3日(木・祝)から6月3日(日)まで行われ、様々なステージイベントの他、地元東藻琴やオホーツクの乳製品や野菜、海産物を使ったご当地グルメの販売など大人から子供まで楽しめる催しが満載です!
▲毎年、多くの人が来場する「ひがしもこと芝桜まつり」
▲芝桜をイメージした公園オリジナルの「芝桜ソフトクリーム」(税込300円)。桜の風味と薄いピンクが春を感じさせます

園内は歩道が整備されており、30分から1時間ほどで散策を楽しむことが出来ます。また、まつり期間中にはトラックに座席を設置した遊覧車も運行されており、お年寄りや小さなお子様、足の不自由な方でも、公園内の景色をゆったりと楽しみながら、丘の上へと登って行くことができます。
▲広くて高低差がある公園内も、遊覧車なら楽々と巡れます。大人300円、小学生150円(ともに税込)
▲上り坂など難所はあるものの、芝桜を眺めながら自分のペースで散策を楽しみましょう

丘の上には展望台が。公園を一望でき、こちらからの景色もダイナミック!どこまでも続く青空と芝桜のじゅうたんのコントラストは、いつまでも心に残るものとなるでしょう。
▲麓からの見上げる景色とは違った魅力が!ぜひ展望台に登ってみてください!

釣堀やゴーカート、さらに神社や温泉も。公園内施設でもっと楽しもう!

こちらの公園の見所は芝桜だけではありません!ゴーカートコースや、ヤマメを狙える釣堀など家族や友人と1日楽しめる施設も充実しています。
▲全長約820mのゴーカートコース。景色を楽しみながら安全運転で走りましょう。1周2名用500円、1名用300円(ともに税込)
▲小さな子供でも楽しめる釣堀。1時間大人1,500円、小学生1,000円(ともに税込)

園内には天然温泉の入浴施設と足湯も!泉質は体を温める効果の大きい塩化物泉で、ポカポカに。無色透明の源泉かけ流し温泉です。
▲日帰り入浴が出来る温泉「芝桜の湯」。9月末まで営業しています
▲満開の芝桜を眺めながらの足湯は最高の開放感!8月末まで無料で利用できます
さらに公園内には神社もあります。丘を登る階段の途中に、芝桜の色と同じピンク色の鳥居があり、それをくぐり頂上に着くとそこには小さな社が。この「山津見(やまつみ)神社」は大正2(1913)年、福島県相馬郡の周辺からこの地に入植した人たちが山の神様・大山津見(おおやまつみ)の神を御神体として建立したもの。農業、商売繁盛、海幸、狩猟、良縁、子宝に恵まれる、安産、旅の無事、交通安全を願える、さらに酒造りなどの神様としても信仰されています。
▲丘の途中にあるピンク色が印象的な鳥居
▲丘を登った先にある山の神様を祭る「山津見神社」

絶景の始まりは1人の農家から

ちなみにこの公園の成り立ちには、とある感動的なエピソードがあります。

この公園は昭和52(1977)年、もともと自宅で芝桜を育てていた農家の中鉢末吉(1918~2002)さんが、当時の藻琴山温泉管理公社から「芝桜で村の憩いの場をつくってほしい」と頼まれたことが始まりだそうです。
それをきっかけに、中鉢さんは農家をやめ、58歳で公社職員に転職。丘を開墾し一株ずつ芝桜の苗を植えていく作業を一人で行い、約8年で現在のようなピンク色の丘に変え、その後も2001年に80歳で引退するまで、22年間にわたり「ピンクのじゅうたん」を管理しました。

こんな広大な公園を1人で開墾し、芝桜を1株1株植えていったとは、驚きですね。
▲広大な敷地を絶景に変えた中鉢さんの思いは、今も園内の花々に宿っています

北海道の遅い春、そして花の季節の始まりを告げる芝桜。その景色に誰もが大きな感動を覚え、忘れられないものになるでしょう。気候が暖かくなり北海道観光にもオススメのシーズン、みんなでぜひ出掛けてみませんか?

※芝桜の最新の開花状況は以下ホームページからご確認ください。
※写真はすべて2016年以前のものです 
※写真提供:(株)東藻琴芝桜公園管理公社、大空町役場地域振興課産業グループ
長尾悦郎

長尾悦郎

北海道十勝地方でカメラマン、ライター、新聞記者として活動中。撮影ジャンルは広告、風景、人物など幅広く。地元観光協会勤務やご当地キャラマネージャーなどの経験を生かし、地元をもっと盛り上げていきたいと思っています。(編集/株式会社くらしさ)

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