初夏の富良野でアスパラ狩り!刈りたてを手作りバターで味わおう

2017.05.16

農産物が美味しい北海道の富良野地方で、アスパラ狩りとバター作りをしてみませんか?さらに、刈ったアスパラを自分で作ったバターで炒めて味わえるんです!初夏限定の欲張りな体験。とれたての旬の味覚を楽しみましょう!

▲刈りとってきたアスパラを手作りバターで炒めて試食できます!

今回訪れたのは、中富良野町にある「カントリーテラス コロポックル」。農産物の収穫体験をはじめ、バターやアイスクリーム作り、クラフト制作を楽しめる体験などを開催している観光施設です。
▲カントリーテラス コロポックルは、JR富良野駅から車で約5分。周囲に畑が広がる中にあります(写真提供:カントリーテラス コロポックル)
▲今回体験したのは志織さん(左)と理佐子さん(右)
▲季節や時期ごとにさまざまな体験メニューを開催しています

今回チャレンジしたのは、「アスパラ刈り&バター手作り体験」(1名2,370円・税込、2名より受付)。アスパラを収穫できる、5月頭から6月中旬くらいまでの期間限定の体験です。器材などは全て用意されているので、手ぶらで参加できますよ!

まずは畑に行ってアスパラを収穫!

施設内で受付をしたら、まずはアスパラ狩り!スタッフとともに10分ほど歩いて自社畑へ行き、1人数本ずつアスパラを収穫します。露地栽培のみでビニールハウスなどはありませんが、体験は小雨決行ですよ。

ところでみなさん、アスパラってどのように育っているか知っていますか?
▲実は、ツクシのように地面からニョキッっと生えているんです!(写真提供:カントリーテラス コロポックル)
▲地面から顔を出して伸びているアスパラの根元を鎌で刈り取って収穫していきます(写真提供:カントリーテラス コロポックル)

アスパラはあまり手間をかけずに育てる作物。農薬を多く与えたり土いじりをしたりすれば生育がよくなるとは限りません。収穫の際にすべてを刈り取るのではなく、畑全体の2~3割程度は収穫せずに翌年までほったらかしにすることで、根茎(こんけい)に養分がたまり、翌年より立派なアスパラが育つそうです。
▲太くて大きいアスパラを選んで収穫!(写真提供:カントリーテラス コロポックル)

富良野周辺は昼夜の寒暖差が大きいうえ、夏と冬の寒暖差も大きいので糖度の高い野菜などが育ちやすい環境。アスパラもシャキッとしていて甘さがあり、太くて美味しいものが育ちます。
▲太くて長~い富良野のアスパラ。体験では2人でこのくらいを収穫します

「うちのアスパラは食べ慣れている地元の人が食べても美味しいって言ってくれるのですけど、何か特別な育て方をしているわけではないです。あえて言うなら“何もしないこと”が秘訣ですかね」
スタッフはそう語ります。気候風土と土壌がよい富良野ならではですね。

収穫してきたアスパラを下処理

アスパラを収穫したら、施設に戻って調理の準備。アスパラの下処理をします。
▲収穫したアスパラを頭につけて「エゾシカ~!」と言って記念写真を撮る人が多いそうですよ
▲はじめに、さっと水洗いして土埃を落とします

洗ったアスパラを、バター炒めで食べやすいように少しカットします。
▲スタッフに手順やカットのコツなどを教えてもらいながら進めます

カットの手順は大きく2つ。根元のかたい部分を切り落とし、そのあとは食べやすい長さに切ります。
▲根元部分から先端に向かって包丁で軽くたたいていき、ふにゃりと包丁が刺さった場所がカットのポイント。ここでかたい根元を切り落とします

すべてのアスパラの根元を切り落としたら、食べやすい大きさにカット。ただ、せっかくのとれたてアスパラ、ここは豪快に食べたいです。
半数のアスパラは1/2にカットして、残り半数はそのまま豪快にかぶりつけるようカットせずそのままにしました。

バターを手作り!腕がプルプル…

アスパラの下処理が終わったら、バター作り体験へと移ります。

バターの主原料は、2人分で約100ccの生クリーム。ここの体験では、生クリームだけで作るパターンと、生クリームに約50ccの氷水を混ぜて作るパターンの2つがあり、どちらかを選べます。
▲今回は撮影用として、2人分の生クリームだけパターン(左)と、生クリーム+氷水パターン(右)をやってみました

前者は、バターが崩れて見た目が良くはないうえ作るのが少々大変なのですが、バター作りの途中に出るホエー(乳清)がミルキーでコクがあり、美味しく味わえます。
後者は、比較的早く完成するうえ見た目は綺麗なバターに仕上がりますが、途中のホエーが水っぽい味わいになります。

ただし、できあがりのバターの味はどちらも一緒。どちらのパターンを選ぶかは、見た目と手間と、ホエーの味わいかた次第。お好みで!
▲瓶に生クリーム、もしくは生クリーム+氷水を入れたら、漏れないように瓶の口にラップをしっかりかけてからギュッと蓋をします

バター作りはここからが体力勝負!瓶の蓋と底に中の液体を思いきりたたきつけるように、上下に振り続けるのです。人により時間差はありますが、できあがるまで約10分、休まずひたすら振り続けないといけないのです!

ちなみに、ここでの最速タイムは、元気のよさそうな若い男性が2人で交代をしながら振り続けて約3分。ベテランスタッフ2人がかりでも最低7~8分はかかるそうで、女性グループやファミリーだと10分以上かかることもしばしばだそうです。

さて、志織さんと理佐子さんは何分でできるでしょうか。
では、スタート!
▲「ガンバレ、自分!」そう言い聞かせてひたすらシェイクする2人。思わず笑っちゃうくらいけっこう大変…

ドロッとした生クリーム、振ると意外と重く感じます。理佐子さんが担当した生クリーム+氷水は薄まっているぶん多少さらっと軽い振り心地ですが、志織さんが担当した生クリームだけのものは重く感じてけっこう大変…。

はじめ3分程度は手ごたえも見た目も変化がなく、これで本当にバターができるのだろうかと不安でしたが、5分経過すると生クリーム+氷水に変化が!
▲振るとポコポコっと音がするようになり、瓶の内側にかたまった生クリームがべたっと付き始めました

7~8分経過すると、さらに変化が!
▲内側についていた生クリームが少し塊になってきました!振った時の音も変わり、びちゃびちゃと水っぽい音がするようになりました

12分経過。
▲ごろっとしたバターと水分に分離しました!この状態になったらシェイク終了

いっぽう、生クリームだけのものはなかなか分離せず、15分後にようやく完成!
▲生クリームだけのものは分離はしたものの、塊っぽくは見えません。これで完成です
▲中を見ると一目瞭然、右が氷水入り、左がなしのパターンです

本来2人で交代しながら振るのですが、今回は1人でひたすら振り続けたこともあり、だいぶ時間もかかり体力も消費…。その分、二の腕のいい運動になったかも!?
▲ここで、運動後のドリンク!?ホエーを味わいます

氷水入りのホエーは、水っぽいとはいえスッキリとした味わい。さわやかなミルクを飲んでいる感覚です。これはこれでアリ。
いっぽう氷水なしのホエーは、濃厚なミルクの風味がしつつさらっと飲めます。これは美味しいです!

ホエーを飲んだ後のバターは、スタッフが一度水洗いしてくれます。最後に水分を抜く作業をしたら完成です。
▲水洗いした後のバター。左が氷水入りのもの、右が生クリームだけのもの
▲このように木べらでバターをギューっと押して水分を抜いたら完成です

刈りたてアスパラをバター炒めで!

いよいよバター炒め。鉄板の上で炒めて、いただきます!
▲2回に分けて作ることにしました。バター半分を鉄板の上にのせて溶かしながら鉄板全体にのばし、そこへアスパラを投入!
▲入れたばかりのアスパラは、まだ青々しい色をしています
▲2~3分炒めると、鮮やかな緑色に!

一本かじってみて、食べられそうな軟らかさになっていたら味付けします。
▲鉄板の上に醤油を回すようにかけ、軽く炒めたら、まず半分は完成!
▲残りのバターとアスパラを鉄板の上へ
▲一度バター醤油で炒めた鉄板で作るので、2回目のものは1回目よりも香ばしく仕上がります
▲こちらは2回目のもの。1回目のものも見た目は変わりませんが、味わいは1回目が醤油バター味、2回目のものは焦がしバター味という印象です
▲刈りたて、できたてをその場で味わいます。美味しいっ!

「アスパラを刈ったら切り口が瑞々しくて、ホント新鮮なんだなーって思った!」「バター作りってこんなに大変だと思わなかったけど、楽しかった~!」「刈りたて、炒めたてはやっぱり美味しいね~」と、二人とも大満足の様子でした。

旬のアスパラを刈ってすぐにバター炒めで試食できる体験。しかも、バターは頑張って自分で作ったもの。素朴だけど“自分でやってみた感”満載です。農産物が美味しい富良野で初夏だけ楽しめる体験。これはやってみなきゃ!
川島信広

川島信広

トラベルライター・温泉ソムリエ・イベントオーガナイザー/横浜市出身、札幌市在住。北海道内の全市町村を趣味で訪ね歩くうちに北海道の魔力に惹かれ、都内での雑誌の企画営業と執筆業務を経て北海道へ移住し独立。紙媒体やweb媒体などで主に観光や旅行、地域活性をテーマにした取材執筆と企画・編集を手がける。スイーツ好きの乗り鉄、日光湿疹と闘う露天風呂好き。

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