札幌観光で寄りたいサッポロビール園とサッポロビール博物館で撮って飲んで食べる!

2017.06.14

北海道を代表するビールといえば「サッポロビール」!札幌旅行の際には、ぜひその魅力に親しみましょう。明治の頃に誕生した趣あるレンガ建築を眺め、「サッポロビール園」でビール×ジンギスカンを味わう旅を紹介します!

撮影スポットがたくさん!「サッポロガーデンパーク」を歩いてみよう

JR札幌駅から東へ2km弱、ノンストップの路線バスで7分、タクシーで2メーターのサッポロガーデンパークは、2003年に閉鎖したサッポロビール札幌工場の跡地を利用しています。

明治時代の開拓使から続く歴史や赤レンガの歴史的建造物を守り、未来へと繋げるために…そんな趣旨で都市開発された敷地内には、「サッポロビール園」「ガーデングリル」「サッポロビール博物館」「アリオ札幌(商業施設)」「北海道日本ハムファイターズ屋内練習場」があり、その緑豊かな環境の中を歩いて回ることができます。

赤レンガの煙突やビールの仕込み釜など、絵になる風景がたくさんで、撮影も楽しい場所です。
▲サッポロビール園の上部をズームアップすると、サッポロガーデンパークのシンボルとなる煙突と星のマークがよく見えます。赤レンガの建物群は北海道遺産にも登録されています
▲サッポロビール園の側面にはツタがからんでいました
▲入り口から入って少し歩くと、右手には、実際に使われていたビールの仕込み釜の一部が。ビールの原料である麦芽、ホップ、水などを混ぜて煮るための釜です
▲上富良野町でホップ栽培に使われていた農機も見かけました

そもそもサッポロビールの歴史は、その前身である官営の「開拓使麦酒醸造所」が、明治9(1876)年に開業したことに始まります。当時の開業式の記念写真に写っている樽のレプリカの文章、なんて書いてあるのか読めますか?
答えは、「麦とホップを製す連者(れば)ビイ(—)ルとゆふ(いう)酒に奈(な)る」。右上から縦に読みます。

その後、同所が「札幌麦酒会社」として民間企業となったのは、明治20(1887)年のこと。上記の写真のうしろに写っている赤レンガの建物は、明治23(1890)年に「札幌製糖会社」の工場として建設され、明治38(1905)年からは札幌麦酒会社の工場として、約60年間、使われていました。

この赤レンガの建物こそ、今回紹介するサッポロビール博物館とサッポロビール園です。

「プレミアムツアー」に参加すると楽しさ倍増!

サッポロビール博物館は2016年にリニューアルし、3階建ての内部を11年ぶりに変更。展示内容を一新しています。
▲サッポロビール博物館の外観

館内は自由に見学できますが、おすすめはブランドコミュニケーターと呼ばれるガイドがついてくれる「プレミアムツアー」(約50分・大人500円)。目玉は、ツアー参加者しか見られない6Kの映像を使った「プレミアムシアター」と、ツアー参加者しか飲めない限定ビールの試飲です!
3階のウェイティングルームからスタートするこのツアーは、まず「プレミアムシアター」へ。

迫力のワイド画面で上映されるのは、約10分にまとめられた、国産ビールづくりに邁進する先人たちの創業時のドラマ。

国産原料を使ったビールを日本で初めてつくった中川清兵衛と、東京にできるはずだった開拓使麦酒醸造所を札幌につくらせた村橋久成の、熱き情熱や不屈の精神は、胸にグッとくるものがあります…!
次に向かった2階の「サッポロギャラリー」は、仕込み釜の周囲のスロープを下った先。日本のビールの産業史ともいえるサッポロビールの歴史が、パネルを通してわかりやすく学べるフロアです。
▲広くゆったりと見やすい展示スペース
▲歴代のサッポロビールの広告ポスターがずらり!
▲瓶とラベルの歴史について説明してくれているブランドコミュニケーター。みなさんの記憶にあるのは、どのラベルから?
▲ビールの原料となるホップ(現物)の展示も

さて、最後に1階の「スターホール」で、お待ちかねの試飲です!
試飲できるビールは、創業当時の製法をできるだけ忠実に再現した「復刻札幌製麦酒」と「サッポロ生ビール黒ラベル」。
▲左から復刻札幌製麦酒、サッポロ生ビール黒ラベル、お酒が飲めない方や未成年の参加者に提供される「リボンナポリン」(ポッカサッポロの北海道限定のオレンジ色のサイダー)

この復刻札幌製麦酒こそ、プレミアムツアー参加者しか楽しめないビール。ろ過をしていないため少し濁りがあり、ホップの苦みがほんのり感じられるのが特徴。比べてサッポロ生ビール黒ラベルは、みなさんもご存じであろう、すっきりとした味わいです。ビールについて学んだあとは、おいしさもひとしお。なお、ツアーに参加しない場合は有料で飲むことができますよ!(開拓使麦酒300円、サッポロ生ビール黒ラベル200円など)
▲乾杯のコールは「サッポロ~!」。よく冷えたビールが乾いた喉を潤してくれます

「ミュージアムショップ」にも立ち寄りましょう。キーホルダーなどオリジナル商品が並び、なかでも人気は「博物館ピルスナーグラス」「博物館タンブラー」「クラシックビールゼリーチョコレート」だそうです。
▲左から博物館ピルスナーグラス(556円)、博物館タンブラー(649円)、クラシックビールゼリーチョコレート(864円)

グラスとタンブラーのイラストは博物館の外観。北海道限定ビール「サッポロクラシック」を使ったゼリーを包んだチョコレートは、ウィスキーボンボンのビール版のような大人の味です。

買い物のあとは、1階の撮影スポットで記念撮影。ビールが並々と注がれたジョッキの中にいるような、面白い写真が撮れますよ!

道産子のソウルフード、ジンギスカン×サッポロビールを味わう!

博物館を出たあとは、サッポロビール園でジンギスカンとサッポロビールを味わいましょう。

サッポロビール園はホールが5カ所に分かれ、提供している肉の種類が違ったり、お寿司やカニも食べられたり、無煙ロースターだったり、テラス席があったりと、それぞれ内容が異なっています。どこに行こうか迷うこと必至ですが、最初に行くならやっぱり、園を代表する「ケッセルホール」です!
▲大正元(1912)年に製造されたケッセル(ビールの仕込み釜)のあるホールは天井が高く開放的

会場に入るとラム肉を焼く香りと鍋からモクモクあがる煙、そして来場者たちの賑やかな雰囲気に胸が高まります。

メインのメニューは「名物生ラムキングバイキング 食べ飲み放題」(120分・中学生以上4,212円)。生ラム、トラディショナルジンギスカン(細切れの羊肉を集めて円筒状にして、薄くカットした昔ながらのジンギスカン)、焼き野菜と、サッポロ生ビール黒ラベルや「ヱビスプレミアムブラック」などが食べ放題、飲み放題です。

ジンギスカンは、中央が盛り上がった鉄鍋で羊肉を焼いて食べる道産子のソウルフード。同店のジンギスカン鍋はオリジナルで、北海道の形をしています。
ここに、固形の脂を溶かしたら…
てっぺんを残して野菜を載せて…
その上に肉を並べて焼くのが北海道流。
▲こちらは生ラム肉です

焼けたラム肉を頬張ると、やわらくて甘くてジューシー!醤油ベースでやや甘口の特製タレと、ピリッと辛い特製塩コショーで味を替えながら食べていると、延々と食べ続けられてしまいそうです。そして野菜には肉汁がしみこみ、うまさ倍増~!
恵庭の工場から直送される樽生ビールは、マイスターたちが、しっかり洗浄、手入れされた器具を使って丁寧に注いでくれているため、「特別おいしい」と定評があるんですよ。

ここで、みなさんにお願いがあります!せっかくここまで来たのですから、「サッポロファイブスター」(グラス529円、ジョッキ680円)も味わって欲しい!!

こちらは、昭和42(1967)年に開発されたプレミアムビールの復刻版で、世界中どこを探しても、サッポロビール園でしか飲めません!しっかりとしたコクがあるのに軽やかで飲みやすく、こんなビールがあったのかとハッとさせられる味なのです。
▲熟練のマイスターのスピーディーな手捌きに感動
▲あとから泡を追加するのではなく、一度の注(つ)ぎで自然な泡をつくります
▲ここでしか飲めないサッポロファイブスター

サッポロビール博物館とサッポロビール園のはしごで、サッポロビールを満喫!札幌観光の際には、ぜひお立ち寄りくださいね。

※価格はすべて税込みです。
ふみ

ふみ

フリーライター/札幌生まれ札幌育ち。タウン誌の営業・編集を経て独立。北海道全域を取材しながら雑誌、新聞、Web媒体で執筆している。企画や編集も行い、企業のコンセプトブックや顧客向け冊子などを手がけることも。インタビュー、観光、温泉、グルメ、雑貨、ファッション、コスメ、健康…と、わりといろいろな分野で書けるオールラウンダータイプ。

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