さくらんぼ狩りのコツ、農園の選び方は?食べ放題や食べ比べなど楽しみ方ガイド

2017.04.15

春から初夏に旬を迎えるさくらんぼ。高級品としても知られる真っ赤な果実を心ゆくまで頬張りたい!と思う人は多いのではないでしょうか。そんな願いを叶えてくれるのが「さくらんぼ狩り」です。でも「どこで、どうやって楽しめばいいの?」「自分にピッタリの農園は?」などと迷っていませんか。ここでは、さくらんぼ狩りを楽しむためのコツ、農園選びのポイントなどをご紹介します。

目次

1.さくらんぼ狩りのベストシーズン
2.さくらんぼ農園選びのポイント
3.おいしい果実の見分け方と収穫のコツ
4.さくらんぼ狩りに必要な持ち物と注意点
5.さくらんぼ狩りにおすすめのエリア

1.さくらんぼ狩りのベストシーズン

さくらんぼの旬は、一般的に春から初夏といわれています。しかし、栽培方法や地域、品種によって食べ頃は異なり、さくらんぼ狩りの楽しみ方もまた時期によって変わってきます。
▲代表的な品種の「佐藤錦」。艶やかな赤色が愛くるしいですよね

【5月初旬~5月下旬】
「紅さやか」などの早生種が出回りはじめる時期。市場の出荷数はまだ少なく、一粒に数千円の値がつくこともあります。温室ハウス栽培の収穫もこの時期で、なかには4月下旬から温室でのさくらんぼ狩りを楽しめる農園もあります。

【6月初旬~6月下旬】
さくらんぼが最も市場に出回る時期。温室ハウスと露地栽培の両方で収穫でき、さくらんぼの王様といわれる「佐藤錦」も食べ頃を迎えます。数多くの品種が出そろうため、いろんな品種の食べ比べを楽しみたい方はこの時期がおすすめです。

【7月上旬~8月上旬】
「ナポレオン」や「紅秀峰」などの晩生種が出回る時期。梅雨が明け、太陽の光をいっぱい浴びた完熟の実を味わうことができます。北海道などの寒冷地の農園が収穫期を迎えるのもこの時期。さくらんぼの食べ収めや、夏休みのお出かけにもピッタリです。

このように、さくらんぼ狩りは時期によって味わえる品種や楽しみ方のポイントが違うので、目的に合わせてさくらんぼ狩りに出かける予定を組みましょう。
▲温室ハウス(左奥)と露地栽培の雨よけハウス(手前)の両方がある農園

ちなみに、さくらんぼは雨に濡れると実が割れてしまう、とてもデリケートな果物。そのため、露地栽培であっても雨よけ用のビニール屋根がかけられています。逆にいえば、雨天時でも濡れることなくさくらんぼ狩りを楽しめるということ。当日の天候を気にすることなく計画を立てられることは、さくらんぼ狩りの魅力のひとつですね。

2.さくらんぼ農園選びのポイント

さくらんぼの品種は、世界中で2,000種以上もあるといわれています。日本国内でもさまざまな品種が栽培されており、なかには50種以上もの品種を栽培している農園もあるそう!いろんな品種を食べ比べしたい方は、品種の数で農園を選んでみてはいかがでしょうか(時期によって食べられる品種は異なります)。
▲品種によって、粒の大きさや色あい、その味わいもさまざま

実が小粒で食べやすく、いくらでも食べられるのもさくらんぼの魅力。「普段はなかなか手の届かない高級さくらんぼを、とにかくお腹いっぱい食べたい!」という方には、時間無制限食べ放題や、お持ち帰りができる農園がおすすめです。

また、化学肥料を一切使わず有機肥料100%で栽培している農園や、バーベキューを一緒に楽しめる観光農園なども数多くあります。小さな子供連れでも安心・安全、1日たっぷりさくらんぼ狩りを楽しみたい方は、そのようなポイントで農園を選ぶのも良いでしょう。

3.おいしい果実の見分け方と収穫のコツ

お目当ての農園に到着したら、早速さくらんぼ狩りスタートです。
さくらんぼは、太陽の光をたっぷり浴びることで糖度が高くなります。そのため、光を浴びやすい木の上部になっている実の方が甘いことが多いそう。手の届かないところは脚立やはしごに上ってゲット。高いところが苦手な方は気軽にスタッフに声をかけてみて。
▲低めの脚立を利用すれば、子どもでも安全に甘い実を収穫できます

また、軸が青くしっかりしたものや、葉の数に対してなっている実が少ないものは、1粒1粒にたくさんの養分が詰まっていて甘い証拠。粒全体が艶やかに色づいていたり、皮にハリがあったりすることも甘くておいしい実のサインですよ。
▲左手の人差し指で指しているところが花芽

お気に入りの実を見つけたら、いざゲット!…といきたいところですが、収穫にも注意が必要です。
一番のポイントは、「花芽を取らないようにすること」。花芽を取ってしまうと、次の年に実をつけなくなってしまうからです。実を軽く指でつまんだら、くるりと回して果実だけを採るようにしましょう。
▲根元の花芽を摘まないように、やさしく収穫するのがコツ

4.さくらんぼ狩りに必要な持ち物と注意点

さくらんぼ狩りに特別な道具は必要なく、手ぶらで参加OK。ただし、持っていくと役立つアイテムがいくつかあります。

・ウェットティッシュ
・飲み物(ビニールハウスの中は暑くてのどが渇きます)
・クーラーボックス(お持ち帰りできる場合は、折り畳み式を持って行くと便利)
・日焼け止めや帽子(ビニールハウスの中でも日差しは容赦なく照りつけます)

服装は、普段着でOK。ハウス内なので防水対策も必要ありません。ただし脚立やはしごに登って実を採ることもあるので、動きやすい服装や、滑りにくいシューズで臨むのがベターです。ハウス内は途中で暑くなることもあるので、体温調節しやすい服装を心がけるのも大切ですよ。

ちなみに、さくらんぼの持ち帰り防止のため、カバンやウエストバッグ類はハウスに持ち込めない農園が多いです。また、さくらんぼは天候の影響を受けやすい大変デリケートな果物。シーズン中であっても生育状況は農園によって異なります。細かなルールや生育状況が気になる方は、事前に農園に問い合わせておきましょう。

5.さくらんぼ狩りにおすすめのエリア

希少な果物として知られるさくらんぼですが、意外にも多くのエリアで収穫を楽しむことができます。その中から、さくらんぼ狩りを満喫できるおすすめエリアをご紹介!
【山形県】
全国シェア70%以上を誇る、さくらんぼの名産地。「佐藤錦」や「紅秀峰」など数々の有名品種の発祥地でもあります。近年では「山形美人」などのご当地品種も登場。蔵王や山寺(立石寺)といった観光地に近い農園も多いので、観光のついでにさくらんぼ狩りを楽しんでみては。
▲「佐藤錦」発祥の地・東根市の駅前には、生みの親である佐藤栄助さんのブロンズ像が
【山梨県】
フルーツ大国として知られる山梨県。日照時間が長い、昼夜の寒暖差が大きいなど、さくらんぼの生育に適した条件も揃っています。都心から車や電車で約1時間半とアクセスが良いのも大きな魅力。「富士あかね」など山梨県オリジナルのブランド品種を栽培している農園も数多くありますよ。
▲甲府盆地の北側斜面(山梨フルーツライン沿い)には、さくらんぼ農園も数多く点在
【北海道】
広大な土地を有する北海道は、実はさくらんぼの栽培も盛ん。春夏の訪れが遅いため、8月のお盆の時期までさくらんぼ狩りを楽しめる農園もあります。土地の広さを存分に生かし、数十種類の品種を栽培する農園や、バーベキュー場やカフェ併設の農園が多いことも魅力のひとつ。1日たっぷりさくらんぼ狩りを満喫してみては。
いかがでしたか?宝石のように輝く真っ赤な実を心ゆくまで堪能できるのは、さくらんぼ狩りならでは。春から夏の間だけ楽しめる貴重な体験に、ぜひ足を運んでみてくださいね。
ぐるたび編集部

ぐるたび編集部

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