この夏こそスリル満点のキャニオニングに挑戦!群馬・TOP水上カンパニー

2017.07.14

夏に人気のアクティビティといえば、キャニオニング!川の中に身ひとつで入り、清流を浴びながら岩の滑り台を滑ったり、ダイブしたり…。一見ハードそうに感じて、初心者やカナヅチだと「ちょっと不安…」という人もいるのでは。今回は、キャニオニング未経験の私が、群馬県みなかみ町で気軽に楽しめる半日コースを体験してきました!

車で約3時間、都会から近い大自然へ

東京から関越自動車道を走ること約3時間。新潟県と群馬県の県境にある谷川岳のふもと、ブナ林が気持ちのいい群馬県みなかみ町にやってきました。

みなかみ町は、谷川岳や尾瀬の燧岳(ひうちだけ)などの日本百名山に認定されている山や、流域面積が日本一といわれる利根川があり、日本屈指のアウトドアエリアといわれています。特に、リバーアクティビティのラフティングやシャワークライミング、キャニオニングが盛んに行なわれています。
▲360度どこをみても山に囲まれている。とくに谷川連峰の景色にうっとり

渓流や滝を下降するキャニオニングは、今から約100年前にフランスで生まれたと言われています。渓流により岩肌が削られてできた天然のウォータースライダーを滑ったり、滝壺に思い切り飛び込んだりと、大自然との一体感とスリルを味わえるアクティビティです。

今回は、みなかみ町で体験できるアウトドアアクティビティを展開している「TOP水上カンパニー」のキャニオニングツアーに申し込みました。「TOP水上カンパニー」では、キャニオニングのほかにもラフティングやハイドロスピード、森を駆けぬけるバギーツアーなど、みなかみ町の自然を満喫できるツアーを数多く開催しています。
▲「TOP水上カンパニー」。手前にレンタル用品の貸し出し倉庫、奥に受付がある

渓谷に行く前に、安全面をしっかりチェック

「TOP水上カンパニー」には、キャニオニング経験が初めての小学生から上級者まで楽しめる4つのコースがあります。

今回体験したのは「半日コース」(平日 大人7,500円・税込)。コースの内容は、当日の天候や水量、参加者の泳ぎのレベルなどを確認し、ガイドさんが判断してくれます。この日は中級コースに決まりました。

朝のさわやかな澄んだ空気とやさしい光で森林浴も期待できそう!東京から来ていた大学生のふたりと一緒に参加することになりました。

受付を済ませたら、まずはツアーの説明と万が一のときのために保証してくれる保険の説明を聞きます。
▲同意書にサインします

岩の間を滑ったり、約5mの岩からダイブしたりと、かなりハードそう…とドキドキしていると、「初心者でもカナヅチでも水のなかに入った瞬間から楽しくなりますよ」と、ガイドのスンダさん(通称スンさん)が緊張した心をほぐしてくれました。
▲スライダーで滑るお尻の部分は、厚手の素材で守られる

その後、キャニオニング用のウェットスーツ、ヘルメット、ライフジャケット、お尻を守るためのスライダーパッドを装着したら、準備完了です。
▲準備完了。体験するみんなで記念撮影!左の男性がスンさん、右の男性が同じくガイドのレイサムさん

キャニオニングを行う渓谷は、利根川につづく川の上流。専用の送迎車で向かうこと約10分。次第に森が深くなり、川のせせらぎが聞こえてきました。
▲車内では、スレアさん(右端)がキャニオニングの楽しさを説明してくれました

高さ約5mの岩から、いきなりダイブ!!

利根川の上流に到着したら、まずは川の中でもコミュニケーションをとれるようサインを習います。流水音に囲まれた川の中では、お互いの声が聞こえなくなるからです。「大丈夫」「危ない」「動けない」などのサインを練習します。
▲片手で「まる」をつくるのは「大丈夫」のサイン
▲ケガをしたときは、胸の前で「バツ」のサインを

いよいよ川の中に入ります。
ウェットスーツを着ていても、隙間から入ってくる水は思いのほか冷たい!それもそのはず。この体験をした5月は谷川岳の雪解け水が流れてくる時期で、水温は10度前後。それでも、川の中を泳ぐ魚が見えるほど水が透き通っていて、心地いい~。
▲みずみずしい自然に包まれた利根川の上流が、「TOP水上カンパニー」自慢のキャニオニングスポット

まずは、度胸試しに5mほどの高さから飛び込みます。いきなりダイブ!?と、尻込みしていると、「最初は怖いかもしれませんが、思いきって飛び込んでみてください。一度飛び込めば、怖さは吹き飛んで、もっと水のなかに入りたくなります」と、スンさん。
▲左上の人がいる高さまで、岩を登ります

スンさんのアドバイスを胸に、まずは岩に登ります。
水中ブーツの底には濡れた岩の上を歩いても滑りにくいフェルト素材が付いており、さらに岩壁にはボルトが埋め込まれているので、岩登りに慣れていなくても簡単に登ることができました。

登ってみると、さほど高いようには感じなかったのですが、そこから飛び込むと思うと、やはり勇気がいります。一瞬飛び込みを躊躇するほど怖くなりましたが、思いきって…ジャンプ!
▲怖がっていたわりに、元気いっぱいにジャンプしていました(笑)

勢いよく水の中に入ると、不思議なくらい爽快感でいっぱい!恐怖心は飛び込むと同時に消えていました!
▲慣れてきたら、ふたりで一緒に。スリルを共有できて、ますます盛り上がります!

岩を登り、さらに奥にある滝へ

続いて、さらに上流にある、地上10mほどの岩の下へ移動します。ひんやりと冷たい川に胸まで浸かって歩いたり、泳いだりしながら川の中を歩くのですが、思いのほか流れが激しいので、気を抜くと流されてしまいます。流されないようにスンさんの手を借りながらなんとか進みます。

岩の下に到着したら、ロープを使いながら自力で岩を登ります。
「足の裏全体をぴったりと岩に付けるようにして登れば、足裏のフェルトが滑り止めとなって楽々と登れます」と、スンさんが登るときのコツを教えてくれました。
▲巨大な岩をつたって上流へ

腕と脚の力をしっかり使って、岩の上を目指します。
岩にたどり着くと、上からはごうごうと滝が流れていて、滝からミストが飛んできます。天然のミストシャワーが気持ちがいい!
▲滝のミストは気持ちがいい

岩の上は、キャニオニングの醍醐味のひとつである天然の「巨大スライダー」のスタート地点です。
▲ロープを使って岩を登る
▲ここから滑ります。真上から見ると、岩の高さに足がガクブル…

最初の岩よりはるかに高い巨大スライダーは、滑り落ちた瞬間に滝壺のなかに1mほどドボンと沈みます。沈んでもちゃんと浮かび上がるので焦らなくても大丈夫。
また、このとき水の中で息を吐きながら水面に上がれば、鼻に水が入るのを防ぐことができ、鼻の奥がツーンとすることもありません。
ただし、滑った勢いで前方にある岩肌にぶつかりそうになるので、水中に落ちた瞬間に手と脚を前に伸ばし、激突しないように身を守りましょう。

慣れないうちは滑り落ちる楽しさを味わうより、身を守るのに必死…。でも、何度か挑戦しているうちに自然と体がコツを覚え、滑り落ちる楽しさを味わう余裕が出てきました。とにかく爽快!
▲イチ、ニのサン!で一気に滑り下りる

度胸だめしの大ジャンプに挑戦

巨大スライダーのあとは、同じ岩から大ジャンプ!
岩が前方に出っ張っているので、助走をつけ、岩の縁を足で蹴って、滝壺を目がけて飛び込みます。
▲気合いをいれて「いきまーす!」

スンさんが「さぁ、かけ声と一緒に飛んでくださいね。サン、ニー、イチ…!」と声をかけてくれ、恐怖とは裏腹に、飛び込まなければならない雰囲気づくりをしてくれました。
▲迫力満点!「昔、こんな遊びやったなぁ~」と童心にかえりました!

「心ゆくまでジャンプを楽しんでくださいね」とスンさん。あんなにドキドキしていたのに、飛び込むほどに楽しくなり、気がつくと川の冷たさにも慣れてきました。思いっきり体を動かした分、なんだか体もポカポカ。

5回連続で飛んで満足したら、来た川を岩づたいに戻っていきます。この日は5回でしたが、特に回数は決まってないので、ガイドさんと相談して決めましょう。

みんなで並んで大自然のスライダーを滑ろう

次は、やや狭くなだらかな岩のポイントに到着。今度はみんなで連なって岩の滑り台に挑戦です。脚で前の人を囲むように挟み、肩につかまって一緒に滑り落ちます。このときのポイントは、一番前の人は脚と脇を閉じること。これで、スムーズに滑れるそうです。
▲みんなで滑って、キャーキャー叫ぶのが楽しい
▲滑り落ちたあとは思わず笑顔に

締めくくりは後ろ向きのスライダーとダイブ!

巨大滑り台を楽しんだあとは、最初に飛び込んだ滝壺に戻ってきました。最後の締めくくりに、後ろ向きのスライダーとダイブに挑戦します。
最初の3mはスライダー、そのあとに高さ3mほどの岩を頭から滑り落ちます。逆さまになって滝壺に流れ落ちるので、いつ入水するのかドキドキ…!
▲鼻に水が入らないように、両手で鼻を抑えて出発!

スンさんに脚を掴んでもらったら、「サン、ニ、イチで離しますよー」と、あれよあれよと言う間にスライダースタート。「ひゃ~っ」と思わず悲鳴が出るのでした。
▲怖いよぉぉ~
▲「いつ落ちるの?」と、落ちる瞬間がやたら長く感じる

逆さまに滑って、頭から滝壺のなかに突っ込むスリルとスピード感で、アドレナリン大放出!ダイブを重ねるごとに楽しくなるから、やみつきになりそう。

これでこの日のツアーはおしまい。
ひんやり冷たい水の心地よさと、周囲を囲む美しい大自然。開放感あふれる景色の中で、思いっきり体を動かし、声を出す体験は非日常そのものです。スリルとワクワクが止まりませんでした。一緒に滑った参加者とも気づけば団結力が生まれ、ドキドキを共有できたことも大切な思い出に。
▲みんなで手をつないで星形に。リフレッシュ効果もばっちり!

初心者でもガイドさんがやさしくフォローしてくれたので、大自然をしっかり満喫しながら、楽しむことができました。
▲最後はみんなで記念撮影

遊んだあとは、セルフサービスのパスタランチを

「TOP水上カンパニー」では、キャニオニングに限らず、どのコースに申し込んでも、事前に予約すればアクティビティ体験後に無料でパスタランチをいただけます(キャニオニングの「一日コース」にはお弁当が付きます)。セルフサービスなので、好きな食材やパスタソースを選んで、さっそく調理スタート。
▲広々としたキッチンに、調理器具、食材などがそろう
▲ナポリタン風ミートソースパスタのできあがり
▲自然のなかで思いっきり体を動かしたあとのランチは最高

系列のカフェ「GARBA Cafe 本店」でほっとひと息

「TOP水上カンパニー」の系列のカフェ「GARBA Cafe 本店」が、車で10分ほどのところにあると聞き、帰りに立ち寄ってみました。

こちらの一番人気は、熟成させたバームクーヘン。森のなかで食べるバームクーヘンは、格別に美味しく感じます。
▲バームクーヘンがおいしいカフェ「GARBA Cafe 本店」。自然に囲まれ、開放感いっぱい!
▲一番人気の「BUNA(ぶな)ショートフリュイ」(単品970円)。しっかり熟成された生地にさわやかな甘さのフルーツがマッチ。ドリンクセットは、1,050円(ともに税抜)。

キャニオニングで夏の大自然を満喫して、仕上げに甘いスイーツをいただけば、心身ともにリフレッシュ!そして充電完了です。
みなかみには温泉もあるので、帰りに寄ってもいいですね。この夏はキャニオニングで気分爽快な非日常体験をしてみてはいかがでしょうか。

写真:冨田寿一郎

この施設で体験できる他のプラン

重野友紀

重野友紀

カメラマン、編集者、ライター。出版社兼編集プロダクションの株式会社デコに所属。『TURNS』(第一プログレス)の編集などに携わる。海外ボランティアなどの経験で、未開の地で暮らす人びとの自由さを学んで以来、組織に縛られない生き方に憧れている。旅と写真が好き。

※本記事の情報は取材時点のものであり、情報の正確性を保証するものではございません。最新の情報は直接取材先へお問い合わせください。
また、本記事に記載されている写真や本文の無断転載・無断使用を禁止いたします。

こちらもおすすめ

もっと見る
PAGE TOP