大人だって木登りしたい!高さ10mの「ツリーイング」で、大自然の木登り遊び

2017.08.15

子どもの頃、夢中になって木登りをした経験はありますか?「ツリーイング」は、木を全身で感じられ、大自然に癒される「大人の木登り」として最近注目されているアウトドアです。群馬県・谷川岳のふもと、澄んだ空気と利根川からたちこめる霧のような水しぶきが気持ちいい「猿山-MONKEY MOUNTAIN-」で、ツリーイングを体験してきました。

ドキドキの木登り初体験!

群馬県みなかみ町にある「猿山-MONKEY MOUNTAIN-」は、関越道・水上ICから約1kmのところにあります。

利根川を利用したラフティングやキャニオニング、谷川岳や尾瀬への登山など、川遊びも山遊びも楽しめるエリアで、今注目されている「ツリーイング」(中学生以上7,500円、小学生7,000円)も体験することができるのです。

ツリーイングは、小学生以上、ウエスト105cm以下、体重105kg以下、簡単な日本語が理解できる方であれば、基本的に誰でも体験することができます。
▲利根川の清流を感じながら、木登り体験ができる

ツリーイングは、ロープを使って木を登るアウトドアレジャー。背の高い木の太い枝にロープをかけて、ツリーハーネス(安全帯。一般的なスポーツハーネスよりもパットの幅が広く、ぶらさがっても楽な姿勢でいられる)を体に装着し、ブレイクス・ヒッチと呼ばれるロープの結び目を利用して登ります。

この結び目は、一度進んだら、体が逆戻りしないのが特徴です。おもに脚と腕の力を頼りに全身を使って登りますが、脚で立ち上がる力を利用し腕力をさほど使わないため、女性でも子どもでも簡単に登れます。
▲必要事項を記入し、注意事項などを教えてもらう

集合時間に開催樹木付近の集合場所に到着したら、まずは木登り経験などを記入し、受付を済ませます。基本的に予約制ですが、当日でも空きがあれば参加することができます。木登り後、木の上のハンモックでいただくことができるサービスのお菓子は、前日までに予約が必要です。
▲今回指導してくださる「猿山」代表で、木登りツアーガイドの小林英夫さん

ツリーイングは森の中で行うので、汚れてもよく、運動をしやすい長ズボンを準備すると安心です。足元は、ゴム底のスニーカーがオススメ。小雨程度であれば決行されますので、天候に合わせてレインウェアを用意するといいでしょう。
▲ツリーイングを安全に楽しむための装備を身につけていく

ハーネス、ヘルメットのほか、小物などを入れるポーチも貸してもらえます。ツリーイングは、極力身軽な格好で行うので、手ぶらが原則。カメラなどの小物を持参する場合は、このポーチを利用しましょう。
▲カメラや携帯電話は無料でレンタルできるポーチに収納
▲ツリーハーネスのガッシリとしたフォールド感。安心して登れそう

ここからツリーイングのスタート地点まで、笹笛橋(ささぶえばし)をわたって10分ほど歩きます。橋からは、みなかみ町で人気のバンジージャンプやラフティングをしている様子も見ることができました。アウトドアスポーツが盛んな町だと、ひしひしと伝わってきます。
▲利根川にかかる笹笛橋をわたって木登りする木へ移動する
▲利根川沿いの道を通るので、現地までの散歩も楽しい

まずはロープで結び目をつくろう

この日お世話になる木に到着!
まずは、木に手を当てて、木への挨拶をします。「木さん、よろしくお願いします」と胸のなかで唱えて、ツリーイングのスタート。

ツリーイングで使う木は、落葉広葉樹のケヤキを使います。幹から枝にかけて、枝振りがよく広がりがある木の方が登りやすいそうです。TMCAツリーイングインストラクターの資格を持つ小林さんが、安全を考慮して選んでいます。
▲木に触れると、表面の凹凸の手触りが心地いい

最初に、木登りのときに必須となる、ロープの結び方についてレクチャーを受けます。
基本的にツリーイングは、腕と脚の力を利用して登ります。登るためのロープが体を支えるためのロープの結び目を通ると、逆戻りしない仕組みになっており、結び目と脚の距離が近くなるので、ここで脚を立ち上がるように伸ばすことで、さらに高い位置へと移動できるのです。

腕力がなくても固く結んだロープが体を固定してくれますが、下りはそのロープを緩めると一気に下ります。この「一気に下る」ときに、地面まで下りないように3回上に向かって腕を引き寄せて登ったら、ロープを結んで、それ以上下がらないように結び目をつくります。
▲下りるときに、地面まで一気にいかないようにストッパーの役割を果たすロープの結び目「スリップノット」づくりを練習

いざ、木登りスタート!

▲ロープをしっかりグリップするので、軍手を借ります

どうにか「スリップノット」をつくれるようになったら、小林さんが登り方を見せてくれました。

「まずは脚を輪っかにかけて、腕でロープを自分の方に引き寄せます。ロープによって体が持ち上がり、腕と脚の距離が近くなるので、そこで立ち上がるように脚に力を入れるとさらに上に登れるしくみになっています。さほど力を入れなくても登れますよ」
▲実際にチャレンジ!
▲腕の力ではなく、脚の力を使う

森の空気を存分に吸いこんで、深呼吸。自然を感じながら、ゆっくりと登っていきます。
▲おさるさんになった気分♪ウキキ
▲3回登ったら、スリップノットをつくるのを忘れずに

森の木々や利根川を眼下に望み、大自然のなかで木登りするなんて、都会ではなかなかできないですよね。森林の香りを感じ、葉ずれの音が聞こえてきて、五感が研ぎすまされるよう。登っている最中から、早くもリフレッシュしてきました。
▲15分ほどでロープをかけた枝に到着

木の上に到着しました。このツアーでは、木の上に吊るされたハンモックで特製のレモンティーと、みなかみ町でつくられたチーズタルトをいただく至福の時を体験できるのです。
▲さっそく木の上のハンモックでリラックス
▲木の上にはカフェさながらのメニューも。おかわりは各種1杯300円
▲このハンモックで昼寝をしたら気持ちいいだろうなぁ

バランス感覚が試される「スラックライン」に挑戦!

ホッとしたところで続いては、木と木の間にピンと張ったロープを渡る「スラックライン」(1グループにつき1,000円。土日祝・夏休み期間中は1グループにつき2,000円)に挑戦です。当日でも、受付時に申し込めば体験できます。
▲木の上のスラックラインは、地上でやるよりはるかにスリル満点

スラックラインに乗ると、全身のバランス感覚がそのままロープに影響するので、グラグラと揺れます。一歩いっぽ歩を進めるたびに、スラックラインが上下、左右に大きく揺れ動くので、体幹を使ってどうにか進みますが、命綱を離すことはできません!
▲慣れてくると、余裕がでてきて片手を放しても楽しめます

一通りスラックラインに満足したところで、あとは下ります。2本あるうちの1本のロープを引っ張るとすーっと下がります。一気に下がると地面に着地してしまうので、少しずつ下がりましょう。登るときにつくったスリップノットは、下りながらひとつずつ外します。

巨大ブランコで童心に返ろう

スラックラインを終えると、小林さんが「『猿山でかブランコ』をやってみませんか?」と声をかけてくれました。木登りした木の枝に設置された振り幅12mのブランコは、大きく前後に揺れて迫力満点!
▲くるくると予測できない方向に回るのも楽しい

腕の力を使わなくてもラクラクと登れるツリーイングは、ゆったりとしたスポーツ。森の豊かな景色を見て、新鮮な空気を吸いこむという五感を刺激する体験に、すっかり癒されました。さらに、猿山でかブランコは、風をきる爽快感がクセになるアクティビティでした。

ツリーイングの魅力について、あらためて小林さんに聞いてみました。
「ツリーイングは、普段の感覚では感じることのない高さを体感でき、自分の脚と腕で登ることで達成感を感じることができます。ツアーがはじまる前は控えめな性格だった子が、終わった後に自信満々になり言動が変わったりするんですよ」

自分の力で木に登り、森林や川、山など大自然の景色を楽しめるツリーイング。山から吹くさわやかな風を感じながら、四季折々の自然を感じることを想像するだけでワクワクしますね!

森林浴をしながらマイナスイオンをたっぷり浴びて、リフレッシュ、リラックスしてみませんか?約10mの高さの木を自分の力で登った達成感と、木の上から見える大自然の壮大な風景にリフレッシュすること、まちがいなしです!
※記事内の料金はすべて税込です

写真:冨田寿一郎
重野友紀

重野友紀

カメラマン、編集者、ライター。出版社兼編集プロダクションの株式会社デコに所属。『TURNS』(第一プログレス)の編集などに携わる。海外ボランティアなどの経験で、未開の地で暮らす人びとの自由さを学んで以来、組織に縛られない生き方に憧れている。旅と写真が好き。

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