関東最大級!約5万株が咲き誇る「たんばらラベンダーパーク」

2017.07.25 更新

「ラベンダー」といえば、北海道・富良野を連想する人も多いでしょうが、じつは関東にも、丘一面に咲くラベンダーを見られるスポットがあるんです。本当は秘密にしておきたいラベンダーの隠れた名所、群馬県の「たんばらラベンダーパーク」をご紹介します。

(写真提供:たんばらラベンダーパーク)

高原の涼やかな風を感じながら、100種類以上の草花を観賞

たんばらラベンダーパークがあるのは、群馬県沼田市の玉原(たんばら)高原。東京からは車で約2時間半とアクセス良好で、関越自動車道・沼田IC下車後、県道を利用して約30分で到着します。毎年7月中旬~8月中旬は、JRの沼田駅と上毛高原駅から直行のバスも運行しています(片道:大人1,030円、小人520円)。
▲玄関口の「リゾートセンター」。かわいらしい鉢植えが並ぶ

園内に足を踏み入れると、そこには一面に広がる紫色の絨毯が……と思いきや、まず目をうばわれるのは、黄や赤などの色鮮やかな花々。じつは、たんばらラベンダーパークでは、ラベンダー以外にも、アナベル、ベルガモット、マリーゴールド、ナデシコなどなど、100種類以上の草花を観賞することができるんです。
▲「彩(いろどり)の丘」に咲いた花々が最初に出迎えてくれる[例年7月中旬~9月中旬頃](写真提供:たんばらラベンダーパーク)
▲みごとに咲いたひまわり。なんだか元気が湧いてくる[例年8月中旬~9月上旬頃](写真提供:たんばらラベンダーパーク)
▲代表的な高山植物のニッコウキスゲも[例年6月下旬~7月中旬]

パークがあるのは、標高約1,300m地点。冬に「たんばらスキーパーク」として運営しているゲレンデを、夏のあいだ、ラベンダーパークとして営業しているのです。夏季もリフトが運行しており(有料、毎年7月上旬~8月下旬)、眼下に色とりどりの花を眺めながら空中散歩を楽しむことができます。

もちろん遊歩道も整備されているので、丘を登りながらゆっくり観賞することもできます。

世界的庭園デザイナーが手がけたフォトスポットで、思い出の一枚を

「彩の丘」を抜けて中腹あたりまで遊歩道を登っていくと、なにやら巨大な人影が。
▲鉢植えでできた巨人!いまにも動き出しそう

正体は、庭園デザイナー・石原和幸さんがプロデュースしたテラコッタドール。アニメに登場するキャラクターみたいですね。きっと心優しくて力持ちに違いない。そして肩には小鳥がとまるはず。

石原さんは「英国チェルシーフラワーショー」で複数年にわたって金メダルを受賞しつづけている、世界的な庭園デザイナーです。ちなみに、テラコッタとはイタリア語で「焼いた土」という意味。

もうひとつ、石原さんがプロデュースしたスポットがこちら。
▲「アニマルトピアリーガーデン」

サイ、ウマ、ヒツジなど、苔でつくられた動物たちが、気持ちよさそうに高原の風にあたっています。う~ん、フォトジェニック!
▲キリンの親子は斑点模様までリアルに再現されている
▲木蔭のベンチで涼むのも気持ちよさそう

緑の動物たちに別れを告げると、ついに現れました、紫色のカーペット!
▲紫一色!丘の上までずーっと続いている(写真提供:たんばらラベンダーパーク)

5万株のラベンダーが咲き誇る景色には、ただただ、ため息がもれるばかり。まさに、絶景。ほのかに漂う甘い香りも、高原を吹き抜ける風も、五感で感じるすべてが心地よく、つい時間が過ぎるのを忘れて見入ってしまいます。

ラベンダーは、チューリップや水仙といった1年ごとに枯れてしまう草花とは異なり、半木本性(はんもくほんせい)植物という低木に分類され、数年にわたって花を咲かせます。たんばらラベンダーパークには、植樹から20年近く経つ古株も。冬のあいだは、厚く積もった雪の下で、じっと季節が移り変わるのを待っているそうです。

ここに植えられているラベンダーは、おもに3品種。早咲きの「こいむらさき」、中咲きの「おかむらさき」、遅咲きの「グロッソ」。開花時期が異なるので、例年7月中旬~8月下旬まで満開のラベンダーを観賞することができます。
▲こいむらさきは、7月中旬~8月上旬が見ごろ(写真提供:たんばらラベンダーパーク)
▲標高1,350m地点には展望台が。絶好のビュースポット(写真提供:たんばらラベンダーパーク)

パーク内は、思わずシャッターを切りたくなってしまう景色の連続です。JCBギフト券1万円分やオリジナルグッズがあたるフォトコンテスト(2017年9月3日応募締切)も開催されているので、お気に入りの一枚をスマホやカメラに収めて、応募してみてはいかが?

地元食材をつかったグルメ&多彩なアトラクションに子どもも大喜び!

お腹がすいたら、園内中央にある「Tambara Kitchen」へ。ここでぜひ食べてみてほしいのが、1日限定20食の「たんばらキングバーガー」。
▲衝撃のサイズ!高さは20cm以上(写真提供:たんばらラベンダーパーク)

厚めのバンズのあいだには、ベーコン、チーズ、トマト、レタス、パテ3枚、コロッケが豪快に挟み込まれています。香ばしいパテは、やや固めで噛むほどに肉汁がジュワ~。野菜もたっぷり入っていて、タルタルソースとよくあいます。価格は1,800円とハンバーガーとしては少々お高いですが、3~4人で切り分けて食べても充分満足できるボリュームです。

もうひとつ、おすすめのハンバーガーがこちら。
▲「えだまメンチバーガー」900円(写真提供:たんばらラベンダーパーク)

沼田市は枝豆の産地として知られ、その名産品をつかった新名物として誕生したのが「えだまメンチ」。メンチカツのなかに沼田産の枝豆がコロコロと入っています。えだまメンチバーガーは、そのメンチカツを、キュウリやトマトなどの野菜とともにサンドしたヘルシーな一品。女性からも好評です。
▲上州牛と上州麦豚を使用したピザなど、本格的な石窯で焼き上げる「窯焼きピザ」1,100円~も人気。とろ~りととろけるチーズが絶品!(写真提供:たんばらラベンダーパーク)

さらにパークの玄関口にあたる「リゾートセンター」内のレストランでは、より本格的なメニューも味わえます。
▲牛“タン”と豚“バラ”を盛り合わせた「たんばら定食」1,500円。群馬の銘柄豚「上州麦豚」の豚バラがジューシーで美味(写真提供:たんばらラベンダーパーク)
そして、来園者の2人に1人が食べるという大人気のスイーツが、「ラベンダーソフト」400円。ラベンダーから抽出した成分が練りこまれていて、頬張ると、ふわっといい香りが口のなかに広がります。
▲ほどよい甘さの「ラベンダーソフト(右)」(写真提供:たんばらラベンダーパーク)

写真左は、ワンランク上のプレミアムソフトクリーム「クレミア」550円。ラベンダーのパウダーが振りかけられています。なめらかな口どけでおいしい。
▲「ラベンダーシェイク」500円も園内散策のお供にぴったり

園内は子どもが喜ぶアトラクションも充実しています。
▲「たんばランド」ではトランポリンやプールが無料で利用できる(写真提供:たんばらラベンダーパーク)
▲レンタル無料のそりを借りて、芝そり遊びも(写真提供:たんばらラベンダーパーク)
▲愛犬が喜ぶドッグランも無料で利用できる(写真提供:たんばらラベンダーパーク)
▲2017年7月15日~8月13日は、全長約200mの「ウォータースライダー」(1回300円)も登場!(写真提供:たんばらラベンダーパーク)

お土産の種類も豊富。人気はオリジナルのボディケア用品

旅のしめくくりには、やっぱり思い出に残る一品を手に入れたいものですよね。お土産コーナーには、焼き菓子をはじめ、アロマグッズ、石鹸、柔軟剤など、ラベンダーを使用したさまざまなオリジナルグッズが並んでいます。
なかでも女性を中心に人気なのが、ボディジェルや洗顔料などのボディケア用品。プレゼントにも喜ばれそうです。
▲ラベンダーオイル、ボディジェル、フェイススクラブなど、女性向けのお土産が充実
▲オリジナルキャラクター「森のふくろう」のグッズも並ぶ
▲毎年7月中旬~8月下旬頃には、ラベンダーオイルの抽出実演も見学できる(写真提供:たんばらラベンダーパーク)

開園期間中には、ラベンダーの摘み取り体験(8月上旬~中旬、1日先着20名、1回500円)をはじめ、オリジナルストラップやスタンプアートの制作体験(2017年は7月15日~8月27日。ただし、7月22日・23日、8月6日~10日は除く)、アーティストによるコンサートなど多彩なイベントも開催される予定です。
きっと夏のよい思い出になるはず。ラベンダーの爽やかな香りと高原の涼やかな風を感じに、たんばらラベンダーパークを訪れてみませんか?

※記事内の料金・価格はすべて税込です

写真:河野豊
相澤良晃

相澤良晃

編集者、ライター。出版・編集プロダクションデコ所属。地方生活を勧める雑誌や医療系情報誌の編集などを行う。趣味は将棋、フットサル。これまで編集を担当した本に『腎臓病の食事療法とかんたん献立』(池田書店)、『新しい自然免疫学』(技術評論社)、『新幹線を走らせた男 国鉄総裁十河信二物語』などがある。

※本記事の情報は取材時点のものであり、情報の正確性を保証するものではございません。最新の情報は直接取材先へお問い合わせください。
また、本記事に記載されている写真や本文の無断転載・無断使用を禁止いたします。

こちらもおすすめ

もっと見る
PAGE TOP