大粒ブルーベリーが時間無制限で食べ放題!都心から約1時間の千葉でおすすめブルーベリー狩り

2017.07.16

ジャムやマフィンなど、お菓子作りに人気のブルーベリーは夏が旬。時間を気にせず納得いくまで、採れたての旬の美味しさを堪能することができると聞いて、千葉県八街(やちまた)市にある「真行寺ブルーベリー園」へ行ってきました。簡単で美味しいオススメのレシピもご紹介します。

「真行寺ブルーベリー園」なら3カ月間も収穫体験できる

東京から車でおよそ1時間で到着できる絶好の立地にある「真行寺ブルーベリー園」。広々とした園内には30種類、1,500本のブルーベリーの木が植えられています。酒々井ICを降りアウトレット方面へ、そこからおよそ10分で到着します。
▲着いた途端に、甘酸っぱい香り。期待感と食欲をそそります
一般的に関東のブルーベリーの収穫は7月~8月の2カ月間といわれています。
しかし、真行寺ブルーベリー園では30種という多くの品種を育てているため、6月初めから9月中旬の長い期間ブルーベリー狩りが体験できるのです。
▲広い空の下、木々の緑が目にも鮮やか

いざ!収穫体験へ

園に着いたら、まずは受付へ。
ここ真行寺ブルーベリー園のブルーベリー狩り体験は時間無制限で食べ放題!採れたての味をゆっくりと味わえます。
料金は、開園から7月9日まで大人1,500円、小人1,000円。7月10日から9月中旬までが大人1,000円、小人800円となります。(すべて税込)

受付で支払いが済んだら、持ち帰りの摘み取り用のバケツを借りて、あとは自由に散策しながらブルーベリーの食べ比べができます。
園内は2品種ごとに、交互に整然と列になってブルーベリーの木が植えられています。この2品種もそれぞれ木の高さを変えて剪定されていて、品種の違いがより分かりやすい工夫がされています。
▲気に入った味のブルーベリーを探すのも楽しみのひとつ

ちなみに、ブルーベリーは露地栽培のため、日よけ対策に帽子や日焼け止め、そして冷たい飲み物などを準備しておくことをおすすめします。

こちらで収穫体験できる品種から、おすすめをご紹介します。
▲甘~い「オニール」。甘みが強く、実も大きくたくさんなります(6月上旬〜末頃)
▲味の王様「ビッグスパータン」。誰が食べても美味しいと評判の王道の味。この園でのメイン種の一つ(6月上旬〜末頃)
▲世界で一番大きい品種「チャンドラー」。500円玉を超えるサイズにまで成長するんだとか(6月〜7月上旬頃)
▲「エリザベス」。様々な品種を食べ尽くしている園主のおすすめ。ブルーベリーらしさがわかる濃厚な味と香りが特徴(6月〜7月上旬頃)
▲鈴なりで頬張れる「ブライトウェル」。夏真っ盛りの時期に収穫できる品種。実も大きめで、一房にたくさんなります。まだまだこれから大きくなって色付いていくそう(7月中旬〜8月上旬頃)
▲オレンジ色の「ラズベリー」。ブルーベリーだけでなく、変わった品種の果実も食べられます。鼻に抜ける独特の香りがたまりません(6月中旬〜7月上旬頃)
▲驚きの大きさの「巨大ブラックベリー」。これを目当てに来る方もいるのだとか。酸味が爽やか(6月下旬〜7月中旬頃)

この他にも、大粒が驚きの「ビックバルドウィン」、香りがいい「パウダーブルー」など9月中旬まで様々な品種が楽しめます。

美味しいブルーベリーの見分け方!知っておくべき3つのポイント

ブルーベリーは切った枝を土に植えても育つそうですが、1年で膝上ほどに成長します。2年目は養生させて、3年目から収穫ができるようになり、6年ほどかけて成熟した立派な木になるそうです。

また、1房に白い花がおおよそ10輪ほど下に向いて咲き、受粉が終わると花が上向きになり、8粒ほどの実がなるんだそうです。そのうちの1粒のみが先に肥大化して熟していき、残りは実が一斉に色づくのではなく、ポツポツとそれぞれの粒が段々に色づいていきます。
▲「ここまでくるとシーズンが始まると分かって、見ているだけで幸せな気持ちになる」と園主

天気や気候などにもよりますが、日によってそれぞれの実の熟す速度が全く違うのだとか。
▲一本の木にも色彩があって、見ているだけでも癒されます

美味しいブルーベリーは「赤い実が黒くなってから2、3日が一番食べごろ」と園主に教えていただきましたが、その場で簡単に分かる方法もお聞きしました。

ブルーベリー狩りで簡単に美味しさを見分ける方法
1、より色が黒っぽいもの
2、見える側だけでなく後ろ側も(全体が)黒くなっているもの
3、木が元気だと感じるもの
基本的には色づきで熟し加減を判断するのですが、同じような色づきでも、それぞれ味が少しずつ違いました。

甘さだけならば、熟れて木から落ちる直前のものが1番だそうですが、「甘味と酸味のバランスがブルーベリーの醍醐味、自分のお気に入りの味を見つけて欲しい」とのこと。前後左右で違う品種を植える工夫がされているため、様々な方法で食べ比べができます。
ちなみに、ブルーベリーの皮についている白っぽい粉、何だかわかりますか?
ブルームと呼ばれる、この白い粉は美味しさの証。
皮が薄いために熟すと自然に出てきて、保護膜の役割をしています。拭き取ったり水洗いせずに、そのまま冷蔵庫に入れておけば10日ほど長持ちするそうですよ。

「自分が食べたいと思えるものを」とこだわりを持った園主の作るブルーベリー

真行寺ブルーベリー園では、子どもや大人、それぞれが収穫しやすいようにと、1本の木にも工夫をして剪定しています。枝の弱いブルーベリーのために風を除ける垣根を作ったり、木の育ちや美味しさを左右するという一番難しい水やりも調整して行えるようにスプリンクラーを製作するなど、すべてを試行錯誤しつつ、出来る限り手作りを楽しみながら農園を営んでいます。
▲広々とした園内ですが、あちらこちらに園主の工夫が見受けられます。何もないところから園を始め、手作りを楽しんでいるそうです

ブルーベリーには自家受粉(同じ木に由来する花粉からの受粉)できる種もありますが、真行寺ブルーベリー園ではなるべく他家受粉といって、虫などから他の木の花粉を運んできてもらい受粉をさせることで、より美味しい実をたくさん実らせるようにしているのだそうです。

他家受粉の媒介となる虫や鳥に来てもらうために、また、せっかく実った美味しいブルーベリーをそのまま口に頬張ってもらうために、農薬や殺虫剤は使用せずに栽培をしています。
▲自由に散策できる園内はまるで植物園のよう。鳥や虫も遊びにやってきます。これも美味しいブルーベリーになる秘密ですね

八街だからこそ、の風土条件を活かして希少品種も栽培!

八街の特産物といえばピーナッツ。真行寺ブルーベリー園では、このピーナッツの殻を堆肥に利用することで、ブルーベリー栽培のエコ農法に活かしていることも特徴です。
ブルーベリーの根は、土の浅い場所で細くヒゲのような形状をしていて、とても弱いのだそうです。この根を太陽から守るため、また足元のクッションとして、さらに地産名物のゴミの再利用として、ピーナッツの殻を大いに役立てています。

ブルーベリーは主に、関東で栽培されるラビットアイ系、長野や寒冷地で栽培される北部ハイブッシュ系、九州地方など温暖な地域で栽培される南部ハイブッシュ系に大きく分けられます。
▲北部ハイブッシュ系のビックスパータン。ブルーベリーはほとんどが落葉樹で、秋には紅葉して、また別の美しさを見せてくれるそう

真行寺ブルーベリー園では、年間の気温差が大きいこの八街の気候を活かし、また創意工夫して育成することで、この3系統を栽培することができています。
3系統30品種、1,500本を育てているため、関東ではほとんど見かけることのない、希少な品種を食べ比べることができるのも大きな魅力です。また、さらに新しい品種の試験的栽培のチャレンジにも意欲的に取り組んでいるそうです。
▲「人生は楽しまないと!」手を掛けたり、工夫を凝らすことに積極的な園主の真行寺さん。人とのつながりや自然を大切にされる素敵な方です

美味しさをお持ち帰り!

自宅でも食べたいと思っている方は、園で摘み取ったブルーベリーをお土産として持って帰ることもできます(7月9日まで400円/100g、7月10日から300円/100g※ともに税込)。
食べ比べてみて気に入った味の品種を収穫して持ち帰れるのは、ここでの収穫体験ならでは。
▲こんなにたくさん採った子ども達も!ゆっくり食べて、残りはお土産にするそう

ほかにも、ジャムに向いたハイブッシュ系の品種から作る手作りジャムや、一番美味しい状態の粒を収穫して詰め合せたパックを購入することもできます。また、園内で栽培している品種の苗木も販売されているので、気に入った味のブルーベリーを育てることもできますよ。
▲希少品種の苗も販売されています。1ポット1,000円(税込)から

今回は詰合せパックと手作りジャム、自分で摘み取りしたオニールとビックスパータンをお土産として購入しました。
▲手作りジャム1瓶800円、詰合せパック(250g)1,000円※ともに税込
初めてのブルーベリー狩り体験でしたが、意外にも、生の果実としてブルーベリーをあまり食べたことがなかったことを気付かされました。
ブドウにも似た、果実としての大粒ブルーベリーの食感は驚きでした。
たくさんの品種を時間を気にしないで食べ比べでき、それぞれの甘味と酸味のバランスをじっくりと味わえて楽しかったです。

お家カフェ、いかがですか♪

素材の良さ、美味しさがわかったブルーベリーの収穫体験。
広々とした園を思い出しながら、ブルーベリーを使ったお菓子作りやカフェタイムをお家でも楽しんでみませんか?
購入したジャムやブルーベリーを使ってのお菓子作りも楽しい時間です。園のスタッフにすすめていただいた「スムージー」も作ってみました。
▲フレッシュな果肉感を楽しめるブルーベリーチーズタルト(ビックスパータンと手作りジャム使用)、甘さを楽しむブルーベリーとクリームチーズのマフィン(オニール使用)
▲スタッフおすすめのスムージー(詰合せパックを使用)は冷凍した実に、牛乳を入れてミキサーにかけるだけ。ハチミツを入れるとさらに美味しさが増します。牛乳を豆乳やアーモンドミルクに変えて作るのも、ヘルシーで美容にも良さそう
▲漬けて待つだけ、ブルーベリー酢やブルーベリー酒なども簡単でおすすめとのこと。こちらは見せていただいたブラックベリー酒。炭酸で割ったら美味しそう

摘んだ時が旬、の果実としてのブルーベリー狩りは果肉を感じる食感や味の違い、品種の多さにも驚きがあり、食べ比べの醍醐味を満喫できました。
園主の人柄にもホッとする、広々とした「真行寺ブルーベリー園」で夏を感じるブルーベリー狩りを、舌でも目でも楽しみに行ってみてはいかがでしょうか?
鹿島カナ

鹿島カナ

2年ほどバックパックでオセアニア地域を周った経験から、旅をするように生活することに強い憧れが。車の運転やキャンプも好きで、四国、九州・沖縄、東北など各地の特産物や工芸、美味しいものを探求。タイ古式マッサージセラピストでもあり、カラダの事や食養生などにも興味津々。 今の楽しみは着物を着ること。手仕事、自然、音楽が好き。(制作会社CLINK:クリンク)

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