千葉で人気の乗馬クラブで初めての外乗体験!田園風景の中をのんびり散歩♪

2017.06.06

緑あふれる田園風景の中、初めて乗馬をする人でも外乗(がいじょう)体験を楽しむことができると聞いて、日本有数の馬の産地である千葉県の「千葉ライディングパーク」へ向かいました。ここでは、スタッフが馬の横についてサポートしてくれるので初心者でも安心して乗馬が楽しめます。さっそく友人と2人で馬に乗ってのんびり散歩に出かけてみました。

目的に合わせた幅広い指導が魅力。
自然も満喫できる「千葉ライディングパーク」

都心から車で約1時間とは思えないような自然に囲まれた千葉県千葉市に「千葉ライディングパーク」があります。「千葉ライディングパーク」は、初めて馬に乗る人から馬術競技をしている人まで、それぞれの乗馬スタイルに合わせて幅広い指導を行っている乗馬クラブです。
▲1991(平成3)年創設の千葉ライディングパーク。入口の大きな看板が目印

2017年4月現在、馬は32頭、その他にも犬、猫、ウサギなど様々な動物が広い敷地で暮らしています。ここでは、馬と密にコミュニケーションやスキンシップを取りながら乗馬を楽しめることに加え、初心者でも施設を出て近所を馬に乗って乗馬体験(外乗)ができるということで人気があります。
▲厩舎や馬場、パドック、奥には練習馬場や障害馬場があります
▲サラブレッドやポニーなど、たくさんの馬がいます

今回は「外乗レギュラーコース」(平日7,560円、土日祝8,640円※1名参加の場合は+1,500円)という、施設の外へ約40分間の散歩に行ける一番人気のコースを体験してきました。
※ヘルメット、ボディプロテクター、チャップス3点の道具レンタル料(1,080円)と保険料(200円)が別途必要になります。すべて税込。

乗馬の前に大切なのは、装備と馬とのコミュニケーション

▲ボディプロテクターを着けて、ヘルメットを装着

受付で申込書に記入したら、まずは体型に合わせて装具を選びます。ヘルメットはしっかりと頭のサイズに合わせてズレないように調整し、上半身にはボディプロテクターを着けて、万が一の落馬に備えて背骨を守ります。足元はブーツを持っていなくても、履きなれたスニーカーに膝下をグルッと覆うチャップスというものを巻けばOK。
今回、お世話になるロイド君とアンリ君、リンク君の3頭にご挨拶。3頭ともお昼ご飯を食べた後だったので、ちょっと眠そう。まずは、体を撫でてファーストコミュニケーションをとってみました。毛並みが滑らかで、つるつる!おとなしくて優しい目や表情をしています。
▲「蹄洗場(ていせんば)」からロイド君とアンリ君を移動します

個体差はありますが、メスの馬よりも気性が穏やかな「セン」と呼ばれる去勢済みのオスの馬の方が乗りやすいそうです。ちなみに「千葉ライディングパーク」の馬たちは、メスは数頭のみで、残りはすべて「セン」。サラブレッドは体重75kg程度まで、ポニーは100kg程度まで乗せることができます。

乗馬体験スタート!まずは施設内で練習

▲鐙(あぶみ)に左足を掛けて、勢いよく右足をまわして鞍に跨ります

乗せてもらうアンリ君の眠そうな顔を撫でながら「今日はよろしくね」と声をかけたら、さっそく背中に乗せてもらいます。踏み台を使って、鐙という足を掛ける場所に左足を掛けたら、手綱を持って、いっきに右足をまわして鞍(くら)に跨ります。
▲外乗に出る前にオプションプランを利用して「丸馬場」で練習しました。左が筆者とアンリ君

うわぁ!目線が高くなって気分爽快!想像していたよりも馬の背中は高い位置にあって、遠くまでしっかりと見渡せます。

通常は手綱の握り方や止まり方などの簡単なレクチャーを1分程受けて、すぐに外乗に出かけますが、いきなり外乗に出るのが不安な方のために、オプションプラン(1,500円/税込)が用意されています。このオプションプランでは、外乗に出る前に「丸馬場」という円形に柵が設置された場所で練習ができます。筆者は馬に触れるのも初めてだったので、オプションプランをお願いしました。
▲しっかりとレクチャーしてくれます

友人が乗ったロイド君は先頭を歩くのが得意ということで、筆者は後方を歩くことになりました。
まずは、場内で馬への乗降の仕方、歩き方、止まり方、曲がり方、前の馬との距離感のとり方などをレクチャーしてもらいます。手綱の握り方、歩みが遅くなってきたときのせかし方など、細かく丁寧に教えてもらえました。
▲近づきすぎず、離れすぎず。距離感を保つのが難しい

いざやってみると、ちょっと気を抜くとすぐわかるのか、まっすぐ歩いてもらえません。思い通りに歩いてもらうのが、とても難しいです。乗る人の手綱の操作が多いと、馬がどう動いたらいいか混乱してしまうそうなので、細心の注意を払いながら手綱を持ちます。
▲手綱を左右同じ長さで持ちます

腕がゆったりとするように両方の手綱を同じ長さで持ち、後ろを歩く人は、前を歩く人の頭のあたりを見ながら進むのがコツだそうです。前とちょっと距離が開いてしまったら、膝下だけを動かして馬の胴体を踵で蹴ると、スピードが上がります。

いよいよ外乗に出発!のどかな田園風景を堪能

▲「ついてきて!」とアイドル犬ウメちゃんが先頭を歩きます

慣れてきたら、筆者は外乗が得意なリンク君に乗り換え、田舎道の散歩へ出発!ここからは、施設のアイドル犬ウメちゃんも同行。「ついてきて!」というかのように、私たちを先導していつもの散歩道へ誘導してくれます。外乗の時には、ウメちゃんが毎回ついてきてくれるので、楽しい散歩になると人気だそう。
▲馬は軽車両にあたるので、交通ルールはしっかり守ります

まずは舗装された道路を歩いて田舎道を目指します。馬も軽車両なので、車と同様に交通ルールを守って左側を歩きます。行き交う車も、馬に気遣いながらスピードを落として通過してくれました。
▲舗装された道路から左折すると、カエルの鳴き声が響く田舎道へ
▲菜の花の咲く川沿いを一列に並んで歩いていきます

緊張がほぐれてくると、馬が歩く振動でだんだんお尻が痛くなってきました。ベターッと座っていて重心を後ろに置きすぎているので、骨盤を少し斜め前に傾ける感じで、膝と太ももにも体重を分散させて、とアドバイスをいただきました。お尻を浮かす感じで、お尻の穴にキュッと力を入れると疲れにくいそうです。
▲田植え前の田んぼの間を進みます

田園風景が広がり、春には水面に空が綺麗に映り、GWには田植えの風景が楽しめ、夏にはすくすくと育つ稲の中を、秋には黄金色になった稲に囲まれながら、パッカパッカと軽快に歩いていきます。夏の風景が、特に爽やかでおすすめだそうです。
▲農業用トラクターが通り過ぎるのを待ちます

私たちが近くを通るときには農作業中の農家の方も手を振ってくださり、私たちも手を振り返しながら、ほのぼの散歩が楽しめます。田んぼの間を農業用トラクターが走ってきたら通り過ぎるのを待ちます。
▲木々が生い茂る森の中、願い事をしながら神社の前を通りすぎます

馬も人と同じように、マメな指示がないとサボるそうで、前との距離がちょっとだけあいたり、よそ見をしたり、道路脇に生えている草を食べたりします。そんなひとつひとつの仕草に親近感も湧いてきます。
▲約40分の散歩を終えて帰ってきました

あっという間の40分。馬は大きいのでちょっと怖いな、って最初に思っていたのが戻ってくる頃にはウソのように、近寄るのも躊躇なくなり、愛おしい気持ちでいっぱいに!
乗馬は、背中や内股、お尻など、普段あまり使わない筋肉をフル活動させた全身運動なので、体幹も鍛えられるのでダイエットにも良さそうです。

背中に乗せてもらったお礼はたっぷりと

▲今日はありがとう!

最後に、背中に乗せてくれたロイド君たちにバケツ1杯のお水にご飯を混ぜたものを飲ませてあげて、体をブラッシング。全身を丁寧にブラッシングしてあげると、とても気持ちよさそうにしていました。しっかりブラッシングしてあげないと汚れなどで皮膚呼吸ができず病気になってしまうこともあるので、ここはしっかり念入りに。
▲馬のバケツ1杯は、人間でいうとコップ1杯分くらいの感覚だそう

借りていた道具を返却したら、これで外乗体験は終了。
初めての乗馬はとても緊張しましたが、徐々に慣れて普段とは違う高い目線からの景色を楽しめました。風が心地よく吹き、鳥のさえずりが響く中、ほのぼのとした癒しの時間を過ごすことができたのも貴重な体験。馬たちにうまく指示が伝わらず、「ブルルーッ」とため息をつかれても、いうことを聞いてもらえなくても、ひとつひとつの仕草がかわいく感じられ、笑いがもれる楽しい時間がすごせました。

練習風景を眺めながらゆっくり過ごせます

▲観覧席では、皆さんの練習を見ながらくつろぐこともできます
▲スタッフの方は障害物の練習中。高い柵を軽快にジャンプ!

「千葉ライディングパーク」のガーデンは、春には桜が咲いてお花見ができたり、四季折々の風景を楽しむことができるのも魅力です。観覧席の目の前の馬場では、スタッフの方たちが練習している風景も見ることができました。ここではレッスン前後にゆっくり過ごすことができ、レッスンをしない方でも利用できます。
▲今日担当してくださった郷原千尋(ごうはらちひろ)さん。3歳から馬に乗っているそうです

レッスン終了後、郷原さんに乗馬クラブが設立されたきっかけをお伺いしました。「乗馬はなかなか一般の方だと気軽に体験するチャンスがないスポーツのひとつですが、千葉ライディングパークでは、そのハードルを下げてどんな方にもチャレンジしてもらえるように、という思いを込めて父が設立しました」(郷原さん)。施設内のほとんどの建物や設備は手作りで、イチから作ったと聞いてびっくり!
▲小学生からひとりで外乗体験ができます

「千葉ライディングパーク」では、小学生からひとりで馬に乗って外乗体験ができるので、ご家族でいらっしゃる方も多いそうです。馬に触れるのが初めてでも、スタッフの方が横について細かく教えてくれるので、安心して乗馬が楽しめます。日本有数の馬の産地である千葉で、乗馬を楽しんでみてはいかがでしょうか。

この施設で体験できる他のプラン

岸 久美子

岸 久美子

東京在住フリーライター。好きなことは海・山・ビールにワイン、たまにスポーツ観戦。気になる場所には行ってみないと気がすまない性分で、ちょっと暇ができると旅に出るフットワークの軽さがウリ。知らない文化に触れ刺激を受け、一緒に暮らすウサギに癒される日々。(制作会社CLINK:クリンク)

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