稲毛海岸でガチSUPに挑戦!海が穏やかだから初心者もすぐ上達

2017.06.16

都心から約1時間、東京湾沿岸に位置する千葉県稲毛海岸「検見川の浜」で、人気のマリンスポーツ「スタンドアップパドルボード」に挑戦してきました。実は、楽しみながら体を鍛えたい人におすすめのSUP。おしゃれなイメージがありますが、スピードや持久力、テクニックなどを競う国際大会も多数開催されている本格的なマリンスポーツだったのです。

誰でも気軽に挑戦できるスタンドアップパドルボード

誰でも気軽に挑戦できると評判のスタンドアップパドルボード、通称「SUP(サップ)」は、ハワイ発祥といわれているマリンスポーツ。サーフボードよりも大きめの板に乗って、カヌーのようにパドルを漕いで海上散歩を楽しみます。

小さい子供なら一緒に1枚のボードに乗って、小学生高学年ならば1人でも乗れるようになるので、家族みんなで気軽に楽しむことができるのも人気の要因とも言われています。慣れてくると、SUPでツーリングや釣りを楽しんだり、ボードの上でヨガをしたりと、それぞれの目的に合わせて楽しむことができます。

さらに、漕ぐだけで体幹が鍛えられる全身運動だと聞いて、日々の運動不足が気になる筆者は、SUP体験をするために友人と稲毛海岸にやってきました。
▲マリンスポーツにおすすめの稲毛海岸「検見川の浜」

この稲毛海岸「検見川の浜」では海水浴が禁止されているため海水浴客がおらず、SUPだけでなく、ウインドサーフィンやカイトボード、釣りなど、思う存分マリンスポーツを堪能することができます。
▲ボードとパドルはSUPボードメーカー「FANATIC」のものを使用

今回は、世界的にも有名なSUPボードメーカー「FANATIC」の直営で、誰でも気軽にマリンスポーツを楽しめる「倶楽部FANATIC」へ。

ここは、理想のスタイルを目指してトレーニングとして続けたい方や、将来的にレースに出場したい方も、楽しさを最優先にしたい方も、どんな目的にも対応できる柔軟なレッスン内容と丁寧な指導が魅力。さらに、メーカー直営なので、最新の道具を使ってSUPのレッスンを受けることができます。
▲集合場所は「稲毛ヨットハーバー」の駐車場。目印は「FANATIC」と車体に大きく書かれたバン(車の場合、駐車場利用料は税込500円/1日)

持参するのは、水着・ビーチサンダル・タオル・飲み物・日焼け止めなど、海水浴に行く時と同じ荷物で気軽に参加できます。日差しが強い日には、特に日焼け対策を万全にしていくのをおすすめします。
▲天気は晴れ。風も強くなく、SUPにぴったりのコンディション

この日初めてSUPにチャレンジするので、基礎からしっかり教えてくれることで定評のある「倶楽部FANATIC」の初心者向けの体験レッスン(※初回限定/税込2,700円/約2時間/ボード・パドル・ウェットスーツ・ライフジャケット4点のレンタル料込)を受講することにしました。

びっくりすることに、初めてSUPを体験する人でも、約2時間のレッスンで、海上を自由に行き来できるようになるそうです。
▲まずは受付をして、体型に合うウェットスーツを受け取ります

ウェットスーツを受け取ったら、「稲毛ヨットハーバー」内の更衣室へ。清潔感のある更衣室には、ロッカー(税込100円)やシャワー(税込100円/3分)があるので、貴重品の管理や海水に濡れた後の心配もなく、安心して海に向かうことができます。ヨットハーバーの3階には海の見えるレストランがあるので、レッスン前後にランチを食べるのもおすすめなんだとか。

水着の上にウェットスーツを着たら準備万端、さっそく海へ向かいます。集合場所は浜辺にある「FANATIC」と書かれた赤い屋根のテント。目を引くカラーですぐにわかりました。
▲浜辺では身長に合わせてパドルの長さを調節します
▲準備万端!気合充分!

まずは陸上レッスン。
基礎をしっかり教えてもらいます

▲海に入る前に浜辺で陸上レッスン。この日のレッスンは、SUPA(日本スタンドアップパドルボード協会)公認インストラクターの川井雄次郎(かわいゆうじろう)代表が担当

ライフジャケットを着用したら、早速陸上レッスンがスタート。
約15分間のレッスンでは、道具の名前から始まり、パドルの持ち方や海上でボードに立つ方法、ボードに座った状態と立った状態での漕ぎ方、落水した時のボードへの上がり方など、細かく指導してもらえるので、初めてSUPを体験する私の不安も取り除いてくれました。

実際にボードの上でパドルを動かしながら、わからないことがあったら質問をして、海で漕ぐイメージを膨らませていきます。
▲パドルの使い方レッスン。気付かないうちに背筋を伸ばして練習していました

陸上は波の揺れがないので、立ち上がる練習は成功しましたが、パドルを左右に持ち替える時の手の位置や腕を伸ばして漕ぐ動きが難しく、ぎこちない動作を繰り返しながら、スムーズな動きになるまで練習しました。
陸上レッスンでイメージを掴んだら、落水した時にボードが体から離れていかないように、右足とボードをリーシュコードというもので繋ぎます。右足の外側にリーシュコードが出るように装着するのがベスト。

そして、海に出る準備が整った人からボードとパドルを持ち、浜辺を歩いて海へ向かいました。SUP用の大きなボードは見た目に反して女性が持って歩くにはちょっと重たくて、目の前にある海が少しの距離なのに遠く感じます。ようやく海に辿りつくと海水は思っていたよりも透明度があり、嫌な磯臭さもなく快適です。
▲スムーズにボードに立てるのか、緊張しながら海を目指して歩いていきます

いざ大海原へ!水平線に向かって漕ぎ出します

▲足の着く浅瀬から勢いよく漕ぎ出します

膝くらいの深さの浅瀬まで歩いて出ると、恐る恐るボードに乗ってみました。波に揺れるボードは不安定なので、まずはバランスをとるのに集中します。

それから「体力には自信あるから大丈夫!」と、意気揚々と大海原に向かって漕ぎ出したまでは良かったものの、立ち上がったところでグラグラ。とっさに下半身に力が入ります。座っているほうが安定感はありますが、立って漕いだ時の風を切って進む爽快感は抜群!波があるので前に進むのにコツがいるようで、踏ん張りながら全身を使って漕いでいきます。
▲ちょっと慣れてきて余裕の表情

SUPは初心者の人で時速3~5km、慣れている人で時速10km程度のスピードで進むことができますが、浜から沖に向かって風が吹いているときは、自分が考えているよりも速いスピードで沖に流されてしまうので、初心者の方は注意が必要とのこと。稲毛海岸は、午後よりも午前中の方が風の弱い日が多いので、初心者には適しているそうですよ。
▲まだ足がつく浅瀬で早速、ジャボンッと派手に落水

スタートして10分経ったか経たないか、という序盤にバランスを崩して落水。ボードに這い上がるのも一苦労な状態なのに、約2時間のレッスンでスイスイ漕げるようになる、って本当?と一挙に不安に…。
▲ボードに這い上がるのにも一苦労
▲モタモタしていると、川井インストラクターがサッと近づいてきてフォローしてくれます

経験者の方たちはどんどん好きな方向へ進んでいってしまいますが、川井インストラクターが全員に目を配って遅れている人や慣れていない人に近づいて、フォローしてくれるので、何度海に落ちても諦めずに沖へ進む気持ちが湧いてきます。
▲徐々に景色や周りを見る余裕が出てきました

30分もすると段々慣れてきて楽しく周りを眺めながら漕ぐ余裕が出てきました。とはいえ、「あのブイを目指して」といきなり言われると焦ったり、気を抜くと風に流されたり、波でバランスを崩したり、思ったところに進んでいかないもどかしさも。

時折聞こえてくる、川井インストラクターの細かいアドバイスに沿って漕いでいきます。沖の方からは、あちらこちらでジャボンッと誰かがどこかで落水する音が聞こえてきて、「私だけじゃない」と、ちょっと安心しました。

疲れたら沖でひと休み。波を体で感じます

▲沖に出てひと休み。波やうねりに任せてゆったり過ごせます。波がある日は、波酔いしないように注意

レッスンスタートから約1時間、あっちに行ったりこっちに行ったりしてなんとか沖に出たところで約15分のフリータイムに。たくさん漕いでちょっと疲れていたので、ゆっくりすることにした筆者は、ボードに腰かけて海に足を投げ出して休むことにしました。風が心地よく、波に揺られながら、時間を忘れてボーッと過ごすことができました。
▲海岸から見えるスカイツリー

天気が良い日には、沖に向かって右手側にはスカイツリーなどの東京の街並み、左手側には内房地域の工場地帯が綺麗に見渡せ、景色も楽しめます。フリータイムは、友達同士でスピードを競い合ったり、沖へどんどん進んだり、ボード上に寝転がってみたり、遠くに通る船を眺めたり、それぞれの楽しみ方を見つけることができます。
▲浜辺へ向かって戻っていきます

「そろそろ帰りますよー!」という号令で、浜辺へ向かって一斉に戻っていきます。海にいたのは1時間半程度ですが、気付けば海に出た時には考えられないくらい、自由に動くことができていてビックリ!

浜辺に上がるとその日のレッスン内容でわかりづらかったことを質問したり、さらに良くなるようなアドバイスがあったり、次に繋がる話をたくさん教えてもらえます。
▲スカッと気分爽快!

最後に更衣室で着替えたら、脱いだウェットスーツを返却してレッスン終了。今回、初めてSUPを体験してみて、海に落ちないように両足で踏ん張っていたのと、背中と腕を大きく動かしてパドルを漕いだために、普段使っていない筋肉を使ったようで体はクタクタ。でも、晴天の下マリンスポーツを楽しんだので、スカッと爽やかな気分で心がいっぱい!

東京湾内にあり波が穏やかなので、スキルアップや目的に合わせたレッスンにもおすすめ

▲慣れてきたらレース用の練習にも対応しています

体験レッスンを卒業した後は、スキルアップのための半日レッスンを数回重ねると、レース練習などそれぞれの目的に合わせたレッスンを希望することもできます。ほかにもショップのクラブメンバーになると(入会金 税込10,800円)、1カ月何度でも道具を借り放題のコース(税込5,400円~)など様々なプランが用意されていて、レッスンなしで自由に動きたい方におすすめです。
▲サングラスを外すと優しい笑顔の川井代表

SUPは海上散歩を楽しむだけで自然と体幹が鍛えられるので、フィットネス効果も期待できます。腹筋、太もも、背筋、二の腕等の女性が気になる箇所をすべて使った全身運動なので、ダイエットしたい人や本気で体を鍛えたい方にもぴったりのマリンスポーツです。最近では、女性ひとりで体験レッスンに参加する人も増えているそうです。

SUPは年齢や性別にこだわらずに誰でも気軽にチャレンジできるのが魅力。特に稲毛海岸「検見川の浜」は水が綺麗で波も穏やか、さらに海水浴客がいないマリンスポーツの練習に適した海岸なので、予定のない休日はご家族で千葉へ足を延ばしてみてはいかがでしょうか。
▲春と秋にはレッスン後、10分くらい掘っただけでアサリが獲れることも
岸 久美子

岸 久美子

東京在住フリーライター。好きなことは海・山・ビールにワイン、たまにスポーツ観戦。気になる場所には行ってみないと気がすまない性分で、ちょっと暇ができると旅に出るフットワークの軽さがウリ。知らない文化に触れ刺激を受け、一緒に暮らすウサギに癒される日々。(制作会社CLINK:クリンク)

※本記事の情報は取材時点のものであり、情報の正確性を保証するものではございません。最新の情報は直接取材先へお問い合わせください。
また、本記事に記載されている写真や本文の無断転載・無断使用を禁止いたします。

こちらもおすすめ

もっと見る
PAGE TOP