神秘の絶景スポットで恋愛成就!「エンジェルロード」でロマンティックを満喫

2017.11.18

小豆島の観光地の中でも人気の高い「エンジェルロード」。ロマンティックな名前の通り、天使が願いを叶えてくれるといわれている開運スポットなんです。引き潮のときだけ海の中から現れるというのも神秘的。瀬戸内海の穏やかな自然に抱かれながら、幸せを願いに出かけてみませんか。

引き潮の時にだけ現れる、“天使の散歩道”

エンジェルロードがある香川県の小豆島へは、高松港からフェリーで向かいます。幾つかある航路のうち、エンジェルロードにいちばん近いのは、土庄(とのしょう)港行き。だいたい1時間おきに運航しており、乗船時間は約1時間。約35分で着く高速艇も運航しています。
▲土庄港のシンボルであるオブジェ「太陽の贈り物」(作:チェ・ジョンファ)は、瀬戸内国際芸術祭2013に出展された作品

土庄港からエンジェルロードまでは、車で約5分。徒歩だと30分くらいかかるので、島内を走る「オリーブバス」を利用すると便利です。10分余り乗って、バス停「国際ホテル」で降りれば間近(税込150円)。車の場合は、「小豆島国際ホテル」の向かいにあるエンジェルロード公園に、無料駐車場があります。
▲エンジェルロード公園にある、トイレや売店も備えた観光案内所。小豆島のお土産も揃う

エンジェルロードは、小豆島と沖合の余島(よしま)をつなぐ道。潮の満ち引きによって、海の中から現れたり消えたりする砂の道で、引き潮のときは余島まで道が繋がり、歩いて渡ることができます。エンジェルロードの別名は、“天使の散歩道”。「大切な人と手をつないで渡ると、2人の間に天使が舞い降り、願いを叶えてくれる」というロマンティックな言い伝えがあるのです。

「2009年には、“恋人の聖地”にも認定され、さまざまなドラマや映画のロケ地にもなって、広く知られるようになりました」と語るのは、小豆島とのしょう観光協会の川下さん。今では、毎年20万人以上の観光客が訪れる人気スポットです。
▲観光案内所で販売している貝殻の絵馬720円。革製の「天使の御守」付きは780円(共に税込)

案内所では、貝殻の形をした可愛い絵馬が販売されています。これに願いを書き、展望台などにある絵馬掛所に吊すのだそう。記念になるものがほしいという多くのリクエストを受けて、「天使の御守」付きの絵馬も2017年夏から登場。羽根の形をしていて、2人で片方ずつ持っていられるのがカップルに好評です。

また、同時期に案内所前に登場したのが「天使のポスト」。羽根の生えた白い姿が、とてもキュートです。「エンジェルロードを訪れた記念に、大切な人にお便りを送ってみてはいかがでしょうか」と川下さん。
▲三重の羽根が可愛い!裏側には天使の絵も描かれている

案内所では、絵葉書や切手も販売しています。ここで投函すると、小豆島の風景が描かれた消印が押されるというのも魅力的ですね。
▲幻想的なエンジェルロードの絵葉書(各150円/税込)。必要な切手は、手前の定形外サイズ2枚は各82円、奥の通常サイズ2枚は各62円(共に税込)

「エンジェルロードは、道のでき始めと消える寸前が、いちばんキレイに見えますよ」と、川下さんがアドバイスしてくれました。
道が最大限に現れるのは干潮時刻ですが、その幅はかなり広いのだそう。道幅が細くなる、干潮時刻の3時間前後くらいが見頃のようです。

干潮は1日2回ですが、真夜中や早朝のこともあるので、事前に潮見表のチェックをお忘れなく!
▲観光案内所の入口にも、当日の道ができる時間帯と見頃予想が掲示されている

砂の道を渡って、小さな島へミニトリップ

この日は、道が消えていく様子をじっくり堪能しようと、干潮時刻から2時間後くらいにエンジェルロードに向かいました。案内所からは、道路を渡ればすぐです。
▲道路際に立てられている、石でできた案内板

視界が開けると、目の前に、余島と繋がったエンジェルロードが出現!爽やかな潮の香りが、鼻をくすぐります。確かに、幅がかなり広い時間帯だと、道というより砂浜のような雰囲気ですが、穏やかで気持ちのいい風景です。
▲エンジェルロードの奥に見える、中央の島が中余島

余島は中余島、小余島、大余島の総称で、いちばん手前が中余島です。さっそく、中余島に渡ってみました。
▲手をつないで渡っている、幸せオーラ満開のカップルも

砂浜の道を歩いていると、可愛らしい貝がらが、ちらほらと見つかりました。
中余島は、歩いてぐるりと一周することができます。ゴツゴツした岩場が多いので、歩きやすい靴がおすすめ。岸壁のダイナミックな地層がなかなかの迫力です。
▲中余島の切り立った崖。岸壁の上に登って絵馬を掛けるのは、危険なのでNG

島の反対側には、浸食で穴が空いた奇岩もありました。
▲自然の造形の不思議にびっくり

中余島の奥の小余島は、さらに石がゴロゴロしている地形のため、観光協会ではあまり上陸をおすすめしていないそう。さらに奥の大余島は、キャンプ施設利用者以外は入島はできません。
▲中余島側から小豆島側を振り返った風景。中央の白い建物は小豆島国際ホテル、右手に見えるのは弁天島

恋愛成就のお願いを可愛い絵馬に託して

「展望台からの眺めも素晴らしいので、ぜひ登ってみてくださいね」
川下さんからこうアドバイスされていたので、次は展望台へ。道をたどって戻り、浜辺にある弁天島へ向かいます。かつては海に浮かんでいましたが、現在は陸続きになっていて、この島のてっぺんが「約束の丘展望台」となっています。
▲弁天島の岸壁も迫力あり。頂上の展望台にいる人の姿が小さく見える

木々がこんもり茂る中を、石段を登って展望台へ。
▲展望台への階段。頂上までは数分で着く

階段を上りきって視界が開けると、チャペルを思わせる鐘のモニュメントが!さすが“恋人の聖地”。瀬戸内海を見晴らせて、ロマンティックな雰囲気満点です。ここで思いを込めて鐘を鳴らせば、本当に願い事が叶うかも。
▲海を見渡しながら鐘を鳴らすのは爽快!

そして、展望台の眼下には、エンジェルロードの絶景が広がっていました!緩やかなカーブを描く砂の道が中余島まで伸びている様子は、美しいの一言。干潮から2時間30分くらい経っていて、道幅が最初より狭まっているのがはっきり分かりました。
▲エンジェルロードはもちろん、空気が澄んだ日には、源平合戦で名高い高松市の屋島まで見渡せるそう

展望台には、絵馬を掛ける場所もあります。恋のお願いを始め、さまざまな願い事がたくさん掛けられていました。中には、中国語や韓国語のお願い事も。絵馬を掛ける場所は、展望台への階段の登り口近くにもあります。
▲ハート型の木製絵馬は、小豆島国際ホテルで販売されている。みんなのお願い事が叶いますように!

展望台の登り口よりさらに手前には、「蛭子(えびす)神社」の小さなお社があります。ここには恋みくじの自動販売機があり、おみくじを結ぶ場所ではハート型が作られていました!

潮が満ちるにつれて、消えゆく道も風情豊か

さらに時間が経って、干潮から3時間近く過ぎた頃でしょうか。道はかなり細くなってきました。
再び展望台に上ってしばらくすると、かなり潮が満ちてきて、道が途切れ途切れになってきました。道が消えゆく様を見ていると、自然の神秘を感じずにはいられません。
川下さんから、「道が消えた後に、海の中にうっすらと道が透けている様子もきれいですよ」と聞いていたので、もう少し粘ってみます。

干潮から3時間半を過ぎたころ、道は完全に海の中へと消えてしまいました。砂のベージュと、グリーンがかったブルーの海がグラデーションになって、本当にキレイです。
展望台から下りて、海のほうに向かってみました。波打ち際まで行くと、さっきまで地続きだった中余島は完全に独立した島になっています。

今回は干潮から満潮になる様子を堪能しましたが、満潮から干潮になる時間帯で、徐々に道ができていく様子も、また違った風情があることでしょう。
さらに、別のアングルから眺めるエンジェルロードも素敵です。バス停「国際ホテル前」のある国道436号線の海側からは、弁天島と中余島に挟まれたかたちのエンジェルロードを眺めることができます。
エンジェルロードでは、地形的に海に落ちる夕陽は望めないのですが、天気がよければ美しい朝日が見られます。
▲国道436号線をさらに西側に進むと、真横からエンジェルロードと朝日が望める。湾をぐるりと回り込み、東港から見るのもいいそう(写真提供:土庄町商工観光課)

時間によって移り変わる眺めを、ホテルステイで楽しむ

さまざまな表情を見せてくれるエンジェルロード。その移り変わりをじっくり楽しむなら、ホテル滞在もおすすめ。エンジェルロードの目の前という絶好のロケーションに立つのが、「小豆島国際ホテル」です。

多くの客室がエンジェルロードビューですが、とりわけワイドビューが望めるのは東本館和洋室。大きな窓から、額縁のように切り取られた景色を眺めることができます。
▲東本館和洋室からの絶景。2~8階まであり、写真は7階の客室

和洋室より少し西側になりますが、本館4階デザイナーズルームからの眺めも素敵です。
▲窓際にカウンターと椅子がしつらえられていて、のんびりくつろぎながら眺められる

さらに、温泉からも眺められるなんて、最高ではありませんか!「オリーブの湯」「浜風の湯」と2カ所ある温泉は、時間帯によって男女入替制となっていますが、「オリーブの湯」のほうの露天風呂から、エンジェルロードが展望できるんです。
▲「オリーブの湯」。女性の入浴時間は基本的に15:00~24:00。日によって変わることもある(写真提供:小豆島国際ホテル)

夜の光景が見られるのも、ホテル滞在ならではの楽しみ。「干潮のときのみ、20~22時までライトアップしています」と、宿泊支配人の鳥井雅史さんが教えてくれました。
▲昼とはガラリと異なる、ミステリアスな雰囲気(写真提供:小豆島国際ホテル)

ホテルの売店では、展望台にも掛けられていた、ハート型の絵馬が販売されています。裏側には弓をかまえた天使の焼き印が押されていて、可愛らしさ満点。
▲ハート型絵馬500円(税込)

最後に、ぜひ見ておきたいのが東本館8階の廊下。なんと、壁から天井にかけて、一面にエンジェルロードが描かれているのです。作者はアーティストの大岩オスカールさん。瀬戸内国際芸術祭への出展が縁となり、2017年1月に制作してもらったのだそう。
▲一面に広がる空と海、そして余島へと続くエンジェルロード。客室のドアも突き抜けて描かれているので、まさに大パノラマ
今回じっくり滞在してみて、道が消えた状態も見られたからこそ、道がつながったときの感動がさらに強まりました。神秘的でロマンチックな風景は、まさに恋成就を願うのにぴったりの場所だと実感!

干潮から満潮までの間はかなり長いので、ほかのエリアの観光やアクティビティを挟むなどして、ぜひいろいろな時間帯のエンジェルロードを楽しんでみてください。
puffin

puffin

東京でのライター生活を経て、現在は縁あって香川県在住。四国のおおらかな魅力と豊かな食文化に触発される日々。取材で出会うモノ・コトの根幹に流れる、人々の思いを伝えたいと願っている。

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