一生の思い出!地上5mのツリートレッキングで子どもと一緒にアドベンチャー

2017.07.01

フランス生まれのアウトドアレジャー、ツリートレッキングの人気が全国で広がっています。ワイヤーや木材を使って樹上に設けられたコースを進むツリートレッキングは、まるで空中散歩のような爽快感が味わえるスポーツ。徳島の大歩危(おおぼけ)峡に誕生した四国初上陸となるツリートレッキングを、子どもと一緒に体験してきました!

大歩危峡を見渡す絶好のロケーションに誕生した、四国初のツリートレッキング

ツリートレッキングを楽しむためにやって来たのは、徳島県の最西端・三好市にある「RiverStation West-West」(以下West-West)。ここは奇岩が連なる大歩危峡が見渡せる場所にあり、ボートで吉野川の激流を下るラフティングの基地としても活用される、観光とアウトドアレジャーが融合したスポットです。
▲コンビニやお土産店、飲食店も揃った「West-West」。大歩危観光の定番スポットです

2016年、四国では初となるツリートレッキングのコースが登場したのもこの場所。安全金具と命綱を体と繋ぐハーネスが合えば、未就学児(要保護者同伴)からでも楽しめるので、大人だけでなく家族みんなで空中を歩くスリルを味わうことができます。

ということで、今回の体験には小学2年生になる我が家の長男くんも同伴してもらうことに。普段は甘ったれの長男くん、果たして無事に最後までクリアできるでしょうか。
▲本番前に、近くにあるミニコースで練習。でも本番では、こんな子どもだましとは比べものにならないスリルと爽快感が待っています

どれだけスリルがあるのか、本番に挑む前にコースをちょっとだけ見てみましょう。
▲コースの高さは地上5m。下から見上げても結構な高さ、このコースを自分の足で進むと考えると、早くも肝が冷えてきます

体験料金は年齢を問わず1人1周2,800円(税込)。「もう1周、おかわり!」という人のため、2周目以降の再チャレンジは1周1,000円(税込)とお得になっています。

ちなみにこのツリートレッキング、1周するのに大人でも30~40分、子ども連れなら1時間ほどかかるとか。基本的にスタッフはついてきてくれませんが、全てのコースが見渡せる場所で監視してくれていて、どうしてもクリアできないような場面ではすぐさま助けに来てくれます。

また、挑戦してみたはいいものの、途中で「ギブアップ!」となった時には、第3ステージぐらいまでなら返金にも応じてくれるそうです。
受付を済ますと、安全金具と命綱を身体と連結するハーネスを装着してもらいます。体格によって大小様々なサイズが用意されているので、小さな子どもでも安全に楽しめるというわけです。
▲見るからに頼もしいハーネス
▲最新式の安全金具と併せて安全対策はバッチリです

一般的な安全金具は、コースの途中にあるワイヤーの繋ぎ目で金具を一度ワイヤーから外し、次のワイヤーに固定し直す必要があるそうですが、こちらは安全金具を外すことなく繋ぎ目を乗りこえられるタイプだそう。事故の危険性が低いので、子どもを連れて体験したいという親にとっては安心ですね。
▲安全のため、ハーネスに取り付けられた3箇所の金具には触らないよう説明があります

スタッフさんから簡単な説明を受けたら、いよいよコースへと移動。50mほど歩けば、地上5m、1周220mのツリートレッキングコースが見えてきます。スタート地点でハーネスから伸びる金具をワイヤーにセットしたら出発!

まずは小手調べ?いえいえ、最初からスリルMAXです!

全20種類のステージのうち、最初は木でできた一本橋のようなコースからスタート。1つのステージにつき、一度に渡れるのは1人まで。
▲おっと…想像していたよりも5mって全然高いじゃないですか…

まずは親の威厳を見せつけるため、長男くんよりも先に第一歩を踏み出します。…が、開始早々「こんなはずでは!」と思わず口走ってしまうほどに、バランスを取るのが難しい!

背中に突き刺さる長男くんの視線を感じながら、グラグラの足下、左手で掴んだ手すり代わりのワイヤー、そして頭上のワイヤーに繋がった安全金具と命綱という、どれも不安定な支えをうまく使いながら慎重に足を進めていき、数分かけてようやくクリア。
▲スタート地点から一歩踏み出せば、そこはもう空中。5mの高さは、2階のベランダの手すりを歩いているような感覚に近いかもしれません

お次は長男くん。「こわい!こわい!」を連呼しながらも、案外スルスルと渡ってくるではありませんか。きっと大人よりも体重が軽いからで、私のほうが鈍いということではないのです。うん、そうに違いありません。
▲各ステージには、うまく渡るためのちょっとしたアドバイスも
▲ハシゴあり、網あり、シーソーあり。ステージはそれぞれに特徴的で、一筋縄ではいきません
▲各ステージはおよそ10m。それぞれに違った不安定さを持っていて、公園によくある簡単なアスレチックとはスリルも難易度も桁違い!

いくつかステージをこなしていくうち、気がつけば背中や首筋には汗がじんわり。それでも木陰を吹き抜けてくる風はひんやりと心地良く、にじみ出る汗を冷やしてくれます。

すぐ横を流れる吉野川に目をやれば、穏やかな川面がすぐ先で激流へと変化する表情豊かな風景や、そこを滑るように進むラフティングボートの姿も見えます。

ツリートレッキングコースは山中に作られることが多く、こういった川の側で楽しめる場所は全国でも珍しいそうです。
▲コース半ばにある折り返し点は、素晴らしい風景を望めるビューポイント

大歩危峡の美しい風景を横目に、アドベンチャーはまだまだ続く!

水と緑にあふれた美しい風景に目を奪われることしばし、まだまだコースは折り返し点という事実とも向き合わなければなりません。
▲ひとつステージを超えるたびに味わえる、「やりとげた!」という開放感と、次のステージへの不安感。子どもの表情は素直です
▲ジグザグに組まれた足場は、コース全体から見ればまだ安心して進める部類です
▲格子状に組まれたロープを掴んで横歩き
▲油断してると、こんな風に簡単に足を踏み外してしまいます

20ステージのうち、多くの人が手こずる難関がいくつかあります。そのうちの一つが、すべての体重を一本のワイヤーに預けて空中を滑空するジップラインです。長短2箇所に設置されていて、コース中最も度胸が試される場面と言っても過言ではありません。
▲宙づり状態で木から木へと滑空。大丈夫、ワイヤーがしっかり支えてくれます

▲普段は滅多に見せない勇気を振り絞って、行け!長男くん!

終盤の山場は、一本ワイヤー。その名の通り、足下にあるのはたった一本のワイヤーのみ。これを足場にして進むのは、大人でも相当な度胸が必要…なはずですが、後ろから来る長男くんはもはや渡りながら笑みさえも浮かべる余裕っぷり。
▲どうです、この高さ! これまで以上に足下が細いため、空中を歩いているような気分に
▲この状況で見せる笑顔に、我が子がいつもよりちょっぴり頼もしく見えます

ようやく辿り着いたゴールで金具とハーネスを外したら、全行程クリア! 時間はおよそ40分、ひとまずは平均的なタイムでの周回となりました。
▲無事にゴールを迎え、喜びと安堵感から長男くんも叫ぶ!「怖かったー! けど面白かったー!」

長いようであっという間の一周。ひとつひとつのステージで体感したスリルもさることながら、終わってみて感じるのは大きな爽快感でした。美しい風景に包まれながら、全身を使って自然の中で遊ぶ心地よさは、普段の暮らしでは滅多に味わえるものではないでしょう。

このツリートレッキング、ハマる人はかなりハマるらしく、以前に高知県から来た家族連れの小学生のお子さんは、大人を差し置いて3周もしたそうです。1周で身体のあちこちが軽く筋肉痛になり始めた私は、今日のところは1周でフィニッシュとしておきます。
▲ゴールして下から見上げると、さっきまで自分が歩いていた場所の高さが実感できます

体験に際して用意するものは特にありませんが、強いて言うなら動きやすい服装で行くことと、ヒールなどの不安定な靴は避けることぐらい。気軽に楽しめる空中体験、ぜひ家族揃ってトライしてみてください!
青井 康

青井 康

地元徳島のタウン誌で勤務後に独立し、現在フリーのライター兼グラフィックデザイナー。なぜかやたらと人から道を聞かれやすい体質。

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