おしゃれなマリンスポーツ「SUP」で湘南・鎌倉の海をクルージング!

2017.06.24

江の島を眺めながら1年中マリンスポーツが楽しめる湘南・鎌倉の「材木座海岸」で、最近注目を浴びている「スタンドアップパドルボード(SUP)」を楽しんできました!ここ材木座海岸は広範囲の遠浅となっているため、初めての方でもマリンスポーツにチャレンジしやすい人気の海岸です。さっそく、SUPに乗って湘南の風景を楽しめるクルージングに出かけてみました。

SUPをするなら、マリンスポーツ憧れの地、湘南・鎌倉!

湘南の中でも鎌倉・材木座地域のSUPの歴史は古く、2004年頃に材木座にあるサーフショップを経営するひとりのプロサーファーからスタートしました。ハワイで見かけた「ビーチボーイ」と呼ばれる人たちが、サーフボードにカヌーのパドルを持って波に乗っている姿にヒントを得て、専用のボードとパドルを作ったのが始まりだったそうです。

その独自の歴史から、鎌倉では「SUP」ではなく「パドボ」と呼ぶ人も多く、2006年に材木座海岸で国内初のSUPの大会「パドボグランプリ」が開催されたこともマリンスポーツ業界では広く知られています。
▲晴れた日の材木座海岸は、マリンスポーツを楽しむ人で賑わいます

世界大会で活躍する選手も所属する「セブンシーズ」

今回お世話になる鎌倉・材木座海岸の目の前にある「セブンシーズ」は、ウィンドサーフィンとSUPのスクールを1年通して開催していて、世界大会で活躍する選手も所属しています。

JR横須賀線・鎌倉駅より小坪経由逗子行きのバスに乗り、バス停「飯島」から徒歩約1分で到着。建物の1階には更衣室と艇庫、2階に受付とショップ、ラウンジ、さらに屋上は鎌倉の海に江の島、富士山まで一望でき、BBQなども楽しめるスペースになっています。マリンスポーツを楽しんだ後にここで生ビールやジュースを片手に夕陽を眺めるのが格別なんだとか。
▲「セブンシーズ」はマリンスポーツのスクールやショップ、艇庫などを備えた施設

今回は、初めてショップを利用する方限定の半日体験スクール(通年5,400円、7/15~9/30の土日祝は6,480円※ともに税込/道具レンタル料込)にチャレンジしてきました。
体験レッスン時の持ち物は、海水浴と同じで、水着、タオル、マリンシューズやビーチサンダルなど濡れてもいい履物だけでOK。

まずは、2階で受付をしてロッカーの鍵をもらい、1階に移動して体型に合うウェットスーツを受け取ったら、更衣室で水着とウェットスーツに着替えます。荷物はロッカーに、ロッカーの鍵は海で紛失しないように受付に預けます。更衣室は、綺麗で掃除も行き届いていたので快適に使うことができました。
▲レッスン後には、個室シャワー(3分/税込100円)で、海水や砂を落としてスッキリして帰宅できます。ボディソープとシャンプーは持参してくださいね

海に出る前のミーティングでは、まず材木座海岸について学びました。この日レッスンを担当してくれた新嶋オーナーのお話では、材木座海岸には、鎌倉時代から残る港湾遺跡であり国の史跡でもある「和賀江島(わかえじま)」という人工島があるため潮の流れが制限され、海が多少荒れていても、近辺の海岸の中では最後まで海に出られるそうです。

さらに、今日はどのコースを進みたいか、海での希望の過ごし方などをヒアリングしてくれます。この日は、逗子マリーナ周辺をグルッと回って、小坪漁港まで行ってみることに決定。そして最後に、東日本大震災の時の教訓を活かすため、大地震が起きた時の対処方法を教えてもらいました。
▲この日、体験レッスンに参加したのは筆者の他に2名。中央の青いTシャツの男性が新嶋オーナー

夏は水着でOK!
ケガをしないよう準備運動は念入りに

ミーティング終了後、外に出たら身長に合わせてパドルを選びます。手と腕を空に伸ばして、パドルの上に指が少し掛かるくらいがベスト。救命胴衣の着用は任意なので、泳ぎに自信がある筆者は救命胴衣を着ないで、ウェットスーツの上にラッシュガードとサーフパンツを着ていくことにしました。

夏になるとビキニなど水着だけでSUPをする人もたくさんいて、カラフルでおしゃれな水着を着た20人程の体験レッスンのグループが海上を滑るように進んでいく姿は、材木座海岸の夏の風物詩にもなっているそうです。好きなファッションでおしゃれに体験したいなら、夏がおすすめ!
▲身長に合わせてパドルを選びます

準備ができたら、徒歩で約5分の目の前の材木座海岸へ出発!各自、パドルを持って「セブンシーズ」前の車道を歩き、ドキドキしながら砂浜へ。砂浜に出る直前の坂道では、積んであるたくさんのボードが台車から落ちないように、みんなで協力して運んでいきます。
▲材木座海岸に到着!海を目の前にしたら、ちょっと緊張。海に落ちませんように…

水辺に到着したら台車からボードを下ろして、水に入る前に、砂浜でアキレス腱を伸ばしたり、準備運動を念入りに行い、SUPに備えます。
▲準備運動をしたら入水。まずは「リーシュコード」をボードにセットします

さぁ!いよいよ入水!
落水時などにボードの流出を避けるため、自分の体とボードを繋げておく「リーシュコード」を取り付けたら、ボードを持って水深がふくらはぎあたりになる場所まで、ジャブジャブと水をかき分け歩いていきました。

SUPのボードには、コントロールがしやすく海上で安定感があるハードボードと、小さく収納できて持ち運びに便利な、空気で膨らませて使うインフレータブルボードがあります。今回使用したハードボードは、女性が運ぶにはちょっと重いかもしれないけど、入水後なら海上を滑らせて目的地まで引っ張っても行っても大丈夫とのこと。
▲パドルを漕ぐ練習ができる場所までボードを持って運びます

沖に出る前に、まずは浅瀬で実際にパドルを使って漕ぐ練習をしました。SUPでは、パドルの先端、平べったい面積の広い部分を「ブレード」と呼び、そこで水を捉えて漕ぐことでボードが前に進みます。

お辞儀をするように上半身を倒したら、腕を伸ばしてボードの先端の横あたりにパドルの先端を入水させ、しっかりと後方までかきだします。実際にパドルを漕いでみると、思っていたよりも水が重くて、全身にグッと力が入ります。これを左右何度か繰り返して、パドルで水を漕ぐ感覚を覚えました。
▲実際に海の中で漕ぐ練習をします

数分漕ぐ練習をしたら「習うより慣れろ」ということで、足首にリーシュコードを繋いで、さっそくボードに乗ってみます。
ボードに正座して座ったら、まっすぐ進むように心の中で祈りつつ、左右バランスを取りながら、恐る恐る漕いでみました。ひとかきで思っていたよりも大きく距離が進むと、「おぉ!スムーズに進む!」と思わず声が出るほど興奮!
▲漁船の左奥に見える磯が和賀江島

和賀江島周辺に停泊している漁船の周りを、慣れるまでクルクルと何周も回ってみます。座っていた方が安定感はありますが、慣れてきたタイミングでボードの上に立って、再度、漁船の周りをクルクルと回ります。ここで新嶋オーナーの指導の下、「進む」「左折」「右折」「止まる」の基本動作を確認しました。

慣れてきたら早々に沖へ向かって出発!

全員から「大丈夫」とGOサインが出たら、新嶋オーナーについて沖へ向かって出発!波がほとんどないので、漕ぎやすい!自分のペースで海上をスイスイと進んでいきます。
▲取材したこの日は海が凪いでいたので、初心者向けのコンディション

残念ながら天気は雨のち曇り。でも水温が暖かく風も弱かったので、初心者がSUPをするのにぴったりの天候!
▲慣れてきたら、あとは実践あるのみ。すぐに沖へ向かって漕ぎ出します

嬉しいことに、この日はマリンスポーツをしている人が少なかったので、海は貸し切り状態!水面下に見える水草や魚介を獲る網、海上に出ている蛸壺の目印等に注意しながら、どんどん沖へ進んでいきました。季節により、おいしそうな魚やイカが泳ぐ姿を見ることもできるそうですよ。
▲天気が良いと江の島の向こうに富士山が見えますが、この日は残念ながら曇り空

江の島と稲村ヶ崎をバックにハイポーズ!10分程漕いだところで全員が慣れてきて、パドルを持ちあげてポーズをとる余裕も♪
▲江の島(写真左)と稲村ヶ崎(写真右)をバックにみんなでポーズ!

逗子マリーナにはたくさんのボートが停泊していて、その景色は圧巻。ボートの奥に見える結婚式場や海辺のカフェなど、海側から見てもリゾート感を満喫できました。
▲逗子マリーナへ向かって進んでいきます
▲リゾート感たっぷりの逗子マリーナ

逗子マリーナをまわるように小坪漁港や葉山方面に進路を変えると、進みたい方向には障害がなくなり、視界も開けて快適。漕げば漕ぐほどスピードが早くなり、風を切って海上を滑るように進んでいくのがとても心地よく、爽やかな気分に。なんだか楽しくなってきました♪
▲障害のない海上を、風を切って進んでいきます。気持ちイイ~♪

小坪漁港が近づくにつれ、岸壁やテトラポットの上で釣り人たちが釣り糸を垂らしている姿を多数見かけます。釣り人たちの邪魔にならないよう、うっかり近づきすぎないように注意して進みました。この辺りではクロダイやメバルなどが釣れるそうですよ。SUPが上達してきたら、SUPのボードの上で釣りも楽しそう。
▲逗子・葉山方面を目指して漕いでいきます

出発してから約40分の小坪漁港の手前が折り返し地点。ここで、ボードに立ったままひと休みしながら、新嶋オーナーや一緒に体験レッスンに参加している人たちと、逗子・鎌倉周辺の観光名所や、この辺りのSUPのポイントについて楽しく話をしました。
この日、晴天じゃなかったのが残念だけど、この辺りは磯が葉山の方から続いていて砂地ではないので、海水もとても綺麗!
▲ボードに立ったままひと休み。頑張ったかいあり!海から見る逗子や葉山の街並みが、地上からとは違って素敵な景色で大満足♪
▲周辺の観光スポットやマリンスポーツの話で盛り上がりました

少し体力が回復してきたら来たルートを逆方向で戻ります。新嶋オーナーが、風の向きを見ながら進む方向を指示してくれるので、あとはひたすら漕ぐだけ。必死で漕いでいた行きとは別人のように、海霧に包まれる幻想的な江の島を見ながら雑談をして漕ぐ余裕も。
▲海霧に包まれ、幻想的な江の島

この日は暑すぎず寒くない気持ちの良い気候だったので、全身運動をしたのに汗ばむこともなく、約1時間半の快適なクルージングになりました。なんとこの日、体験レッスンに参加した3名全員が1度も海に落ちることなく笑顔で戻ってこれました!
▲1度も落水しないで戻ってこれた~!

体験レッスン終了後、着替えてラウンジに再集合したらこの日のレッスンを振り返ります。新嶋オーナーから「こうしたらいいよ」「スムーズに進むよ」という的確なアドバイスをいただきました。さらに、「慣れてきたら他にはこんな楽しみ方もあるよ」と地元の方ならではのお話が聞けるので、気になる方はぜひレッスンに参加してみてくださいね。
▲レッスン終了後にはラウンジで振り返り

泳げなくても大丈夫!誰でも楽しめるSUP

SUPについて簡単な説明のみで早々に海に出ていきましたが、難易度が高そうなボードに立つ動作もやってみれば難しくなく、漕ぐのにもすぐに慣れました。
この「セブンシーズ」では10歳以上なら誰でもチャレンジできるSUPですが、この日体験レッスンに参加していた1名は実は泳げないという告白にびっくり!泳げない人でも楽しめるマリンスポーツって、なかなかないですよね。

夏は水着やラッシュガードで参加できるので、湘南の景色を眺めながら、おしゃれにマリンスポーツを楽しみたい人にぴったり。天候次第で、葉山方面や、江の島方面へ向かったりと、海から見える新しい湘南の風景に何度も出合える楽しみも!
▲株式会社セブンシーズ 代表 新嶋光晴さん

10名以上揃ったら、マリンスポーツと合わせてBBQもできる「BBQプラン」(1名につき税込3,500円~/別途マリンスポーツ体験代が必要)がおすすめ。マリンスポーツをした後に海が見えるテラスでBBQができます。用意も片付けもしなくていいので、手ぶらでBBQが楽しめますよ。

「セブンシーズ」では、マリンスポーツの合宿ツアー、BBQや花火大会での飲み会など、楽しいイベントが1年を通して用意されているので、体験レッスンから会員になる人も多く、会員同士はすぐに仲良くなれるそうです。
さらに、毎週日曜に小・中学生対象のウィンドサーフィンスクールも開催しているので、夏休みに子どもに体験させるのもいいですね。

「湘南で楽しくSUPがしてみたい」「おしゃれなマリンスポーツを気軽に楽しみたい」と考えている方は、ぜひ1度「セブンシーズ」の体験レッスンへ。SUPの体験レッスンは全部で2時間半程度なので、鎌倉・江の島観光で訪れるタイミングでチャレンジしてみてはいかがでしょうか。

この施設で体験できる他のプラン

岸 久美子

岸 久美子

東京在住フリーライター。好きなことは海・山・ビールにワイン、たまにスポーツ観戦。気になる場所には行ってみないと気がすまない性分で、ちょっと暇ができると旅に出るフットワークの軽さがウリ。知らない文化に触れ刺激を受け、一緒に暮らすウサギに癒される日々。(制作会社CLINK:クリンク)

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