Koboパーク宮城は、観覧車からご当地グルメまで楽しめる野球場だった!

2017.08.14 更新

野球場は野球ファンが野球観戦に行く所でしょ?いえいえ「Koboパーク宮城」はそんな固定概念を見事にひっくり返してくれる、言わば一大エンターテインメント施設。あまり野球に詳しくない人や、家族連れも、存分にエンジョイできるんです。一体どんなふうに楽しめるのか、仙台在住で東北楽天ゴールデンイーグルス設立からのファンである筆者がナイトゲーム開催日の球場から実況中継!球団広報担当者の解説付きでお送りいたします。

歴史ある野球場が時代に合わせて変貌

「Koboパーク宮城」という名称は宮城球場の愛称で、2017年1月から使用されています。球場自体は1950(昭和25)年に建てられ、その後数度の改修工事などを経て、2005(平成17)年から東北楽天ゴールデンイーグルスのホームグラウンドとして使われています。仙台市宮城野区にあり、仙台駅からはシャトルバスが便利(大人100円、子ども50円※ともに税込。仙台駅東口から5~10分間隔で発車)。JR仙石線・宮城野原駅からは徒歩で約5分です。
▲こちらが正面入口。宮城野原公園総合運動場内にあります
▲球団カラーのクリムゾンレッドはスタジアムにも

到着すると、試合開始までまだ3時間以上もあるというのにこの人出。なんだかこちらもワクワクしてきます。グッズなどを販売している「楽天イーグルス チームショップ」や各種飲食店のオープンは、ナイトゲームの場合は15時頃から、デーゲームの場合は10時頃から。日によっては来場者に先着でユニフォーム、ネックウォーマー、キャップなどのオリジナルグッズのプレゼントなどもあります。
▲広報の伊東さんにお話しを伺いました

おかげ様でチームは2013年に日本一を達成し、動員数もぐんぐん伸びてきました。そこで、せっかく球場に足を運んでいただいたお客さまに、もっと楽しんでいただけるように、それこそ野球に興味がない方でも楽しんでいただけるように、施設を増やしたり、いろいろなイベントなどを行っています。」ということで、伊東さんに球場を案内してもらいました。

一般的な野球場では珍しい2つの施設

▲「スマイルグリコパーク」の入場ゲートはレフトスタンド側にあります

先ずはKoboパーク宮城の目玉施設「スマイルグリコパーク」にやってきました。メリーゴーラウンドなどのアトラクション、カフェテラス、多目的スペースなどもあって、ちょっとした遊園地のようです。
▲施設内に観覧車とメリーゴーラウンドの両方がある野球場は日米初だそう!

「スマイルグリコパークは2016年5月にオープンしました。試合がある日は観戦チケットで入園できるんです。ちょっと観覧車に乗ってみませんか?」(伊東さん)。観覧車はプレイチケット4枚(1枚100円、11枚綴り1,000円※ともに税込)で乗ることができます。
▲はい、観覧車に乗り込みました。所要時間は約6分、最高到達点は約36m。ゆるゆると登っていきます
▲グラウンドから仙台市街地までをパノラマビュー!「夜も絶景ですよ」(伊東さん)

観覧車の他にも子ども向けのアトラクションや、宮城県の名物をいただけるカフェもあります。
▲トランポリンのように跳ねて遊べる「ぼよんぼよん」(4歳~小学生。料金はプレイチケット4枚)
▲則本選手とツーショット!インスタグラマーのみなさん、こういう仕掛けも所々にありますよ
▲パークからも入れるバックスクリーン脇の「外野芝生自由エリア」
「この『外野芝生自由エリア』では野球観戦もできるんですよ。って、こうなるとどちらが主役か分かりませんね(笑)。パーク内では、夏になるとプールや巨大迷路を設置したり、季節毎にいろいろなイベントも開催しています」(伊東さん)

さらに、2016年8月にはカフェ棟も新設。宮城県気仙沼市に本店がある自家焙煎コーヒー店「mother port coffee」、仙台名物ずんだ餅などがいただける「甘味処ミヤギノチャヤ」、宮城のもち豚を使ったハンバーガーが人気の「ZAO BOO」が入っています。
▲テラス席もあり観戦前にのんびり寛ぐには最適
▲なんと!大崎市岩出山まで行かなければ買えない名物の「おおくぼのかりんとう」が直送販売されてます!(カップ入り税込300円)
そして、「スマイルグリコパーク」のほかにもうひとつ、Koboパーク宮城には見逃せない施設、「イーグルスドーム」があります。
▲半球状の建物で三塁側外周にあります
▲企画担当の高原さんにお話を伺いました
「イーグルスドームは、展示会、上映会、ライブ演奏など、さまざまなイベントに対応できる多目的施設です。お客様に楽しんでいただきたいと言う思いで、多種多様な企画を催しております。今日は水族館仕様ですね(笑)。入場料はその時の企画次第になります。ここは結婚式やパーティー会場としてもご利用いただけるんですよ。お申込みは球団ウェブサイトで受け付けています」(高原さん)

野球観戦をもっとエンジョイするために、こちらも要チェック

「イーグルスドーム」を後にしてスタジアム正面エリアに向かいます。「キッズステーション」に着いたところで、おや?伊東さん、少年たちに何やら話しかけられていますね。
▲「キャップのミッションはクリアだね」とカードにシールを貼ってあげる伊東さん

少年が持っているのはキッズステーションで無料配布している「イーグルスキッズカード」。“スタッフとハイタッチ!”“イーグルスのキャップをかぶっておうえん!”などのミッションが載っていて、クリアするごとにシールをゲット。
「すべてクリアで観覧車かメリーゴーラウンドの無料チケットがもらえるんです」(伊東さん)
▲「次のミッションは……」「クイズに挑戦しようよ!」
▲試合前からすでに盛り上がっております

スタジアム正面に向かって左側にある「タカラレーベン れ~べ~ステージ」では、東北ゴールデンエンジェルスのダンスパフォーマンス、球団マスコットのクラッチ、クラッチーナ、スイッチのパフォーマンスなどが楽しめます(ナイトゲーム日16時~、デーゲーム日11時~)。選手のサプライズステージやスペシャルゲストの出演もあるそう。
▲スタジアムはアトラクション施設やたくさんの飲食店にぐるりと囲まれています

「Koboパーク宮城はスタンド内で一周することができないんです。例えば、外野席と内野席間の移動は試合中のイニング間でしか行えないんです。それならいっそのこと球場の外周を通りにしてしまおうということで、球場の外側もこのような賑やかさになっているんです」(伊東さん)
バッティング体験が楽しめる「わくわくホームランチャレンジ」という野球場ならではのアトラクション施設もありました(15球税込200円)。
▲困ったことがあったら「イーグルスデスク」に相談

「イーグルスデスク」は観客の質問や困り事の相談窓口。球場内に3か所あり、球団スタッフが丁寧に対応してくれます。雨天時の椅子拭き雑巾の貸し出し、寒い日のカイロ配布、SNS投稿写真のプリント、などのサービスも行っています。球場内には授乳室や託児所もあるので、利用したい場合は尋ねてみましょう。
▲ジェット風船(赤・白各税込200円)。試合前にゲットしておきたい応援グッズのひとつ

「試合中の7回裏の攻撃前、球団歌に合わせて赤い方、楽天イーグルスが勝利した後に白い方の風船を、お客様が一斉に飛ばすんです。観戦の際はぜひぜひ飛ばしていただきたいですね。グッズショップ以外でも、飲食店やイーグルスデスクなど、球場のあちこちで販売しています」(伊東さん)。

食のテーマパーク?と勘違いするほど多彩なスタジアムグルメ

先にも少し触れましたが、Koboパーク宮城のスタジアムグルメの充実ぶりはハンパじゃなく、さしずめ常にフードフェス状態といっても過言ではないほど。楽天イーグルス選手プロデュースのオリジナルメニューも捨て難いのですが、ここでは敢えて仙台名物の3品をご紹介します。
▲「牛たん焼」(税込1,200円)

仙台市街地に15店舗を構える牛たん専門店「利久」の看板メニューのひとつ、「牛たん焼」です。肉厚で熟成した旨みたっぷりの柔らか~い牛たん!ピリッと辛い南蛮味噌をちょいとからめていただきましょう。
▲「牛たん焼」はライトスタンド側で販売しています
▲楽天升入りの日本酒(税込1,000円)と「カルビ丼」(税込900円)

肉質等級格付けが最高の「A5」というブランド黒毛和牛「仙台牛」。「カルビ丼」はその高級牛を特製タレで甘辛く仕立て、宮城県産米のご飯に隙間なく盛りつけた贅沢な丼です。ご飯はおにぎり2個分以上もあって食べ応えも十分!
また、米どころ宮城は日本酒も人気銘柄揃い。チームロゴが入った特製升入りの「純米酒一ノ蔵」や「純米酒浦霞」(各税込1,000円)も日本酒ファンなら要チェックです。販売している「お米ぎゃらりぃ」はバックネット裏2階コンコースにあります。
▲そのバックネット裏の2階コンコースに行列ができています。何でしょう?
▲笹かまぼこで有名な阿部蒲鉾店の「黒ひょうたん揚げ」(税込250円)を買い求める列でした

「ひょうたん揚げ」は甘い衣でかまぼこを包んだ軽食で、仙台市内の「阿部蒲鉾店」の本店でも休日には行列ができるほどの名物。そしてこの黒い衣バージョンはここだけの限定品!衣は竹炭で黒くし、さらに中のかまぼこにはムラサキイモを練り込んで紫色に。「何かインパクトをあるものを、と作ってくださったんです」(伊東さん)

グルメもゲットしたところで、おっと、そろそろ試合開始の時刻です。

散々楽しんだけど、さらに本命の野球観戦も満喫!

▲筆者は仙台在住のイーグルスファンですから、レフトスタンドで応援します

東北ゴールデンエンジェルスのダンスパフォーマンス、国歌斉唱、始球式などがあり、18時にプレイボール。さぁ、球場施設の次は野球観戦を楽しむぞ!
▲あれよあれよと試合は進んで7回裏。球場名物「ジェット風船」のスタンバイはいいかな?
▲場内アナウンスのカウントダウンに合わせて…スリー、ツー、ワン、
▲ゼロ!で一斉に発射!球場内はすごい盛り上がり!!

飛ばした後のジェット風船は、10個集めてキッズステーションかエコステーションに持参すると、楽天イーグルスオリジナルステッカーと交換してもらえます(中学生以下)。飛ばしたら「はいおしまい」ではないんですよ。
そしてこの日(2017年5月30日)は楽天イーグルスが大勝!勝利の白いジェット風船を飛ばし、選手と一緒に万歳三唱!場内の一体感といったら鳥肌が立つほど。やはりライブは違います。
▲ヒーローインタビューをきっちり聞けるのもスタジアムならでは

この後、ヒーロー選手は先述の「タカラレーベン れ~べ~ステージ」にも登場。これよりも間近で選手の談話を聞くことができます。
▲勝利の余韻に浸りながら球場を後にします
▲グッズ販売の「チームショップ」は試合終了後1時間まで営業。思い出にグッズを買うのもよいですね

いやぁ~楽しかった!野球を見に来たついで、どころか、球場自体が野球観戦と同等のエンターテインメントを提供してくれました。おすすめの来場時刻は、デーゲームの日は10時頃から、ナイトゲームの日は15時頃。試合がない日やオフシーズンでも営業している施設もあって、球団ウェブサイトでチェックできますよ。
さとう謙一

さとう謙一

アパレル業界から脱サラし2002年頃から断続的にフリー執筆者。企画、編集、指導もこなす。 これまでの担当件数は約6,000件、現地取材は東北地方を中心にのべ4,000カ所を超える。趣味はロックバンド活動と犬の動画を見ること。特撮オタクでもある。仙台市出身&在住。

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