鳴子温泉郷のオニコウベスキー場はグリーンシーズンでも充実のアクティビティ!

2017.09.06

宮城県北部・鳴子温泉郷にある「オニコウベスキー場」は、スキーシーズン以外でも楽しめるアクティビティが多彩に揃う、言わば自然のテーマパーク。近くには東北のキャンパーの間でも大人気のオートキャンプ場「吹上(ふきあげ)高原キャンプ場」もあります。今回は2つまとめて、宮城県内では数少ない「山あいのリゾートの過ごし方」をご紹介します。

グリーンシーズンでもお楽しみ盛り沢山のオニコウベスキー場

オニコウベスキー場は山形県との県境に近い宮城県北西部にあり、東北道古川ICから約1時間、山形県側からだと新庄市から国道108号線~鳴子温泉経由で約1時間10分。長閑な山間を行くドライブも兼ねてのお出かけになります。
途中、鳴子温泉を過ぎると、国道47号線沿いに「鳴子ダム」が見えてきます。路肩に駐車スペースがあるので、ちょっと車を停めて眺めておくことをおすすめします。後ほど「あぁ~、なるほどねぇ」というものが登場しますよ。
▲まずは「センターキューブ」へ。広い敷地の中でゴンドラが目印になります

総合窓口は、ゴンドラ発着場に併設の「センターキューブ」にあり、アトラクションのチケットはここで購入します。アトラクションによっては天候やメンテナンスの都合でお休みの場合があるので、スタッフに要確認。遊び方の説明もしてもらえます。
▲お話を伺った企画部の大場さん

「オニコウベスキー場と吹上高原キャンプ場をまとめて、私たちスタッフは『リゾートパークオニコウベ』と総称しています。ほかにホテル、ペンション村などもあるんですよ。春~夏はキャンプ、秋は紅葉、冬はスキーと、通年でアウトドアを楽しめるエリアです。」(大場さん)

それでは乗り物関係から攻めてみましょう

▲オニコウベスキー場の名物ゴンドラ「テレキャビン」。最初はこれに乗ります

テレキャビンは4月下旬~11月初旬に運行する4人乗りのゴンドラで、山頂までの所要時間は約9分。発車時刻は決まっておらず、乗客が来る都度に運行する方式です。(運行時間9:00~16:30。往復で中学生以上1,000円、小学生500円、幼児300円、すべて税込)
▲昭和57(1982)年から運行。機体から滲み出る昭和なレトロ感もナイス
▲高低差は約700m。最初はゲレンデの上を緩やかに登ります
▲途中、森林地帯に入ると急に傾斜がきつくなり
▲眺めもぐっと広がって眼下にはパノラマビューが展開
▲高いところが苦手なカメラマン女史も「すごいすごい!」と大興奮
▲興奮冷めやらぬ間に鍋倉山頂の駅に到着。駅の標高は1,100mです
▲山頂駅には眺めのよい休憩スペース(無料)があり、トイレ、飲み物の自動販売機も
▲案内板で見渡せる範囲の山々の名称を確認できます
▲展望スペースからの眺望。快晴時には奥羽山脈の向うに月山(がっさん)や鳥海山(ちょうかいさん)まで!
▲山間には鬼首の町並みも見えます。紅葉時期の眺めはまた格別!
▲駅の隣にネットが囲われた一画があります。何でしょう?
▲中に入ってみると……、木の幹や枝にカブトムシがいっぱい!

この「かぶとむしふれあいの森 自然観察園」は毎年7月後半~8月中旬までの期間限定の施設(入園無料)。カブトムシを間近に観察できるだけなく、実際に触ることもできます。
▲「捕まえることもできますが、お持ちかえりはご遠慮ください」(大場さん)

「カブトムシ繋がりですと、7月中旬~8月末頃まで、センターキューブ内で『世界の昆虫展示館』という催事も毎年行っているんですよ(大人500円、4歳~小学生300円、共に税込)。珍しいカブトムシを多種展示いたしますので、こちらもぜひ!」。(大場さん)

木々の間を吹き抜ける爽快な風を浴び、雄大な山並みの眺めを充分に満喫したところで、再びテレキャビンに乗り込み、下山します。
▲「帰りは落ち着いて景色を楽しめますね(笑)」(カメラマン女史)
▲登りのテレキャビンとすれ違いました。ご覧の通りの大きさなので、大人男性4人の場合は2機に分乗がベターですね
▲カート場も見えて来ました。「次はあそこに行ってみましょう」(大場さん)

空中散歩の次は、地上で車輪付きの乗り物に

ゴンドラから見えていたカート場(第2駐車場・専用コース)にやって来ました。ここでは変わった形の自転車とゴーカートの2種類の乗り物で遊べます。
▲カラフルな「ユニーク自転車」がおよそ30台。利用時間は1台15分です
▲スタッフの中鉢さんが乗っているのは1人乗り3輪車(税込400円)。ほかに2人乗り(税込700円)、4人乗り(税込1,000円)と自転車は3種類
▲こちらはガソリンエンジンで走る「ファミリーカート」(1回3周税込600円)。エンジン音も勇ましく、なかなかの疾走感を味わえます
▲加速・減速・停止はアクセルとブレーキで。ハンドルが2つもありますが運転に支障はないそうです

「あちらの森には釣り堀があるんですよ」(大場さん)、ということで、カート場の隣にある鬱蒼とした木立ちの中へ移動します。

釣った岩魚は炭火焼きにしていただけちゃう!

「グリーンシーズンで一番人気がこの『釣り掘』です。GW時期には行列ができるほどなんですよ。料金は一竿1,000円(エサ付き。税込)で、2尾までの焼き代込みになっています。」(大場さん)
ん?焼き代込みってどういうことですか?
「釣った岩魚はその場で炭火焼きにできるんです。美味しいですよ~(笑)」(大場さん)
▲釣り竿とエサは釣り堀手前の受付小屋(9:00~16:00)で
▲近くを流れる沢の水をひいた堀りの中で、たくさんの岩魚が泳いでいます
▲釣り針にエサを付けて岩魚の群れの中にたらすと……
▲空振りを数回繰り返しましたが「やった!釣れたよ!」
▲仙台から来た渡邊さんご一家。「鳴子温泉で一泊して、こちらに遊びに来ました。初めて来ましたけど、遊び甲斐があって、とってもいいところですね」
▲釣った岩魚は常駐のスタッフが受付小屋隣の東屋でさばいてくれます。「釣れなかった人には、私が釣った岩魚を用意してありますのでご安心を」(スタッフ/伊東さん)
▲焼き立てだから香ばしくて身はホックホク! 3尾目からは1尾税込400円で追加もできます

山の中ですが水上のアトラクションもあるんです

ゲレンデの正面に建っている「レストハウスかむろ」前エリアには、アトラクション用特設プール、ドッグラン、パターゴルフ場などもあります。では昨年(2016年)から導入された特設プールの「アクアチューブ」からレッツ・トライ!
特設プールに浮かんでいる透明な物体がビニール製の「アクアチューブ」(9:00~16:00。3分間1名税込500円、2名税込800円)。浮輪のように空気で膨らんでいます。
直径2.5m、幅4mの筒状で、中に入って遊びます。チューブが水面上で回転するので、中の人はバランスが取れずに転がりまくり!その様子は見ているだけでも笑えます。
▲「1人よりも2人で遊ぶともっと面白くなるんですよ」(スタッフ/大沼さん)
▲ということで筆者が投入されてみました。転がりながらも爆笑が止まらずとても楽しめました

特設プールは2つあって、もう1つには小型のボートが浮かんでいます。1人乗りの「アクアボート」です(9:00~16:00。5分間税込500円)。
▲大沼さんに「アクアボート」にも乗ってもらいました
▲手動のスクリューで操縦。「オールで漕ぐのとは違った感覚で面白いですよ」(大沼さん)

まだまだあります!お次はフィールドアトラクション

プールの隣にあるパターゴルフ場はなんと36ホール!営業時間内であれば時間制限はないので、全ホールを制覇するのも一興かも(9:00~16:30。中学生以上900円、小学生以下600円、親子1,200円追加1名に付き600円、すべて税込)。
▲「芝は長めでラフ気味です。ボールが転がり過ぎないようにするのがポイントです」(スタッフ/高橋さん)
▲「ドッグランドパーク」は入場無料。大型犬用と小型犬用の2エリアに分かれています
▲レンタサイクルもあります。貸出はセンターキューブで(9:00~16:30。1時間500円)
▲ペンション村やホテル方面など周辺の散策におすすめです

さんざん遊んでおなかペコペコです!

オーライ、食べるところもバッチリです。レストハウス内の「レストランかむろ」はラーメン、かつ丼、そば、パスタなどの食事系から、アメリカンドッグなどの軽食系まで充実のラインナップ。4名以上であればBBQ、そば打ち体験、秋には「いも煮セット」なども楽しめます(3日前までに要予約)。
▲「レストハウスかむろ」は体育館のように大きな建物です
▲レストランスタッフのみなさん。「今日は新メニューのカレーを食べていただこうかな。」(料理長/高橋さん 写真右端)
▲今年(2017年)4月にデビューしたばかりの「ダムカレー」(税込1,000円)。来る途中に立ち寄った鳴子ダムを思い出せば美味しさもひとしお

「昨年(2016年)、鳴子ダムが『土木学会選奨土木遺産』に選ばれたのを記念して作りました。カレーはスパイシーというよりはデミグラス風の当店オリジナルで、お子様でも食べられるように仕上げています。レストランはスキーシーズン中も営業します。12月中旬~3月下旬には『ダブルカツカレー』(税込1,500円)という期間限定カレーも登場します。」(料理長/高橋さん)
お腹もいっぱいになったところで、「吹上高原キャンプ場」に行ってみましょう。

名湯も併設の国内屈指の人気オートキャンプ場「吹上高原キャンプ場」

▲車で乗り入れ、そのままテントを張れるキャンプ場。収容可能台数はなんと600台!

オニコウベスキー場から「吹上高原キャンプ場」までは車で約8分。広々とした芝生のフリーサイト、ペット連れ用のエリア、森の中(自動車利用は税込1,500円~、バイク利用は税込1,000円~。電源付きサイトは+1,000円)、とお好みのロケーションが選べるのも魅力のひとつ。東北のみならず、全国からキャンパーが訪れていて、GW時期などは道路が渋滞することもあるそう。
▲「キャンプ場受付棟」から車ごと入場。テントなどのレンタルもここで行っています
▲山並みを眺めながら、芝生の上でのんびり過ごせるフリーサイト(予約不要)
▲もちろん炊事棟も完備。車いすでも利用できるバリアフリーのトイレもあります
▲こちらは電源付きサイト。写真左側に立ち並んでいるのが電源盤です
▲お話を伺った吹上高原事業部の高橋さん

「キャンプ場内にはレストラン、発泡酒工場、日帰り温泉施設もあります。キャンプ馴れしたリピーターの方が殆どなので、初心者でキャンプ道具をレンタルされる方は、ほかのキャンパーのみなさんをお手本にされるとよいですね。」(高橋さん)
▲高橋さんの案内でキャンプ場をぐるっと回ってみます。こちらはペット同伴可のエリアです
▲木漏れ日の下で食事をしてペットと過ごす。至福のひとときですね
▲キャンプファイヤー場もあります。企業の研修や学生サークルなど、大勢で利用するのも楽しいかも(有料、要予約)
▲キャンプ場東側にあるウッドデッキの遊歩道。シラカバの林の中を行けばなんだか北欧まで来た気分。歩みを進めていくとやがて「すぱ鬼首の湯」が見えてきます
▲キャンプ場入口脇にある日帰り温泉施設「すぱ鬼首の湯」(10:00~18:00、GW・お盆期間は8:00~20:00)。キャンプ場利用者以外でも入浴できます

鬼首温泉は日本屈指の温泉郷「鳴子温泉郷」を形成する5つの温泉地のひとつで、江戸時代には湯治場として栄えた名湯。「すぱ鬼首の湯」ではその温泉で湯浴みを満喫できるということで、こんな贅沢な温泉施設を有するキャンプ場は珍しいそうです。(一般は大人520円、子ども260円、キャンプ利用者は大人450円、子ども210円。すべて税込)
▲男女に内湯と露天風呂があり毎日入れ替え。アルカリ性単純温泉で、神経痛・筋肉痛や冷え症に効能が期待できるそう
▲キャンプ場入口の手前にある「吹上センターハウス」にはレストランのほか発泡酒工場も併設。解説付きの見学用窓から工場の一部が見られます(無料)
▲前述の工場で製造している発泡酒「鳴子の風」。高原ラガー、山ぶどう、ゆきむすび、季節限定パイナップルの4種をラインナップ
▲地元産米「ゆきむすび」を使用したどぶろく「ゆきむすび」もあります
「オニコウベスキー場」は、アトラクションのバリエーションが豊富な上に、配置がコンパクトにまとまっていて移動のロスがなく、次から次へと遊べるのもいいですね。ここでお昼過ぎまで過ごしてお泊まりは「吹上高原キャンプ場」で、という流れでも、キャンプを満喫してから高原のレジャーへ、という流れでもどっちもオッケィ!とにかく雄大な自然を満喫して、心身ともにリフレッシュできる満足度高得点のエリアでした。
さとう謙一

さとう謙一

アパレル業界から脱サラし2002年頃から断続的にフリー執筆者。企画、編集、指導もこなす。 これまでの担当件数は約6,000件、現地取材は東北地方を中心にのべ4,000カ所を超える。趣味はロックバンド活動と犬の動画を見ること。特撮オタクでもある。仙台市出身&在住。

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