京都の生八ッ橋が超進化!思わずシェアしたくなる「めちゃカワ」和菓子
江戸時代に創業した京都の「聖護院八ッ橋総本店」。重厚な老舗のイメージとは正反対の、メチャかわポップな和菓子店をプロデュースしていると聞き、早速訪れてみました!
食べるのがもったない!
胸キュン系の和菓子たち

こんなかわいい和菓子に出合えるのは、京都市の繁華街、四条木屋町にある「nikiniki(ニキニキ)」。京都の伝統菓子「八ッ橋」発祥の聖護院八ッ橋本店がプロデュースするお店です。


ショーケースの中に並ぶのは、動物や花、ハート柄などをモチーフにした「季節の生菓子」。とてもカラフルで、和菓子の枠を超えたキュートさです。こちらのお菓子は、ひとつひとつ職人さんが丁寧に手作りしています。


生菓子のため賞味期限は当日限り、ネット等での販売もないので、京都の店舗(四条木屋町店と京都駅構内のニキニキア・ラ・ギャールの2店舗)でしか買うことができません。またシーズンごとでモチーフが変わるので、出合えるお菓子はまさに一期一会。京都に来たらマストで購入したい一品です。
組み合わせ色々!
生八ッ橋で包む花のようなお菓子

取材時(2017年6月)は、プラム・ショコラ抹茶・バナーヌ・アプリコット・ポム(りんご)・ブルーベリー・抹茶・つぶあんの8種類がありました。こちらも時期などによって種類が変わります。

左からシナモン・抹茶・ロゼ・アズール・セサミの5つ。シナモン・ロゼ、アズールはニッキの味がベースです。抹茶やセサミは、ニッキに加えて生地に練りこまれた素材の香りがいい感じです。
イートインの場合は、生八ッ橋とコンフィなどをチョイスしたら、その場で店員さんが包んでくれます。今回は、ポム(りんご)のコンフィをアズールの生八ッ橋で包んでもらいました!





生八ッ橋特有の柔らかい食感。瑞々しいポム(りんご)のコンフィとの相性は抜群です。ニッキの香りもナイスなアクセントで、洋菓子のような、でもやっぱり和菓子、という不思議なおいしさです。


nikiniki
京都府京都市下京区四条西木屋町北西角
[営業時間]10:30~19:00
[定休日]不定休
075-254-8284
こちらが本家本元
伝統の聖護院八ッ橋

「八ッ橋」とは、米粉と砂糖をあわせたものに、ニッキで香りづけをしたお菓子のこと。その歴史は古く、元禄2(1689)年に遡ります。
箏(こと)の名手であった八橋検校(やつはしけんぎょう)を偲び、常光院(別名八はしでら)の参道だった聖護院の森の茶店にて「八ッ橋」を販売したのが始まりです。
箏の形に焼き上げられた八ッ橋は、パリパリとした軽い食感。お米と砂糖のシンプルな甘さにニッキの香りがほんのり香る、食べ飽きしない素朴な味わいです。

一般的に八ッ橋といえば、こちらの「つぶあん入り生八ッ橋」をイメージする人も多いのではないでしょうか?
歴史は比較的新しく、昭和35(1960)年、祇園祭の前日に祇園一力亭にて毎年開かれている表千家のお茶会で誕生したそうです。
生八ッ橋の柔らかい食感と、よりダイレクトに香るニッキの風味、上品なあんの爽やかな味わいが人気の秘密です。
聖護院八ッ橋総本店
京都府京都市左京区聖護院山王町6
[営業時間]8:00~18:00
[定休日]元日
075-752-1234
時代の変化に合わせて進化し続ける「八ッ橋」。ここでしか出合えないキュートなお菓子を求め、京都を訪れた際はぜひ足を運んでみてください。

妙加谷 修久
京都市在住の旅行系ライター兼ディレクター。全国各地に足を運び、旨いモノを食べ、温泉に浸かる日々。ここ京都を中心に、知っているようで知らない「日本のイイトコロ」を紹介します。日本酒好きが高じて利き酒師の資格を取得しました。
また、本記事に記載されている写真や本文の無断転載・無断使用を禁止いたします。
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