山頂に生まれた絶景の湯「ほったらかし温泉」で、体の芯からぽかぽか&リフレッシュ!

2015.10.09

山梨県山梨市矢坪にある「ほったらかし温泉」は、温泉に入りながら富士山や甲府盆地を見渡せると話題の人気絶景スポット。標高約700メートルの山頂からの雄大な眺めが、観光客や登山客たちの疲れを癒してくれます。

▲「あっちの湯」と「こっちの湯」どっちに入る?
“ほったらかし”とは、なにがどのくらいほったらかされているんだろう……そんな懸念を抱きつつも、まずは向かってみることに。

山梨市駅から車を走らせ、山道をのぼること約10分。「ほったらかし温泉」の看板が見えてきました。敷地に入ると、右手に「こっちの湯」、左手奥に「あっちの湯」があり、入りたいほうを自由に選ぶことができます。もちろん両方の湯に入ってもOKです(入浴料別)。
▲ほったらかし温泉入口。広い駐車場もあり、想像していたより“ほったらかし”ではない様子にひと安心
▲「こっちの湯」。1999年のオープン当初は「こっちの湯」だけだった。建物はスタッフによる手づくり
▲「あっちの湯」は2003年末にオープン。山肌に沿うように建ち、階段を下りると入口がある
▲「あっちの湯」入口。こちらの建物もスタッフによる手づくり
「こっちの湯」は、木造りと岩造りの風情ある雰囲気が人気。お湯につかると、正面には富士山、右手には兜山の尾根が美しくのび、甲府盆地を見下ろすことができます。

「あっちの湯」は、眺望とお風呂の広さが、「こっちの湯」の2倍のスケール。こちらも、視線の先の山々がゆったりと稜線を描き、富士山、甲府盆地の景色を楽しみながら入浴できます。

「はじめての人は、〈あっちの湯〉から入ってみるといいかもしれません。今まで体験されたことがない開放感と眺めを楽しんでいただけると思います。常連さんは、〈こっちの湯〉に入る方が多いですね。お風呂は少し小さいですが、風情があると親しまれているんですよ」と、番台の田口和都子(なつこ)さんが教えてくれました。
▲この日、番台をしていた田口和都子さん。ほか数名のスタッフで切り盛りしている

あるのは「絶景」のみ。ほかは“ほったらかし”です

「ほったらかし温泉」というユニークな名前は創設者の常岡通(つねおかとおる)さんがつけたものです。もともと老人ホームの温泉にする計画で、1,500メートル掘って温泉が湧き出るようになった矢先、老人ホームの建設が中止となり温泉だけがのこってしまった……。そこで、手づくりで「こっちの湯」をつくり、お客さんに開放したそうです。

「ほかの温泉地にはいろいろなサービスがあるけど、ここには何もない。お客さまをがっかりさせないように、あらかじめ“ほったらかしです!”と公言しておこう」ということで、この名前がつけられたとか。

「何もないけど、素晴らしい景色がある。あとはお客さまの感性で楽しんでほしいなぁと思っています。と言いつつ、のんびり過ごしていただきたいという思いから、休憩所や食事処をつくり、だんだんほったらかしではなくなっていますが(笑)」と和都子さん。

いまや、一日300~500人。多いときには3,000人のお客さんが来る大人気の温泉スポットになりました。

山の上だからこそ生まれる開放感。風を感じながらのんびり入浴

まずは、おすすめされた「あっちの湯」へ。
美しい景色と突き抜けた開放感に、思わず「ヤッホー」と叫びたい気分に!泉質は肌にやさしいアルカリ性単純温泉なので、湯あたりしにくくのんびりと浸かることができます。のぼせたら、休憩用の椅子もあるので椅子に座って景色を眺めることもできますよ。
▲掛け流しの天然温泉。目の前をさえぎるものは何もない。内風呂や洗い場もある
▲温泉に浸かると、この景色がパノラマで楽しめる。「人生のごほうびだ!」と言いながら入浴していたおばさまも。まさに、ここでしか得られないごほうびだ
つづいて「こっちの湯」へ。
こちらも申し分ない絶景に出会えます。山頂ということもあり、吹きぬける風もとても心地よく、空気もおいしい!
▲「こっちの湯」。少しぬるめの「ぬる湯」と少し熱めの「あつ湯」にわかれている

美しい日の出や、夜景が見える時間帯もおすすめ

「ほったらかし温泉」は、日の出の1時間前から夜10時まで営業しており、温泉に入りながら、日の出や夜景も楽しめます。夜は、満天の星空も自慢です。
仕事終わりに駆けつけて、夜景と温泉を楽しむお客さんもいるそう。
▲「あっちの湯」からの夜景
▲「あっちの湯」から見える日の出
入浴後は休憩室でごろりと休むもよし。名物「温玉揚げ」をほおばるもよし。“ほったらかし”の温泉には、最上級のリラックス空間が広がり、スタッフのみなさんのホスピタリティにも大満足。こころもからだも、芯からリフレッシュできますよ。
▲「ほったらかし温泉」名物「温玉揚げ」(130円)と、ぶどう酢ジュース(200円)
▲休憩室。昼寝したり読書したりと自由に過ごせる
写真 奥田晃司

※価格はすべて税込みです
齋藤春菜

齋藤春菜

編集者、ライター。出版・編集プロダクションデコ所属。女性の美容・健康・ライフスタイルに関する書籍、雑誌を多数編集・執筆。文芸、料理、アート本の編集も行う。全国各地へと取材に訪れたさいには地元のおいしいお店を必ずチェックする。編集を担当した本に『お灸のすすめ』『瞑想のすすめ』(ともに池田書店)、『足もとのおしゃれとケア』『わたしらしさのメイク』(ともに技術評論社)、『はじめてのレコード』(DUBOOKS)、『顔望診をはじめよう』、『月の名前』、『健康半分』などがある。

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