女子必見!レトロでお洒落な江ノ電沿線散歩/古谷あつみの鉄道旅Vol.23
みなさん、こんにちは!古谷あつみです。これまで、全国各地の鉃道をご紹介してきましたが、今回はちょっと趣向を変えて、人気が高い「江ノ電(江ノ島電鉄)」の電車を眺めつつ歩く散歩旅をしてみました。アドバイザーは土屋武之さん、カメラマンは鉄道の空撮「空鉄」で有名な吉永陽一さんです。

今回の見どころはここ!
2.お洒落なカフェから江ノ電を眺める!
3.江ノ島名物「江ノ電もなか」
4.すぐ目の前の道路上を電車が走る!
1.電車がすぐ側を通る甘味処

みなさん、SNSって利用されていますか?
私は、インスタグラムやfacebook、twitterなどを利用しています。旅先で出合った綺麗なものや、美味しいもの…そして、面白い景色などは、ついついSNSにアップしてみんなに見て欲しくなりますよね!

今回は、そんなSNS映えするような電車の風景を、江ノ電沿線を散歩しながら探してみようと思います!

江ノ電は神奈川県の湘南エリアを走る、鎌倉駅と藤沢駅を結ぶ鉄道。単線でローカル線の雰囲気が味わえ、沿線には鎌倉大仏をはじめとする、さまざまな観光名所があることから、幅広い層の人気を集めている路線です。

鎌倉までは、東京駅からJR横須賀線で1時間ほど。
まずは沿線散歩に便利な1日乗車券「のりおりくん」(600円)を購入します。これ1枚で江ノ電が1日乗り降り自由になり、沿線の観光施設や飲食店、ホテルなどでの割引特典もあるという、すぐれもののきっぷです!
1日乗車券「のりおりくん」
[料金]大人600円、小児300円
[発売箇所]江ノ島電鉄全駅の自動券売機

この日は平日。でも、さすが人気路線で、多くの観光客で賑わっていました。

私達が最初に向かったのは、鎌倉駅からわずか一駅。和田塚駅のすぐ目の前にある、甘味処「無心庵」です。
隠れ家的なカフェとして有名なお店で、店内からは江ノ電が走る姿が見えることから、鉄道ファンにも人気があるお店です。

季節の花が咲く素敵な庭を通して、電車が姿を覗かせます。店内の雰囲気も落ち着きがあり、ゆったりと過ごせます。軽食などのメニューもあり、江ノ電観光には欠かせません。
ここでは、どんな写真が撮れるのでしょうか?

無心庵の人気メニューは、このクリームあんみつ。お茶が付いて、このお値段とは、とってもリーズナブルです。
古谷「甘いものといえば土屋さん!お味はどうですか?」
土屋「品のいい甘さで、お店の雰囲気ともぴったりだね。」
古谷「見た目も綺麗で、つい写真を撮ってしまいますね。」

甘いものが苦手な私が選んだ変わり種メニューは「七味しょうゆ白玉」。白玉団子に甘辛い醤油風味のタレと大根おろしがかかったサッパリとしたメニューです。ちょっとした軽食感覚で食べられます。
古谷「さて、SNSにアップする写真を撮らなくては!」
土屋「君はSNSが好きだね~!」
古谷「思い出として残しておきたいじゃないですか。」

古谷「ん~!クリームあんみつも綺麗に撮れました。背景のお庭もとっても綺麗ですもんね。」
土屋「うん、おいしそうに撮れているね。」
古谷「オシャレさも重要なんです!」

無心庵
神奈川県鎌倉市由比ガ浜3-2-13
[営業時間]10:00~17:00
[定休日]木曜日(祝日の場合は営業)
0467-23-0850
2.お洒落なカフェから江ノ電を眺める!

さて、お腹も満たされたところで、和田塚駅から極楽寺駅までは電車で移動。極楽寺駅から次の稲村ヶ崎駅までは沿線をのんびりと歩きます。
駅と駅の間の距離も長くないので、散歩しながら観光するのがおすすめです。
沿線にはオシャレなカフェやお店がたくさん!

江ノ電沿線の道は線路との距離が近く、歩いているうちに何度も電車とすれ違ってワクワクします。
乗ったり降りたり、自由気ままにフラッと散歩できるのが一日乗車券の魅力です。

電車がこんなにもすぐ近くを駆け抜けるんですよ!
可愛らしい車両を眺めているのも楽しいもの。

稲村ヶ崎駅に近づくと、なんだかオシャレな看板を発見!
カフェかと思ったらなんと!干物屋さんでもありました。

「ヨリドコロ」は、窓から江ノ電の電車を見ることができる古民家カフェです。
500円で食べられるワンコインの朝定食など、リーズナブルで美味しい、干物を中心とした食事メニューもたくさんあります。

店内からも電車を間近に見ることが出来るのですが、私が選んだのはこのテラス席!
とっても不思議な光景ですが面白い写真が撮れそうです。

注文したのはヨリドコロ・オリジナルドリンク「稲村ヶ崎の夕焼けソーダ」。自家製柚子ジャムの味が優しい、爽やかな一杯です。
ドリンクをテーブルに置けばSNS映えしそうな雰囲気!早速一枚撮ってみます。


電車が来たら、こんな角度からの写真も1枚押さえたいですね。ドキドキするような距離まで近づきます。
ヨリドコロ
神奈川県鎌倉市稲村ガ崎1-12-16
[営業時間]7:00~18:00
[定休日]不定休
0467-40-5737
3.江ノ島名物「江ノ電もなか」

ヨリドコロから稲村ヶ崎駅までは、歩いてすぐ。でもその間にも、いろいろと面白そうなお店がありました。
古谷「なんのお店ですかね~?お休み中ですが。」
土屋「お好み焼き屋かなぁ?」
沿線にはお店がいろいろあるので、こんなふうに話をしながら、歩くのも楽しいもの。お友達同士でワイワイ楽しむのもアリですね!

小さな路地に入り込んで歩くのもおすすめです。線路沿いだけではなく、路地にも隠れた名店がたくさんあります。

さて、稲村ヶ崎駅から電車に乗り、七里ヶ浜駅で途中下車したりしながら、江ノ島駅まで向かいました。
この区間は海沿いを走るので、車窓もバッチリ写真に収めたいですね!

江ノ島駅から徒歩3分のところに、江ノ電の電車が飾られているお店を発見です!
まずは店先で記念撮影をしてから店内を覗いてみます。

店内には所狭しと電車の部品や駅の看板などが並べられています。
そう、ここは江ノ島のお土産物として欠かすことが出来ない「江ノ電もなか」の店「扇屋」なのです!
お店からちょこっと顔を出していた電車の中は、お菓子を作る工房でした。

ショーケースには和菓子が並べられています。まずは、江ノ電もなかをお土産に買いました!

せっかくなので柏餅も購入し、その場で食べちゃいます!江戸時代後期から続くという老舗だけあって、言うまでもなく美味しいです。
買い食いするのも街歩きの楽しみの一つですね。

お土産に買った江ノ電もなかはこちら!可愛らしい車両モチーフのケースに入ったもなかは、車庫をイメージした箱に詰められています。
5種類の車両がセットになったこの詰め合わせは人気が高く、夕方には完売していることもあります。5種類は、それぞれ胡麻餡(青電)、梅餡(赤電)、ゆづ餡(新車)、チョコ(チョコ電)、求肥入りの粒餡(江ノ電)。それぞれの箱に入っています。
「江ノ電もなか」は、ほどよい甘みが優しい素朴な味のもなかです。子供時代に空箱で遊んだ記憶がある方もいらっしゃるのではないでしょうか?
扇屋
神奈川県藤沢市片瀬海岸1-6-7
[営業時間]9:00~17:00
[定休日]なし
0466-22-3430
4.すぐ目の前の道路上を電車が走る!

お土産もゲットしたところで再び街歩き。
鎌倉方面へひと駅戻るように、腰越駅を目指します。
この腰越~江ノ島間では電車が狭い道路の真ん中を走っています。ぜひ写真に1枚収めて欲しい光景です。

甘いものを食べたあとは、しょっぱいものが食べたくなる!
散歩しながら美味しいコロッケのお店を見つけちゃいました!沿線にある「肉のネムラ」の牛しぐれコロッケ(70円)です。
町中のお肉屋さんですが、それがまたいい!観光地にあるにもかかわらず、リーズナブルで旅のお供にピッタリです!

おなかいっぱいになったら、写真を撮りつつ腰越駅まで歩きます。
プロが撮ったようにはうまくはいきませんが、携帯のカメラでパシャリと撮った写真でも、エフェクトをかければ、それっぽい写真に仕上がります。

江ノ電散歩のおしまいは、腰越から有名撮影スポット、鎌倉高校前駅を目指します!
一日、よく歩き、よく食べました(笑)

ここは鎌倉高校前駅のすぐ近くにある「有名すぎる踏切」。アニメ「スラムダンク」のオープニングに登場するところで、ファンのあいだでは聖地となっています。
この日も海外からの観光客が大勢、訪れていました。

ここで、私のラストショットも収めます。これでSNSのネタもバッチリです!
土屋「気に入った写真は撮れたかい?」
古谷「もちろんです!それに、沿線散歩も楽しかったです。」
土屋「沿線で電車を眺めながら楽しく散歩するなら、江ノ電が一番じゃないかな…。」
古谷「女子的カワイイ要素が詰まった路線でした!」
もりだくさんな江ノ電散歩。
ぜひみなさんも電車を眺め、「カワイイ」写真を撮りに来てみてはいかがでしょうか?
※記事内の価格表記は全て税込です。

土屋武之(鉄道ライター)
鉄道を専門分野として執筆活動を行っている、フリーランスのライター・ジャーナリスト。硬派の鉄道雑誌「鉄道ジャーナル」メイン記事を毎号担当する一方で、幅広い知識に基づく、初心者向けのわかりやすい解説記事にも定評がある。
2004年12月29日に広島電鉄の広島港駅で、日本の私鉄のすべてに乗車するという「全線完乗」を達成。2011年8月9日にはJR北海道の富良野駅にてJRも完乗し、日本の全鉄道路線に乗車したという記録を持つ、「鉄道旅行」の第一人者でもある。
著書は「鉄道員になるには」(ぺりかん社)、「誰かに話したくなる大人の鉄道雑学」(SBクリエイティブ)、「新きっぷのルール ハンドブック」(実業之日本社)など。

古谷あつみ(鉄道タレント・松竹芸能所属)
小学生の頃、社会見学で近くにある車両基地へ行き、特急電車の運転台に上げてもらったことがきっかけで、根っからの鉄道好きとなる。 学校卒業後は新幹線の車内販売員、JR西日本の駅員として働く。その経験から、きっぷのルールや窓口業務には精通している。 現在はタレント活動のほか、鉄道関係の専門学校や公立高校で講師をしている。2015年には、「東洋経済オンライン」でライター・デビューし、鉄道旅行雑誌「旅と鉄道」等で執筆活動中。
また、本記事に記載されている写真や本文の無断転載・無断使用を禁止いたします。
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