ライセンスいらず!沖縄でジンベエザメと大興奮の体験ダイビング

2017.08.13

誰もが知る世界最大の魚類「ジンベエザメ」。「沖縄美ら海水族館」でもダントツの人気を誇る海のアイドルです。そんなジンベエザメと、手を伸ばせば触れられるほどの距離で、しかもジンベエザメと同じ海の中で対面できるってご存知でしたか?ダイビングのライセンスも不要なので10歳以上であれば誰でも参加OK!沖縄の読谷村(よみたんそん)で体験できる興奮度120%の「ジンベエザメ体験ダイビング」をご紹介します。

まずは読谷村の都屋漁港を目指して!

▲看板で示された通りに進んで行くと目的地に到着できる

ジンベエザメ体験ダイビングの舞台は沖縄本島中部に位置する読谷村の「都屋(とや)漁港」。那覇方面から国道58号を北上すること30~40分、「伊良皆(いらみな)」の交差点を残波岬方面に進みます。途中、「読谷漁協(都屋漁港)」の看板が出ていますので迷うこともありません。漁港に到着すると、「ジンベエザメツアー」の看板も出ているのですぐに分かります。
▲トイレや更衣室、講習用のテーブルなど体験に必要な一式が揃っている

今回ご紹介する「トップマリン残波店」のジンベエザメ体験ダイビング(税込13,400円/器材レンタル込み)は毎日4回実施されていて、集合時間は8:30、10:30、13:00、15:00になっています。
更衣室兼シャワー室も用意されているので、観光の前後に普段着のまま気軽に訪れられるのが嬉しいですね。集合から体験終了まで2時間~2時間30分程度な点も参加しやすいポイントです。

まずは受付とレクチャー

到着後、まずは受付を行います。屋根のある場所での受付なので美白系女子にも安心です。受付用紙に記載されている事項をしっかりと確認し、記入・署名を行います。その後、ジンベエザメ体験ダイビングのレクチャーが行われます。
▲高さ18m、幅30mの巨大生け簀が海の中に設置されている

こちらの都屋漁港では定置網漁が行われており、驚くことに年に何度もジンベエザメやマンタ(オニイトマキエイ)などが掛かるのだとか。その定置網に掛かったものが、沖縄美ら海水族館に引き取られたり、こちらの巨大生け簀で大切に育てられたりしているそうです。
定置網の設置位置は港からわずか2.5kmしか離れていないそうで、沖縄近海に暮らす生命の多様性に驚かされるばかりです。こんな巨大回遊生物が、そこかしこに泳いでいるんですから!
さて、体験ダイビングは巨大生け簀の天井部分に張り付くようなスタイルでジンベエザメの観察ができるのだとか。ダイビングという言葉に不安を抱く方もいらっしゃるかも知れませんが、体験ダイビングでジンベエザメを観察する場所は水深わずか2~3mほど。万が一怖くなっても、すぐに浮上できる深さなので心配ご無用です。
▲ジンベエザメのイラストが描かれたオリジナルウェットスーツ

レクチャーが終了したら、早速準備に取り掛かりましょう!体験料金に全てのレンタル代が含まれているので水着とバスタオルだけ用意すればOKです。ウェットスーツを身に着け、マスクやフィン、手袋などを受け取ります。ダイビング器材はスタッフがすでにセッティングを終えボートに積んでくれています。プロの手によるセッティングなので安心感が違います。重い荷物を持っての移動がないのも嬉しいですね。

ボートでポイントまで移動し、いざ海の中へ

▲念願のジンベエザメ体験ダイビングに出発!

ボート乗り場は受付場所の目の前。ボートに乗り込み、いざジンベエザメ体験ダイビングに出発です。

実は今回、同行していたカメラマンのテンションが異常なまでに高く、尋常ではないやる気を醸し出していました。それもそのはず。今回のカメラマンはジンベエザメとのダイビングを夢見て、タイやフィリピンなどへ何十回も渡航を繰り返している本物の“ジンベエジャンキー”。それも仕事ではなく、完全なプライベートで……。なんと、その結果は「過去一度も見られたことがない」のだとか。こちらで行われているツアーが、いかに貴重な体験なのかが体験前からよく分かります。
▲港からポイントまではわずか5分ほど
あっという間にポイントに到着です。水面にブイが浮かんでいますが、この下に巨大生け簀が設置されているそうです。太陽の光が強くはっきりとは見えませんが、巨大な何かがゆっくりと水中で動いています。もうこの時点でテンションが上がりまくっていますが、カメラマンのテンションはさらにその上を行っています(笑)
「水上からでもジンベエザメが泳いでるのが見える!」とボートの上で大騒ぎ。
▲難しい器材のセッティングや着用は全てサポートして貰える

ダイビング器材の装着も、全てスタッフがサポートしてくれます。あれよあれよという間に準備は万全。気付けば、あとは海に入るだけという状態になっています。

少しダイビングの知識をお持ちの方であれば、「バックロール」や「ジャイアントスライド」といったエントリー(入水)方法を思いつくかも知れませんが、こちらではボートのへりからポチャンと海に入る(落ちる?)だけの簡単エントリー。ストレスなくスムーズに海に入れます。
▲体験ダイビングではゲスト2名に対し、1名のスタッフが丁寧にサポートしてくれる

海に入ると、スタッフがゆっくりと身体を海の中へと潜行させてくれます。ゲストが不安に感じていないか、どこかに異常を抱えていないかなど、細部にまで気を遣ってくれているのが分かります。わずか2~3mの潜行にもかかわらず、何度も指でOKサインを作り、「大丈夫ですか?」とゲストの様子を確認してくれました。
▲水面から太陽光が差し込み、幻想的な美しさを見せる海中(写真提供:トップマリン残波店)

無事に巨大生け簀の天井部分に到着です。上の写真で分かる通り、水深も浅く安心感があります。また、太陽の光が差し込み、海の中は幻想的な雰囲気。体験ダイビング自体が初めてという方は、これだけでも感動すること間違いなし!

ついに感動のご対面!

ジンベエザメとの夢の対面が実現!まずは映像でお楽しみください!

▲「うおー!でけー!まじかよー!最高じゃん!」(※全てカメラマンのコメント)

巨大生け簀の天井部分となるロープをしっかりと掴み、落ち着いたところで目線を下に向けてみると、ドドーンとジンベエザメが悠々と泳いでいるではありませんか。しかも、本気の目の前!上の写真、カメラのズーム機能を使用していないんですよ!どれだけ近いか分かりますでしょうか?
巨大生け簀の中にはジンベエザメが2匹飼育されていて、体長はなんと7mと6m!大きいものでは10mを超すものもいるそうですが、正直十分すぎる迫力です。
▲手を伸ばせば触れられるほどの距離に憧れのジンベエザメが!

もう少し距離感を分かりやすくするために、巨大生け簀のネットの隙間から手を伸ばしてみました。その距離、1~2m程度でしょうか。文字通り「目と鼻の先」を泳いでいます。ジンベエザメファンならずとも、このインパクトは圧巻。まるで沖縄美ら海水族館の水槽の中にでも入ったような気分です。しかもガラス越しではなく、直接この目で見られるなんて!
かすかな波に身体が揺られ、まるで揺りかごの中で揺られているような感覚。聞こえてくるのは自分や周りの人の「コポコポ」という呼吸音だけ。目の前にはたくさんの魚たちを引き連れて泳ぐジンベエザメ。現実感が薄いと感じるほどの夢のような体験です。
▲餌付け用のパンを目がけて、魚たちが猛突進してくる

ひとしきりジンベエザメとの対面を楽しんだところで、スタッフが餌付け用のパンを手渡してくれました。もちろん、このパンもツアー料金に含まれています。このパンを目がけて、とんでもない勢いで魚たちが集まってきます。「指が食いちぎられるんじゃないか?」なんて思うほどの猛アプローチが最高の面白さ!魚たちのあまりの食欲に、しばしジンベエザメの存在を忘れるほど楽しんでしまいました。

ジンベエザメの「餌付けショー」にクギづけ!

続いて行われるのは「餌付けショー」。スタッフがエサとなるオキアミを準備すると、それに気づいたジンベエザメがスタッフの後を追いかけるように泳ぎます。同じように周りの魚たちもジンベエザメのおこぼれにあずかろうとスタッフを追いかけます。さながら「ハーメルンの笛吹き男」状態です。
▲エサをもとめ、大きく口を開く「ジンベエザメ」(写真提供:トップマリン残波店)

この大きな身体からは想像もできませんが、ジンベエザメはオキアミやプランクトンといった極めて小さなエサしか食べないそうです。海水と一緒に一気にエサを吸い込み、海水だけを体外へ排出するのだとか。餌付けスタッフがジンベエザメに食べられてしまわないかとヒヤヒヤしましたが、大きめのエサが口の中に入っても、甘噛みの後にオエッと吐き出すそうなのでご心配なく!

それにしても、ジンベエザメの口の中に何かがいるんですよね……。
▲ジンベエザメの口の中で暮らすコバンザメ(写真提供:トップマリン残波店)

よくよく見ると、ジンベエザメの口の中に、2匹のコバンザメが住み着いているではないですか!口の中に住むことで外敵から身を守り、特等席でエサが飛び込んでくるのを待ち構えているのでしょうか?はるか昔、理科の授業で習った「共生」まで、目の前でじっくり観察することができました。
▲「ファンダイビング」のコースではジンベエザメを下から眺めることも可能(写真提供:トップマリン残波店)

さて、今回は巨大生け簀の天井部分からジンベエザメを観察する体験ダイビングにチャレンジしましたが、ダイビングライセンスをお持ちの方は、生け簀の中にも入れる「ファンダイビング」(税込12,400円/器材レンタル別途)が楽しめます。まさにジンベエザメと一緒に泳ぐ夢のような体験。上の写真のように、ジンベエザメを下から眺めることだって出来るんですよ♪
▲体験ダイビングやファンダイビングなど好みのスタイルで楽しめる(写真提供:トップマリン残波店)

体験ダイビングやファンダイビング以外にも、「シュノーケル」(税込9,100円)や「グラスボート」(満12歳以上:税込2,500円/満6歳~満11歳:税込1,500円/0~満5歳:税込600円)でジンベエザメを観察するプランも用意されているのでお好みのスタイルで楽しんで下さいね。

ダイビング終了後にもお楽しみが!

ジンベエザメ体験ダイビング終了後、もしお時間があれば隣接している「セリ市場」にもぜひ立ち寄ってみてください。読谷村漁業協同組合が運営するセリ市場は、平日朝10時からセリが開催されていて、誰でも自由に見学可能です。
セリが終われば鮮魚直売店がオープンし、競り落とされたばかりの新鮮な魚介類をリーズナブルに購入することができます。
また、読谷村産のもずくを使った沖縄風天婦羅などの販売も行われており、揚げたての熱々が頂けます(読谷村産のもずくが売り切れの場合、県内他地域のもずくを使用)。どっしりとしたボリュームながら食感はフワフワ!これが本当に美味しいのでぜひお試しくださいね。
建物2階には漁協が運営する食堂もあり、しっかりとした食事も楽しめますよ。
今回案内してくれたトップマリン残波店は、とにかく元気で明るいスタッフが勢ぞろい。陸も海も思いっきり楽しませてくれました!みなさんもぜひ、沖縄旅行の際に体験してみませんか?想像をはるかに超える、神々しいまでの魅力を放つジンベエザメは、「一生のうちに見られて良かった!」と、本気で心の底から思うほどの存在ですよ。
ash

ash

WORD WORKS OKINAWA ライター、ムービーフォトライター。地元沖縄を中心に、ジャンルにとらわれない旬な情報を発信。沖縄・本州・海外と、軽すぎるフットワークを武器に飛び回る。手の込んだ美味しい食事と、高価なアルコールに目がないが、基本的に何でも美味しいと感じる平和な舌の持ち主でもある。

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