料理好き女子必見!アヲハタ ジャムデッキでジャムづくり体験&工場見学

2017.06.17 更新

ジャム業界のトップブランド「アヲハタ」は、家庭用瓶詰ジャム市場で国内シェアが50%以上(2017年5月現在)。広島県竹原市のジャム工場に併設されているジャムデッキではジャムづくり体験と工場見学ができると聞いて、実際に体験してみることに。しかも、ここでしか買えないレアなお土産もゲットです!

初めてのジャムづくりにワクワク♪

▲スカイブルーの外壁でおしゃれなカフェのような「アヲハタ ジャムデッキ」

「アヲハタ ジャムデッキ」があるのは瀬戸内海を見晴らす広島県竹原市忠海(ただのうみ)。1932(昭和7)年にここで創業し、当時は株式会社 旗道園(きどうえん)という社名だったそうです。
▲アヲハタの情報をフルーツのように摘み取って欲しいと作られた「情報の木」が何本も

瀬戸内海が目の前という立地から、船のデッキをイメージしたデザインになっていて、床もデッキ風のフローリングです。館内には木をモチーフにしたオブジェのようなものがあり、果実を模したパネルにはアヲハタに関するさまざまな情報が書かれています。
▲到着したら受付で予約の確認から

こちらでは工場見学のみ(無料)と、工場見学+ジャムづくり体験(税込800円)の2つのコースがあり、いずれも1週間前までに電話での事前予約が必要です。
ジャムづくりはイチゴ、ブルーベリー、オレンジマーマレードの3種類がありますが、どれになるかは不定なので、予約のときに確認を。
▲まずはシアターでジャムのことをしっかり学習

工場見学+ジャムづくり体験の大まかな流れは、シアターでアヲハタやジャムについて学んだあと、ジャム工房(キッチン)でジャムづくり体験。そして隣接するジャム工場で実際の製造工程の見学を行います。
▲ジャム工房へ移動して、お待ちかねのジャムづくり体験

ジャムづくり体験の際はエプロンが必要なのでお忘れなく。参加条件は中学生以上で、小学生は保護者と2人1組で体験が可能です。幼児はジャム工房に入れないので、別室で保護者と一緒に待つことになります。
▲この日はブルーベリーのジャムづくり

ジャム工房は円形で、IHヒーターのキッチンに材料や器具が用意されていました。この日の参加者は21人で、インストラクターが教えてくれる手順に沿って、各自がジャムづくりに挑戦です。
「さあ、美味しいジャムをつくるぞ~!」
▲ブルーベリーがやわらかくなったら砂糖を投入

ジャムづくりの材料はブルーベリーに砂糖、ペクチンシュガー、レモン果汁。
▲ヘラで鍋底をこするように

鍋の底に砂糖が残っていると焦げができてしまうので、弱火で加熱しながらゆっくりと混ぜます。
「ブルーベリーの実をつぶさないように用心、用心」
▲見慣れないこの器具は……

アヲハタの工場でも実際に使っている糖度計です。充分に混ぜたら、1滴垂らして糖度をチェック。
▲糖度計を覗いて糖度をチェック中

糖度の数値が安定するまで加熱しながら混ぜ、何度も糖度を確認します。
「うん、いい感じの糖度になってます!」
▲糖度が安定したら、ほぼジャムのでき上がり

果実に糖分が浸透するまで、火を止めて10分くらい放置します。その間、じっと鍋を見つめているわけにもいかないので……
▲待っている間に試食タイム

ジャム工房を出ると、試食コーナーが準備されていました。
▲ひと口サイズのパンに好きなジャムを好きなだけつけて試食

この日の試食はジャムやオレンジママレードなど4種類。
「どれもフルーティで美味しい!後味もスッキリです」
用意されるジャムは毎回変わります。もちろん、すべてアヲハタの製品です。

いよいよジャムの仕上げ作業に入ります!

▲この頃にはジャム工房は甘い香りでいっぱい

ジャム工房に戻り、再加熱して煮立ってきたらレモン果汁を投入。ゆっくりと混ぜて、ジャムのでき上がりです!
▲手袋をつけてでき上がったジャムを瓶詰め

「手袋をつけてても熱っつ~い!」
でき上がったアツアツのジャムを用意された瓶に充填します。実は、この瓶にもジャムデッキのこだわりと人気の秘密があるのですが、それは後ほど。
▲瓶の口に付いたジャムを抜き取る

瓶に入れるときにこぼれたジャムはキレイに拭き取ります。ジャムが付いたままだとキャップを締めたときにうまく密封されないからです。
▲完成を祝う儀式のように瓶をくるくる

キャップを締めたら瓶を両手で持って、くるくると3回ゆっくりとひっくり返します。これで瓶の中の空気が暖められ……
▲プシュッと聞こえたらキュッ!

キャップを少しだけ開けて、プシュッと音がしたら素早くキャップを締め直します。
「音を聞き逃さないように集中!ドキドキします」
これで中の空気が抜けて、酸化の防止や保存性の向上になります。
▲オリジナルの瓶にはコレクターも

なお、瓶にはかわいいデザインが施されていて、毎年3カ月ごとにデザインが変わります。取材時(2017年5月)はジャムデッキのオープン5周年にちなんだ「5th Anniversary」の文字が入り、春バージョンだったので花の模様も描かれていました。この瓶はジャムづくりに参加しないと手に入らないので、コレクションするために何度も参加する人がいるそうです。
▲1人で200g入りのジャム4本が完成

これでジャムづくり体験は終了。1人で4本もつくれるので、お得感もいっぱいです。この後はキャップに参加者の受付番号シールを貼り、スタッフに預けて殺菌と冷却の処理をしてもらいます。
その時間を利用して、次は工場見学へ!

見て、食べて、買って、ジャムの魅力を満喫!

▲スタッフに先導されて隣接する工場に移動

ジャムデッキを出て、すぐ隣りにある低糖度ジャム専門工場に移動します。
▲瓶詰めやラベル装着、出荷前検査などのラインを見学
▲完成したジャムが次々と流れてくる

ここでは1分間に約300本、1日で約15万本のジャムが製造されています。目の前でカラフルなジャムの瓶が大行進する様子は見ていて飽きません。
工場見学だけでも行く価値アリです。
▲見学コースで見ることのできない工程は映像で紹介

アヲハタでは2005年から製造工程中に水分と一緒に蒸発していたフルーツの香りを製品に戻す「香り戻し技術」を取り入れ、フルーツ本来の風味をより楽しめるようになったそうです。そんな技術があったなんてスゴイ!
▲香り戻し技術を採用

アヲハタは家庭用瓶詰ジャムの国内シェアが約50%。糖度55度未満の低糖度ジャムでは約70%のシェアがあり「アヲハタ 55ジャム」は大ヒットの主力商品になっています。
▲出荷前の箱詰めのライン

ちなみに「アヲハタ」は創始者の中島董一郎(なかしまとういちろう)氏がイギリス滞在時にテムズ川でケンブリッジ大学とオックスフォード大学のボートレースを観戦した際、そこで見た青い旗が印象的だったことから名付けられたそうです。最初は「アオハタ」で商標登録しましたが、その後「オ」の字は頭が出てバランスが悪いということで「アヲハタ」に変更されました。
▲工場見学が終わったら、自分がつくったジャムと再会♪

ジャムデッキに戻ったら、殺菌と冷却の終わったジャムを受け取ります。袋の中には自分がつくった4本のジャムと、工場で製造されたお土産用のジャム、それにボールペンも入っていました。
▲ジャムギャラリーではモニターで創業時の物語を見ることもできる

ジャムデッキの中にはアヲハタの歴代製品と世界のジャムが展示されたジャムギャラリーやショップもあります。
▲目移りするほどのジャム。どれにしようか悩みます

ショップにはお馴染みのジャムからレアなジャムまでアヲハタ製品がズラリ。その中から、まずお土産に選んだのはこちら。
▲旗道園イチジクジャム(左)と旗道園オレンヂママレード(各税込500円)

創業時の社名「旗道園」をネーミングに取り入れたママレードとジャムは、このショップのみで販売されている限定商品。銅釜で手間暇かけてつくった昔ながらのしっかり甘くてコクのある味です。
▲瀬戸田みかんジュース(税込1,080円/500ml)

柑橘の島として知られる瀬戸田の温州みかん100%のジュースは、スッキリした甘味で後味も爽やか。館内のカフェでは1杯税込200円で販売されているということで……
カフェで購入した瀬戸田みかんジュースを持って瀬戸内海を見晴らせる2階のスカイデッキへ。目の前にはたくさんのウサギが生息することから「ウサギ島」として有名な大久野島(おおくのじま)も見えます。
「潮風が心地いい~♪」
▲スカイデッキにはシンボルのブルーフラッグも

この日はあいにくの空模様でしたが、晴れた日の爽快感は格別のはず。もう一度、来てみたくなるロケーションでした。
▲まるごと果実サンデー(税込350円)

カフェに戻って、今度はやわらかいアイスにスプレッドがたっぷりのったオリジナルスイーツをいただきました。使用されているのは「アヲハタ まるごと果実」シリーズで、砂糖を使わず果実と果汁で作った自然な甘さと果実のおいしさを楽しめるフルーツスプレッドです。果実感と甘いアイスの相性がピッタリ♪
▲ジャムを使ったレシピも

カフェの横のラックにはジャムを使った料理やスイーツ、ソース、ドレッシングなど、さまざまなレシピが並んでいました。「ご自由にお取りください」と書いてあったので、迷わず全レシピをバッグに。
工場見学+ジャムづくり体験は約2時間30分。ショップやカフェで過ごした時間を加えると3時間以上の滞在でしたが、あっと言う間に過ぎてしまいました。体験でつくったジャムは家ですぐにでも食べたい気分ですが、ひと晩くらい寝かせたほうが美味しくなるとのこと。明日の朝が楽しみです♪
ショップやカフェは工場見学やジャムづくり体験をしなくても営業時間内なら予約なしでいつでも利用できるので、近くに来たときは気軽に立寄ってみてくださいね。
廣段武

廣段武

企画から取材、撮影、製作、編集までこなすフリーランス集団「エディトリアルワークス」主宰。グルメレポートの翌日に大学病院の最先端治療を取材する振り幅の大きさと「NO!」と言わ(え?)ないフレキシブルな対応力に定評。広島を拠点に山陽・山陰・四国をフィールドとして東奔西走。クラシックカメラを語ると熱い。

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